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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

【勝手にコラボ祭】旅立つ時「3ブックマーク」

パパパーン、パパパパーン。

大きなドアから出てくる父と娘。父と歩む真紅のロード。父と腕を組み、ゆっくりと歩く。

歩みを止め、目の前の男性に娘を引き渡すと、父は一礼し、その場を後にする。

娘「お父さん、離れてもずっと私はお父さんの娘です。身体に気をつけて。」

その言葉を聞いた父は、ニコッと優しい笑顔を見せた。

しかし、父は二度と娘に会うことは無かった。

一体なぜ?


【なつなつさんとのコラボ問題】

【原案:Taka、なつなつ】
13年01月29日 23:39
【ウミガメのスープ】 [Taka]



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パパパーン、パパパパーン!
激しく鳴り響く銃声の中、敵陣から逃げる父と娘。

敵国の入り口ともいえるドアを抜け、味方が待つ場所へと急ぐ。しかし父は足に銃弾を受け、走ることなど出来る状態ではなかった。娘は足を怪我した父の腕をとり、敵味方の死体がゴロゴロ転がる血まみれの道をゆっくりと歩いていく。

もうすぐ味方のいる場所につく。そこへ着くとヘリがある。それに乗れば逃げ切れる。娘は必死だった。しかし、父は何も出来ない自分に歯痒さを感じていた。何か、娘にしてやれることはないか。

敵軍が後を追いかけてくる。早く逃げないと。

味方のいる場所につき、落ち着いたのもつかの間、敵軍が見えた。急げ!ヘリに乗り込もうとする父と娘。しかし定員オーバーで1人しか乗ることが出来ない。時間がない。父はヘリの中の男に娘を引き渡す。男に娘を頼むと一礼して。

父「どうせ、足手まといになる。ならここでお前達を見送り、時間を稼ごうじゃないか。また、会えたらいいな。」

娘「お父さん、離れてもずっと私はお父さんの娘です。身体に気をつけて。」

娘にはわかっていた。もう父には会えないことを。しかしそんな雰囲気は微塵も見せない。お互い、とても強い人間だった。

その言葉を聞いた父は笑顔でヘリを見送る。身体中に爆弾を巻きつけながら。

娘はヘリの中で鐘の音とは似ても似つかぬ爆弾の音を聞き、涙を流した。
男は家族を捨ててまで、女に会うために旅に出た。
家族のいるところには二度と戻らない決意をして。
そんな決意までしたのだが、女を遠くから眺めるだけで、一言も話しかけなかった。

いったいなぜ?

*自前リサイクルです
13年05月14日 22:40
【ウミガメのスープ】 [人良星鈴]



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男は病気を患っており、突然死ぬかもしれない状態だった。
男には愛する妻と、3歳になる娘がいる。
(俺が死んでしまったら・・・家族が本当に心配だ・・・特に娘は。)
これからどんなふうに成長していくのか、どんな仕事に就くのか、・・・どんな奴と結婚するのか。

男は決意をした。
死ぬ前に未来に行き、未来で死ぬのだ。

どうせ死ぬことには変わりない、だったら早めにいなくなって少しでも家族の負担を減らそう。
そして、娘がどのように成長しているのかだけでも見たい。

もちろん話しかけはしない。
男がいなくても、無事に成長しているのかを確かめるためだ。


未来に着いて、娘を見つけた。
(こんな男と付き合ってるのか・・・こんな仕事してんのか・・・)
(ん?今日はやけに気合い入れてるな。結婚式だ!俺の写真もってバージンロード歩いてくれてるぜ・・・)

女「私、今本当に幸せです・・・」

(それがわかっただけで十分だ。)


こうして、未来の地で一人、幸せに死んでいったとさ。



女「あの結婚式のぞいてたHENTAI誰だったのかなぁ・・・がぐぶるっ」
冷たいレモネードをどうぞ「3ブックマーク」
夏の風物詩、レモネードスタンド。
私は夏が来ると、様々なレモネードスタンドのレモネードを飲むのが趣味だった。
しかし、去年の夏から私はその趣味をぱったりとやめた。
一体何故
11年07月05日 20:50
【ウミガメのスープ】 [アイゼン]



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去年の夏、私は片隅にぽつんと立っているレモネードスタンドに立ち寄った。
可愛らしい二人の女性の笑顔。爽やかなレモネードの香り。
やっぱりこの趣味をやっていてよかった。私はそう思いながら、差しだされたレモネードに口をつけました。
味が変だ。不味さの中にある甘味に気持ち悪くなる。それと同時に身体が、瞼が重くなる。
霞む視界。グラスの中で揺れてるのは赤い液体……? そしてグラスの縁には――

気が付くと、そこは薄暗い倉庫だった。
拘束はされてないようなので、立ち上がり、歩き回ってみる。
笑顔に見とれていて大変なものを飲まされた。頭がぐらぐらする。
そう思いつつ、適当にふらふら歩いていると、何かに足が当たった。
何だろうと、足元を見ると、そこには死体が無造作に積み重なっていた。
悲鳴を抑え、それをよく観察する。両目が、なかった。
それを確認したとどうじに脳内にフラッシュバックする意識を失う前の光景。

