「崩壊のパレルソン」「6ブックマーク」
兎美ちゃんときらきーは一緒にご飯を食べていた
すると兎美ちゃんは突然怒り出し、
きらきーの持っているぬいぐるみを壊してしまう。
するときらきーはあることに気付き、泣き出した
状況を説明せよ
すると兎美ちゃんは突然怒り出し、
きらきーの持っているぬいぐるみを壊してしまう。
するときらきーはあることに気付き、泣き出した
状況を説明せよ
13年10月23日 00:10
【ウミガメのスープ】 [kirakoku]
【ウミガメのスープ】 [kirakoku]
解説を見る
私の兄、水平亀夫は死んだ。きらきーを庇って、車に轢かれた。
きらきーが悪かった訳じゃない。仕方の無い事だったのだ。
たとえそこにいたのが見知らぬ人だったとしても、兄は助けに行っただろう。
しかし、きらきーは兄が死んだ事実に耐えられず精神が病んだ
ぬいぐるみに兄を投影して、ずっと妄想と幻覚に浸っているのだ
「ほら、亀夫君。あーん」
きらきーがスプーンでスープをすくい、
薄汚れたぬいぐるみに押し付ける
「美味しいかしら?」
…違う。兄はそんな汚いぬいぐるみなんかじゃない。
違う、兄が守りたかった人はっ、こんな狂った女じゃない!
私はきらきーの前からぬいぐるみを取り上げる。
まだ妄想に浸ったまま何も認識できていないのか
きらきーは持っているスプーンを行き場無く彷徨わせる
ようやく状況を理解できたのか、こちらを睨みつける。
「返して!亀夫君を返して!」
…返してほしいのはこっちの方だ!
あの時私をどれ程の絶望が襲っただろうか
だが、こいつは逃げた。過去に縋ったのだ。
私はきらきーの目の前でぬいぐるみの首を千切った。
きらきーの瞳が戸惑いに染まる
彼女にはきっと首の取れたぬいぐるみと亀夫君がどうにも結びつかないのだろう
私はぬいぐるみを床に放り投げ、スープをぶちまける
赤く、スープの色に染まる床に沈む首の取れた人形
あの日の光景がフラッシュバックする
きらきーの瞳が揺れる。
「ぁ…、ぃゃ…ぁあ、ぃゃぁぁ…」
「逃げないでください、目を逸らさないでください」
逃げるように、耳を塞ぎ、首を振る。
「いや!いや!いやぁぁぁぁっ!」
「兄は…亀夫君は、もういません!死にました!」
そして、幻想は崩壊した
「あああああああああああああああっっっ!!!!」
こうして彼女は過去を取り戻した。
やっと、兄がもう居ない事に気付き、泣き出した。
この後彼女はどうなるのだろうか
立ち直ることができるのだろうか
それとも、今度こそ壊れてしまうのだろうか
…きっと立ち直るだろう。
悔しいけど、兄が好きになった人なんだ。
だから、彼女は大丈夫。
きらきーが悪かった訳じゃない。仕方の無い事だったのだ。
たとえそこにいたのが見知らぬ人だったとしても、兄は助けに行っただろう。
しかし、きらきーは兄が死んだ事実に耐えられず精神が病んだ
ぬいぐるみに兄を投影して、ずっと妄想と幻覚に浸っているのだ
「ほら、亀夫君。あーん」
きらきーがスプーンでスープをすくい、
薄汚れたぬいぐるみに押し付ける
「美味しいかしら?」
…違う。兄はそんな汚いぬいぐるみなんかじゃない。
違う、兄が守りたかった人はっ、こんな狂った女じゃない!
私はきらきーの前からぬいぐるみを取り上げる。
まだ妄想に浸ったまま何も認識できていないのか
きらきーは持っているスプーンを行き場無く彷徨わせる
ようやく状況を理解できたのか、こちらを睨みつける。
「返して!亀夫君を返して!」
…返してほしいのはこっちの方だ!
