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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

Old-Fashioned Love Story(問題ページ

の街の一角に、昔からある時計台が見える場所がある。

男は毎日と言っていいくらいそこを通るが、いつもはただ通り過ぎるだけである。


しかし、時おり、とある女がそこにたたずんでいる。


男はそれを見ると、その場所に足を止める。
そして女から少し離れた場所に立ち、女が眺めるほうをともに眺める。

そして会話もない静かな時間が二人の間を流れていくのだ。


男はなぜそんなことをしているのだろうか。
15年11月15日 13:17
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]



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こは車のまったく通らない横断歩道の前である。
男は普段、赤信号だろうとおかまいなくそこを渡る。

しかし、ときどき、近くに住んでいるのであろう小さな女の子がひとり信号待ちをしていることがある。

さすがにその状況で信号無視をするのは気が引けるため、
いっしょに信号待ちをしているのである。
総合点:17票  チャーム:6票  納得感:5票  伏線・洗練さ:5票  物語:1票  


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チャーム部門からす山
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「抒情的な問題文。定期的に読み返したくなりそうです。解説も、問題文とは違った意味で魅力的です。」
2017年08月18日10時
チャーム部門フィーカス
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「よくこの題材からこんな問題文を思いついたものだとため息が出るばかりです。トップクラスの問題作成能力を感じるこの問題には頭が上がりません。」
2016年03月09日02時
チャーム部門手弁当
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「誰もがどこかで出会っていておかしくない事象を、こんな優美な問いに変換できるのか…。」
2016年01月03日15時
チャーム部門letitia
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「まずこの題材を問題に選べることそれ自体が、飛び抜けた発想ですが、もし100人が同じ題材で問題を作ったとしても、これほど美しいチャームを持つ問題文を仕立てることはできないでしょう。ラテシンにおけるチャームは「奇妙さ」「不思議さ」「不気味さ」などが一般的な中で、「男女がその場に立ち止まっているだけ」という光景を穏やかに、優雅に描写することによってチャームを生むというのは、容易なことではないはずです。」
2015年12月26日16時
チャーム部門牛削り
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「「昔ながらの恋物語」というタイトルがとてもしっくりくる、儚げな男と女のワンシーン。この雰囲気に思わず酔ってしまう。」
2015年11月22日13時
チャーム部門春雨
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「まるで映画のワンシーン。」
2015年11月20日22時
納得感部門とかげ
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「時計台のそばにその女がたたずんでいるときだけ、男はその場所に足を止める。まるでその場面が映像で流れてくるかのような描写からは、想像もつかない真相に驚く。これは納得せざるをえない……!」
2017年10月25日08時
納得感部門蓮華
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「表現を選ぶことで、ここまで雰囲気を変えることが出来るのだと驚きました。私が気づかないだけで、まだまだスープの材料は日常生活にごろごろと転がっているのでしょう。」
2016年06月05日16時
納得感部門しゅんわ
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「男の優しさが身に染みました」
2015年12月21日02時
納得感部門牛削り
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「言われてみれば、誰でも経験があるであろう出来事であり、納得感は抜群だ。しかし言われてみなければ、誰がこんな些細な事象に水平思考要素を見出せるだろう。題材選びが非常に上手い。」
2015年11月22日13時
納得感部門フィーカス
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「久々に「おぉぉぉなるほどぉぉぉ!」と声を出してしまう問題に出会いました。これはよく見る光景ながらも、納得せざるを得ませんでした。」
2015年11月16日10時
伏線・洗練さ部門からてちょっぷ
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「問題文から浮かぶのは小洒落た情景。しかし解説に至るとき、その雰囲気とは異なるほんわかとした日常の事象が明らかになる。どちらの雰囲気も美味しい名作です。」
2015年12月19日17時
伏線・洗練さ部門かもめの水平さん
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「問題文の丁寧な情景描写故の解説のシンプルさ。洗練されたシチュエーションパズルです」
2015年12月05日01時
伏線・洗練さ部門牛削り
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「タイトルと問題文の整合性、問題文と解説のギャップと、それぞれのパーツがしっかり連関を持って繋がっている様は見事。問題ページ一画面、すべてを通してひとつの「作品」なのだということを強烈に意識させる作りとなっている。自分の作品に対する愛と責任感がなければこのような美しさは生まれないだろう。」
2015年11月22日13時
伏線・洗練さ部門春雨
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「ただ通り過ぎるだけの場所。あなたが居るから足を止める。心の機微の描写が素晴らしいです。」
2015年11月20日22時
伏線・洗練さ部門エリム
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「少し神秘的な美しい風景が浮かぶ問題文。それにちょっぴり描き足すことで、日常の何気なくも優しい風が流れる1問として仕上がっています」
2015年11月15日16時
物語部門waku
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「おそらく正規の物語部門としての意味合いとは少し違うが、敢えて物語部門での投票で。この問題の優れた物語性は問題文にある。この題材を、これほど綺麗な物語の形として作題できることに驚きを隠せない。非常に優美で映画のワンシーンのような一コマを連想させる問題文。その先に続く様々なストーリーを想像してしまう。そこから水平思考により紡ぎ出される真実を、それと共に変わっていく光景を、ぜひとも体験してほしい。」
2017年08月16日11時

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