「【無茶振り三題噺】私のせいなの?」「3ブックマーク」
その日は、少女にとって記念日でした。
少女のカレンダーには、ずっと前から今日の日にちに花まる印をつけているほどでした。
ですが、少女の売っているエリンギを使って作られたキノコのパイは皆口々に、「きみがわるい」と言って全く売れません。
肩を落とす少女に、とある異国の少年が声をかけ、パイを食べました。
それによって、少女のパイは売れる様になりました。
状況を説明してください。
***
【この問題は「きみがわるい(変換自由)」、「カレンダー」、「エリンギ」のお題をもとに作られた三題噺のウミガメです。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードからウミガメのスープを作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください】
少女のカレンダーには、ずっと前から今日の日にちに花まる印をつけているほどでした。
ですが、少女の売っているエリンギを使って作られたキノコのパイは皆口々に、「きみがわるい」と言って全く売れません。
肩を落とす少女に、とある異国の少年が声をかけ、パイを食べました。
それによって、少女のパイは売れる様になりました。
状況を説明してください。
***
【この問題は「きみがわるい(変換自由)」、「カレンダー」、「エリンギ」のお題をもとに作られた三題噺のウミガメです。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードからウミガメのスープを作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください】
13年09月16日 21:40
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
解説を見る
これはむかしむかし、とおいとおい国の物語。
あるところに、一人の女の子が一人きりで暮らしておりました。
とても可愛くて、純真な心を持った女の子でした。
その日も、朝早く起きて少女は近くの町へと歩いて行きました。
右腕にはカゴを一つぶら下げて。
そしてそのカゴの中には、たくさんのキノコのパイが入っていました。
そのキノコのパイは、少女の住んでいる家の周りに生えているエリンギを使って、自分一人で一生懸命に作った物でした。
少女はこうして毎日、近くの町に、このパイを売りにいっているのです。
なかでも、今日は普段よりも少女は楽しげでした。
理由は二つありました。
一つは、昨日から徹夜でアレンジを加えながら料理をしたおかげで、いつもよりもおいしくできたのです。
これなら皆においしく食べてもらえる。
そう思うと嬉しくてたまりませんでした。
そしてもう一つ。
今日は、少女にとっては「特別な記念日」だったのです。
家の小さなカレンダーにも、今日の日にちに花まる印をつけていました。
そしてようやく、町にたどり着きました。
町の中心。少女がいつも売り場にしている広場は、いつも以上に賑わっている気がします。
少女は笑顔でいつもの場所に立って、パイを売り始めました。
「キノコのパイ、おいしいですよー……」
少女は懸命に声を出して売りはじめます。
ですが、誰も少女のパイに手を付けようとしません。
みんな、少女の方を一目見て、避けて行きます。
「……気味が悪い」
誰かが、そうポツリと言いました。
すると、また別の誰かが声を出します。
「元奴隷が売っている物なんて……」
その声を聞いて、少女の右手にあるアザがズキンと痛みます。
決して消えないアザーーーそれは、奴隷だった者の証。
この国は少し前まで、「奴隷」という身分の者達がいたのです。
彼らは人間と見なされていませんでした。
少女は、その奴隷だったのです。
今日で、その「奴隷」という身分がなくなって一年。
つまり、少女にとって、今日は「人間になった日」だったのです。
でも、そんな記念日も、カレンダー上の記念日の様でした。
「こんな奴隷だった者の作っている食べ物なんて、なにが入っているか分からん」
「そうよねー、気味が悪いわ……」
現実は、少女にとって冷酷でした。
それでも、少女は負けません。
「お、おいしいですよー……」
声を絞りあげて、パイを売ろうとします。
だけどやっぱり、いつもとかわらず、皆無視したり、遠巻きに見るだけだったり、蔑む人たちばかりです。
するとその時、誰かの体がぶつかって、少女の体がよろけ、パイが地面に落ちてしまいました。
少女はあわてて拾い集めます。
誰も、拾ってくれる者はいませんでした。
少女の目に、涙が浮かびます。
おいしいのに……
おいしく、できたのに……
「Are you OK?(大丈夫ですか?)」
「え?」
すると、声をかけてきたのは、綺麗な青い目をした、異国の少年でした。
異国の人を初めて見た少女は、その澄み渡るほどの青い目に、一瞬目を奪われてしまいました。
「Why do you feel like crying now? you know...Could you give me one?(どうして泣きそうにしているんだい? ええと……そうだ、一つおくれよ)」
「え、ええと……」
少女は少年がしゃべっている事がわかりませんでしたが、 少年がパイを欲しがっている事は何となく分かりました。
少女が一つ、パイを差し出すと、少年はパクッと食べました。
「あっ……!」
