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冷え切った早朝、地面には水たまりができている。
カメコが外に出ると庭で震えている子猫を見つけた。
「そとは寒いでしょう、かわいそうに」
優しいカメコはその子猫を家の中に入れてあげることにした。
「うーん、昨日はすごい嵐だったな。まだ真っ暗だ。」
カメコの父カメオが新聞を取りに庭に出ると庭で震えているカメコを見つけた……
いったい何が起こっているというのだろう?
17年05月23日 15:48
【ウミガメのスープ】
[滝杉こげお]
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冬の夜。カメオ、カメコの住む地域には嵐が来ていた。
「あら、停電?」
「たぶん雷や風で #red#電線#/red#が切れたんだな」
カメオ達はその日早く寝ることにした。
冷え切った早朝。
カメコが外に出るとそこには身をふるわせる子猫の姿が。
そっと抱き寄せようとカメコが手を差し伸べると、
「あびゃ!?」
昨日の落雷で切れた電線から水たまりに#b#漏電していた電気#/b#。
それが子猫の身を通してカメコを襲った……
#b#要約解説#/b#
昨夜の嵐で電線が断裂し水たまりに漏電。
水たまりで感電した子猫に触れたカメコも感電してしまったのだ。
~~~~
「うーん、昨日はすごい嵐だったな。まだ真っ暗だ。」
停電はまだ続いている。
カメオが外に出ると身を震わせるカメコの姿が。
「大丈夫か、カメコ……あびゃ!?」
超特大鍋焼きうどんを食べたかったさしゃこは、
サンドイッチを注文した。
なんで?全然違うじゃん!
17年04月30日 16:53
【ウミガメのスープ】
[さしゃ]
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今日も今日とて、腹ペコさしゃこ。
そろそろ訪れる夏の気配を前に、冬メニューが完全に消え去る前に、
心置きなくあっつあつの鍋焼きうどんを食べておきたくなった。
行きつけのラテ亀食堂は、気の置けない常連で賑わう憩いの場所w
何をどんだけ食べたって、みんな暖かく見守ってくれるし、
何より大食い仲間もいる安心の場所だ。
「ご注文は?」の問いに、
「鍋焼きうどん!超特だ・・・・!!!」
と、注文をしかけて、言葉が止まる!
( ̄□ ̄;) ゆ・・・ゆりりさん!!!
今日のウェイトレスは、さしゃこ憧れの(◕‿◕*)嬢!
彼女に、鍋焼きうどんみたいな熱い危ない物を?
しかも重い土鍋の超特大を運ばせる?
ブンブン (>_< )Ξ( >_<) ブンブン 無理無理。そんなひどい事できるわけない!
「鍋焼きうどんの超特大ですねー?」と復唱するゆりりに
「待って!違うの。今、とーってもサンドイッチが食べたくなったの!」と、注文変更。
うん、これで良かったんだ。と独りごちていたら
お店の奥から「じゃあ、お疲れ様でした~(◕‿◕*)」と声が聞こえる・・・。
「サンドイッチ、おまたせしましたー」と運んできてくれたびーさん(仮名)に
「あ゛!? 頼んだの、超特大鍋焼きうどんだけど?」と思いっきり凄むさしゃこ。
「これはこれで、食べるけどね!」
食べ物って人を変えるよね。(ノ≧ڡ≦)
【良い子の一行解説】店員があまりにも華奢でしかも好みのタイプだったので、重たい熱い料理を運ばせるのが気の毒になったから。
ファースト、セカンド、サードの次がわからなかったので、ヤスタカは駅まで歩いていくことにした。
一体どういうことだろう?
