動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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過去の投票一覧

項目についての説明はラテシンwiki
20の扉部門】『終焉の扉
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「たったこれだけの真相のために、問題文に仰々しく書かれたある男の伝説。そのアンバランスな感じがなんともバカらしくて可笑しい。亀山家がお家断絶の危機にある理由を探る問題だが、確かに当主がこれを溺愛していれば家系は続かないだろう。他のどんなものより間違いなく、この答えこそが最も説得力を持つものだと確信できる。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
20の扉部門】『理由は長ければいいというわけでもないから
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「変換トリックのひとつだと思うが、すごいのは本当の意味も騙しの意味も、ともに通常はひらがなで表記するということ。どちらの意味でとっても、まったく不自然なところはない。そして肝心なのは「短く」という単語。これがなければ成立しない。そもそも「短くしたため」という言い回しを思いつかなければ(「したため」と「した為」が同音異義語であることへの気付きだけでは)、これが問題になりうるネタだとは気付けないだろう。こんな問題、いったいどうやって作ったのだろう。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
20の扉部門】『御役目 お疲れ様でした
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「「我が家でお役御免となるのは冷蔵庫と何?」という問題。捻りのない物当て……だと思うじゃん? でも違うんだなあこれが。冷蔵庫をわざわざ出してきた意味がしっかりある。これは綺麗にまとまっている。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
物語部門】『見えないものを見ようとして
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「カメコは自分の姿をどうしても見てみたいんだろうなあ。目の見えない画家はカメコの秘密なんか知らずに普通に接してカメコの姿を描いてしまうんだろうなあ。そんなことができる画家にカメコは特別な感情を抱くんだろうなあ。などと、短い解説から想像が広がって止まらなくなる。素晴らしい余韻である。物語は☆5つ。でも出題者の名前が糞だから4つ減らして☆1つ。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
伏線・洗練さ部門】『【世界田中奇行】田中の股下63cm
「「500円」と「裾」の2点を焦点とした美しい楕円軌道を描く緻密な傑作である。ジーパンに関するあるあるがいくつも織り込まれている点にも注目だ。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
伏線・洗練さ部門】『ひねくれストッパー
「「自分の大好きな曲が流れ始めたので、カメコはすぐにその曲を止めさせた」。問題文のこの部分に仕込まれた非常に繊細な言い回しの数々。「大好きな曲」、「流れ始めたので」、「すぐに」、「止めさせた」。これらの表現一つ一つが職人技で、これ以外の表現だったら全体としてこれほどの完成度は実現し得なかったであろう。azさんご指摘の通り、この題材を使った問題としては満点である。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
トリック部門】『天秤の謎
「普段使いに適した、よくできたパズルである。シンプルな解説が良い。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
納得感部門】『掟破りは許さない、でも・・・
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「誰しも、物を捨てるときにこの理由で破ったり壊したりしたことがあるだろう。問題文の巧みな騙しで、それが見えなくなっていただけなのだ。見えるようになりさえすれば、問題文に示された3つのアイテムと折鶴との違いは明々白々だ。」
2017年10月11日20時 牛削り 投票一覧
トリック部門】『掟破りは許さない、でも・・・
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「感情論に見せかけて、主人公の行動にはとても合理的な理由があった。恋愛モノの甘酸っぱい解説が来るかと思いきやこのサバサバ感。問題の雰囲気をがらりと変えるトリックの冴え。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
納得感部門】『開けご~ま~だ~れ~
「問題文にはまったくベールがかかっていない。解説では新しい情報が付加されるのでなく、問題文の正しい読み方が教示されるだけなのである。考えてみれば勝手におかしな解釈をしていたのは参加者の方で、問題文は当たり前のことをストレートに語っているだけなのだ。「当たり前の解釈ができなくなっている」というのは先入観の一種だろうか。とにかくその「当たり前」に気付かされたときの納得感は壮絶だ。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
伏線・洗練さ部門】『レイニー・シャイ・ボーイ
「雨⇒傘⇒……と連想を進めていくと、最終的に「会話が弾まない」に持っていくために必要なある要素に行き当たる。「雨」から「会話が弾まない」にいたるまでには、"一般的な連想"と"たったひとつの発想の転換"があればよい。もし一連の流れの中でこれ以外の2つの要素が抜き出されていたら、一般的でない連想や無茶な発想の転換が必要になっていたかもしれない。出す情報と出さない情報の取捨選択がとても優れている。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