「!! It taste so good! (とてもおいしいよ!)」
少女には、彼の言葉が分かりませんでした。
ですが、彼がとても喜んでいるのだけは分かりました。
それだけで、少女はとても救われる想いがしました。
その翌日。
少女がいつもの場所にいくと、そこには行列ができていました。
聞くと、なんとあの少年はお忍びで遊びにきていた、他国の王子様だったのです。
そのことは昨日のうちに瞬く間に町中に広まりました。
王子がおいしいといっていたパイが、どんなにおいしいのか。
みんな食べて見たくなったのです。
みんな、エリンギのパイに舌鼓を打ちます。
そこには、もはや「奴隷」なんて言葉を口に出す者はいませんでした。
あるところに、一人の女の子が一人きりで暮らしておりました。
とても可愛くて、純真な心を持った女の子でした。
その日も、朝早く起きて少女は近くの町へと歩いて行きました。
右腕にはカゴを一つぶら下げて。
そしてそのカゴの中には、たくさんのキノコのパイが入っていました。
そのキノコのパイは、少女の住んでいる家の周りに生えているエリンギを使って、自分一人で一生懸命に作った物でした。
少女はこうして毎日、近くの町に、このパイを売りにいっているのです。
なかでも、今日は普段よりも少女は楽しげでした。
理由は二つありました。
一つは、昨日から徹夜でアレンジを加えながら料理をしたおかげで、いつもよりもおいしくできたのです。
これなら皆においしく食べてもらえる。
そう思うと嬉しくてたまりませんでした。
そしてもう一つ。
今日は、少女にとっては「特別な記念日」だったのです。
家の小さなカレンダーにも、今日の日にちに花まる印をつけていました。
そしてようやく、町にたどり着きました。
町の中心。少女がいつも売り場にしている広場は、いつも以上に賑わっている気がします。
少女は笑顔でいつもの場所に立って、パイを売り始めました。
「キノコのパイ、おいしいですよー……」
少女は懸命に声を出して売りはじめます。
ですが、誰も少女のパイに手を付けようとしません。
みんな、少女の方を一目見て、避けて行きます。
「……気味が悪い」
誰かが、そうポツリと言いました。
すると、また別の誰かが声を出します。
「元奴隷が売っている物なんて……」
その声を聞いて、少女の右手にあるアザがズキンと痛みます。
決して消えないアザーーーそれは、奴隷だった者の証。
この国は少し前まで、「奴隷」という身分の者達がいたのです。
彼らは人間と見なされていませんでした。
少女は、その奴隷だったのです。
今日で、その「奴隷」という身分がなくなって一年。
つまり、少女にとって、今日は「人間になった日」だったのです。
でも、そんな記念日も、カレンダー上の記念日の様でした。
「こんな奴隷だった者の作っている食べ物なんて、なにが入っているか分からん」
「そうよねー、気味が悪いわ……」
現実は、少女にとって冷酷でした。
それでも、少女は負けません。
「お、おいしいですよー……」
声を絞りあげて、パイを売ろうとします。
だけどやっぱり、いつもとかわらず、皆無視したり、遠巻きに見るだけだったり、蔑む人たちばかりです。
するとその時、誰かの体がぶつかって、少女の体がよろけ、パイが地面に落ちてしまいました。
少女はあわてて拾い集めます。
誰も、拾ってくれる者はいませんでした。
少女の目に、涙が浮かびます。
おいしいのに……
おいしく、できたのに……
「Are you OK?(大丈夫ですか?)」
「え?」
すると、声をかけてきたのは、綺麗な青い目をした、異国の少年でした。
異国の人を初めて見た少女は、その澄み渡るほどの青い目に、一瞬目を奪われてしまいました。
「Why do you feel like crying now? you know...Could you give me one?(どうして泣きそうにしているんだい? ええと……そうだ、一つおくれよ)」
「え、ええと……」
少女は少年がしゃべっている事がわかりませんでしたが、 少年がパイを欲しがっている事は何となく分かりました。
少女が一つ、パイを差し出すと、少年はパクッと食べました。
「あっ……!」
「!! It taste so good! (とてもおいしいよ!)」
少女には、彼の言葉が分かりませんでした。
ですが、彼がとても喜んでいるのだけは分かりました。
それだけで、少女はとても救われる想いがしました。
その翌日。
少女がいつもの場所にいくと、そこには行列ができていました。
聞くと、なんとあの少年はお忍びで遊びにきていた、他国の王子様だったのです。
そのことは昨日のうちに瞬く間に町中に広まりました。
王子がおいしいといっていたパイが、どんなにおいしいのか。
みんな食べて見たくなったのです。
みんな、エリンギのパイに舌鼓を打ちます。
そこには、もはや「奴隷」なんて言葉を口に出す者はいませんでした。
「いきなりビンタ!」「3ブックマーク」
君 #big5#達は#/big5#言い争っていた
とーふ『どういう事だよ天童!』
天童魔子『そんなこと言われても困るのです!』
アザゼル『・・・(キュッキュッ)』
カランっ♪
入ってきたゆりりはいきなり天童魔子をひっぱたいた
何が原因でしょう?
【参加テーマ・喧嘩しました】
とーふ『どういう事だよ天童!』
天童魔子『そんなこと言われても困るのです!』
アザゼル『・・・(キュッキュッ)』
カランっ♪
入ってきたゆりりはいきなり天童魔子をひっぱたいた
何が原因でしょう?
