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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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政策の穴(問題ページ

A王国はその年、例を見ないほどの大飢饉にみまわれていました。着実に減っていく食糧に頭を悩ませる王様。残り少ない食糧を国民に効率的に使用させるにはどうすれば良いのでしょう。悩んだ末、王様は次のようなお触れを出すことを提案しました。
"食糧を大切に用いよ。分配された食糧を最も効率的に使用し、最後まで蔵に残していたものに褒美を与えることとする。"
この提案を様々な大臣が口を揃えて賞賛する中、ある学者はこの政策は失敗に終わると猛反対しました。一体なぜそのように考えたのでしょうか?
16年02月11日 17:04
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [緋色]



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いいですか、王様?
問題はここにあります。分配された食糧を最も効率的に使用し、"最後まで蔵に残していた"ものに褒美を与えることとする。
それでは食糧を最後まで蔵に残すにはどうすればいいと思いますか?与えられた食糧を大切に用いれば良いのでしょうか?答えは否です。
何故か?ずる賢い市民はすぐに気づくでしょう。自分の食糧を大切に用いるのではなく、他者の蔵の食糧を奪い、減らしてしまえばよいということに。そうなれば国中に争いが起き、収拾がつかない事態になるでしょうね。」

この助言を受けた王様はこの政策を断念するに至ったということです。
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「どんなによくできているように見える計画でも、思わぬところに綻びは生じるものである。当問題は、特殊な場合の具体的事例というだけでなく、あらゆる政策について別角度から見てみることの大切さと、そのためのコツの片鱗を、優しく示してくれる。」
2016年03月08日15時

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