「だって、みんなサンドイッチだったんだもん」「5ブックマーク」
超特大鍋焼きうどんを食べたかったさしゃこは、
サンドイッチを注文した。
なんで?全然違うじゃん!
サンドイッチを注文した。
なんで?全然違うじゃん!
17年04月30日 16:53
【ウミガメのスープ】 [さしゃ]
【ウミガメのスープ】 [さしゃ]
解説を見る
今日も今日とて、腹ペコさしゃこ。
そろそろ訪れる夏の気配を前に、冬メニューが完全に消え去る前に、
心置きなくあっつあつの鍋焼きうどんを食べておきたくなった。
行きつけのラテ亀食堂は、気の置けない常連で賑わう憩いの場所w
何をどんだけ食べたって、みんな暖かく見守ってくれるし、
何より大食い仲間もいる安心の場所だ。
「ご注文は?」の問いに、
「鍋焼きうどん!超特だ・・・・!!!」
と、注文をしかけて、言葉が止まる!
( ̄□ ̄;) ゆ・・・ゆりりさん!!!
今日のウェイトレスは、さしゃこ憧れの(◕‿◕*)嬢!
彼女に、鍋焼きうどんみたいな熱い危ない物を?
しかも重い土鍋の超特大を運ばせる?
ブンブン (>_< )Ξ( >_<) ブンブン 無理無理。そんなひどい事できるわけない!
「鍋焼きうどんの超特大ですねー?」と復唱するゆりりに
「待って!違うの。今、とーってもサンドイッチが食べたくなったの!」と、注文変更。
うん、これで良かったんだ。と独りごちていたら
お店の奥から「じゃあ、お疲れ様でした~(◕‿◕*)」と声が聞こえる・・・。
「サンドイッチ、おまたせしましたー」と運んできてくれたびーさん(仮名)に
「あ゛!? 頼んだの、超特大鍋焼きうどんだけど?」と思いっきり凄むさしゃこ。
「これはこれで、食べるけどね!」
食べ物って人を変えるよね。(ノ≧ڡ≦)
【良い子の一行解説】店員があまりにも華奢でしかも好みのタイプだったので、重たい熱い料理を運ばせるのが気の毒になったから。
そろそろ訪れる夏の気配を前に、冬メニューが完全に消え去る前に、
心置きなくあっつあつの鍋焼きうどんを食べておきたくなった。
行きつけのラテ亀食堂は、気の置けない常連で賑わう憩いの場所w
何をどんだけ食べたって、みんな暖かく見守ってくれるし、
何より大食い仲間もいる安心の場所だ。
「ご注文は?」の問いに、
「鍋焼きうどん!超特だ・・・・!!!」
と、注文をしかけて、言葉が止まる!
( ̄□ ̄;) ゆ・・・ゆりりさん!!!
今日のウェイトレスは、さしゃこ憧れの(◕‿◕*)嬢!
彼女に、鍋焼きうどんみたいな熱い危ない物を?
しかも重い土鍋の超特大を運ばせる?
ブンブン (>_< )Ξ( >_<) ブンブン 無理無理。そんなひどい事できるわけない!
「鍋焼きうどんの超特大ですねー?」と復唱するゆりりに
「待って!違うの。今、とーってもサンドイッチが食べたくなったの!」と、注文変更。
うん、これで良かったんだ。と独りごちていたら
お店の奥から「じゃあ、お疲れ様でした~(◕‿◕*)」と声が聞こえる・・・。
「サンドイッチ、おまたせしましたー」と運んできてくれたびーさん(仮名)に
「あ゛!? 頼んだの、超特大鍋焼きうどんだけど?」と思いっきり凄むさしゃこ。
「これはこれで、食べるけどね!」
食べ物って人を変えるよね。(ノ≧ڡ≦)
【良い子の一行解説】店員があまりにも華奢でしかも好みのタイプだったので、重たい熱い料理を運ばせるのが気の毒になったから。
「ショート・トリップ」「5ブックマーク」
ファースト、セカンド、サードの次がわからなかったので、ヤスタカは駅まで歩いていくことにした。
一体どういうことだろう?
一体どういうことだろう?
