「ウィル・オ・ウィスプ・ガール」「7Good」
私達の村の近くにある、『出る』と噂の不気味な林道。
そこにはある一つのルールが存在する。
その林道で、
『もし一人ぼっちで歌う少女を見かけたら、絶対に関わってはいけない』
というものだ。
なぜそんなルールが存在するのだろう?
そこにはある一つのルールが存在する。
その林道で、
『もし一人ぼっちで歌う少女を見かけたら、絶対に関わってはいけない』
というものだ。
なぜそんなルールが存在するのだろう?
14年08月22日 21:37
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
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私達の村に住む一人の少女。
病気の母のために、毎日朝早くに街に働きに出て、夜遅くに帰ってくる。
その不気味な林道は、街に続く唯一の道だが、
近くには墓もあり、死んだ村人達の幽霊が出るともっぱらの噂だった。
幼い少女が夜遅くに一人でその林道を通るのは、相当な勇気がいることだろう。
だから、少女は怖さを紛らわすために陽気な歌を歌う。泣きそうになりながら歌う。
あまりにも健気でかわいそうなので、#red#その林道に出る『村人の幽霊』である私達#/red#は、
少女を怖がらせないために、彼女が通る間は視界の届かない場所に隠れることに決めたのだった。
おかげで少女は幽霊を見たことはなく、仕事に支障をきたしたこともない。
お母ちゃん、早く良くなるといいね。
病気の母のために、毎日朝早くに街に働きに出て、夜遅くに帰ってくる。
その不気味な林道は、街に続く唯一の道だが、
近くには墓もあり、死んだ村人達の幽霊が出るともっぱらの噂だった。
幼い少女が夜遅くに一人でその林道を通るのは、相当な勇気がいることだろう。
だから、少女は怖さを紛らわすために陽気な歌を歌う。泣きそうになりながら歌う。
あまりにも健気でかわいそうなので、#red#その林道に出る『村人の幽霊』である私達#/red#は、
少女を怖がらせないために、彼女が通る間は視界の届かない場所に隠れることに決めたのだった。
おかげで少女は幽霊を見たことはなく、仕事に支障をきたしたこともない。
お母ちゃん、早く良くなるといいね。
「酔っ払いの戯言」「6Good」
合宿所に酒やツマミを持ち込んでの打上げ中のこと。
「ポテチ余ってる?」
向こうで飲んでいたエイキチが顔を覗かせた。
「おう、どれでも持っていきな」
ジュンペイはそう返した。
開封済みのポテチも中身はほとんど残っていたが、エイキチは開けていない方を持って行こうとした。
#b#するとジュンペイは慌てて止めた。#/b#
何故だろう?
「ポテチ余ってる?」
向こうで飲んでいたエイキチが顔を覗かせた。
「おう、どれでも持っていきな」
ジュンペイはそう返した。
開封済みのポテチも中身はほとんど残っていたが、エイキチは開けていない方を持って行こうとした。
#b#するとジュンペイは慌てて止めた。#/b#
何故だろう?
15年03月15日 08:53
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
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#big5#「お前、そっち側を掴んだら中身がこぼれるだろ!」#/big5#
エイキチは、#red#開封済みのポテチの開けていない側#/red#を掴んで持っていこうとしたのであった。
エイキチは、#red#開封済みのポテチの開けていない側#/red#を掴んで持っていこうとしたのであった。
「神様の四割引」「5Good」
その日、カメオがおつかいに行ったらいつもの洗剤が広告の品で四割引きだったことを、カメオは十年後に奇跡だと感じ、一生感謝することになった。なぜ?
15年06月28日 23:43
【ウミガメのスープ】 [芳香]
【ウミガメのスープ】 [芳香]
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身体が悪くなってまともに家事ができない、どころかまともに生活していけない。単身赴任した夫は忙しく、相談すらできない。
そんな状況に耐えかねて、カメオの母は死のうとしていた。
その日、カメオが本来「おつかい」で頼まれていたのは、いつものものではない洗剤だった。
家にあるいつものお風呂用『アルカリ性』洗剤と、カメオが買ってくるはずの「『酸性』洗剤」とを混ぜて有毒ガスを発生させ、母は自殺しようと考えていたのだ。
だが、幼いカメオが買ってきたのはいつもどおりの洗剤だった。
間違えてしまったのだろうか、と母が失望しながら理由を訊くと、カメオは言った。
「だってね、すごいんだよ! このいつものやつ、『4わりびき』だったんだ! すごいでしょ! やすかったからこっちにしちゃった! おかあさん、うれしい?」
まだ子供ながらに母を喜ばせようと、褒めてもらおうと嬉しげなカメオを見て、母は我に返り、涙した。
自分はなんてことをしようとしていたのだろう。こんなに幼い、いい子の、かわいいカメオに自分の親が死ぬための道具を買わせようとするなんて。
「ごめんね、ごめんねカメオ、ありがとう。……きっと神様が、まだ死ぬなって言ってくれてるのね」
