少女のカレンダーには、ずっと前から今日の日にちに花まる印をつけているほどでした。
ですが、少女の売っているエリンギを使って作られたキノコのパイは皆口々に、「きみがわるい」と言って全く売れません。
肩を落とす少女に、とある異国の少年が声をかけ、パイを食べました。
それによって、少女のパイは売れる様になりました。
状況を説明してください。
***
【この問題は「きみがわるい(変換自由)」、「カレンダー」、「エリンギ」のお題をもとに作られた三題噺のウミガメです。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードからウミガメのスープを作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください】
【ウミガメ】
異国の少年はその後タイタニックに主演しますか?
Now どうしてそうなったw
見た目がグロテスクなのですか?
No! そういうわけではありません。
少年はミシェランシェフでしたか?
No! ただしそれでもなりたつかな?
売れるようになったのはキノコのパイですか?
Yes!!
少女だから、パイは売れなかったのですね?ね?
Yes!! そうですよ?よ? [良い質問]
皆は「気味が悪い」と言っていますか?
Yes!! なぜ!? [良い質問]
きみがわるい とは 君(あなた)という意味で使われていますか?
No!!
「きみがわるい」は「気味が悪い」ですか?
Yes!! [良い質問]
異国の少年は「このアワビ最高!」っと絶賛しましたか?
Ye……なんでアワビやねん! No!!
きみがわるいは「君が悪い」ですか?
No!!
1より その後、焼いた肉を食べて自殺しますか?
1 Noだからね!?ww
きみがわるい=黄身が悪い ますか?
No!! 「気味が悪い」です。
少女の名前は君川ルイですか?
No!! それでもいいけど^^;
少女は嫌われていましたか?
Yesかな? でもニュアンスはちょっと違うかもしれませんが…… [良い質問]
少女はクリームコロッケですか?
Now どうしてそうなったw
まさか…すき焼きが出てくるのですか?
No! なんだかすいませんw
その国では金髪少女が造る得体の知れないものは食いたくないですか?
No!! ただし少し惜しい! [良い質問]
少年は異国の王族ですか?
Yes! お忍びで来た王子でした。 [良い質問]
異国の少年が食べた=売れるようになった理由 ますか?
Yes!! [良い質問]
そのパイは異国の人物に売れるようになりましたか?
Noかな? 町の人に売れる様になりました。
マッチ売りの少女ならぬ、パッイ売りの少女ですか?
Yes! パッイ売りですw
記念日にパイを売りますか?
YesNo!! その日だけでなく…… [良い質問]
彼女の記念日は、何かが生まれた記念日ですか?
No!!
少女の国にエリンギを食べる習慣はありましたか?
Yes!!
異国の少年は貧しいですか?
No!! あまり関係無いですが。
パイを売っている国では、少女の方が異国人でしたか? [編集済]
No!! 少女はその国の人でした。
彼女はエリンギを育てていたので気味悪がられていましたか?
No!! そういうわけではありませんでした。
あまりにも芸術度が高くてみんなそれを魔除けの道具だと思っていましたか?
Now 一度見てみたいw
記念日以外にもパイを売りますか?
Yes!! 毎日売っていました。
少年でも、条件が合えばパイは売れませんでしたか?
Yes!! [良い質問]
その国ではエリンギとは腐海の胞子のことでしたか?
Noww それ、少女捕まるわw
パイには問題がなかったが、少女が差別されていましたか?
Yes!!! Gj!! [良い質問]
すいません、この問題で、質問すれば、ノックスRさんにプロポーズできると聞いたのですが、本当ですか?
したい?\(//∇//)\
異国の少年の職業は重要ですか?
Yesかな? 王子だから、注目された、というのもなきにしもあらずです。
条件が合えば、パイではなくても大丈夫ですか?
Yes! 大丈夫です。
少女はジプシーですか?
ググって……No!!
それ以外の日に売ったパイは売れましたか?
No!! 今まで全く売れませんでした。ただし…… [良い質問]
異国の少年が食べたパイは美味しかったのですか?
