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【総投票数 655票】
【20の扉部門】『=北海道』
「数学のテストを思わせる問題文欄。しかしよく見れば、文字式の右辺には岩手やら北海道やらが書かれている。言葉での状況説明はないのだが、この意味不明な方程式だけで十分なチャームがある。そして真相は、春雨さんのコメントにあるように論理的推論では決して辿り着けない境地にある。しかしそこには別視点での素晴らしい論理がある。広い視野を求められる名作パズルである。」
2016年01月08日12時
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【伏線・洗練さ部門】『大事なのは身長じゃないよ』
「単純明快な事象を真相に据えて問題を作るというのはなかなかに厄介だ。ベールで一部を隠すつもりが全体を覆いかねないし、正解が問い掛けからあまりに近い位置にあるためヒントも出しづらい。そんなジレンマを抱えそうな題材を、シンプルな問題文と解説で、バランスよく調理している。これ以上の改良は不可能に思える。まさに完成された一級品だ。」
2016年01月08日12時
【牛削り 投票一覧】
【納得感部門】『大事なのは身長じゃないよ』
「問題文で示された明確な矛盾は、そこにほんの一言の状況説明を加えるだけで、誰もが共感できる内容に激変する。なぜこんなに簡単なことに気付かなかったのかと恥ずかしくなるくらいだ。」
2016年01月08日12時
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【チャーム部門】『大事なのは身長じゃないよ』
「相手の頭が自分よりも下にあるのに、「彼は大きくなったんだなぁ」という感想。一読ですぐに見て取れる明確な逆説が当問題のチャームである。読めばすぐに謎の焦点がはっきりわかるので、参加ハードルが低いことも高ポイント。」
2016年01月08日12時
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【納得感部門】『貰って嫌な品物』
「感情の理由を推理する問題。ある状況に対しどんな感情を抱くかは人それぞれであるため、このタイプで納得感を高めるのはなかなかに難しい。「どんな人でもそう感じるだろう」と言えるような場面を作らなければならない。当問題は恐怖という感情を扱っているが、林檎というアイテムが解説を経てまるで恐怖のシンボルであるかのように思えてくる。ひとつのアイテムにここまで深い意味を持たせることのできる解説は珠玉。」
2016年01月05日20時
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【納得感部門】『【世界田中紀行】田中ちびでぶじゃねーし!!ハゲてもないゾ!!』
「「体重を測る時にカカトを浮かせる」という事象に至るためのいくつもの論理が、短い解説の中で綺麗にまとまっていく様は見事。複数の要素のうち例えばひとつが抜けていたとしても、参加者はそのことに気付きすらしないかもしれない。しかし出題者は細部を詰め、裏設定を綿密に行ったのである。納得感を高めるというのはそういうことである。」
2016年01月05日20時
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【納得感部門】『む木』
「問題文には脈絡のない単語が並んでいる。しかし解説では、それらが収まるところに収まる形で真相が語られており、「確かに木々だ」「確かに右側だ」といちいち頷いてしまう。短い解説だが、詰め込まれた要素は実に濃厚だ。」
2016年01月05日20時
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【納得感部門】『【世界田中奇行】田中は遅れて現れる』
「真相はとても想像しやすい現実的な状況であり、主人公の行った奇行の必要性と高い実用性が手に取るようにわかる。」
2016年01月05日20時
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【納得感部門】『げうょじ』
「シンプルなトリックのキレもさることながら、トリックだけに頼らないところが素晴らしい。解説内には、トリックが解けただけでは終わらないある論理が用いられている。それは「本が上下逆であること」を「感心」に繋げる実に自然な論理なのだが、それを日常の中から見つけ出す着眼点を評価したい。」
2016年01月05日20時
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【チャーム部門】『神秘の大根』
「「大根」「法定速度超過」ともに日常的な事柄でありながら、それらの間に因果関係を設定すると、途端にわからなくなる。「大根を見たおかげで速度超過をしなくなった」という謎、身近な感じを受けるため、一見、簡単に解けそうな気もする。しかし納得のいく解釈をつけるのはなかなかに困難である。「真相に手が届きそう」「でも届かない」と、思わせぶりな態度がなかなかにチャーミングだ。題材選択の勝利である。」
2016年01月03日13時
