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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

否認、人にあらず「3ブックマーク」
イルカを愛し、イルカに愛された少女は一人の男によって殺された。
なぜ彼女は死ななければいけなかったのだろう。
12年08月13日 23:30
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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「ジョニーは私にとってかけがえのない存在でした。・・・この世界で唯一のパートナー・・・でした」

私は今年の5月、海沿いに住む少女を取材した。
その地元ではちょっとした噂の少女だった。
イルカと心を通わせる少女、いやここは美少女としたほうが視聴者受けは良いか。

彼女はそのイルカをジョニーと呼び、共に海を泳いでは友達のように遊んでいた。
眩しい太陽の中、可愛らしい彼女とイルカがはしゃぐ姿はとても絵になる。
カメラを構える私の目も糸のように細長くなっていた。

夕日が海岸を照らす頃、彼女は砂浜に帰ってきた。
ふと彼女の体に目をやると、無数の青いあざができていた。

「やっぱりジョニーと一緒だと、あちこち体をぶつけるのかい」
「え・・・、あ、はい。大変なんですよ」
一瞬うつむきかけたが、最高の笑顔で返してくれた。

「ところで何故君はあんなにもジョニーに好かれるんだい。餌付けでもしてるの」
「・・・そんな訳ないじゃないですか。自然とですよ、自然と」
今の質問は不味かったかも、だんだん不機嫌になってきている。

その後適当に話を盛り上げ、取材は終わった。
私が同じ10代ならきっと恋をしていたであろう、そう思える爽やかな少女だった。
映像はお茶の間に流れ、なかなかの評判だったようだ。


3ヶ月後、突然私の懐に臨時収入が入った。
喜べなかった、その場で破り捨てたかった。

イルカと心を通わす美少女、逮捕。

裁判の結果、彼女は死刑になった。
この国ではたとえ子供であっても、犯した罪相応の罰を受けなければならない。

両親の殺害、そして無残な方法での死体遺棄、完全なアウトだった。

ここからは彼女の独白。
独占インタビューの成果だ。

「私はパパとママから虐待を受けていました。言葉で表現できないようなこと、いっぱい。私だけなら耐えられたんです。というか諦めてました、いろいろと」
「でもダメだった。公園でこっそり飼ってたポチ、心の支えだったポチ、なんであんな姿になってしまったの」
「すると胸が、頭がカーっとなって。いつもなら敵わないパパの腕力を振り払って、いつもは怯えていた警棒を今度は私が持って」
「やっちゃった後は罪悪感でいっぱいでした。でも持ち運ばなきゃだから、一人でバラバラにして、一人で船に運んで、一人で捨てて」
「一人ぼっちで泣きそうになった時、共犯者ができたんです。私を無条件に受け入れてくれる、共犯者」

「ジョニーは美味しそうに食べてくれました。私はそれがうれしくって、」

テープはここで止めた。
彼女はあの時とまったく変わりがない笑顔だった。
それが怖くて、切なくて、受け入れることができなかった。
見世物にするのが辛かった。

こうして彼女は死刑囚として死んだ。
ジョニーもまた処分されたらしい。
願わくば、天国であろうと地獄であろうと、二度と両者が出会わないことを祈る。
私はそれを友情とも、愛情とも認めない。
気の合わないカップル2「3ブックマーク」
二人の男女がいる。
付き合って暫く立つカップルだ

男は女の願いを叶える為に、
女の家まで車で女を迎えに行った。

しかし女はその願いが叶った事を後悔した。

何故だろうか?
13年06月19日 13:40
【ウミガメのスープ】 [Leons]

まさかのナンバリングタイトル




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男は彼女の願いを叶える為に思い切った行動をした。

その願いと言うのも、まだ二人が付き合う前、
互いがまだただのクラスメイトでしかなかったころ、
彼女が女友達と話している時に言った言葉だった。

#red#「白馬の王子様が迎えに来てくれないかな~」#/red#
男はその会話を聞いていた。

そして男はその願いを叶える為に、
態々白馬を用意して彼女を家まで迎えに行った。
因みに #red#人の乗った馬は、法律上「軽車両」と見なされる。#/red#
なので彼女を迎えに行くまでは(世間体以外)問題は無かった。