【参加テーマ・喧嘩しました】
13年09月12日 19:29
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
親
友の天童に呼ばれた男友達
『生まれ変わった自分を見て欲しい』と言われたのだ
しかしそこにいたのは見た事の無い・・・いやどこかで見た事のある女性?だった
セルス『お・・・お前、天童だよな?』
天童魔子『そうなのです』
とーふ『どういう事だよ天童!』
天童魔子『そんなこと言われても困るのです!』
みん『説明しろよ!』
プエルトリコ野朗『ふざけんなよ!』
tsuna『とりあえず落ち着こうか・・・魔太郎』
天童魔子『イヤン♪今は魔子って言うのです。マコちゃんと呼んで欲しいのです』
Lennon『マコちゃん・・・』
その時 酒場の扉が開き昔、魔太郎にふられたゆりりが入ってきた
天童魔子『あらゆりりちゃん♪これからは女の子友達とし・・・ピギャア!』
ゆりり渾身の平手が彼女?を吹き飛ばした
友の天童に呼ばれた男友達
『生まれ変わった自分を見て欲しい』と言われたのだ
しかしそこにいたのは見た事の無い・・・いやどこかで見た事のある女性?だった
セルス『お・・・お前、天童だよな?』
天童魔子『そうなのです』
とーふ『どういう事だよ天童!』
天童魔子『そんなこと言われても困るのです!』
みん『説明しろよ!』
プエルトリコ野朗『ふざけんなよ!』
tsuna『とりあえず落ち着こうか・・・魔太郎』
天童魔子『イヤン♪今は魔子って言うのです。マコちゃんと呼んで欲しいのです』
Lennon『マコちゃん・・・』
その時 酒場の扉が開き昔、魔太郎にふられたゆりりが入ってきた
天童魔子『あらゆりりちゃん♪これからは女の子友達とし・・・ピギャア!』
ゆりり渾身の平手が彼女?を吹き飛ばした
「【1on5】ヘイヘと、なり損ないと、美女」「3ブックマーク」
消
防士のたか君は、火事と戦っていた。毎日仕事で忙しく家に帰らないこともそう少なくない。
そんなある日、自分で火をつけるさみしそうな女を見て、代わりに火をつけた。
一体なぜ?
【タンク、ゲッシュ、Ratter、水上、なつなつとの1on5問題】
【問題文、解説、Taka】
【推敲、Taka、???】
防士のたか君は、火事と戦っていた。毎日仕事で忙しく家に帰らないこともそう少なくない。
そんなある日、自分で火をつけるさみしそうな女を見て、代わりに火をつけた。
一体なぜ?
【タンク、ゲッシュ、Ratter、水上、なつなつとの1on5問題】
【問題文、解説、Taka】
【推敲、Taka、???】
13年08月20日 22:39
【ウミガメのスープ】 [Taka]
【ウミガメのスープ】 [Taka]
解説を見る
今
日はなつなつの誕生日。忘れるわけがない。
仕事で忙しかったが、ギリギリになりダッシュで家に帰る。
家に着くと、なつなつは1人でさみしそうな顔をして小さなケーキに火をつけようとしていた。
たか君はなつなつをギュッと抱きしめ、持っているライターを奪い、代わりに火をつけた。
なつなつ、お誕生日おめでとう!
SPからのお祝いコメントー
【Ratter】
「誕生日おめでとうございます~(と素直にいっていい年齢?であることにおめでとうございます。はい。ワタシ的には誕生日。時空の彼方に消えました。ます。)
【ゲッシュ】
『なつなつさん、お誕生日おめでとうございます!
ついこの前にTakaさんへの誕生日サプライズがあったばかりなのに、今度はなつなつさんがターゲットにされましたねw喜んでいただけたでしょうか?
自分がラテシンに登録してから何回か出題してた時に、ネタ質問のためだけに参加してくれた事は今でも忘れませんwその時から徐々に仲良くしてくださってとても嬉しかったです!これからもよろしくお願いします!』
【タンク】
誕生日おめでとうございます。
たか君はずいぶんと前から今回のことを考えていました。
最近僕も幸せなんですが、なつなつさんも幸せ者ですね!!
これからもよろしくお願いします!!!
【水上】
なつなつさん、お誕生日おめでとうございます!
とりあえず全裸になるので少しお待ちください。
・・・
・・
・
うそー! サプライズでした! びっくりしました?
ラテシン一年もあと3日後ですね。ダブルでおめでとうございます!
今年も良い一年になることを心からお祈りして…
おいの…は、は、ハックショーーーーン、てやんでえ!
はい、そろそろ服着ます。
えーと、お祈りしてますね。
これからもよろしくお願いします。
【junpocke】
お誕生日おめでとうございます♪幸多き1年になりますように!
これからもラテシンの現女神として盛り上げていって下さい。
よろしくお願いします!