あの時私をどれ程の絶望が襲っただろうか
だが、こいつは逃げた。過去に縋ったのだ。
私はきらきーの目の前でぬいぐるみの首を千切った。
きらきーの瞳が戸惑いに染まる
彼女にはきっと首の取れたぬいぐるみと亀夫君がどうにも結びつかないのだろう
私はぬいぐるみを床に放り投げ、スープをぶちまける
赤く、スープの色に染まる床に沈む首の取れた人形
あの日の光景がフラッシュバックする
きらきーの瞳が揺れる。
「ぁ…、ぃゃ…ぁあ、ぃゃぁぁ…」
「逃げないでください、目を逸らさないでください」
逃げるように、耳を塞ぎ、首を振る。
「いや!いや!いやぁぁぁぁっ!」
「兄は…亀夫君は、もういません!死にました!」
そして、幻想は崩壊した
「あああああああああああああああっっっ!!!!」
こうして彼女は過去を取り戻した。
やっと、兄がもう居ない事に気付き、泣き出した。
この後彼女はどうなるのだろうか
立ち直ることができるのだろうか
それとも、今度こそ壊れてしまうのだろうか
…きっと立ち直るだろう。
悔しいけど、兄が好きになった人なんだ。
だから、彼女は大丈夫。
「姉の指輪」「6ブックマーク」
派手好きで金持ちの姉は、昔からいつも色とりどりの高級な指輪をいくつも嵌めていた。
そんな姉は15才も年下の男と結婚したのだが、正直に言って私はその姉婿の事を信用していなかった。
ホスト崩れの素性もよく分からない軽そうな男と結婚すると突然聞かされたときは、
弟としていきり立って反対したものだった。
私は、間違いなくそれは金目当ての結婚であると思っていた。
いずれ本性を表すだろう…この結婚に愛なんてあるわけがない…
しかし、私は、姉の美しい指輪たちがぼろぼろになっていく様を想像した時、
姉の結婚は金目当てのものではなかったのかもしれない、と思い直した。
何故だろう?
そんな姉は15才も年下の男と結婚したのだが、正直に言って私はその姉婿の事を信用していなかった。
ホスト崩れの素性もよく分からない軽そうな男と結婚すると突然聞かされたときは、
弟としていきり立って反対したものだった。
私は、間違いなくそれは金目当ての結婚であると思っていた。
いずれ本性を表すだろう…この結婚に愛なんてあるわけがない…
しかし、私は、姉の美しい指輪たちがぼろぼろになっていく様を想像した時、
姉の結婚は金目当てのものではなかったのかもしれない、と思い直した。
何故だろう?
17年10月05日 22:33
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
【ウミガメのスープ】 [SoMR]

コメント:ゴトーさん、azさん
解説を見る
私は姉の葬儀で、棺に横たわる姉の美しい指を見ていた。
どの指にも、生前と同様、色とりどりの指輪が嵌められている。
…恐らくは目が飛び出るほどの高級品であろう。
沢山の花で飾られた姉はこれから火葬される。
殆どの指輪は姉と一緒に焼かれてぼろぼろになり、やがて溶け消えるはずだ。
姉婿がもし姉のお金だけを見ていたとしたら、指輪を抜き取ってお金に変えていただろう。
姉婿は、大好きだった指輪を身に付けたまま天国に旅立って欲しいと、指輪を嵌めたまま火葬してもらうことを選んだのだ。
姉は、幸せだったのかもしれない。
どの指にも、生前と同様、色とりどりの指輪が嵌められている。
…恐らくは目が飛び出るほどの高級品であろう。
沢山の花で飾られた姉はこれから火葬される。
殆どの指輪は姉と一緒に焼かれてぼろぼろになり、やがて溶け消えるはずだ。
姉婿がもし姉のお金だけを見ていたとしたら、指輪を抜き取ってお金に変えていただろう。
姉婿は、大好きだった指輪を身に付けたまま天国に旅立って欲しいと、指輪を嵌めたまま火葬してもらうことを選んだのだ。
姉は、幸せだったのかもしれない。
「イントロ狂」「6ブックマーク」
お気に入りの曲の冒頭10秒ほどだけを、何度も何度も聴いている男。彼は何故そんなことをしているのだろう?
17年05月28日 19:55
【ウミガメのスープ】 [az]
【ウミガメのスープ】 [az]
解説を見る
イヤホンを買いに家電量販店を訪れた男。
売り場には安いものから高いものまで、様々なイヤホンが並べられている。試聴ができるようなので、男は持っていた携帯音楽プレーヤーにイヤホンを繋ぎ、お気に入りの曲を再生した。10秒ほど聴くと、別のイヤホンに挿し替えてまた冒頭から再生。そうやって、イヤホンの性能の違い、音の違いを聴き比べているのだ。
いろいろ試した結果、24,000円のイヤホンの音質がもっとも好みだと判明したが、結局買ったのは980円のやっすいイヤホンだった。一週間で壊れた。
売り場には安いものから高いものまで、様々なイヤホンが並べられている。試聴ができるようなので、男は持っていた携帯音楽プレーヤーにイヤホンを繋ぎ、お気に入りの曲を再生した。10秒ほど聴くと、別のイヤホンに挿し替えてまた冒頭から再生。そうやって、イヤホンの性能の違い、音の違いを聴き比べているのだ。
いろいろ試した結果、24,000円のイヤホンの音質がもっとも好みだと判明したが、結局買ったのは980円のやっすいイヤホンだった。一週間で壊れた。
「【カーブミラー】」「6ブックマーク」
娘と一緒に車でちょっと遠出している最中、T字路に差し掛かったところで娘が突然、私に訪ねてきた。
「ねぇ、お父さん何であんなところにカーブミラーがあるの?」
娘の言う通り、カーブミラーがあるこのT字路はとても見通しが良くカーブミラーなどなくても、車が来ていることは良く見えると思うのだが…。
何故こんなところにカーブミラーがあるのだろうか?
