「紫煙の街」「4ブックマーク」
知人を訪ねてとある街にやってきた男は、そこで珍しい光景を目にした。
自動車は街中を多く走っているのに、まったく外に人が見当たらないのである。
天気は穏やかな秋晴れ。工場からは煙が上がっているのが見え、ちゃんと中では人が働いているようであった。
知人宅で男が街の様子について話すと、彼はすぐに状況を理解し男を労った。
一体、この街で何が起こっていたのだろうか?
Illustrated by さるぼぼさん
自動車は街中を多く走っているのに、まったく外に人が見当たらないのである。
天気は穏やかな秋晴れ。工場からは煙が上がっているのが見え、ちゃんと中では人が働いているようであった。
知人宅で男が街の様子について話すと、彼はすぐに状況を理解し男を労った。
一体、この街で何が起こっていたのだろうか?
Illustrated by さるぼぼさん
15年11月08日 21:20
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]
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男がこの街の上空を飛行機で通過した。
知人「そりゃ、あの高さまで飛べば小さな人なんて見えなくなるよ!遠いところから来てもらってすまなかったね。」
知人「そりゃ、あの高さまで飛べば小さな人なんて見えなくなるよ!遠いところから来てもらってすまなかったね。」
「一口だけ」「4ブックマーク」
男はご飯を一口食べた。
そして、落胆した。
いったい、どういうことだろう?
状況を補完してください。
そして、落胆した。
いったい、どういうことだろう?
状況を補完してください。
13年02月05日 20:38
【ウミガメのスープ】 [+チック]
【ウミガメのスープ】 [+チック]
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男はずっとのどにチクチクするような違和感を覚えていた。
原因は朝食の魚だ。
あれを食べてから、どうやら魚の骨がのどに引っかかっているようなのだ。
どうしても取れず、気持ち悪さをこらえていた。
そして昼食、骨が取れることを期待して、ご飯を丸呑みにした。
だが、それでもやはり取れない――。
男はすっきりしないまま一日を過ごすのでした。
原因は朝食の魚だ。
あれを食べてから、どうやら魚の骨がのどに引っかかっているようなのだ。
どうしても取れず、気持ち悪さをこらえていた。
そして昼食、骨が取れることを期待して、ご飯を丸呑みにした。
だが、それでもやはり取れない――。
男はすっきりしないまま一日を過ごすのでした。
「死に至るスープ」「4ブックマーク」
「温かいスープをくれ。」
男は出してもらったスープを美味そうに飲みほした後
後悔しながら死ぬことになる。
一体何があったのだろう?
男は出してもらったスープを美味そうに飲みほした後
後悔しながら死ぬことになる。
一体何があったのだろう?
12年11月03日 01:17
【ウミガメのスープ】 [なさ]
【ウミガメのスープ】 [なさ]
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雪山で遭難した男。荒れ狂う吹雪、止む気配はない。
疲労と空腹で倒れみ動けなくなったところ、夢か幻か声か、聞こえた。
神「おお、かわいそうな男よ。願いを一つかなえてやろう」
意識朦朧の中、かすれた声で本能的に男はこう答えた。
男「温かいスープをくれ…。」
神「え?そんな願いでいいの?ほい。」
目の前に現れた温かいスープ。
この世のものとは思えないような美味いスープを飲みほし
つかの間の満腹とぬくもりを得た男だが、だからと言ってどうすることもできず体は冷えてゆく。
そして神の言葉を思い出し、後悔しながら死んでいった。
「助けてくれって願えばよかった…。」
疲労と空腹で倒れみ動けなくなったところ、夢か幻か声か、聞こえた。
神「おお、かわいそうな男よ。願いを一つかなえてやろう」
意識朦朧の中、かすれた声で本能的に男はこう答えた。
男「温かいスープをくれ…。」
神「え?そんな願いでいいの?ほい。」
目の前に現れた温かいスープ。
この世のものとは思えないような美味いスープを飲みほし
つかの間の満腹とぬくもりを得た男だが、だからと言ってどうすることもできず体は冷えてゆく。
そして神の言葉を思い出し、後悔しながら死んでいった。
「助けてくれって願えばよかった…。」
「魔王になった勇者」「4ブックマーク」
昔々、魔王ラテシーンを倒した最強の勇者カメオがいた。
彼は長く苦しい戦いの末、魔王ラテシーンを倒し、人々は歓喜した。
けれど、勇者カメオは魔王ラテシーンを倒した後、自分は魔王になると宣言し、人々を恐怖のどん底に落とした。