【Taka】
なつー!お誕生日おめでとうー!そろそろなつもラテシン一年やね!仲良くなってからも一年やー!俺の誕生日のお祝いより先に考えてたのよ。これ。いじわるしてごめんねー!
なつ、いつも、ありがとね!んー!
【SP、なつなつ以外の全員】
〜おまけ〜
解説で遊んだ結果、こんなになりました。
今日はなつなつの誕生日。忘れるわけがない。
仕事で忙しかったが、ギリギリになりゲッシュは家に帰る。
家に着くと、ゲッシュは1人でさみしそうな顔をして小さなゲッシュに火をつけようとしていた。
たか君はなつなつをゲシュッと抱きしめ、持っているライターを奪い、代わりにゲッシュに火をつけた。
なつなつ、お誕生日おめでとう!
日はなつなつの誕生日。忘れるわけがない。
仕事で忙しかったが、ギリギリになりダッシュで家に帰る。
家に着くと、なつなつは1人でさみしそうな顔をして小さなケーキに火をつけようとしていた。
たか君はなつなつをギュッと抱きしめ、持っているライターを奪い、代わりに火をつけた。
なつなつ、お誕生日おめでとう!
SPからのお祝いコメントー
【Ratter】
「誕生日おめでとうございます~(と素直にいっていい年齢?であることにおめでとうございます。はい。ワタシ的には誕生日。時空の彼方に消えました。ます。)
【ゲッシュ】
『なつなつさん、お誕生日おめでとうございます!
ついこの前にTakaさんへの誕生日サプライズがあったばかりなのに、今度はなつなつさんがターゲットにされましたねw喜んでいただけたでしょうか?
自分がラテシンに登録してから何回か出題してた時に、ネタ質問のためだけに参加してくれた事は今でも忘れませんwその時から徐々に仲良くしてくださってとても嬉しかったです!これからもよろしくお願いします!』
【タンク】
誕生日おめでとうございます。
たか君はずいぶんと前から今回のことを考えていました。
最近僕も幸せなんですが、なつなつさんも幸せ者ですね!!
これからもよろしくお願いします!!!
【水上】
なつなつさん、お誕生日おめでとうございます!
とりあえず全裸になるので少しお待ちください。
・・・
・・
・
うそー! サプライズでした! びっくりしました?
ラテシン一年もあと3日後ですね。ダブルでおめでとうございます!
今年も良い一年になることを心からお祈りして…
おいの…は、は、ハックショーーーーン、てやんでえ!
はい、そろそろ服着ます。
えーと、お祈りしてますね。
これからもよろしくお願いします。
【junpocke】
お誕生日おめでとうございます♪幸多き1年になりますように!
これからもラテシンの現女神として盛り上げていって下さい。
よろしくお願いします!
【Taka】
なつー!お誕生日おめでとうー!そろそろなつもラテシン一年やね!仲良くなってからも一年やー!俺の誕生日のお祝いより先に考えてたのよ。これ。いじわるしてごめんねー!
なつ、いつも、ありがとね!んー!
【SP、なつなつ以外の全員】
〜おまけ〜
解説で遊んだ結果、こんなになりました。
今日はなつなつの誕生日。忘れるわけがない。
仕事で忙しかったが、ギリギリになりゲッシュは家に帰る。
家に着くと、ゲッシュは1人でさみしそうな顔をして小さなゲッシュに火をつけようとしていた。
たか君はなつなつをゲシュッと抱きしめ、持っているライターを奪い、代わりにゲッシュに火をつけた。
なつなつ、お誕生日おめでとう!
「『 三月ウサギ の ”二重” の扉 』 (23回目)」「3ブックマーク」
ごきげんよう、私は三月ウサギ。 私のことは、親しみを込めてミッキーと 呼んでくれたまえ!
過去 22回の 『 ”二重”の扉 』 は楽しんで頂けたかな?さて、今回も張り切っていきますぞ!
・ さて、今回は、アリスが不思議の国で見つけた、#red#2つの生き物#/red#を当てて頂きます。
・ 次に、 #b#「 その2つから連想されるもの = 【 C 】 」 #/b# を当てる、という流れ。
#red#※ 例えば、 「ウサギ 」と 「月」 から 「スッポン(亀)」 を連想、みたいな感じですな。#/red#
#big5#回答の流れ :#/big5# 質問は、それがA/Bそれぞれに当てはまるかどうか同時にお答えします。例えば…
#b#質問: それは、食べ物ですか?#/b# A=NO! B=YES!
#b#質問: 普通、水中にいますか?#/b# A=YESNO 水中とは限りません B=NO 普通、水中では見かけません
#b#解答: A=ウサギ B=カメ?#/b# A=正解! B=おしい!もう一息!
#red#【 A 】 が当たったので、以降の質問は 【 B 】 と 【 C 】 に当てはめてレスします)#/red#
#b#【 C 】の後に、おまけクイズ 【 D 】 【 E 】 もございます。(こちらは「まとメモ」をご覧下され)#/b#
質問数は、【A】~【E】 トータルして 50回ですぞ。 (5回に1回、ヒントを出すようにします)
【C】 ??? 【A】 と 【B】 から連想 (職業ではない? 壁を越えて…)
【D】 ??? 【A】 ~ 【C】 から連想 (何か隠してる? 流行の…?)