彼女の家に着き、そしてチャイムを押す。

家から出てくる彼女。
男は思い切って言った。

#big5#「姫!お迎えに上がりました!」#/big5#
と、同時に閉じられる家のドア。

このまま出ていけば間違いなく好奇の目に晒されて恥をかく。
とはいえ彼も悪気があってやっているわけではない。
どうすればいいのか分からなくなってしまった。

昔自分が言った事か、はたまたこの男と付き合った事か
いずれにしても女が後悔した事に変わりは無い。
本当に白馬の王子様が迎えに来る事を想定して無いのだから。
孤独なネックレス「3ブックマーク」
孤独は、一人では感じない。
人がいるときに感じるものだと思う。
町はひとしおの雑踏を極め、私は孤独の真っただ中にいた。
そこに、静かに手作りネックレスを作る男がいたのに惹かれたのは、たぶん偶然ではなかったと思う。
彼に話しかけると、名前入りのネックレスを作ってくれると言う。
私は言った。
「そうね。Miss Lonelyと入れてくれる?」。
しかし、彼が作ってくれたネックレスを、私は着けることはなかった。

それはなぜ?
13年04月09日 21:35
【ウミガメのスープ】 [3000才]

一言コメント欄




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私は、男が作ったネックレスを見つめた。
「Misu Ronrii」と書いてあった。


※昔読んだ4コマ漫画から作成しました。
【勝手にコラボ祭】旅立つ時「3ブックマーク」

パパパーン、パパパパーン。

大きなドアから出てくる父と娘。父と歩む真紅のロード。父と腕を組み、ゆっくりと歩く。

歩みを止め、目の前の男性に娘を引き渡すと、父は一礼し、その場を後にする。

娘「お父さん、離れてもずっと私はお父さんの娘です。身体に気をつけて。」

その言葉を聞いた父は、ニコッと優しい笑顔を見せた。

しかし、父は二度と娘に会うことは無かった。

一体なぜ?


【なつなつさんとのコラボ問題】

【原案:Taka、なつなつ】
13年01月29日 23:39
【ウミガメのスープ】 [Taka]



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パパパーン、パパパパーン!
激しく鳴り響く銃声の中、敵陣から逃げる父と娘。

敵国の入り口ともいえるドアを抜け、味方が待つ場所へと急ぐ。しかし父は足に銃弾を受け、走ることなど出来る状態ではなかった。娘は足を怪我した父の腕をとり、敵味方の死体がゴロゴロ転がる血まみれの道をゆっくりと歩いていく。

もうすぐ味方のいる場所につく。そこへ着くとヘリがある。それに乗れば逃げ切れる。娘は必死だった。しかし、父は何も出来ない自分に歯痒さを感じていた。何か、娘にしてやれることはないか。

敵軍が後を追いかけてくる。早く逃げないと。

味方のいる場所につき、落ち着いたのもつかの間、敵軍が見えた。急げ!ヘリに乗り込もうとする父と娘。しかし定員オーバーで1人しか乗ることが出来ない。時間がない。父はヘリの中の男に娘を引き渡す。男に娘を頼むと一礼して。

父「どうせ、足手まといになる。ならここでお前達を見送り、時間を稼ごうじゃないか。また、会えたらいいな。」

娘「お父さん、離れてもずっと私はお父さんの娘です。身体に気をつけて。」

娘にはわかっていた。もう父には会えないことを。しかしそんな雰囲気は微塵も見せない。お互い、とても強い人間だった。

その言葉を聞いた父は笑顔でヘリを見送る。身体中に爆弾を巻きつけながら。

娘はヘリの中で鐘の音とは似ても似つかぬ爆弾の音を聞き、涙を流した。
男は家族を捨ててまで、女に会うために旅に出た。
家族のいるところには二度と戻らない決意をして。
そんな決意までしたのだが、女を遠くから眺めるだけで、一言も話しかけなかった。

いったいなぜ?

*自前リサイクルです
13年05月14日 22:40
【ウミガメのスープ】 [人良星鈴]



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男は病気を患っており、突然死ぬかもしれない状態だった。
男には愛する妻と、3歳になる娘がいる。
(俺が死んでしまったら・・・家族が本当に心配だ・・・特に娘は。)
これからどんなふうに成長していくのか、どんな仕事に就くのか、・・・どんな奴と結婚するのか。

男は決意をした。
死ぬ前に未来に行き、未来で死ぬのだ。

どうせ死ぬことには変わりない、だったら早めにいなくなって少しでも家族の負担を減らそう。
そして、娘がどのように成長しているのかだけでも見たい。

もちろん話しかけはしない。
男がいなくても、無事に成長しているのかを確かめるためだ。


未来に着いて、娘を見つけた。
(こんな男と付き合ってるのか・・・こんな仕事してんのか・・・)
(ん?今日はやけに気合い入れてるな。結婚式だ!俺の写真もってバージンロード歩いてくれてるぜ・・・)

女「私、今本当に幸せです・・・」

(それがわかっただけで十分だ。)


こうして、未来の地で一人、幸せに死んでいったとさ。



女「あの結婚式のぞいてたHENTAI誰だったのかなぁ・・・がぐぶるっ」