「ペルソナの牢」「6ブックマーク」
妻を殺された田中は警察に殺人の容疑をかけられた。
刑務所に入った田中は、妻を殺した奴を捕まえたい一心で
牢屋の鉄格子を握り「開けろ!ここから出せ!」と看守に向かって怒鳴った。
怒鳴られた看守は、手に持っていたナイフを牢屋に向かって投げた。
ナイフは鉄格子の隙間をすり抜けて田中に刺さる。
それが原因で妻を殺した人物は死ぬことになった。
一体何があったのだろうか?
刑務所に入った田中は、妻を殺した奴を捕まえたい一心で
牢屋の鉄格子を握り「開けろ!ここから出せ!」と看守に向かって怒鳴った。
怒鳴られた看守は、手に持っていたナイフを牢屋に向かって投げた。
ナイフは鉄格子の隙間をすり抜けて田中に刺さる。
それが原因で妻を殺した人物は死ぬことになった。
一体何があったのだろうか?
15年02月06日 10:34
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
田中夫妻に怨みを持つタカ氏は、両人を殺害しようとナイフを手に田中家へ押し入った。
寝室で寝静まっている田中妻にナイフを振り下ろすタカ氏。
妻は意識を戻すことなくその命を失った。
しかし田中が見当たらない。田中はその日妻と大喧嘩をして、車に乗って家を出て行き、
海でバッキャローとか叫んでいたのだった。
タカ氏は田中の殺害を断念し、自宅へと戻った。
バッキャローから帰宅した田中はベッドの上で冷たくなっている妻を発見。
妻に突き刺さっているナイフを握りしめ、妻と大喧嘩したことを後悔し、
おいおいと泣き始めた。
その後、警察を呼んで事情を説明した田中。
しかし、その晩大声で喧嘩していたのを近所の人が聞いており、
また田中に明確なアリバイがなかったので、まず田中が殺人犯と疑われて
その場の状況から緊急逮捕されることとなった。
田中は妻を殺されたことと、自分が疑われていることに強く憤りを感じながら、
警察の事情聴取を受けることとなった。
その一週間後に真犯人であるタカ氏が検挙され、田中は釈放されたのだった。
タカ氏は田中が経営している会社の専務であった。
田中は自分の右腕であるタカ氏にこんな形で裏切られるとは思ってもいなかった。
そして長い裁判の結果。
タカ氏には無期懲役が言い渡された。
裁判の結果に納得のいかない田中。
積もり積もった怒りが爆発し、田中は強硬手段を取った。
タカ氏をふん捕まえ、なぜ妻を殺したのか問い質し、そしてこの手で息の根を止めてやる!
そんな思いで田中はナイフを片手にタカ氏が収容されている刑務所へ向かった。
刑務所へ忍び込んだ田中は一人の看守をナイフで脅し、タカ氏が収容されている牢屋まで案内させる。
看守は自分の首にあてがわれたナイフを意識しながら、田中をタカ氏の元へ連れていった。
牢の中でうずくまっているタカ氏。その姿を見た田中は一気に逆上した。
ナイフを持っていない左手で牢屋の鉄格子を握り、
「#b#開けろ!ここから出せ!#/b#あいつをここから出すんだ!」と看守に向かって怒鳴った。
看守は興奮した田中の意識がナイフから離れるのを見逃さなかった。
田中の腕を捻り上げ、ナイフを奪い投げ捨てた。
ナイフを失ったことで看守と取っ組み合いとなった田中。
しかしナイフはゆっくりと牢屋の鉄格子の隙間をすり抜けて田中の元へ戻った。
#red#田中の腹部に深々と突き刺さっている。#/red#
そう看守が投げ捨てたナイフはタカ氏の牢屋の中に飛んでいったのだ。
そのナイフを握りしめたタカ氏は鉄格子付近で看守と揉み合っている田中に近づいていく。
そしてタカ氏は鉄格子の隙間から田中に向けてナイフを振り下ろしたのだった。
突き刺さったナイフは致命傷となり、田中は病院へ搬送されたものの息を吹き返すことはなかった。
