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納得感部門牛削り神の鑑定人

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「出土品の年代を測定することは考古学者の本業である。しかし当問題の考古学者は、その本業をこの上なく精密に行ったがために、発掘ができなくなってしまったという。年代が縄文や弥生ではなく平成であるというただその一事のみをもって、ここまで結果が反転してしまうのは面白い。」
2016年06月22日12時
物語部門牛削り⑼小野小町 「まだ、死ねない…」 「表向きは小野小町の和歌のオマージュということになっているが、解説を読めば、隠された「もう一つの原典」にニヤリとしてしまう。原典についてあえて明示せず、また解説のその後(「というわけで、〜なのである。」というようなネタばらし)を省くことで、見事な余韻を生み出している。原典の雰囲気を最大限利用し、新たな視点を加えることで別の価値を生み出す、オマージュとはこうあるべきなのだという素晴らしいお手本だ。」2016年06月22日12時
亀夫君部門牛削り星の瞬き 「隠された真相のうちの一部分だけがひょっこりと顔を出す。その露出した部分が問題文となるのだが、当問題に示された「早口言葉」という事象の根が、この真相に繋がっているとは到底予想できまい。この取捨選択はトリックの成立に強く寄与するばかりでなく、問題文から質問、解説へと至る全体の物語にとっても不可欠である。問題文から情報が除かれているのは、トリックのためだけでなく、それ自体が物語上の深い意味を持つのである。亀夫君問題の金字塔を打ち立てた傑作。」2016年06月17日14時
トリック部門牛削り⑷山部赤人 「めっちゃ雪降ってるー」

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「お題による制限を足かせではなく足がかりとして活用した傑作である。百人一首シリーズということで、問題文の後には補足で着想元の和歌が記載されているのだが、参加者の先入観を強めている犯人はまさしくこの部分なのである。「富士山に雪」といわれ、日本人なら誰もが思い浮かべる情景を詠んだ和歌を示されては、「語り手が実は富士山にいる」などという発想にいたるのは至難であろう。」
2016年06月08日20時
納得感部門牛削り【バスの来ないバス停】

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「解説は「老人介護施設」等の具体的かつ現実的な言葉を用いて展開されているため、この真相が事実である、あるいは現実でも妥当しそうだ、という感想を得ることができる。しかし現実に成り立てば納得感が担保されるかといえば、そうではない。当問題の納得感を高めているのは、現実的妥当性に加え、その出来事の必要性であるように思う。問題文のような状況が、単に「成り立ちうる」だけでなく、「そうでなければならない」といえるような事情があったことが解説で明かされる。納得感にはこうしたプラスアルファが必要である。」
2016年06月08日20時
チャーム部門牛削り【バスの来ないバス停】 「バスが来るからバス停なのに、当問題のバス停にはバスが来ないという。「そのバス停にはバスが来ない」でもいいのだが、当問題では「バスの来ないバス停が置いてある」と表現することにより、不可思議なバス停の存在感をありありと浮き上がらせている。理屈に合わないはずの物が、何故そんなものが堂々と存在しているのだ、と、情景を想像した者は不安な気持ちを抑えられないだろう。」2016年06月08日19時
トリック部門牛削り秘密の暴露 「問題文1行目で、カメオが連続強盗事件の犯人であることをいきなり明かしているのが実に巧い。一見、情報を曝け出してベールを極端に薄くした、誠実すぎる問題文と見えるだろう。だが騙されてはいけない。人は見た目が9割。問題文も1行目が9割。残りの1割で、狡猾な出題者は罠にかかる獲物を舌なめずりして待ち構えているのである。」2016年05月31日09時
納得感部門牛削りきずなの糸

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「無理のない連想を連ねた先にある真相、というだけでも納得感は高いのであるが、当問題の解説には、さらに納得感を上げる「背景事情の説明」がある。つまり、「何故父親の毛髪を用いてこっそり親子関係を調べたのか」。普通はそんな行動を取らないだけに、その理由が説明されていることが望ましい。当問題には、後付けの理由などではなく、この真相ならば当たり前の、それ以外にはないと言えるような背景理由が存在していた。それを省くことなくしっかり説明することで、参加者に少しのモヤモヤも残さないという責任をしっかりと果たしている。」
2016年05月31日08時
伏線・洗練さ部門牛削りきずなの糸

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「DNA鑑定なんて、普通は馴染みのないものであるが、そこには一定のステレオタイプが存在する。「髪の毛を使用する」というのはそのひとつだろう。専門知識のない人でも、DNA鑑定から髪の毛を連想するのはそう難しいことではない。そして髪の毛と親子関係という2つのワードから、「ハゲの遺伝」を連想することも容易である。この過程に存在する連想は、どれも非常に連関の強い自然なものである。無理のない連想を連ねて、一見矛盾した問題文に仕上げている、美しい完成度の作品だ。」
2016年05月31日08時
トリック部門牛削りきずなの糸