17年04月28日 22:56
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
「ヘイ!」
散歩中、ヤスタカは後ろから声を掛けられた。
振り返ると欧米人がいた。
「塀なんかありませんよ」
「Do you know where is Suihei station?」
「むむむ? ステイション? 駅の場所を訊いてるの?」
「That's right!」
「えっと、ゴー、まっすぐ……ストレイト、アンド、えっと」
「Go straight and?」
「えっと四番目の交差点だから……ファースト、セカンド、サード……ショート? だからえーっと、ターンライトザショート……えーと、グランドクロス!」
「What? Short eight grandcross?」
見るからに通じていない。
欧米人の目指す水平駅は、ここからまっすぐ進んで四番目の交差点を右折し、すぐの五叉路を左斜め後ろ方向に曲がった後、S字クランクを抜けて、坂道トンネル草っぱら一本橋にでこぼこ砂利道を越えた先にある。
#red#自分の乏しい英語力でこの道程を説明するのは不可能#/red#。ヤスタカはそう判断した。
「カモンエビバディ!」
ヤスタカは親指で自分の胸を示した。
「Wow!」
欧米人は笑顔になり、ヤスタカの後に続いた。
#b#【要約解説】#/b#
#b#外国人に駅までの行き方を訊かれたヤスタカ。#/b#
#b#英語で「四番目」をなんと言うかわからず道程を説明できなかったため、駅まで連れて行ってあげることにしたのである。#/b#
散歩中、ヤスタカは後ろから声を掛けられた。
振り返ると欧米人がいた。
「塀なんかありませんよ」
「Do you know where is Suihei station?」
「むむむ? ステイション? 駅の場所を訊いてるの?」
「That's right!」
「えっと、ゴー、まっすぐ……ストレイト、アンド、えっと」
「Go straight and?」
「えっと四番目の交差点だから……ファースト、セカンド、サード……ショート? だからえーっと、ターンライトザショート……えーと、グランドクロス!」
「What? Short eight grandcross?」
見るからに通じていない。
欧米人の目指す水平駅は、ここからまっすぐ進んで四番目の交差点を右折し、すぐの五叉路を左斜め後ろ方向に曲がった後、S字クランクを抜けて、坂道トンネル草っぱら一本橋にでこぼこ砂利道を越えた先にある。
#red#自分の乏しい英語力でこの道程を説明するのは不可能#/red#。ヤスタカはそう判断した。
「カモンエビバディ!」
ヤスタカは親指で自分の胸を示した。
「Wow!」
欧米人は笑顔になり、ヤスタカの後に続いた。
#b#【要約解説】#/b#
#b#外国人に駅までの行き方を訊かれたヤスタカ。#/b#
#b#英語で「四番目」をなんと言うかわからず道程を説明できなかったため、駅まで連れて行ってあげることにしたのである。#/b#
「とりにく、にんじん、こんにゃく、しいたけ、たけのこ他」「5ブックマーク」
カメオは子供の頃から人参が苦手。
どうもあの甘さがどうしても受け入れられないらしい。
人参を普通に使った料理ではそこから取り除くのはもちろん、
混ぜ込んで分からなくしたつもりでも必ず気が付いて残してしまうそうだ。
そんなカメオがお食事処「ラテ屋」で食事をした際、
付け合わせで出てきた筑前煮の中に人参が入っているのを目撃したが
「おいしい、おいしい」と言って食べていたという。
どうやら人参を克服した訳では無いのだが一体なぜ?
どうもあの甘さがどうしても受け入れられないらしい。
人参を普通に使った料理ではそこから取り除くのはもちろん、
混ぜ込んで分からなくしたつもりでも必ず気が付いて残してしまうそうだ。
そんなカメオがお食事処「ラテ屋」で食事をした際、
付け合わせで出てきた筑前煮の中に人参が入っているのを目撃したが
「おいしい、おいしい」と言って食べていたという。
どうやら人参を克服した訳では無いのだが一体なぜ?