当時のカメオには意味がわからなかったが、十年後、化学の授業を受けていたときに理解した。
あのとき、いつもの洗剤が四割引ではなかったら、カメオは母に頼まれた通りのものを買ってきていただろう。家にある洗剤と混ぜれば毒ガスの発生してしまう洗剤を。
カメオは十年前の真実に気付いて恐怖し、それから深く感謝をした。他でもないあの日に、自分にいつもどおりの洗剤を選ばせてくれた「神様」の奇跡に。
要約解説
いつもの洗剤が通常価格の四割引で売られていたことで、幼いカメオはそれに惹かれ、母から頼まれた違うタイプの「いつものものと混ぜると毒ガスの出る」洗剤を買わずに済んだ。そのため母は希望を取り戻し、当時はなにがなんだかわからなかったカメオは、十年後、化学の授業ですべてに気が付き感謝した。
ざっくり言うと、母の「死」を免れたのだ。「四」割引だけに。(重要ではありません)
そんな状況に耐えかねて、カメオの母は死のうとしていた。
その日、カメオが本来「おつかい」で頼まれていたのは、いつものものではない洗剤だった。
家にあるいつものお風呂用『アルカリ性』洗剤と、カメオが買ってくるはずの「『酸性』洗剤」とを混ぜて有毒ガスを発生させ、母は自殺しようと考えていたのだ。
だが、幼いカメオが買ってきたのはいつもどおりの洗剤だった。
間違えてしまったのだろうか、と母が失望しながら理由を訊くと、カメオは言った。
「だってね、すごいんだよ! このいつものやつ、『4わりびき』だったんだ! すごいでしょ! やすかったからこっちにしちゃった! おかあさん、うれしい?」
まだ子供ながらに母を喜ばせようと、褒めてもらおうと嬉しげなカメオを見て、母は我に返り、涙した。
自分はなんてことをしようとしていたのだろう。こんなに幼い、いい子の、かわいいカメオに自分の親が死ぬための道具を買わせようとするなんて。
「ごめんね、ごめんねカメオ、ありがとう。……きっと神様が、まだ死ぬなって言ってくれてるのね」
当時のカメオには意味がわからなかったが、十年後、化学の授業を受けていたときに理解した。
あのとき、いつもの洗剤が四割引ではなかったら、カメオは母に頼まれた通りのものを買ってきていただろう。家にある洗剤と混ぜれば毒ガスの発生してしまう洗剤を。
カメオは十年前の真実に気付いて恐怖し、それから深く感謝をした。他でもないあの日に、自分にいつもどおりの洗剤を選ばせてくれた「神様」の奇跡に。
要約解説
いつもの洗剤が通常価格の四割引で売られていたことで、幼いカメオはそれに惹かれ、母から頼まれた違うタイプの「いつものものと混ぜると毒ガスの出る」洗剤を買わずに済んだ。そのため母は希望を取り戻し、当時はなにがなんだかわからなかったカメオは、十年後、化学の授業ですべてに気が付き感謝した。
ざっくり言うと、母の「死」を免れたのだ。「四」割引だけに。(重要ではありません)
「けして放棄ではない!」「5Good」
掃除をしていることを褒められたカメオは、すぐに掃除をやめてしまった。
一体なぜだろう?
一体なぜだろう?
15年08月18日 23:01
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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カメオはホウキ……ではなく掃除機で掃除をしていた。
#big5#ブオオオ……#/big5#
母「あら、カメオ掃除しているの?偉いわねぇ。」
#big5#ブオオオ……#/big5#
カメオ「……え?なんか言った?」
カメオは母が自分に向けて言ったことの内容を確認するために、#red#今使っている掃除機の電源を一旦切って掃除を中断した#/red#のだ。
#big5#ブオオオ……#/big5#
母「あら、カメオ掃除しているの?偉いわねぇ。」
#big5#ブオオオ……#/big5#
カメオ「……え?なんか言った?」
カメオは母が自分に向けて言ったことの内容を確認するために、#red#今使っている掃除機の電源を一旦切って掃除を中断した#/red#のだ。
「きずなの糸」「4Good」
DNA鑑定の結果、海雄と亀雄の間に親子の関係は認められなかった。
それでも亀雄は海雄が実の父であると確信していたという。
いったいなぜ?
それでも亀雄は海雄が実の父であると確信していたという。
いったいなぜ?
16年04月27日 23:05
【ウミガメのスープ】 [kinnsada]
【ウミガメのスープ】 [kinnsada]
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オレ亀雄。
まだ20代も半ばだというのに頭頂部が薄くなってきた。
親父はまだフッサフサだというのに、
本当は実の父親じゃないのではないかしら?
心配になったので寝ている親父の髪の毛を拝借してDNA鑑定してみることにした。
鑑定士「えー、DNAどうこう以前にお父様の毛髪はツクリモノです。」
よかった。オレの親父に間違いない。
まだ20代も半ばだというのに頭頂部が薄くなってきた。
親父はまだフッサフサだというのに、
本当は実の父親じゃないのではないかしら?
心配になったので寝ている親父の髪の毛を拝借してDNA鑑定してみることにした。
鑑定士「えー、DNAどうこう以前にお父様の毛髪はツクリモノです。」
よかった。オレの親父に間違いない。