Yes!!
少女の人種は昔奴隷で、記念日は独立記念日でしたか?
Yes!!!! まとめてください! [良い質問]
非現実的要素はありますか?
No!! ただし、現代では起こり得ませんが。
パイはイッパイ売れましたか?
Yes! その日以来、イッパイ売れました。
あまりにも記念日過ぎたため、パイにも花マル印がありましたね? [編集済]
Now
王国のみで繁盛しましたか?
Yesかな?
少女は王子に会うつもりでしたか?
No! 王子がきていることすらしりませんでした。
異国の少年が行き倒れていた時に、パイを食べさせて助けたという美談が広まりましたか?
No! それもよかったかも……
ノックスさん…つきあって下さい!(テストプレイヤーとして((えw)) [編集済]
わーい、初めての告白ー\(//∇//)\ たいしたアドバイスできないかもしれませんが、イイですよー
少女から王女へランクアップしましたか?
No! さすがにそこまではw
基本王子って王様が老人だからオッサンですか?
可愛い子をイメージしてーww
玉子…じゃない王子が食べたことで、少女と少女の作るパイへの偏見が払拭されましたか?
Yes!!! 端的にはそういうことです! [正解]
少女の社会的地位は低かったのですか?
Yes!! [良い質問]
少女は、銀河鉄道にのって、機械の体を手に入れようとしていましたか?
Now
少女は差別されていた為にパイが売れなかったが、異国の王子がパイを食べた事でパイが売れるようになり、無事独立記念日を祝えましたか?
Yes!! 正解ですー [正解]
あ、もしかして、少女は王族ですか?
No! ビビちゃんじゃありません。
少女は異国の王子にみそめられましたか?
No! おいしいといってもらえただけです。
異国とは、昔少女を奴隷として扱っていた国でしたか?
No! 少女の国が、少女を奴隷としていました。
少女のパイを食べた王子は「これは本当にキノコのパッイですか?」と言いましたか?
No He speaks English. So, she could hardly understand what he said.
さぁみんな、ボケの時間だよっ!((違
よし、十分ぐらいだけ時間頂戴w
ローザ・パークスさんは偉大ですか?
Sorry,I don't know him(´・_・`)
その王子が少女の両親と少女を奴隷に陥れた張本人であることを少女は知っていますか?
えーっ!! 意外な新事実ww
少女が落とした肩を拾った王子が、この肩にピッタリの人を探していましたか?
それでいじわるな姉達が、肩を切ったりするんですね、わかります。
少女の好きなものはクリームコロッケですか?
だからなんでクリームコロッケが出てくるww
パイにはエリンギがイッパイ入り過ぎてスッパイ!で、シッパイでしたか? [編集済]
大成功で少女は子供ビールでかんパイしました。
問題のエリンギとは、自分の事ですね?
そうそう、いつも切り刻まれて……ってなんでやねんw
少年の名も君川ルイですね?ね? [編集済]
ルイ53世でした?た?
そもそもエリンギの着ぐるみのせいでエンガチョされていた事には、最後まで気付かなかったのですか?
ええっ、そうだったんですか!? (ヌギヌギ……
少女の作るパイには激しい中毒性がありますか?
No! ありません! アヘンの三倍ほどしか。
みんなの方がボケのセンスがいい(´・ω・`)
みんな、ボケモンマスターを目指してるらしいですw(´・_・`)
48より 「おうじさま・・・」「誰がおじさまじゃい」のネタで国民大うけ、だって笑わないと奴隷にされるから、ですか?
怖い国やなーw
異国の王子は「ヘイ、彼女オレとお茶しない?」(古)と、声をかけましたか?
えっ、古いんですか!? だって「モテオが答える! コレであなたもモテオに!」 の本にしっかりと…
少女には妹がいて、トトロに願い事を叶えてもらいましたか?
私はナウシカ派ですw(関係ないっw)
あなたが美味しいと言ったから、今日はパイ記念日ですか?