憎くて憎くてずっと殺したかった田中。タカ氏は思わぬ偶然で本懐を遂げることができた。
しかし二人の人間を殺害したとして、タカ氏には死刑判決が言い渡されたのであった。
寝室で寝静まっている田中妻にナイフを振り下ろすタカ氏。
妻は意識を戻すことなくその命を失った。
しかし田中が見当たらない。田中はその日妻と大喧嘩をして、車に乗って家を出て行き、
海でバッキャローとか叫んでいたのだった。
タカ氏は田中の殺害を断念し、自宅へと戻った。
バッキャローから帰宅した田中はベッドの上で冷たくなっている妻を発見。
妻に突き刺さっているナイフを握りしめ、妻と大喧嘩したことを後悔し、
おいおいと泣き始めた。
その後、警察を呼んで事情を説明した田中。
しかし、その晩大声で喧嘩していたのを近所の人が聞いており、
また田中に明確なアリバイがなかったので、まず田中が殺人犯と疑われて
その場の状況から緊急逮捕されることとなった。
田中は妻を殺されたことと、自分が疑われていることに強く憤りを感じながら、
警察の事情聴取を受けることとなった。
その一週間後に真犯人であるタカ氏が検挙され、田中は釈放されたのだった。
タカ氏は田中が経営している会社の専務であった。
田中は自分の右腕であるタカ氏にこんな形で裏切られるとは思ってもいなかった。
そして長い裁判の結果。
タカ氏には無期懲役が言い渡された。
裁判の結果に納得のいかない田中。
積もり積もった怒りが爆発し、田中は強硬手段を取った。
タカ氏をふん捕まえ、なぜ妻を殺したのか問い質し、そしてこの手で息の根を止めてやる!
そんな思いで田中はナイフを片手にタカ氏が収容されている刑務所へ向かった。
刑務所へ忍び込んだ田中は一人の看守をナイフで脅し、タカ氏が収容されている牢屋まで案内させる。
看守は自分の首にあてがわれたナイフを意識しながら、田中をタカ氏の元へ連れていった。
牢の中でうずくまっているタカ氏。その姿を見た田中は一気に逆上した。
ナイフを持っていない左手で牢屋の鉄格子を握り、
「#b#開けろ!ここから出せ!#/b#あいつをここから出すんだ!」と看守に向かって怒鳴った。
看守は興奮した田中の意識がナイフから離れるのを見逃さなかった。
田中の腕を捻り上げ、ナイフを奪い投げ捨てた。
ナイフを失ったことで看守と取っ組み合いとなった田中。
しかしナイフはゆっくりと牢屋の鉄格子の隙間をすり抜けて田中の元へ戻った。
#red#田中の腹部に深々と突き刺さっている。#/red#
そう看守が投げ捨てたナイフはタカ氏の牢屋の中に飛んでいったのだ。
そのナイフを握りしめたタカ氏は鉄格子付近で看守と揉み合っている田中に近づいていく。
そしてタカ氏は鉄格子の隙間から田中に向けてナイフを振り下ろしたのだった。
突き刺さったナイフは致命傷となり、田中は病院へ搬送されたものの息を吹き返すことはなかった。
憎くて憎くてずっと殺したかった田中。タカ氏は思わぬ偶然で本懐を遂げることができた。
しかし二人の人間を殺害したとして、タカ氏には死刑判決が言い渡されたのであった。
「戦いなら叩かんかい!」「6ブックマーク」
カメオがカメコを叩いて叩いて叩きまくった後、カメコは泣き出してしまった。
一週間後、カメコは、カメオを叩いて叩いて叩きまくったあと、泣き出してしまった。
なぜ?
一週間後、カメコは、カメオを叩いて叩いて叩きまくったあと、泣き出してしまった。
なぜ?
15年12月30日 23:54
【ウミガメのスープ】 [あつお]
【ウミガメのスープ】 [あつお]
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百人一首にて
「君がため~惜しからざりし~命さへ~」
カメコ「ハイッ」パチッ
カメオ「ハイイイイイイ!」バチコーーーン
カメコ「痛ッ!! もう、何回叩けば気が済むのぉ・・・?