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「「DNA鑑定の結果~認められなかった」という一文目の言葉選びが凄まじくうまい。「DNA鑑定の結果~親子でないことがわかった」ではアンフェアである。「DNA鑑定の結果は~親子でないことを示していた」ではベールが薄い。この微妙なラインをよく見極めた、絶妙な表現に感服だ。」
2016年05月31日08時
チャーム部門牛削りきずなの糸 「「DNA鑑定の結果~親子関係は認められなかった」という事象と、「実の父であると確信した」という事象との見事な対比。ここまで綺麗な矛盾を突きつけられると、「自分は何か読み違いをしたのではあるまいか」と不安に駆られる。しかし何度読み返しても、前述の矛盾が消えはしない。この不安を解消するには、解説を読まざるを得ないだろう。「私はいったいどこで間違えたのか、教えてください」」2016年05月31日08時
チャーム部門牛削りお願い! 「「問いかけの魔力」というものがきっと存在する。提示する状況だけでなく、最後の問いかけの部分によってチャームを生み出しているような場合である。当問題では、男女の他愛ない会話が展開されるが、そこには少々の違和感がある。最後に付された問いかけでは、まるで参加者の気持ちを代弁するかのごとく、「突然登場したアンナとは誰?」と違和感のど真ん中をついてくる。問題文の流れをぶった切るような問いかけ自体の唐突性も合わせ、読むものの好奇心を掻き立ててやまない。」2016年05月22日14時
納得感部門牛削りその点トッポってスゲェよな! 「当問題は、トッポを使ってトラックを止める方法を訊いている。「何故」ではなく「どうやって」である。このような問いの場合、「何故」は蔑ろにされがちである。例えば出来の悪いミステリでは、密室のメカニズムを解明するだけで、そのトリックを用いた動機に言及されないことが多い。当問題について見ると、「トッポでトラックを止める方法」を答えれば確かに正解なのだが、解説には何故そんなことをするのか、という合理的な理由が抜け目なく説明されている。その辺りに、参加してくれた人に納得感を保証するという出題者の責任感が見て取れる。」2016年05月18日18時
チャーム部門牛削りその点トッポってスゲェよな! 「「トッポを使って走行中のトラックを止めたい。どうやって?」ただこれだけの問題文。トッポの小ささ、脆さと、トラックの大きさ、強さとの対極的な比較が面白い。状況や感情ではなく、具体的なアイテム2つのみでここまでのギャップを生み出す演出は神がかり的。問いかけがHowであることも手伝って、絶大なチャームとなっている。」2016年05月18日18時
言葉遊び部門牛削り古典的双子の問題

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「「1991年8月24日に生まれたA・Bという2人の子供」という言い回しに言葉遊びが含まれていると説明したところで、それがどんなトリックなのか見抜ける人はほとんどいないだろう。それでいて強引さはほとんどない。スマートな言葉遊びの傑作である。」
2016年05月18日09時
チャーム部門牛削り古典的双子の問題 「「古典的双子の問題」と題された当問題では、その名の通り、有名な双子の引っ掛け問題が展開されている。このタイプの問題はある程度定式化され、可能性が出尽くした感があるため、参加者も「あれかこれのパターンでしょ」と高をくくって読み始めたことだろう。ところが問題文後半では、そんな慢心をあざ笑うかのように、我々の知り得てきた可能性がつぶされてしまう。それでも答えがあるというのか? 説明不可能とも思える状況に、知的好奇心が止まらない。」2016年05月18日09時
納得感部門牛削りくろいおもい 「元々黒いのに何故、黒く塗るのか。それが当問題の謎であったが、解説を読めば逆接は瞬時にして順接へと変貌する。黒いからこそ、黒く塗っていたのである。ここまで明白な接続詞の反転は、なかなか見られない。」2016年05月18日09時
チャーム部門牛削りくろいおもい 「黒い板をわざわざ黒く塗るという不可思議な行動。想像しやすいシンプルな情景でいながら、奇行の度合いは非常に高い。参加者を引き付けるスピードにおいて右に出る問題はないだろう。」2016年05月18日09時
トリック部門牛削り【山の如し】 「解説を読めば、問題文に一切の不自然な言い回しが存在しないことに気付くだろう。そっくりそのまま、小説の一場面として用いても問題ない表現である。にもかかわらず、単に前後の文脈を少しだけ省いただけで、真相は闇の中へ消えてしまう。」2016年05月18日09時
チャーム部門牛削り【山の如し】 「銃を突きつけられ、死を覚悟する男。これだけであればいたって普通であるが、当問題にはその後に注意書きが付いている。いわく、男は銃に弾が入っていないことを知っているということ。一文目で油断させておいて、二文目で読むものを混迷の底に突き落とす。このチャームのテクニックは上級者しかできまい。」2016年05月18日09時