サラダがおいしいと言っても、パイ記念日です。
あるところに、一人の女の子が一人きりで暮らしておりました。
とても可愛くて、純真な心を持った女の子でした。
その日も、朝早く起きて少女は近くの町へと歩いて行きました。
右腕にはカゴを一つぶら下げて。
そしてそのカゴの中には、たくさんのキノコのパイが入っていました。
そのキノコのパイは、少女の住んでいる家の周りに生えているエリンギを使って、自分一人で一生懸命に作った物でした。
少女はこうして毎日、近くの町に、このパイを売りにいっているのです。
なかでも、今日は普段よりも少女は楽しげでした。
理由は二つありました。
一つは、昨日から徹夜でアレンジを加えながら料理をしたおかげで、いつもよりもおいしくできたのです。
これなら皆においしく食べてもらえる。
そう思うと嬉しくてたまりませんでした。
そしてもう一つ。
今日は、少女にとっては「特別な記念日」だったのです。
家の小さなカレンダーにも、今日の日にちに花まる印をつけていました。
そしてようやく、町にたどり着きました。
町の中心。少女がいつも売り場にしている広場は、いつも以上に賑わっている気がします。
少女は笑顔でいつもの場所に立って、パイを売り始めました。
「キノコのパイ、おいしいですよー……」
少女は懸命に声を出して売りはじめます。
ですが、誰も少女のパイに手を付けようとしません。
みんな、少女の方を一目見て、避けて行きます。
「……気味が悪い」
誰かが、そうポツリと言いました。
すると、また別の誰かが声を出します。
「元奴隷が売っている物なんて……」
その声を聞いて、少女の右手にあるアザがズキンと痛みます。
決して消えないアザーーーそれは、奴隷だった者の証。
この国は少し前まで、「奴隷」という身分の者達がいたのです。
彼らは人間と見なされていませんでした。
少女は、その奴隷だったのです。
今日で、その「奴隷」という身分がなくなって一年。
つまり、少女にとって、今日は「人間になった日」だったのです。
でも、そんな記念日も、カレンダー上の記念日の様でした。
「こんな奴隷だった者の作っている食べ物なんて、なにが入っているか分からん」
「そうよねー、気味が悪いわ……」
現実は、少女にとって冷酷でした。
それでも、少女は負けません。
「お、おいしいですよー……」
声を絞りあげて、パイを売ろうとします。
だけどやっぱり、いつもとかわらず、皆無視したり、遠巻きに見るだけだったり、蔑む人たちばかりです。
するとその時、誰かの体がぶつかって、少女の体がよろけ、パイが地面に落ちてしまいました。
少女はあわてて拾い集めます。
誰も、拾ってくれる者はいませんでした。
少女の目に、涙が浮かびます。
おいしいのに……
おいしく、できたのに……
「Are you OK?(大丈夫ですか?)」
「え?」
すると、声をかけてきたのは、綺麗な青い目をした、異国の少年でした。
異国の人を初めて見た少女は、その澄み渡るほどの青い目に、一瞬目を奪われてしまいました。
「Why do you feel like crying now? you know...Could you give me one?(どうして泣きそうにしているんだい? ええと……そうだ、一つおくれよ)」
「え、ええと……」
少女は少年がしゃべっている事がわかりませんでしたが、 少年がパイを欲しがっている事は何となく分かりました。
少女が一つ、パイを差し出すと、少年はパクッと食べました。
「あっ……!」
「!! It taste so good! (とてもおいしいよ!)」
少女には、彼の言葉が分かりませんでした。
ですが、彼がとても喜んでいるのだけは分かりました。
それだけで、少女はとても救われる想いがしました。
その翌日。
少女がいつもの場所にいくと、そこには行列ができていました。
聞くと、なんとあの少年はお忍びで遊びにきていた、他国の王子様だったのです。
そのことは昨日のうちに瞬く間に町中に広まりました。
王子がおいしいといっていたパイが、どんなにおいしいのか。
みんな食べて見たくなったのです。
みんな、エリンギのパイに舌鼓を打ちます。
そこには、もはや「奴隷」なんて言葉を口に出す者はいませんでした。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。