カメオ君ひどい・・・」ポロポロ
カメオ「うっ・・・ごめんって・・・お前が強すぎるからさぁ、俺もついムキになるんよ・・・」
カメオ「どうしよう・・・ #big5#そうか、、俺がカメコより早く札をとればええんや!#/big5#」
カメオ猛練習、一週間後ーーーーーー
カメオ「ハイイイイイイイ!」バチコーーーン
カメコ「ハイッ」ペチ
カメコ「あーん、またとられた・・・なんで・・・?
こないだまで私のほうが強かったのに・・・
一枚も取れないよぉ・・・」ポロポロ
カメオ「えぇぇぇ・・・どーしたらええのん?」
ウミオ「お前が全力で叩かんかったらええんちゃうんかい!」
「君がため~惜しからざりし~命さへ~」
カメコ「ハイッ」パチッ
カメオ「ハイイイイイイ!」バチコーーーン
カメコ「痛ッ!! もう、何回叩けば気が済むのぉ・・・?
カメオ君ひどい・・・」ポロポロ
カメオ「うっ・・・ごめんって・・・お前が強すぎるからさぁ、俺もついムキになるんよ・・・」
カメオ「どうしよう・・・ #big5#そうか、、俺がカメコより早く札をとればええんや!#/big5#」
カメオ猛練習、一週間後ーーーーーー
カメオ「ハイイイイイイイ!」バチコーーーン
カメコ「ハイッ」ペチ
カメコ「あーん、またとられた・・・なんで・・・?
こないだまで私のほうが強かったのに・・・
一枚も取れないよぉ・・・」ポロポロ
カメオ「えぇぇぇ・・・どーしたらええのん?」
ウミオ「お前が全力で叩かんかったらええんちゃうんかい!」
「激おこぷんぷん丸なのですよーーウリャァァァ(ノ#`Д´)ノ」「6ブックマーク」
#big5#「吾輩は激怒した」 #/big5#
ウミコのノートにその一節を見つけたカメコは胸をなで下ろした。
どういうことだろう?
ウミコのノートにその一節を見つけたカメコは胸をなで下ろした。
どういうことだろう?
15年10月15日 21:22
【ウミガメのスープ】 [tosh]
【ウミガメのスープ】 [tosh]
チャームを意識して作りました
解説を見る
カメコは普通の女だ。
28才で幼馴染のカメオと結婚し翌年には一人娘のウミコを出産した。
今年14才になるウミコは引っ込み思案な娘だがとても聡明に育った自慢の娘だ。
そんなウミコのノートをリビングの机の上で見つけたカメコは、パラリと開いたあるページが切り抜かれ次のページが覗いていることに気付いた。
________|
吾輩は|激怒した|
猫であ| |
る。 | |
___|____|
引っ込み思案な娘だから学校で一人なのではないかと心配していたけど、授業中に手紙を回すような友達はいるようだ、とカメコは安心した。
28才で幼馴染のカメオと結婚し翌年には一人娘のウミコを出産した。
今年14才になるウミコは引っ込み思案な娘だがとても聡明に育った自慢の娘だ。
そんなウミコのノートをリビングの机の上で見つけたカメコは、パラリと開いたあるページが切り抜かれ次のページが覗いていることに気付いた。
________|
吾輩は|激怒した|
猫であ| |
る。 | |
___|____|
引っ込み思案な娘だから学校で一人なのではないかと心配していたけど、授業中に手紙を回すような友達はいるようだ、とカメコは安心した。
「「お菓子屋さん殺人事件」」「6ブックマーク」
こんにちは、ボクはおはぎです!
実は、ボク達を作ってくれたお菓子屋さんの主人が、
ずいぶん前に、誰かに殺されてたらしいんだ!
しかも、なぜかボクに容疑がかけられている!
おねがい!ボクの疑いを晴らしてください!
実は、ボク達を作ってくれたお菓子屋さんの主人が、
ずいぶん前に、誰かに殺されてたらしいんだ!
しかも、なぜかボクに容疑がかけられている!
おねがい!ボクの疑いを晴らしてください!