17年04月28日 22:56
【ウミガメのスープ】
[牛削り]
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「ヘイ!」
散歩中、ヤスタカは後ろから声を掛けられた。
振り返ると欧米人がいた。
「塀なんかありませんよ」
「Do you know where is Suihei station?」
「むむむ? ステイション? 駅の場所を訊いてるの?」
「That's right!」
「えっと、ゴー、まっすぐ……ストレイト、アンド、えっと」
「Go straight and?」
「えっと四番目の交差点だから……ファースト、セカンド、サード……ショート? だからえーっと、ターンライトザショート……えーと、グランドクロス!」
「What? Short eight grandcross?」
見るからに通じていない。
欧米人の目指す水平駅は、ここからまっすぐ進んで四番目の交差点を右折し、すぐの五叉路を左斜め後ろ方向に曲がった後、S字クランクを抜けて、坂道トンネル草っぱら一本橋にでこぼこ砂利道を越えた先にある。
#red#自分の乏しい英語力でこの道程を説明するのは不可能#/red#。ヤスタカはそう判断した。
「カモンエビバディ!」
ヤスタカは親指で自分の胸を示した。
「Wow!」
欧米人は笑顔になり、ヤスタカの後に続いた。
#b#【要約解説】#/b#
#b#外国人に駅までの行き方を訊かれたヤスタカ。#/b#
#b#英語で「四番目」をなんと言うかわからず道程を説明できなかったため、駅まで連れて行ってあげることにしたのである。#/b#
カメオは子供の頃から人参が苦手。
どうもあの甘さがどうしても受け入れられないらしい。
人参を普通に使った料理ではそこから取り除くのはもちろん、
混ぜ込んで分からなくしたつもりでも必ず気が付いて残してしまうそうだ。
そんなカメオがお食事処「ラテ屋」で食事をした際、
付け合わせで出てきた筑前煮の中に人参が入っているのを目撃したが
「おいしい、おいしい」と言って食べていたという。
どうやら人参を克服した訳では無いのだが一体なぜ?
17年04月26日 22:44
【ウミガメのスープ】
[チリー]
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妻カメコとの間に産まれた子供、カメタはしいたけが苦手らしい。
そんなカメタの好き嫌いを改善させたいと考えたカメオは「パパは好き嫌いなんか無いんだぞ!」という姿を見せる為、
本来嫌いな人参を食べるときはいつも「おいしい、おいしい」とあえて言い、カメタにアピールしつつ
また、自分自身に言い聞かせてもいたのでした。
子供の好き嫌いを防ぐ(or改善)で正解でした。
理想
カメタ「パパはなんでも食べれるんだね!僕もしいたけ食べれるように頑張る!」
カメオ「はっはっは!頑張れ我が息子よ」
現実
カメタ「パパ人参好きなんだ?じゃあこの筑前煮あげるね!」
カメオ「!!…あぁ、あ、ありがとう…」
ジャックはため息を吐きながら、自分で植えた豆の木を切り倒した。
一体なぜ?
4作目です。童話モチーフの問題は作っていてとても楽しい。
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ここはとある国、ウミガメ王国。
ウミガメ王国には、そう昔でもない前から雲の上の国・ソラガメ王国へ行ける巨大な豆の木があり、ソラガメ王国の存在自体は誰もが知っていた。
とはいっても雲の上はあまりに高く、豆の木も首が痛くなるほど見上げても頂点が見えない大きさである。
そんな高さ、誰も登ろうとはしない…と思われたのだが。
いつからかウミガメ王国の凶悪な犯罪者達が、豆の木を登り雲の上…ソラガメ王国へ国外逃亡を謀るようになった。
豆の木を登るのは凶悪犯罪者だけ、そしてソラガメ王国へ行った者が帰って来た記録は無い。
その上、壁を作ったり有刺鉄線を木に巻いたりはしてみたのだが、何かしらの道具を使って越えてしまう輩が多かった。
作業員のジャックは、今となっては犯罪者の手助けにしかならない巨木にため息を吐きながら、「そんなものいっそ切り倒してしまえ」という王国の命令に従って仕事仲間と共に木を切り始めた。
「え、なんで犯罪者共が帰って来ないのか、だって?
…さあね、向こうの国を満喫でもしてんじゃねぇのかい」
犯罪者達は知らない。
ソラガメ王国が、雲の下…下々の国の者共を極端に差別する国である事を。
豆の木を植えたジャックだけは知っていた。
登って行った犯罪者達がどんな末路を迎えるのかを。
ジャックは嘆いた。
この木を切り倒してしまえば、犯罪者達は一生地獄に閉じ込められる事になるのだから。