17年04月26日 22:44
【ウミガメのスープ】 [チリー]
【ウミガメのスープ】 [チリー]
解説を見る
妻カメコとの間に産まれた子供、カメタはしいたけが苦手らしい。
そんなカメタの好き嫌いを改善させたいと考えたカメオは「パパは好き嫌いなんか無いんだぞ!」という姿を見せる為、
本来嫌いな人参を食べるときはいつも「おいしい、おいしい」とあえて言い、カメタにアピールしつつ
また、自分自身に言い聞かせてもいたのでした。
子供の好き嫌いを防ぐ(or改善)で正解でした。
理想
カメタ「パパはなんでも食べれるんだね!僕もしいたけ食べれるように頑張る!」
カメオ「はっはっは!頑張れ我が息子よ」
現実
カメタ「パパ人参好きなんだ?じゃあこの筑前煮あげるね!」
カメオ「!!…あぁ、あ、ありがとう…」
そんなカメタの好き嫌いを改善させたいと考えたカメオは「パパは好き嫌いなんか無いんだぞ!」という姿を見せる為、
本来嫌いな人参を食べるときはいつも「おいしい、おいしい」とあえて言い、カメタにアピールしつつ
また、自分自身に言い聞かせてもいたのでした。
子供の好き嫌いを防ぐ(or改善)で正解でした。
理想
カメタ「パパはなんでも食べれるんだね!僕もしいたけ食べれるように頑張る!」
カメオ「はっはっは!頑張れ我が息子よ」
現実
カメタ「パパ人参好きなんだ?じゃあこの筑前煮あげるね!」
カメオ「!!…あぁ、あ、ありがとう…」
「【オリジンの御伽本棚】ジャックと豆の木」「5ブックマーク」
ジャックはため息を吐きながら、自分で植えた豆の木を切り倒した。
一体なぜ?
一体なぜ?
17年04月17日 19:39
【ウミガメのスープ】 [檻人(オリジン)]
【ウミガメのスープ】 [檻人(オリジン)]
4作目です。童話モチーフの問題は作っていてとても楽しい。
解説を見る
ここはとある国、ウミガメ王国。
ウミガメ王国には、そう昔でもない前から雲の上の国・ソラガメ王国へ行ける巨大な豆の木があり、ソラガメ王国の存在自体は誰もが知っていた。
とはいっても雲の上はあまりに高く、豆の木も首が痛くなるほど見上げても頂点が見えない大きさである。
そんな高さ、誰も登ろうとはしない…と思われたのだが。
いつからかウミガメ王国の凶悪な犯罪者達が、豆の木を登り雲の上…ソラガメ王国へ国外逃亡を謀るようになった。
豆の木を登るのは凶悪犯罪者だけ、そしてソラガメ王国へ行った者が帰って来た記録は無い。
その上、壁を作ったり有刺鉄線を木に巻いたりはしてみたのだが、何かしらの道具を使って越えてしまう輩が多かった。
作業員のジャックは、今となっては犯罪者の手助けにしかならない巨木にため息を吐きながら、「そんなものいっそ切り倒してしまえ」という王国の命令に従って仕事仲間と共に木を切り始めた。
「え、なんで犯罪者共が帰って来ないのか、だって?
…さあね、向こうの国を満喫でもしてんじゃねぇのかい」
犯罪者達は知らない。
ソラガメ王国が、雲の下…下々の国の者共を極端に差別する国である事を。
豆の木を植えたジャックだけは知っていた。
登って行った犯罪者達がどんな末路を迎えるのかを。
ジャックは嘆いた。
この木を切り倒してしまえば、犯罪者達は一生地獄に閉じ込められる事になるのだから。
ウミガメ王国には、そう昔でもない前から雲の上の国・ソラガメ王国へ行ける巨大な豆の木があり、ソラガメ王国の存在自体は誰もが知っていた。
とはいっても雲の上はあまりに高く、豆の木も首が痛くなるほど見上げても頂点が見えない大きさである。
そんな高さ、誰も登ろうとはしない…と思われたのだが。
いつからかウミガメ王国の凶悪な犯罪者達が、豆の木を登り雲の上…ソラガメ王国へ国外逃亡を謀るようになった。
豆の木を登るのは凶悪犯罪者だけ、そしてソラガメ王国へ行った者が帰って来た記録は無い。
その上、壁を作ったり有刺鉄線を木に巻いたりはしてみたのだが、何かしらの道具を使って越えてしまう輩が多かった。
作業員のジャックは、今となっては犯罪者の手助けにしかならない巨木にため息を吐きながら、「そんなものいっそ切り倒してしまえ」という王国の命令に従って仕事仲間と共に木を切り始めた。
「え、なんで犯罪者共が帰って来ないのか、だって?
