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「なぜ、ウミガメのスープを飲んだ男は自殺したのか。その真相を知りたくてネット検索したところから、ラテシンにたどり着いた。これほど魅力的な謎でなければ、ラテシンの「とかげ」は生まれていなかった。自分を惹き付けてくれた「ウミガメのスープ」の魅力に、心から感謝したい。」

「コンセントを挿してもらいたいから、抜くように頼んだ女。真逆の指示に隠された理由には、納得しかない。これぞ日常で実際に使える水平思考だ。」

「「解説は1文字」、「解説は2文字」、「解説は3文字」……この中から嘘を、あるいは真実を見つけ出せ！ 結論を導きだすのは、非常に美しい論理だ。パズルとして多くの人に楽しんでもらいたい一問。」

「レストランで一口スープを運んだところ、過ちに気づいた僕。レストランでの二人の様子に、何が隠されているのか？ 出題者であれば一度はこのトリックを考えるのではないだろうか。にも関わらず騙されるのは、それを隠す巧みな文章力と、謎に引き込むセンスある構成力の為せる業である。」

「カメラで万引きを目撃したにも関わらず、店長が犯人を見逃した理由とは。ピンポイントに絞られた謎に対し、文句のつけようがない真相が用意されている。実際にあるかもと思わせられてしまうほど、誰もが納得できるだろう。」

「何度も同じ壺を鑑定して貰う驚きの理由とは。問題文も解説もシンプルかつ明快で潔い。非常に現実味のある真相で、納得度の高いスープだ。」

「女の部屋で見つかった男の死体。死因が自殺との疑いが強まったのに、女が釈放されないのはなぜ？ トリックそのものの面白さはもちろんのこと、それを気付かせない文章構成が素晴らしい。この罠にはハマらざるを得ない。」

「美術館でその像を見ると、なぜかしゃがんでみたくなる？ 素朴ながら、ただベールを剥がすだけではわからない、なるほどと思わせるトリックだ。あと雑談チャット必見。」

「回鍋肉の素の原材料を知ってから、回鍋肉の素を使わなくなった理由とは。別解は考えられそうだが、一番無理も無駄もないこの真相には納得するしかない。当たり前なのに気づけない、うまいところを突いている。」

「いつもの洗剤が四割引きだったことを、十年後に奇跡だと感じるカメオ。日常的な一場面が、十年経って意味を持つという不可思議さに、心惹かれずにはいられない。この短文でこのチャームの高さ、さすがです。」

「海に向かって指差す人と、それを見て頭を抱える人。真相がわかると、漠然としているようで実は重要な情報が隠された問題文であったことに気付く。なるほど、これは頭を抱えるな。」

「時計台のそばにその女がたたずんでいるときだけ、男はその場所に足を止める。まるでその場面が映像で流れてくるかのような描写からは、想像もつかない真相に驚く。これは納得せざるをえない……！」

「関連性のなさそうな3つの事象から、なぜベンは連続殺人犯が推理できたのか？ 惹かれずにはいられない、不可思議な状況。この題材を、ここまで魅力的な問題に仕上げた手腕が見事。まさに良質なパズルだ。」

「戦争中、涙を流しながら大好きな花を踏み潰す村人達。その行動に隠された、やけに現実的な理由が胸を打つ。そのリアルさが、悲しさと納得感を生んでいる。」

「通った道の目印に撒いたパンは小鳥や小動物に食べられたのに、どうやって家に帰ったのだろう？ シンプルかつ大胆な発想が魅力的である。まさにラテシン版『ヘンゼルとグレーテル』としてふさわしい真相。」

「ハサミを買わなかった男は、一ヶ月前に水とガムを買わなかったことを後悔する。無関係に思える事象を繋ぐ、あっと驚く真相が美しい。「買わなかった」ことがこんな意味を持つなんて！」

「煙草を吸うと早死にすると思ったが、吸ってみたらむしろ長生きできると思ったのはなぜ？ 日常の謎かと思いきや、まさかそんな背景が潜んでいたとは。この完成度の高さには嫉妬する。センスが光る一問。」

「天秤の上のリンゴを食べてしまったのに、天秤は釣り合ったまま……この謎を解決するにはこれしかないと思える納得の解説。ええ、とっても納得できますとも。でも言いたい。「どういうことなの……」」

「そのワイン評論家がまずいと一刀両断したのは、大人気のラテナ・ド・ブルゴーニュだけ。わかってみればシンプルなトリックだが、その可能性をうまく隠すセンスはさすが。ベール薄めが好きな方にオススメ。」

「しゃべるゴリラが、「タスケテー！」と叫んだから逃げた？ 非現実要素は時に納得感を損ないがちだが、この問題の場合、むしろもっともだと思わせられる設定が巧みだ。」