チャーム部門】『レイニー・シャイ・ボーイ
「ノリで参加しちゃうというのもひとつのチャームなのかもしれない。問題文の最後に「※ただし、カメオはアンパンマンではないものとする。 」なんて書かれたら、絶対あの質問をしたくなるでしょ。案の定、2と3でその質問が出ていました。もちろん問題文がしっかりしていることは大前提。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
物語部門】『百害あるが一縷のホープ
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「短いがしっかりとした起承転結があり、解説で主人公がしている推理には目の覚めるような発想の転換がある。絶体絶命の状態から一縷の望みを見出し、起死回生へ。カタルシスのある、気持ちのいい物語だ。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
トリック部門】『百害あるが一縷のホープ
「問題文一行目が素晴らしい。「『煙草を吸うと早死にする』と思っていた男が、」という部分に仕込まれたさりげない騙し。「男は『煙草を吸うと早死にする』と思っていた。」ではなく、「『煙草を吸うと早死にする』と思っていた男が、」としたのがすごい。トリックの仕込まれた部分を述語ではなく主語の修飾語に持ってくることで、"そこに何かある感"を綺麗さっぱり拭い去っている。例えるならトランプのダウトというゲームで、誰も警戒していないし手持ちのカードが十分にある1枚目からウソをついてくるような感じ。これを自然にやってしまう出題者の才能に嫉妬する。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
納得感部門】『為せば成る
「早く寝るために自宅のインターホンを鳴らす主人公。早く寝たいのに寝られないという人は多いだろう。インターホンを鳴らすだけでそれが解決するなんてありえない、これは状況に何か誤認があって、早く寝る方法なんてないんだ、と思ってしまう。しかし確かに状況の一部が隠されてはいたが、解説で紹介される方法は、間違いなく早く寝るための秘策なのである。これには「そんな手があったか」と唸らされる。「実際に使えるアイディア」ほど、納得感を引き出すものはないだろう。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
チャーム部門】『為せば成る
「「早く寝る」「玄関へ向かい」「インターホン」など、日常的なものやことだけで構成されていてとっつきやすいのに、その結びつき方が意外で、好奇心を煽られる問題文である。わかりやすいのでふらふらと入ってしまい、入ってしまえばその謎に取り込まれて逃げ出せなくなる。チャームの基本を全てきっちりと押さえた良作。これが本当のチャームである。」
2017年10月11日19時 牛削り 投票一覧
斬新さ部門】『指エット
「真相は、解説で作者自らが語っている通り、「ただそれだけのこと」。問題文はあるありふれた出来事を、他の出来事とつなげたり物語を付加したりするでもなく、ただ見えている通りに記述しただけ。ただし、その光景の中の何に着目するかということだけ、捻ってある。高品質な問題を志す出題者は「問題にできそう」と思ったとしても、そのネタが何か新しい驚きや感動的なストーリーと結びついたりしなければ出題しない。そうでなければ妥協だと思っている。ところがそういった別の要素がなかったとしても、こういう風に工夫すれば、素晴らしい問題を作ることができるのだ。これは非常に斬新な視点であった。熟練の出題者だからこそできた地味なアクロバットである。」
2017年09月19日22時 牛削り 投票一覧
伏線・洗練さ部門】『ハ イ イ ロ
「初見では、暗号か何かだと思ってしまう。そうでなくとも、何か比喩だったり非現実要素だったりが隠れていそうな、そうでないと説明できなそうな不穏な感じを受ける。しかし解説を読めば、問題文は現実をありのままに語っているだけだったのだと気付かされる。この出来事のこの部分を切り取って、余計な説明を加えずひたすらシンプルな問い掛けに帰着させる、おそらくそれは勇気のいることだっただろうが、見事に、これ以外には考えられない洗練された問題として成功をおさめている。」
2017年09月19日22時 牛削り 投票一覧
納得感部門】『【必要以上に加熱する男】
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「食べ物を温めるという行為に付随する、あるありふれた出来事。問題文では「温める」という部分のみがクローズアップされ、付随する出来事の方は覆い隠されている。その現象が盲点から引っ張り出されたとき、参加者は二重の意味で納得させられる。つまり、「なるほど、男はそういう立場に置かれていたのか!」、そして、「なるほど、そういう立場に置かれたときにそんな方法があったのか!」である。前者がメタな納得感。これはすべての問題が提供すべき種類の納得感だろう。対して後者、つまり問題内世界における納得感を提供できる問題は多くない。これは問題文を好き勝手にいじくれる作者の、異次元からの全能の手が届かない範囲なのである。」
2017年09月19日22時 牛削り 投票一覧
伏線・洗練さ部門】『【世界田中奇行】田中「1、2、3、4、5、7!」
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「「数字の向きを間違えないように点をつける」というあるあるが妥当する場面は、サイコロのほかにも、例えばくじ引きなどが考えられる。条件は、「6と9の両方の数字が含まれること」「置き位置の上下が決まっていないこと」などである。おそらくくじ引きを選んでも何かしらの問題は作れただろう。しかし作者は当然のごとくサイコロを選んでいる。サイコロは前述の二つの条件を満たすのみならず、トリック部門で語ったように、一つ目の条件を見えなくしてしまう言い回しが可能なのである。必要条件と十分条件を満たす奇跡的な選択がここにされていたのである。」
2017年09月19日22時 牛削り 投票一覧