【E】 ??? 【A】 ~ 【D】 から連想 (Dはこれが得意? いや、擦り傷だらけ…)
#big5#追加ルール#/big5#
#b#【 質問は、好きな項目2つを選んでもOK 】#/b#
質問は基本的に 【A】&【B】、【B】&【C】… と、残っている項目の上から2つづつですが、
任意の二つ(【A】&【D】、【B】&【C】など)を選んでもOK。(多少ややこしくなりますがね)
#b#追加ルール ・ ヒント 等は 「 まとメモ 」 を見てくだされ!#/b#
過去 22回の 『 ”二重”の扉 』 は楽しんで頂けたかな?さて、今回も張り切っていきますぞ!
・ さて、今回は、アリスが不思議の国で見つけた、#red#2つの生き物#/red#を当てて頂きます。
・ 次に、 #b#「 その2つから連想されるもの = 【 C 】 」 #/b# を当てる、という流れ。
#red#※ 例えば、 「ウサギ 」と 「月」 から 「スッポン(亀)」 を連想、みたいな感じですな。#/red#
#big5#回答の流れ :#/big5# 質問は、それがA/Bそれぞれに当てはまるかどうか同時にお答えします。例えば…
#b#質問: それは、食べ物ですか?#/b# A=NO! B=YES!
#b#質問: 普通、水中にいますか?#/b# A=YESNO 水中とは限りません B=NO 普通、水中では見かけません
#b#解答: A=ウサギ B=カメ?#/b# A=正解! B=おしい!もう一息!
#red#【 A 】 が当たったので、以降の質問は 【 B 】 と 【 C 】 に当てはめてレスします)#/red#
#b#【 C 】の後に、おまけクイズ 【 D 】 【 E 】 もございます。(こちらは「まとメモ」をご覧下され)#/b#
質問数は、【A】~【E】 トータルして 50回ですぞ。 (5回に1回、ヒントを出すようにします)
【C】 ??? 【A】 と 【B】 から連想 (職業ではない? 壁を越えて…)
【D】 ??? 【A】 ~ 【C】 から連想 (何か隠してる? 流行の…?)
【E】 ??? 【A】 ~ 【D】 から連想 (Dはこれが得意? いや、擦り傷だらけ…)
#big5#追加ルール#/big5#
#b#【 質問は、好きな項目2つを選んでもOK 】#/b#
質問は基本的に 【A】&【B】、【B】&【C】… と、残っている項目の上から2つづつですが、
任意の二つ(【A】&【D】、【B】&【C】など)を選んでもOK。(多少ややこしくなりますがね)
#b#追加ルール ・ ヒント 等は 「 まとメモ 」 を見てくだされ!#/b#
13年08月09日 20:08
【20の扉】 [yan]
【20の扉】 [yan]
ライター(作家)が、発火ー!
解説を見る
ここは、トランプの女王が治める不思議の国。
今この国には、#big5#「IT革命」#/big5#の嵐が吹き荒れております。
発端は、国中に一斉にバラまかれた、とあるビラ。
#b#「時代は今、インターネット! ネットがあれば、こんなことが…」#/b#
#red#タイプライター#/red#で打たれたその怪文書を読んで、国民も女王様も、興味津々。
女王様の鶴の一声で、一挙にインフラが進んだのでございます。
しかし、なにしろ不思議の国は、今までパソコンすらなかったアナログな世界。
勝手がわからず、鍵(キー)を打ち鳴らしたり、ピアノの鍵盤(キー)を叩いたりする連中ばかり。
そして、「操作には#red#マウス#/red#が必要」と聞いて、国中に#red#ハツカネズミ#/red#が大流行。
なにせ、妊娠期間が#red#二十日#/red#というこのネズミ、増えるわ増える、まさにネズミ算式。
まぁ、増えすぎた分はチェシャ猫どのと、他国からきた笛吹きさんが処理してくれたのですが。
ちなみに私、「#red#三月ウサギ#/red#」なのものですから、「二十日ネズミ」殿には親近感が沸きましてな。
意気投合して、お互いの名前の「三月」と「二十日」を入れ替えよう、と提案してみたのですが。
どうも、先方さんが「#red#三月マウス#/red#」になるのは、いろいろまずいようで…
まぁ、私の3月は本来、「マーチ=さんがつ」ですので、「みつき」と読まねばいい話ですが…
ま、ネズミなら、私にはネムリネズミのヤマネくんというお茶会仲間もいますからね…
さて、そんな国民の混乱を予測してか、例の怪文書はさらに詳しい情報を追加して、何度もバラ巻かれております。
ここ最近は、インターネットだけでなく、「時代は#red#サッカー#/red#!」と、いわゆるフットボールの宣伝も入っておりまして。
そういうわけで、いまや不思議の国は、女王から国民の末端に至るまで、ネットとサッカーに夢中なのでございます…
しかし、ある日のこと。 女王の城で管理していた、「国民の個人情報」が流出するという事件が起こりました!