「ねぇ、お父さん何であんなところにカーブミラーがあるの?」
娘の言う通り、カーブミラーがあるこのT字路はとても見通しが良くカーブミラーなどなくても、車が来ていることは良く見えると思うのだが…。
何故こんなところにカーブミラーがあるのだろうか?
16年03月07日 00:34
【ウミガメのスープ】 [東雲篠葉]
【ウミガメのスープ】 [東雲篠葉]
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私には皆目見当がつかないので、地元の人に聞いてみることにした。
「すみません。あそこのT字路にあるカーブミラーって何のためにあるんですか?」
「ああ、このT字路の周りに畑があるだろう?あれはひまわり畑なんだ」
「ひまわり畑?」
「夏になるとひまわりが背高く育ってT字路の見通しが悪くなるんだよ。だからカーブミラーが必要になるのさ」
「「ああ!なるほど!」」
私と娘は大いに納得した。
「すみません。あそこのT字路にあるカーブミラーって何のためにあるんですか?」
「ああ、このT字路の周りに畑があるだろう?あれはひまわり畑なんだ」
「ひまわり畑?」
「夏になるとひまわりが背高く育ってT字路の見通しが悪くなるんだよ。だからカーブミラーが必要になるのさ」
「「ああ!なるほど!」」
私と娘は大いに納得した。
「ねえさん・・・」「6ブックマーク」
ある男が、とある街のホテルで部屋をとった。
「すみません、予約していたものですが。」
「はい・・・ 東と西の角部屋をご用意しております。」
男は勘定を済ませ、しばらく椅子に腰をかけた後、宿泊もせずに自宅に帰った。
何故でしょう?
「すみません、予約していたものですが。」
「はい・・・ 東と西の角部屋をご用意しております。」
男は勘定を済ませ、しばらく椅子に腰をかけた後、宿泊もせずに自宅に帰った。
何故でしょう?
15年08月05日 21:43
【ウミガメのスープ】 [白紙]
【ウミガメのスープ】 [白紙]
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「こんにちは、こちらで受付を行っております。…はい、それでは右の扉からお入り下さい」
ホテルは宿泊だけではなく、大部屋を結婚式場や宴会場、そして会議室として貸し出している。
男(企業)は説明会や面接を行うためにホテルの大部屋を借りていたのだ。
「今年は有望なのが多いが、競争率も高そうだな……さて、仕事も終わったし帰るか」
-----8<-----キリトリ-----8<-----
これはトモダチのトモダチから聞いた話なんだけどね……
ある大手企業の話なんだけど、説明会や面接が始まる前から選考は始まっていて、
ホテルの入り口(またはエレベータ)から受付に来るまでの挙動がチェックされているんだって。
それでね、その結果で案内される部屋が違うんだってさ。
だから……合格者用の部屋と不合格者用の部屋の2部屋がいるんだって!
まぁ小中高大の入試でも言われてることだよね。
教室や学校の外でもマナーとか見られてますよ、って。
因みに、合格者用の部屋といっても別に採用決定ってわけじゃなくてね。
最終選考までに何個も関門があって、これって単なる第一関門なんだってさ。ざーんねん☆ミ
ホテルは宿泊だけではなく、大部屋を結婚式場や宴会場、そして会議室として貸し出している。
男(企業)は説明会や面接を行うためにホテルの大部屋を借りていたのだ。
「今年は有望なのが多いが、競争率も高そうだな……さて、仕事も終わったし帰るか」
-----8<-----キリトリ-----8<-----
これはトモダチのトモダチから聞いた話なんだけどね……
ある大手企業の話なんだけど、説明会や面接が始まる前から選考は始まっていて、
ホテルの入り口(またはエレベータ)から受付に来るまでの挙動がチェックされているんだって。
それでね、その結果で案内される部屋が違うんだってさ。
だから……合格者用の部屋と不合格者用の部屋の2部屋がいるんだって!
まぁ小中高大の入試でも言われてることだよね。
教室や学校の外でもマナーとか見られてますよ、って。
因みに、合格者用の部屋といっても別に採用決定ってわけじゃなくてね。
最終選考までに何個も関門があって、これって単なる第一関門なんだってさ。ざーんねん☆ミ