赤い液体。
グラスの縁に飾られていた、レモンのように輪切りされた、


目玉。


私は逃げ出した。
鍵はかかってなかった。きっと、もっと長く寝ているのだろうと、彼女たちは思っていたのだろう。
走った。無我夢中で走った。
何とか交番に辿り着き、今までの事を説明し、半ば引っ張るように警察官をレモネードスタンドがあった場所に連れて行った。
が、そこには何もなかった。警察は私を嫌な目で見て、立ち去った。

それ以来、私はレモネードにすっかりトラウマを持ってしまった。
彼女たちを見かけた事はないが、女性の笑顔を見ると、必ず背筋が寒くなる。
きっと、何処かで同じような事をしているのだろう。そう思い、また背筋が寒くなるのだった。



元ネタは、HTFの「Eyes Cold Lemonade」
グロいので、検索する時はご注意下さい。
YouTubeのやつは、サムネからして……
ある女の悲劇「3ブックマーク」
女は今日、話題のデートプランのリポートをする。
撮影準備は整い、彼女はヘリに乗った。
綺麗な夜景に感動し興奮してリポートしていた彼女は、
身を乗り出し過ぎて落下してしまった。
しかし彼女の悲鳴を聴いても、カメラマンはそのまま撮影をし続けた。


どうしてでしょうか?
13年06月05日 07:31
【ウミガメのスープ】 [みん]



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女がリポートしていたのは、水上から夜景を楽しむ遊覧船だった。

「ひゃー!キレイですねー!
陸の夜景が素晴らしいのはもちろん、水面に移った夜景が
なんとも幻想的でカップルに人気だそうですよ~!」

彼女は船の縁(ヘリ)に座り、身を乗り出してリポートしていた為、
川に落ちてしまった。
「ぎゃ~!助けて~!!」

大げさにジタバタもがく彼女は、スタッフに無事救助された。
そして、びしょ濡れになった彼女はカメラに向かって一言。

「…水も滴るいい女。
誰か遊覧船デートに連れてって~!」

彼女はお笑い芸人で、ボケる為にわざと落ちたのだ。
打ち合わせ通りだった為一部始終はカメラに収められていた。
しかしあまりにつまらなかった為、最後はカットされたとか。

※よい子はマネしないでね。
末っ子は天邪鬼!「3ブックマーク」
僕は家族の末っ子だった。

お父さんはいなかったけれど、お母さん、お姉ちゃんがいて、二人とも僕のことを大切にしてくれた。

だけどある時・・・僕の家族はいなくなってしまった。

僕はそれを知って、嬉しかったんだ。



するとある時、お母さんが戻ってきた。
僕はその時、とても悲しくなった。

そして、僕たちはまた家族になった。

状況を説明してください。
13年05月03日 11:15
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]

この問題の出題秘話を雑談「出題秘話」 ルームキー「舞台裏」にて公開中です。




解説を見る
僕が物心ついたときは、そこは孤児院だった。
僕は駅のロッカーに捨てられていたところを保護されたらしい。

そのまま孤児院で育って6歳になったけど、僕はやっぱり家族が欲しかった。

するとある時、孤児院で一番年上のお姉ちゃんが、

「じゃあ、私がお母さんになってあげる」

と言って、次に二番目に年上のお姉ちゃんが、

「じゃあ、私はお姉ちゃんになってあげる!」

と言ってくれた。

聞くと、二人も僕と同じように家族が欲しかったんだって。

その日から、僕たちは家族になった。

周りから見たら、子供のままごとみたいに見えるかもしれない。

それでも、僕たちは家族だった。



するとある時、お母さんとお姉ちゃんが突然いなくなった。

先生が、「二人は、里親が来て養子になったのよ」

と言ってきた。

僕はそれを聞いて、とても嬉しくなった。

だって、二人とも、本当の家族ができたんだもの。

その嬉しさに比べたら、この胸にある寂しさなんてどうでもよかった。





それから少しして。

あの時の僕と同じような子達がやって来た。
僕はあの時のお母さんたちがやったように、家族になった。

僕はお父さんと呼ばれるようになった。

そう呼ばれてから数年後。

───あの時引き取られていった、お母さんがやって来た。
すっかり綺麗な、大人の女性になっていた。

そしてあの時突然離れてしまった僕のことがどうしても気がかりで、お姉ちゃんと相談して僕を養子として引き取ることを決めたらしい。

だけど、それを聞いたとき、僕は他の子供たちの顔が思い浮かんだ。

僕がいなくなったら、それこそあの時の僕と同じように、寂しい思いをするんじゃないか・・・?

そう思うと、とても悲しくなった。


だけど同時に、あの時の僕の気持ちも思い出した。

僕は、あの時嬉しかったんだ・・・


僕は、養子になる事になった。



孤児院を出るとき───。

僕ももう一度、ここへ来ようと思った。
今度は、あの子達を引き取れるように・・・