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【総投票数 655票】
【チャーム部門】『エッシャー作』
「説明書を思わせる無機質な文体で語られるのは、ある建物の奇妙な性質。タイトルにもあるように、それはまるで、エッシャーの描く空間のねじ曲げられた建造物のよう。どこまでも登り続けられる階段や下から上に落ちる滝などというものが実際には存在しえないことを知る我々に対し、大胆不敵な挑戦を仕掛けてくる本作に、胸躍らざる人はいないだろう。」
2016年03月18日19時
【牛削り 投票一覧】
【チャーム部門】『缶コーヒー』
「缶コーヒーを4本買ったのに、1本しか飲まなかったのは何故か。問題文に提示された状況を具体的に想像できない人はいないだろう。謎そのものは小さいかもしれないが、構成する要素が日常的かつ具体的なアイテムのみであるため、非常に馴染みやすい問題文となっている。」
2016年03月15日14時
【牛削り 投票一覧】
【トリック部門】『おやつは仲良く』
「幼稚園児でも思いつくであろう当たり前の解決策に唖然とする。そんな究極的にシンプルな結論を見えなくしてしまう語りのテクニックには脱帽である。」
2016年03月08日15時
【牛削り 投票一覧】
【納得感部門】『政策の穴』
「どんなによくできているように見える計画でも、思わぬところに綻びは生じるものである。当問題は、特殊な場合の具体的事例というだけでなく、あらゆる政策について別角度から見てみることの大切さと、そのためのコツの片鱗を、優しく示してくれる。」
2016年03月08日15時
【牛削り 投票一覧】
【納得感部門】『【カーブミラー】』
「解説で語られる発想の転換は非常に実用的で、現実に即している。確かにその理由ならば、カーブミラーはそこに無ければならないだろう。登場人物たちが真相を知って「なるほど」と納得しているが、これは出題者の自信の表れだろうか。問題文からの期待を裏切らない、見事な解説だった。」
2016年03月08日15時
【牛削り 投票一覧】
【チャーム部門】『【カーブミラー】』
「見通しの良い丁字路にカーブミラーが設置されているのは何故だろう。地味ではあるが、現実にあり得る舞台設定から、納得させてくれる真相が期待できる。」
2016年03月08日14時
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【チャーム部門】『「雑誌の付録」』
「bearsさんのコメントに同意。付け足すと、問題文の中に意味のわからない部分がなく、完全にその場面を想像できるのに、ただ一点、その「理由」だけがわからない、という状態が、非常に強い認知的不協和を生み出している。もし真相を知ることができなかったとしたら、しばらくは眠れぬ夜が続くだろう。「読んで意味がわかる」ことはチャームの大前提だと思う。」
2016年03月05日12時
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【20の扉部門】『ご近所には秘密』
「友達に出題したくなる、明確かつ魅惑的な謎。真相にはシンプルながら発想の転換がなければ得られない論理が含まれており、パズル好きにはたまらない傑作だ。」
2016年03月05日12時
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【チャーム部門】『カメオと泥棒』
「部屋の中にいた見知らぬ男に貴重品を盗まれていたのに、主人公は安心したという。ベクトルが綺麗に逆方向を向いた、美しいギャップの演出に、解説への期待感は高まる。」
2016年03月05日12時
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【トリック部門】『【ラテクエ61】男は黙って! 餅! 餅!』
「自然な言い回しの中に巧妙なミスディレクションが2つも仕込まれている。どんなに注意深く臨んだとしても、必ず見当違いの方向へ導かれてしまうだろう。解説を見た後、クレームをつけようと問題文を見返しても、出題者はそんなことはお見通し、そこには嘘など1つもないのだ。」
2016年03月05日12時
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【20の扉部門】『覚醒ノ光』
「ある状況におかれた人間に、何らかの光を知覚させると、彼らの行動が早まるという。非常に奇妙かつ、アカデミックな雰囲気も漂う問題文。解説にある事象を、このように表現できるのはさすがである。強引なようでいて、言い回しにアンフェアな部分はない。使われているのはベールだけ。問題の種を探し求める出題者の貪欲な姿勢がうかがえる。」
2016年02月26日15時
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【物語部門】『ハロー、グッバイ。』
「トリックが解けたとき、もう一度問題文を読んでみてほしい。ピロシ少年は、いつしか赤の他人の名前を使うように「なった」のである。それ以前は赤の他人の名前は用いていなかったのだ。彼の心境を思い、解説の最後の段落を読めば、人間の大事なところに気付けるかもしれない。」
2016年02月26日15時
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【トリック部門】『ハロー、グッバイ。』
「少年が自己紹介をする際、赤の他人の名前を使う理由を問う問題。そう思って問題文に臨んだあなたは、すでに騙されている。さりげない表現に仕込まれた、はち切れんばかりの鮮烈なトリックをご覧あれ。」
2016年02月26日15時
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【物語部門】『悪魔、お売りします。』
「論理パズル上では打開不可能とされる状況を一変させる、奇跡のような一手がそこにあった。解説だけでも、発想の転換に富んだ素晴らしいミステリの傑作である。」
2016年02月26日15時
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【チャーム部門】『悪魔、お売りします。』
「なんでも願いを叶えてくれるが、買取価格より安く他人に売らなければ自分が死んでしまう壺。これの買取価格が2円の時、買うべきか。この有名なパズルの答えは、明白に「NO」だと決まっている。しかし当問題では、主人公は熟慮の上、買うことに決めたという。一体どのような企みがあれば、買うという決断を合理化できるのだろう。突きつけられた矛盾への挑戦に、謎好きの食指が暴れまわる。」
2016年02月22日21時
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【その他部門】『【もしもトシオが】パファリンの半分は暴力で出来ています』
「当問題文は、最初の2行と「なぜ?」で十分問題として成立する。しかし出題者は、最後の2行を付け加えることで、より条件を明確にし、何を答えるべきかをわかりやすくしている。この参加者思いの丁寧さは、ぜひとも全出題者に見習ってほしい(この手法を真似せよという意味ではない)。」
2016年02月12日14時
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