11年02月11日 13:17
【亀夫君問題】 [yan]
【亀夫君問題】 [yan]
解説を見る
ぼたもちは、ポツリポツリと語り始めた。
ぼたもちとおはぎは表裏一体…
おれたちは同じ米から生まれた兄弟だが、決して出会うことはない。
なぜなら、牡丹餅は、牡丹の花が咲く春の彼岸のお菓子で、御萩は、萩の花の咲く秋の彼岸のお菓子だからだ。
春に生まれたオレが兄で、米も小豆も”皆殺し”(粒がなくなるまでつぶされること)にされた。
秋に生まれたヤツが弟で、米も小豆も”半殺し”(粒が残る程度につぶされること)にされた。
オヤジはあえて兄弟の存在を知らせはしなかったが、思うところはあったのだろう。
去年、オレに「これが萩の花だ」と言って、写真を見せてたから、いずれ会わせるつもりだったのかもな。
そんなことは知らず、オレはある子に恋をした。まんじゅう屋の娘、あん子だ。
彼女の作る餡は素晴らしい。でも、直接話すことも照れ臭かったし、一度牡丹の花を渡そうともしたけど、
結局渡せずに店に飾ってもらったりもした。
そして、去年の秋…店の戸棚で休んでいた時。ふと目が覚めて、外を覗くと…オレとそっくりな奴が、
あん子と楽しそうに話していた!棚から落ちそうになるのを必死でこらえたが、春までは体が思うように動かない…
そして今年の春。いろいろ聞き込みをして、やつは「おはぎ」という名前だということを聞いた。
また、最近はオレよりも活動期間が長く、この地域ではヤツのほうが知名度が高いことも。
その時は、兄弟がいることをうれしく思っていた。だが…オヤジが急に「もうお前や最中に餡子は補充できない」
と言い出したのを聞いて、オレは激怒した。「おはぎか?おはぎがいるからオレはもう不要ということか?!」
「そういうわけじゃない。ただ、あん子はおはぎと突き合わせようと思ってな。お前には…」
「…そういうことか!オレがあん子を好きなことを知ってるから、邪魔者扱いするわけだ!やってられるか!」
「ま、まて!違うんだ…!」
確かに、オレよりおはぎのほうが評判がいいさ。それにみんな、オレを自分から積極的に求めようとしない。
オレが、勝手に落ちてくるのを、みんな口をあけて待ってやがるんだ…!
結局、オレは好んで食べられるようなやつじゃなかったってことさ!
…あとは、知ってのとおり。同じようにハブられた最中がオヤジを殴って逃亡し、そこへオレがとどめを刺した。
「しばらくあの洋館に身を隠すか…」 以前調べておいたおはぎの別荘のことを呟いたのが、聞かれていたようだな。
別荘の冷蔵庫で眠っていたおはぎを殺すことも考えたが…それはできなかった。こいつは何も知らないんだ。
悪いのは…オレたちに何も知らせず、一方的にオレを切ったオヤジだ!
???「それは違うの!ぼたもちさん…!」 「おまえは…きな子!!?」
「私が、あなたに恋してることを、おじさんは知っていたの。だから…ごめんなさい!」
「そうか…餡じゃなくて、きな粉もちって選択肢もあったんだな…オレはあん子しか目に入ってなかったから…」
「じゃあ、オヤジは、オレを見捨てたわけじゃなかったんだ…オレはなんてことを…」
「兄さん。八橋さんから聞いたけど、おじさんは、モナカさんにもアイスクリーム屋で頑張ってもらおうと考えてたらしいよ」
「そして兄さん…みんなが口をあけて待っているのは、ぼたもちが幸運の象徴だと思っている証拠じゃないか。」
「それに、この地域では年中通しておはぎしか知られていないけど、逆に”ぼたもち”しか知られていない地域だってあるんだ」
「けっして、いらないお菓子じゃない!」
「おはぎ…わかったよ。オレが罪を償って出てきたら、今度は一緒にみんなに食べてもらおうな」
「うん。兄さんが留守の間は、ボクが代わりに頑張るよ。でも、やっぱりボクは秋が好きだから、春はお兄さんに任せたいな。」
「ああ、なるべきはやく出てこれるよう、精進するよ…」
さて、彼らのその後は…どうなったんでしょうね?
