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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

【猛者のスープ】断片推理(問題ページ

ンは、

①発砲された銃弾には、その銃特有の旋条痕が残るはずであること、
②手で絞め殺した場合、普通なら絞殺ではなく扼殺と表現されるはずであること、
③ウラジオストクからシベリア鉄道に7日間乗車し続けたのであれば、到着するのはモスクワのはずであること、

以上の3点から、街中を震撼させた連続殺人事件の犯人はジャックであると推理した。

彼の推理過程をシミュレートせよ。
16年09月21日 20:00
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [ポトフ]



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宮山勉(こみやまべん)は眠れぬ夜の徒然に、クロスワードパズルを解いていた。

「えーっと、付け合せに使われる緑色の野菜っていうのは、パセリかな? 十は英語で、ワンツースリーフォー……ああテンだ」

順調に解き進めていた勉の手が止まった。ヨコ7である。
19世紀ロンドンを震撼させた連続殺人事件の犯人? むむむ」

とりあえずそこは空欄にしておき、タテから攻めることにした。

「銃弾には発砲した銃特有の……ああこれは旋条痕だ(タテ2)。手で絞め殺すのは……扼殺っと(タテ8)。それから、シベリア鉄道の終点はモスクワだね(タテ3)。○○は熱いうちに打てっていうのがよくわからないなー(タテ6)」

ともあれ、ヨコ7の4マスのうち、3マスを埋めることに成功した。

セ?■モ
ン■?ス
ジヤ○ク
ヨク■ワ
ウサ?■
■ツ??

これが人名だということを考え合わせれば、「ジヤ○ク」の○にツが入ることは容易に想像がつく。

「そうか、ロンドンを震撼させた犯人は、切り裂きジャック、お前だったのか……!」
勉が探偵の才能に目覚めた瞬間であった。




~みんなも解いてみよう~
[ヨコの鍵]
1.料理の付け合せに使われる緑色の野菜。
3.tsunaさんとSNCさん企画の素晴らしいイベント「○○のスープ」。
5.十を英語で。
6.学生の敵。前日は徹夜です。
7.19世紀ロンドンを震撼させた連続殺人事件の犯人といえば、「切り裂き○○○○」。
9.右翼の反対。
10.アリゲーター、クロコダイルといえば。
12.仕事中の怪我。
14.漢字で書くと悪阻。

[タテの鍵]
1.食材をペースト状にした料理。
2.銃弾には発砲した銃特有の「○○○○○痕」が残る。
3.ウラジオストクからシベリア鉄道に乗り、7日間で到着する終点。
4.故郷。
6.○○は熱いうちに打て。
8.手で首を絞めて殺すこと。
9.社交場。
11.○○レバ、あるいはレバ○○。
13.ロック。
総合点:23票  チャーム:5票  トリック:6票  伏線・洗練さ:6票  斬新さ:4票  その他:2票  