…さあね、向こうの国を満喫でもしてんじゃねぇのかい」
犯罪者達は知らない。
ソラガメ王国が、雲の下…下々の国の者共を極端に差別する国である事を。
豆の木を植えたジャックだけは知っていた。
登って行った犯罪者達がどんな末路を迎えるのかを。
ジャックは嘆いた。
この木を切り倒してしまえば、犯罪者達は一生地獄に閉じ込められる事になるのだから。
「引き受けた男」「5ブックマーク」
とある男が、ある場所へと呼び出された。
呼び出し人は、その男の腕を見込んで仕事をお願いしたいらしい。
男は話を聞くと、最初こそ戸惑っていたが
しばらくするとその仕事を快く引き受け、遂行に到った。
そして、一通り仕事を終えた後
男は自らの手を見ながら、独り言を呟いた。
その後、仕事を終えたと聞いた依頼人から
「思わぬ収穫が入ったな、また頼むよ。」
と言われ、男は予定より大目の収入を手に持つと、その場を去った。
さて、一体男は何を行ったのでしょう?
呼び出し人は、その男の腕を見込んで仕事をお願いしたいらしい。
男は話を聞くと、最初こそ戸惑っていたが
しばらくするとその仕事を快く引き受け、遂行に到った。
そして、一通り仕事を終えた後
男は自らの手を見ながら、独り言を呟いた。
その後、仕事を終えたと聞いた依頼人から
「思わぬ収穫が入ったな、また頼むよ。」
と言われ、男は予定より大目の収入を手に持つと、その場を去った。
さて、一体男は何を行ったのでしょう?
10年08月30日 17:31
【ウミガメのスープ】 [ぽあ]
【ウミガメのスープ】 [ぽあ]
解説を見る
ここはとある喫茶店。
そこのオーナーである男性が、"グレープフルーツジュース"の注文を受けたのにも関わらず
ジュースを作るために必要なミキサーが壊れてしまったので、戸惑っていた。
そんな中、彼はふとある事を思いつき、筋肉質の友人へと電話した。
「TVでよくやってるじゃん!お前なら出来るって!一杯だけだ!なあ頼むよ!!」と男は説得する。
そんな男に友人は最初
「そんな為に鍛えてるんじゃねえ!」と口を荒くしたが
『報酬』という言葉が出ると、それも悪くないかと試しに引き受けたのだった。
男が喫茶店に駆けつけ、まず最初にグレープフルーツを絞ると
一般人がTVの真似をして、余興に終わる・・・というそれではなく
まさしく"搾り取る"といった言葉が似合うように、グレープからは次々と果汁が溢れ出した。
それを見た客の一人が、その男の行動に歓喜を上げ
次第に他の客もショーを見るかのように、男に注目するようになった。
中にはそれが大道芸にでも見えたのか、男にチップを渡す客さえもいた。
また、肝心の"人力圧縮ジュース"もその物珍しさ故に
普段では考えられないような勢いで注文され、売れていくのだった。
人力なので当然、完成品が出来上がるのにはかなりの時間を要する。
しかし、今の客にとってはそんなことよりも
目の前で、男のパフォーマンスをじっくりと鑑賞出来る事の方が幸せだったのだ。
───結果的にオーナーの奇抜な考えは、成功といえる結果を収めたのだった。
・・・そんなこんなで賑わっていた喫茶店も、もうすぐ閉店。
男は最後に依頼されたトマトジュースを造る途中
トマトを潰し、赤色に染まった自らの手を見ながら
「全く・・・約束では"一杯だけだ"と言われたのに、俺は一体いくら絞らされたんだ・・・」と思わず呟いてしまった。
暫くすると、依頼人である喫茶店のオーナーが男のもとへと寄り
「思わぬ収穫が入ったな。また頼むよ。」とにんまり笑みを浮かべながら、男に報酬を手渡した。
そして、報酬を受け取った男を見ながら
「なあ、これからも今日と同じように盛り上げてくれないだろうか・・・?」
とオーナーが言葉を続ける。
そんな懲りないオーナーに、さすがの男も
「いいか、俺は見世物じゃないんだぞ!新しいミキサーでも買えばいいんだ!!」
と煽り帰ってしまう。
しかし、自慢の筋肉が人前で披露でき、客からはチップまで弾んでもらった。
"こういうのも・・・悪くはないな・・・"と男は自宅に戻る途中
頭の中で、密かに思うのであった。
--------------------------------------------------
ええ、文字通り男のたくましい"腕"を見込んでのご依頼だったそうです。