最強の勇者であったカメオを倒すことの出来る人間はおらず、人々は途方に暮れたが、ある日突然魔王カメオは自殺してしまった。
さて、どうしてカメオは自殺してしまったのであろうか。
彼は長く苦しい戦いの末、魔王ラテシーンを倒し、人々は歓喜した。
けれど、勇者カメオは魔王ラテシーンを倒した後、自分は魔王になると宣言し、人々を恐怖のどん底に落とした。
最強の勇者であったカメオを倒すことの出来る人間はおらず、人々は途方に暮れたが、ある日突然魔王カメオは自殺してしまった。
さて、どうしてカメオは自殺してしまったのであろうか。
15年05月23日 21:11
【ウミガメのスープ】 [智世]
【ウミガメのスープ】 [智世]
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『解答』仲間が欲しかったのに、誰も仲間になってくれなかったことに絶望したから
『仲間が欲しかった勇者』
予言があった。
『ミドリガメ座流星群の降る夜に生まれた緑の髪を持った子供は最強の勇者になり、魔王を倒すであろう』
カメオは生まれながらにして勇者であることが決められていた。
予言の通りミドリガメ座流星群の降る夜、緑の髪を持って生まれた。
人々はカメオを勇者として育てた。
カメオは勇者だから、遊ぶヒマはない。
カメオは勇者だから、友達も居ない。
カメオは最強だから、仲間は足手まといにしかないらない。
カメオは成長し、最強の勇者となった。
そして、一人魔王を倒す旅に出発した。
魔王にはたくさんの仲間がいた。
魔王の所に行くにも何百人の手下や仲間がカメオの行く手を阻んだ。
そいつらを一人で殺しながら、カメオは助け合いながら戦う魔王たちが羨ましくなった。
カメオは勇者である。だから、一人で戦わなければいけない
「だったら、僕が魔王になったら一緒に戦ってくれる仲間が出来るかな?」
そう思ったカメオは、魔王ラテシーンを殺し、その地位を奪った
「これからは、僕が魔王だからね」
魔王の返り血を浴び、何百人もの魔族を殺した勇者は、魔王よりも怖い何かだった。
魔族たちはみんなカメオを怖がって服従した。
そして、カメオは勇者から魔王になった。
初めはよかった。
みんなカメオを怖がってカメオが一緒に戦ってと言ったらみんなカメオに従った。
カメオは一緒に戦ってくれる仲間がいることが嬉しかった。
楽しくて楽しくて、たくさん色んな所で戦った。幸福だった。
けれど、いつしかカメオも気が付いた。
みんなみんな、ただカメオを怖がっているだけで、誰もカメオを仲間だとは思っていない。
みんな奇妙な笑顔でカメオを見て、おびえていた。
それに気が付いたとき、カメオは絶望して自ら命を絶った。
魔王になっても仲間がいない現実はカメオにとってなによりも辛かった。
そして、魔王カメオは死に世界は平和になりましたとさ。
おしまい
『仲間が欲しかった勇者』
予言があった。
『ミドリガメ座流星群の降る夜に生まれた緑の髪を持った子供は最強の勇者になり、魔王を倒すであろう』
カメオは生まれながらにして勇者であることが決められていた。
予言の通りミドリガメ座流星群の降る夜、緑の髪を持って生まれた。
人々はカメオを勇者として育てた。
カメオは勇者だから、遊ぶヒマはない。
カメオは勇者だから、友達も居ない。
カメオは最強だから、仲間は足手まといにしかないらない。
カメオは成長し、最強の勇者となった。
そして、一人魔王を倒す旅に出発した。
魔王にはたくさんの仲間がいた。
魔王の所に行くにも何百人の手下や仲間がカメオの行く手を阻んだ。
そいつらを一人で殺しながら、カメオは助け合いながら戦う魔王たちが羨ましくなった。
カメオは勇者である。だから、一人で戦わなければいけない
「だったら、僕が魔王になったら一緒に戦ってくれる仲間が出来るかな?」
そう思ったカメオは、魔王ラテシーンを殺し、その地位を奪った
「これからは、僕が魔王だからね」
魔王の返り血を浴び、何百人もの魔族を殺した勇者は、魔王よりも怖い何かだった。
魔族たちはみんなカメオを怖がって服従した。
そして、カメオは勇者から魔王になった。
初めはよかった。
みんなカメオを怖がってカメオが一緒に戦ってと言ったらみんなカメオに従った。
カメオは一緒に戦ってくれる仲間がいることが嬉しかった。
楽しくて楽しくて、たくさん色んな所で戦った。幸福だった。
けれど、いつしかカメオも気が付いた。
みんなみんな、ただカメオを怖がっているだけで、誰もカメオを仲間だとは思っていない。
みんな奇妙な笑顔でカメオを見て、おびえていた。
それに気が付いたとき、カメオは絶望して自ら命を絶った。
魔王になっても仲間がいない現実はカメオにとってなによりも辛かった。
そして、魔王カメオは死に世界は平和になりましたとさ。
おしまい
「トータス氏はコーヒーがお好き(だった)?」「4ブックマーク」
トータス氏は根っからのコーヒー党であるが、ついにこの度、紅茶を飲んだ。
一体なぜか?