どうやら、#red#ハッカーとかクラッカー#/red#とか言う奴の仕業らしく、ネットの防護壁(#red#ファイヤー#/red#ウォール)を通過して、
女王のサーバに侵入したのでございます。 女王のブログは#red#大炎上#/red#! いやはや、大変なことになりました。
まぁそれはそうとして、久々にお茶会を開こうということになりまして、先に紹介したヤマネくんの家に行きますと…
もう一人のお茶会仲間、”狂気の帽子屋”ことマッドハッターくんが待っておりました。
「やぁ、久しぶりですな。 …おや? その帽子、黒いものに変えたのですかな?」
「ヒッヒ、まぁ、気分でね。 ホワイトハットより#red#ブラックハット#/red#のほうが似合うんじゃないかと」
「それに、パイプを咥えて… それはイモムシ殿の吸ってた水キセルですかな?」
「これは#red#ハッカ#/red#パイプさ。 まぁ、普通のタバコの葉も入ってるがね。 いわゆるメンソールってところかな!」
そういって彼は、懐から#red#ライター#/red#を取り出すと、火をつけた。 見ると、お茶会のお茶も、#red#ペパーミント#/red#ティのようだ。
「ところでウサギくんは、サッカーやってるかい? 私は見るのは好きだが、やるのはどうも…」
そういってズボンの裾をまくった彼がひざ小僧を見せると、そこは擦り傷だらけだった。 「擦過(#red#さっか#/red#)傷は治りにくいねぇ」
私は、昔からの友人に尋ねた。 「そういえば帽子屋くん。君は前から、パソコンやサッカーに詳しくなかったかね?」
「ああ、どちらも、見るのは大好きさ! 誰かは知らないが、怪文書を配ったブームの#red#火付け役#/red#には感謝だねぇ」
「そのことだがね… 帽子屋くん。君は… 文書を作るのも得意じゃなかったかな?」
「ヒッヒ、そうだねぇ! 各地を回って、記事を書くルポ#red#ライター#/red#みたいなこともやったねぇ」
「…そうか… ところで君、何か#red#隠し事#/red#をしてないかね?」
「ヒッヒ! ああ、やってるとも! #red#こっそりと、書く仕事#/red#をね!」
「…ちなみに、悪意を持ったハッカーをクラッカーと呼ぶが… 他に、#red#ブラックハット#/red#という呼び方もあるらしいですな」
「ヒッヒ! 大正解!」 そう言って彼は、パーティグッズの#red#クラッカー#/red#をパァンと鳴らす。
「やれやれ… まぁ、私は何も言うつもりはないが、女王に首を刎ねられない程度にしておきたまえよ…?」
「ヒッヒ! それでこそ我が友人だ! どうだい、おいしいグラハム#red#クラッカー#/red#があるんだ。お茶請けにどうだい?」
「お、いいね… あの安っぽい、甘味料の#red#サッカ#/red#リンが効いたところが乙ですな…」
結局、犯人はハッカーであり、#red#ハッター#/red#だったということですな… まぁ彼のやることに、さほど意味はないのでしょうが…
それに、不思議の国が騒がしいのはいつも通り。 この際、みんなでネットの住人になるのも一興かもしれませんなぁ…
ほら、あなたのパソコンにも、こっそり隠れてるかも知れませんよ…?
今この国には、#big5#「IT革命」#/big5#の嵐が吹き荒れております。
発端は、国中に一斉にバラまかれた、とあるビラ。
#b#「時代は今、インターネット! ネットがあれば、こんなことが…」#/b#
#red#タイプライター#/red#で打たれたその怪文書を読んで、国民も女王様も、興味津々。
女王様の鶴の一声で、一挙にインフラが進んだのでございます。
しかし、なにしろ不思議の国は、今までパソコンすらなかったアナログな世界。
勝手がわからず、鍵(キー)を打ち鳴らしたり、ピアノの鍵盤(キー)を叩いたりする連中ばかり。
そして、「操作には#red#マウス#/red#が必要」と聞いて、国中に#red#ハツカネズミ#/red#が大流行。
なにせ、妊娠期間が#red#二十日#/red#というこのネズミ、増えるわ増える、まさにネズミ算式。
まぁ、増えすぎた分はチェシャ猫どのと、他国からきた笛吹きさんが処理してくれたのですが。
ちなみに私、「#red#三月ウサギ#/red#」なのものですから、「二十日ネズミ」殿には親近感が沸きましてな。
意気投合して、お互いの名前の「三月」と「二十日」を入れ替えよう、と提案してみたのですが。
どうも、先方さんが「#red#三月マウス#/red#」になるのは、いろいろまずいようで…
まぁ、私の3月は本来、「マーチ=さんがつ」ですので、「みつき」と読まねばいい話ですが…
ま、ネズミなら、私にはネムリネズミのヤマネくんというお茶会仲間もいますからね…
さて、そんな国民の混乱を予測してか、例の怪文書はさらに詳しい情報を追加して、何度もバラ巻かれております。
ここ最近は、インターネットだけでなく、「時代は#red#サッカー#/red#!」と、いわゆるフットボールの宣伝も入っておりまして。
そういうわけで、いまや不思議の国は、女王から国民の末端に至るまで、ネットとサッカーに夢中なのでございます…
しかし、ある日のこと。 女王の城で管理していた、「国民の個人情報」が流出するという事件が起こりました!