問題文をシリアスチックに仕立て、答えはこんな茶番オチかよ!と思うかもしれませんが
その捻くれた点がこの問題のミソであり、ウミガメらしさだったりするのかなーと(笑)
依頼に"思わぬ報酬"という言葉でアンダーグラウンド感を演出したり
(この問題の場合、単に客のチップですが)
手に関する質問を求められた段階で『赤色!YES!』と更にシリアスを匂わせたのも
思考をそちらへ向ける作戦だったりします。
(料理という質問で、生物を料理=血の赤色と
選択肢が出来て更に広がったのは予想外でしたが(笑))
皆様、そんなこんなで意地悪な問題にご参加ありがとうございました。
--------------------------------------------------
そこのオーナーである男性が、"グレープフルーツジュース"の注文を受けたのにも関わらず
ジュースを作るために必要なミキサーが壊れてしまったので、戸惑っていた。
そんな中、彼はふとある事を思いつき、筋肉質の友人へと電話した。
「TVでよくやってるじゃん!お前なら出来るって!一杯だけだ!なあ頼むよ!!」と男は説得する。
そんな男に友人は最初
「そんな為に鍛えてるんじゃねえ!」と口を荒くしたが
『報酬』という言葉が出ると、それも悪くないかと試しに引き受けたのだった。
男が喫茶店に駆けつけ、まず最初にグレープフルーツを絞ると
一般人がTVの真似をして、余興に終わる・・・というそれではなく
まさしく"搾り取る"といった言葉が似合うように、グレープからは次々と果汁が溢れ出した。
それを見た客の一人が、その男の行動に歓喜を上げ
次第に他の客もショーを見るかのように、男に注目するようになった。
中にはそれが大道芸にでも見えたのか、男にチップを渡す客さえもいた。
また、肝心の"人力圧縮ジュース"もその物珍しさ故に
普段では考えられないような勢いで注文され、売れていくのだった。
人力なので当然、完成品が出来上がるのにはかなりの時間を要する。
しかし、今の客にとってはそんなことよりも
目の前で、男のパフォーマンスをじっくりと鑑賞出来る事の方が幸せだったのだ。
───結果的にオーナーの奇抜な考えは、成功といえる結果を収めたのだった。
・・・そんなこんなで賑わっていた喫茶店も、もうすぐ閉店。
男は最後に依頼されたトマトジュースを造る途中
トマトを潰し、赤色に染まった自らの手を見ながら
「全く・・・約束では"一杯だけだ"と言われたのに、俺は一体いくら絞らされたんだ・・・」と思わず呟いてしまった。
暫くすると、依頼人である喫茶店のオーナーが男のもとへと寄り
「思わぬ収穫が入ったな。また頼むよ。」とにんまり笑みを浮かべながら、男に報酬を手渡した。
そして、報酬を受け取った男を見ながら
「なあ、これからも今日と同じように盛り上げてくれないだろうか・・・?」
とオーナーが言葉を続ける。
そんな懲りないオーナーに、さすがの男も
「いいか、俺は見世物じゃないんだぞ!新しいミキサーでも買えばいいんだ!!」
と煽り帰ってしまう。
しかし、自慢の筋肉が人前で披露でき、客からはチップまで弾んでもらった。
"こういうのも・・・悪くはないな・・・"と男は自宅に戻る途中
頭の中で、密かに思うのであった。
--------------------------------------------------
ええ、文字通り男のたくましい"腕"を見込んでのご依頼だったそうです。
問題文をシリアスチックに仕立て、答えはこんな茶番オチかよ!と思うかもしれませんが
その捻くれた点がこの問題のミソであり、ウミガメらしさだったりするのかなーと(笑)
依頼に"思わぬ報酬"という言葉でアンダーグラウンド感を演出したり
(この問題の場合、単に客のチップですが)
手に関する質問を求められた段階で『赤色!YES!』と更にシリアスを匂わせたのも
思考をそちらへ向ける作戦だったりします。
(料理という質問で、生物を料理=血の赤色と
選択肢が出来て更に広がったのは予想外でしたが(笑))
皆様、そんなこんなで意地悪な問題にご参加ありがとうございました。
--------------------------------------------------