チャーム部門とかげ
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「関連性のなさそうな3つの事象から、なぜベンは連続殺人犯が推理できたのか? 惹かれずにはいられない、不可思議な状況。この題材を、ここまで魅力的な問題に仕上げた手腕が見事。まさに良質なパズルだ。」
2017年10月25日08時
チャーム部門からす山
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「灰色の脳細胞を駆使して、断片的な情報から、見事全容を解き明かしてみせよ!と言われているようです。ベンに負けてたまるか、という思いになること請け合いです。」
2017年08月20日09時
チャーム部門上3
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「「推理過程をシミュレートせよ」、やってやろうじゃないかと腕まくりしたくなる文句です。」
2017年08月19日17時
チャーム部門ゴトーレーベル
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「「彼の推理過程をシミュレートせよ。」というのも見たことがない問い掛けだが、いったいこの3つの要素を結びつけるミッシングリンクはどこにあるのか?推理好きを釘付けにする抜群のチャームです。」
2017年08月19日13時
チャーム部門好太郎
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「一項目ごとの存在感とそれらを束ねるベンの推理の違和感。構成も見やすくチャームの高さは群を抜いています。」
2016年10月04日20時
トリック部門上3
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「「推理」の正体はおそらく最初に問題文を見て思い描いたものとは違います。しかしなるほどこれは推理と呼ぶほかないでしょう。」
2017年08月19日17時
トリック部門kinnsada
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「重厚な推理ものを思わせる問題文からの大どんでん返し。お見事です。」
2016年10月01日02時
トリック部門ぽんぽこぺん
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「言葉がないのですがとりあえず凄すぎるので投票だけしておきます。。」
2016年09月27日21時
トリック部門虫圭
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「「ベンが何をしているか」が見えないだけで、まるでベンが名探偵のような錯覚を受けます。解説を読んだ時の納得感は思わず「なるほど」と言ってしまいました。」
2016年09月24日18時
トリック部門松神
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「「推理過程」という言葉は間違っていません。確かにそれは推理過程としか言いようがないものです。ですが、そこに問題文の状況が加わるだけであら不思議!まるでベンが推理小説の主人公や、名のある探偵のようなものでもあるかのように見えてくるではありませんか!これぞまさに叙述トリックと言えるのではないかと僕は思います。言葉の使い方の鮮やかさに思わず笑みがこぼれます。」
2016年09月24日11時
トリック部門黒井由紀
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「これはすごい、本当にすごい。ミステリ好きが好みそうな具材を組み合わせることで、真相を見事に覆い隠しています。騙された、気持ちいい! また、本問のトリックのためだけに◯◯◯◯◯◯を作成したであろうことも、特筆せねばならないでしょう。納得感を上げる仕掛けであると同時に、お楽しみ要素でもあるという。素晴らしい!」
2016年09月21日20時
伏線・洗練さ部門弐閃
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「種が割れてしまえば「何であっても」この形式で問題が作れそうに思えてしまうが、「はずである」「推理した」などの言い回しがチャームを高めながら公正さも高めており、表現の繊細さを感じます」
2017年08月28日02時
伏線・洗練さ部門けんこうこつ
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「「はずである」という表現の妙。問題文に深みを生み出しながらも、解いた後の納得感を引き下げてはいない。フェアとアンフェアの境を見事に見極めた、秀逸な表現が光る良問。」
2016年10月10日23時
伏線・洗練さ部門甘木
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「恐るべき問題文の完成度。ここまで自然に作れるとは!」
2016年09月30日23時
伏線・洗練さ部門SoMR
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「問題を解く上で「そもそも戦ってる相手が違った」と最後に分かる問題はウミガメのスープの中でも格が違う物だと思う。この問題はそれの最上位機種のようなもので、まるで「警官のごとく推理し、犯人がジャックであることを推理する純垂直思考問題」だと錯覚させている。ルパンを捕まえるために奮闘して、蓋を開けてみると逮捕すべきはルパンではなかったのだ。問題の入りから水平思考、これぞ水平思考問題。」
2016年09月26日14時
伏線・洗練さ部門ゴトーレーベル
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「①②③の設定が実に巧い。5行目も「以上の3点から、ロンドンを震撼させた連続殺人事件の犯人の名前はジャックであると推理した。」では台無しだ。素材も良いが、推敲がそれを光り輝かせていると感じる。コラボの良さを遺憾なく発揮させた大傑作。」
2016年09月26日00時
伏線・洗練さ部門エリム
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「マジか。という感想しか浮かびません。この演出には明らかに水平思考が使われているにもかかわらず、これだけ論理性も高い問題ができるとは。さすが猛者のスープです。」
2016年09月22日00時
斬新さ部門からす山
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「問題文だけでもチャームと斬新さの度合いが半端でないのに、解説のさらなる斬新さ。誰がこんな解説を予想できるというのでしょうか?」
2017年08月20日10時
斬新さ部門甘木
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「発想に脱帽です!」
2016年09月30日23時
斬新さ部門フィーカス
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「猛者のスープトップバッターとしてはこれ以上ないクオリティかつ斬新さ。あらゆるところの作り込みが半端ではなく、名出題者の英知の結晶とも言える。」
2016年09月28日11時