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【チャーム部門】『時を欠けるカメオ?』
「大筋はフィーカスさんのコメントに同意で、この問題を読めば待ち合わせに遅れそうな時に覚悟を決めるだけで過去に遡る方法がわかるとあっては、解かずにいられない。問題文が非常に具体的に、丁寧に書かれていることから、奇想天外な問いかけながらも納得のいく解説が期待できる点も高ポイント。チャームの不可欠な要素として、「納得できる解説が期待できる」という点は見逃せない。」
2016年01月03日13時
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【20の扉部門】『わたしはだれでしょう?』
「オーソドックスな物当ての扉問題であるが、出題者のある目的に基づいた奇抜な趣向が凝らしてある。奇を衒ったわけでなく、仕掛けにすべて必然性がある点に非常に好感が持てる。自分の作った問題に対し、一番良い形で成就させたいという責任感と愛を感じる。」
2016年01月03日01時
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【納得感部門】『一歩下がって』
「ネタの主眼は主人公のある感情である。しかし問題文の帰結部分をそのまま感情にして妥協することなく、そこから一歩進めた「行動」を持ってきたことで、グッととっつきやすくなっている。人によって異なる可能性がある感情ではなく、具体的な行動に落としこめているので、納得感が跳ね上がっている。」
2016年01月03日01時
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【納得感部門】『ファッショナブルカメオ』
「想像に難くないあるありふれた出来事をテーマにした問題。出来事そのものではなく、その結果に目を向けるのはさすがのセンスである。出発点がありふれた出来事なのだから、質疑によってそこに立ち戻れば、納得感は折り紙付きなのである。」
2016年01月03日00時
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【チャーム部門】『不親切な鋏』
「因果のギャップには、大まかに分けて2種類あると思う。つまり、「矛盾」と「無関係」である。当問題の問題文では、"今日、ハサミを買わなかったこと"と、"一ヶ月前、水とガムを買わなかったこと"という、一見無関係に思える2つの事象の間に、因果関係があることが示されている。無関係とはいえ荒唐無稽というわけではなく、質疑によってそこに関係を見出していけるかもしれないと思わせる絶妙なラインであることが重要である。一見した無関係さと、真相に到達しうる期待とが、この芸術的なまでのチャームを生み出している。まさに職人芸。」
2015年12月31日17時
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【チャーム部門】『100円の愛』
「「"たった"100円」という表現は、100円の価値を低評価していることを含意している。にも関わらず、主人公は「100円のプレゼントで愛を感じた」という。1行だけの状況説明の中に示されたこの矛盾は地味に強烈である。そして帰結部分の「心から愛されている事を知った」という表現から、この謎を解決した暁には心温まる深いストーリーが待っていることが予感できる。謎自体の魅力と、解説への期待感。これこそが本物のチャームであると評価したい。」
2015年12月31日17時
【牛削り 投票一覧】
【チャーム部門】『【のりっこ。からの挑戦状】『引き分けジャンケン』』
「問われている謎は、主人公が行ったテレパシーのような奇術の解明という、申し分のない興味深さ。重要なのは、問題文が長く、かなり綿密に設定されていることを伺わせる点である。謎は、単に不可思議なだけでは足りない。そこにスカッとする真相が用意されていると予感できなければ、高いチャームにはなり得ない。当問題は、出題者が実績のある名出題者である点を差し引いても、問題文だけで不可思議を示し合理的な解説を予感させる、チャームの王道を行く作品である。」
2015年12月29日12時
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【納得感部門】『((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル』
「トイレ行きを禁じられたのに、感謝するという明らかな矛盾が、解説を読むことで瞬時に霧消する。あるあるを上手く利用しているため想像が容易く、確かにこれは感謝するよ、と納得である。」
2015年12月29日12時
【牛削り 投票一覧】
【チャーム部門】『((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル』
「授業中、トイレに行くことを先生から禁じられたにも関わらず、授業が終わってトイレに行った時、先生に感謝する私。トイレという場所の詳細を明かさないことで、そこに何か悍ましいモノが潜んでいるのではないかと予感させる、チャームに溢れた問題文である。」
2015年12月29日12時
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