どうやら、#red#ハッカーとかクラッカー#/red#とか言う奴の仕業らしく、ネットの防護壁(#red#ファイヤー#/red#ウォール)を通過して、
女王のサーバに侵入したのでございます。 女王のブログは#red#大炎上#/red#! いやはや、大変なことになりました。
まぁそれはそうとして、久々にお茶会を開こうということになりまして、先に紹介したヤマネくんの家に行きますと…
もう一人のお茶会仲間、”狂気の帽子屋”ことマッドハッターくんが待っておりました。
「やぁ、久しぶりですな。 …おや? その帽子、黒いものに変えたのですかな?」
「ヒッヒ、まぁ、気分でね。 ホワイトハットより#red#ブラックハット#/red#のほうが似合うんじゃないかと」
「それに、パイプを咥えて… それはイモムシ殿の吸ってた水キセルですかな?」
「これは#red#ハッカ#/red#パイプさ。 まぁ、普通のタバコの葉も入ってるがね。 いわゆるメンソールってところかな!」
そういって彼は、懐から#red#ライター#/red#を取り出すと、火をつけた。 見ると、お茶会のお茶も、#red#ペパーミント#/red#ティのようだ。
「ところでウサギくんは、サッカーやってるかい? 私は見るのは好きだが、やるのはどうも…」
そういってズボンの裾をまくった彼がひざ小僧を見せると、そこは擦り傷だらけだった。 「擦過(#red#さっか#/red#)傷は治りにくいねぇ」
私は、昔からの友人に尋ねた。 「そういえば帽子屋くん。君は前から、パソコンやサッカーに詳しくなかったかね?」
「ああ、どちらも、見るのは大好きさ! 誰かは知らないが、怪文書を配ったブームの#red#火付け役#/red#には感謝だねぇ」
「そのことだがね… 帽子屋くん。君は… 文書を作るのも得意じゃなかったかな?」
「ヒッヒ、そうだねぇ! 各地を回って、記事を書くルポ#red#ライター#/red#みたいなこともやったねぇ」
「…そうか… ところで君、何か#red#隠し事#/red#をしてないかね?」
「ヒッヒ! ああ、やってるとも! #red#こっそりと、書く仕事#/red#をね!」
「…ちなみに、悪意を持ったハッカーをクラッカーと呼ぶが… 他に、#red#ブラックハット#/red#という呼び方もあるらしいですな」
「ヒッヒ! 大正解!」 そう言って彼は、パーティグッズの#red#クラッカー#/red#をパァンと鳴らす。
「やれやれ… まぁ、私は何も言うつもりはないが、女王に首を刎ねられない程度にしておきたまえよ…?」
「ヒッヒ! それでこそ我が友人だ! どうだい、おいしいグラハム#red#クラッカー#/red#があるんだ。お茶請けにどうだい?」
「お、いいね… あの安っぽい、甘味料の#red#サッカ#/red#リンが効いたところが乙ですな…」
結局、犯人はハッカーであり、#red#ハッター#/red#だったということですな… まぁ彼のやることに、さほど意味はないのでしょうが…
それに、不思議の国が騒がしいのはいつも通り。 この際、みんなでネットの住人になるのも一興かもしれませんなぁ…
ほら、あなたのパソコンにも、こっそり隠れてるかも知れませんよ…?