一体なぜか?
15年01月20日 22:11
【ウミガメのスープ】 [悠々私的]
【ウミガメのスープ】 [悠々私的]
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トータス氏は会社の社長で長年、ロバート・グレイという部下と会社を切り盛りしてきた。
トータス氏は彼を仕事上のパートナーとして信頼していたが、ロバートとはプライベートの付き合いをしたことが無かった。
一度だけ茶にさそったことはあったが、スルーされた。どうやら茶とかコーヒーというものには無頓着で、知識もないらしい。
ある夜、トータス氏の妻がパーティーに出席し、家を留守にしていてトータス氏一人になっていた。するとロバート氏が訪ねてきた。彼の右手には拳銃が握られていた。ロバートはどうやらトータス氏を殺して会社を自分のものにしようとしているらしい。トータス氏には彼を止められることはできなかった。
トータス氏は命乞いをする。「まってくれ、せめて一服だけでもさせてくれ。」彼はコーヒー愛飲者の極みらしくコーヒーを飲みながら死にたいと思ったのであろう。
当然、ロバートは却下する。が、ふいにいい案が浮かんできた。「いいだろう。一服するのは許可する。そのかわり、その引き出しの中に睡眠薬が入っているな?お前はそれを飲んで服薬自殺するんだ。そうしないなら代わりに撃ち殺すだけだ。」
トータス氏はやむを得ず、この条件を飲んだ。彼はキッチンに行って淹れる準備をした。そのとき、トータス氏にある案が浮かんだ。コーヒーの棚ではなく、妻の飲む紅茶の棚を探しだし、その茶葉で紅茶を淹れた。
彼の最期の一服は紅茶、#red#アールグレイ#/red#だった。
トータス氏は彼を仕事上のパートナーとして信頼していたが、ロバートとはプライベートの付き合いをしたことが無かった。
一度だけ茶にさそったことはあったが、スルーされた。どうやら茶とかコーヒーというものには無頓着で、知識もないらしい。
ある夜、トータス氏の妻がパーティーに出席し、家を留守にしていてトータス氏一人になっていた。するとロバート氏が訪ねてきた。彼の右手には拳銃が握られていた。ロバートはどうやらトータス氏を殺して会社を自分のものにしようとしているらしい。トータス氏には彼を止められることはできなかった。
トータス氏は命乞いをする。「まってくれ、せめて一服だけでもさせてくれ。」彼はコーヒー愛飲者の極みらしくコーヒーを飲みながら死にたいと思ったのであろう。
当然、ロバートは却下する。が、ふいにいい案が浮かんできた。「いいだろう。一服するのは許可する。そのかわり、その引き出しの中に睡眠薬が入っているな?お前はそれを飲んで服薬自殺するんだ。そうしないなら代わりに撃ち殺すだけだ。」
トータス氏はやむを得ず、この条件を飲んだ。彼はキッチンに行って淹れる準備をした。そのとき、トータス氏にある案が浮かんだ。コーヒーの棚ではなく、妻の飲む紅茶の棚を探しだし、その茶葉で紅茶を淹れた。
彼の最期の一服は紅茶、#red#アールグレイ#/red#だった。