「否認、人にあらず」「3ブックマーク」
イルカを愛し、イルカに愛された少女は一人の男によって殺された。
なぜ彼女は死ななければいけなかったのだろう。
「ジョニーは私にとってかけがえのない存在でした。・・・この世界で唯一のパートナー・・・でした」
私は今年の5月、海沿いに住む少女を取材した。
その地元ではちょっとした噂の少女だった。
イルカと心を通わせる少女、いやここは美少女としたほうが視聴者受けは良いか。
彼女はそのイルカをジョニーと呼び、共に海を泳いでは友達のように遊んでいた。
眩しい太陽の中、可愛らしい彼女とイルカがはしゃぐ姿はとても絵になる。
カメラを構える私の目も糸のように細長くなっていた。
夕日が海岸を照らす頃、彼女は砂浜に帰ってきた。
ふと彼女の体に目をやると、無数の青いあざができていた。
「やっぱりジョニーと一緒だと、あちこち体をぶつけるのかい」
「え・・・、あ、はい。大変なんですよ」
一瞬うつむきかけたが、最高の笑顔で返してくれた。
「ところで何故君はあんなにもジョニーに好かれるんだい。餌付けでもしてるの」
「・・・そんな訳ないじゃないですか。自然とですよ、自然と」
今の質問は不味かったかも、だんだん不機嫌になってきている。
その後適当に話を盛り上げ、取材は終わった。
私が同じ10代ならきっと恋をしていたであろう、そう思える爽やかな少女だった。
映像はお茶の間に流れ、なかなかの評判だったようだ。
3ヶ月後、突然私の懐に臨時収入が入った。
喜べなかった、その場で破り捨てたかった。
イルカと心を通わす美少女、逮捕。
裁判の結果、彼女は死刑になった。
この国ではたとえ子供であっても、犯した罪相応の罰を受けなければならない。
両親の殺害、そして無残な方法での死体遺棄、完全なアウトだった。
ここからは彼女の独白。
独占インタビューの成果だ。
「私はパパとママから虐待を受けていました。言葉で表現できないようなこと、いっぱい。私だけなら耐えられたんです。というか諦めてました、いろいろと」
「でもダメだった。公園でこっそり飼ってたポチ、心の支えだったポチ、なんであんな姿になってしまったの」
「すると胸が、頭がカーっとなって。いつもなら敵わないパパの腕力を振り払って、いつもは怯えていた警棒を今度は私が持って」
「やっちゃった後は罪悪感でいっぱいでした。でも持ち運ばなきゃだから、一人でバラバラにして、一人で船に運んで、一人で捨てて」
「一人ぼっちで泣きそうになった時、共犯者ができたんです。私を無条件に受け入れてくれる、共犯者」
「ジョニーは美味しそうに食べてくれました。私はそれがうれしくって、」
テープはここで止めた。
彼女はあの時とまったく変わりがない笑顔だった。
それが怖くて、切なくて、受け入れることができなかった。
見世物にするのが辛かった。
こうして彼女は死刑囚として死んだ。
ジョニーもまた処分されたらしい。
願わくば、天国であろうと地獄であろうと、二度と両者が出会わないことを祈る。
私はそれを友情とも、愛情とも認めない。
なぜ彼女は死ななければいけなかったのだろう。
12年08月13日 23:30
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
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「ジョニーは私にとってかけがえのない存在でした。・・・この世界で唯一のパートナー・・・でした」
私は今年の5月、海沿いに住む少女を取材した。
その地元ではちょっとした噂の少女だった。
イルカと心を通わせる少女、いやここは美少女としたほうが視聴者受けは良いか。
彼女はそのイルカをジョニーと呼び、共に海を泳いでは友達のように遊んでいた。
眩しい太陽の中、可愛らしい彼女とイルカがはしゃぐ姿はとても絵になる。
カメラを構える私の目も糸のように細長くなっていた。
夕日が海岸を照らす頃、彼女は砂浜に帰ってきた。
ふと彼女の体に目をやると、無数の青いあざができていた。
「やっぱりジョニーと一緒だと、あちこち体をぶつけるのかい」
「え・・・、あ、はい。大変なんですよ」
一瞬うつむきかけたが、最高の笑顔で返してくれた。
「ところで何故君はあんなにもジョニーに好かれるんだい。餌付けでもしてるの」
「・・・そんな訳ないじゃないですか。自然とですよ、自然と」
今の質問は不味かったかも、だんだん不機嫌になってきている。
その後適当に話を盛り上げ、取材は終わった。
私が同じ10代ならきっと恋をしていたであろう、そう思える爽やかな少女だった。
映像はお茶の間に流れ、なかなかの評判だったようだ。
3ヶ月後、突然私の懐に臨時収入が入った。
喜べなかった、その場で破り捨てたかった。
イルカと心を通わす美少女、逮捕。
裁判の結果、彼女は死刑になった。
この国ではたとえ子供であっても、犯した罪相応の罰を受けなければならない。
両親の殺害、そして無残な方法での死体遺棄、完全なアウトだった。
ここからは彼女の独白。
独占インタビューの成果だ。
「私はパパとママから虐待を受けていました。言葉で表現できないようなこと、いっぱい。私だけなら耐えられたんです。というか諦めてました、いろいろと」
「でもダメだった。公園でこっそり飼ってたポチ、心の支えだったポチ、なんであんな姿になってしまったの」
「すると胸が、頭がカーっとなって。いつもなら敵わないパパの腕力を振り払って、いつもは怯えていた警棒を今度は私が持って」
「やっちゃった後は罪悪感でいっぱいでした。でも持ち運ばなきゃだから、一人でバラバラにして、一人で船に運んで、一人で捨てて」
「一人ぼっちで泣きそうになった時、共犯者ができたんです。私を無条件に受け入れてくれる、共犯者」
「ジョニーは美味しそうに食べてくれました。私はそれがうれしくって、」
テープはここで止めた。
彼女はあの時とまったく変わりがない笑顔だった。
それが怖くて、切なくて、受け入れることができなかった。
見世物にするのが辛かった。
こうして彼女は死刑囚として死んだ。
ジョニーもまた処分されたらしい。
願わくば、天国であろうと地獄であろうと、二度と両者が出会わないことを祈る。
私はそれを友情とも、愛情とも認めない。