噂では、モナカくんも自首して、傷害罪で服役後、アイスクリーム屋に戻ってアイスモナカとして頑張ってるとか。
おはぎとぼたもち、あん子ときな子は、その後奇妙な4角関係が続いているとか?
ちゃぶおじさんは、その記憶を移したちゃぶダイロボエースとして転生し、頑張っているとも噂されている。
みたらし団子は、まだ未成年ということもあり、奉仕活動として男子便所(御手洗・みたらしとも読む)の掃除を毎日やっている。
実は、軽井沢の洋菓子店でも、何か事件が起こったらしいけど…それはまた、いつか別のお話で…
お し ま い。
ぼたもちとおはぎは表裏一体…
おれたちは同じ米から生まれた兄弟だが、決して出会うことはない。
なぜなら、牡丹餅は、牡丹の花が咲く春の彼岸のお菓子で、御萩は、萩の花の咲く秋の彼岸のお菓子だからだ。
春に生まれたオレが兄で、米も小豆も”皆殺し”(粒がなくなるまでつぶされること)にされた。
秋に生まれたヤツが弟で、米も小豆も”半殺し”(粒が残る程度につぶされること)にされた。
オヤジはあえて兄弟の存在を知らせはしなかったが、思うところはあったのだろう。
去年、オレに「これが萩の花だ」と言って、写真を見せてたから、いずれ会わせるつもりだったのかもな。
そんなことは知らず、オレはある子に恋をした。まんじゅう屋の娘、あん子だ。
彼女の作る餡は素晴らしい。でも、直接話すことも照れ臭かったし、一度牡丹の花を渡そうともしたけど、
結局渡せずに店に飾ってもらったりもした。
そして、去年の秋…店の戸棚で休んでいた時。ふと目が覚めて、外を覗くと…オレとそっくりな奴が、
あん子と楽しそうに話していた!棚から落ちそうになるのを必死でこらえたが、春までは体が思うように動かない…
そして今年の春。いろいろ聞き込みをして、やつは「おはぎ」という名前だということを聞いた。
また、最近はオレよりも活動期間が長く、この地域ではヤツのほうが知名度が高いことも。
その時は、兄弟がいることをうれしく思っていた。だが…オヤジが急に「もうお前や最中に餡子は補充できない」
と言い出したのを聞いて、オレは激怒した。「おはぎか?おはぎがいるからオレはもう不要ということか?!」
「そういうわけじゃない。ただ、あん子はおはぎと突き合わせようと思ってな。お前には…」
「…そういうことか!オレがあん子を好きなことを知ってるから、邪魔者扱いするわけだ!やってられるか!」
「ま、まて!違うんだ…!」
確かに、オレよりおはぎのほうが評判がいいさ。それにみんな、オレを自分から積極的に求めようとしない。
オレが、勝手に落ちてくるのを、みんな口をあけて待ってやがるんだ…!
結局、オレは好んで食べられるようなやつじゃなかったってことさ!
…あとは、知ってのとおり。同じようにハブられた最中がオヤジを殴って逃亡し、そこへオレがとどめを刺した。
「しばらくあの洋館に身を隠すか…」 以前調べておいたおはぎの別荘のことを呟いたのが、聞かれていたようだな。
別荘の冷蔵庫で眠っていたおはぎを殺すことも考えたが…それはできなかった。こいつは何も知らないんだ。
悪いのは…オレたちに何も知らせず、一方的にオレを切ったオヤジだ!
???「それは違うの!ぼたもちさん…!」 「おまえは…きな子!!?」
「私が、あなたに恋してることを、おじさんは知っていたの。だから…ごめんなさい!」
「そうか…餡じゃなくて、きな粉もちって選択肢もあったんだな…オレはあん子しか目に入ってなかったから…」
「じゃあ、オヤジは、オレを見捨てたわけじゃなかったんだ…オレはなんてことを…」
「兄さん。八橋さんから聞いたけど、おじさんは、モナカさんにもアイスクリーム屋で頑張ってもらおうと考えてたらしいよ」
「そして兄さん…みんなが口をあけて待っているのは、ぼたもちが幸運の象徴だと思っている証拠じゃないか。」
「それに、この地域では年中通しておはぎしか知られていないけど、逆に”ぼたもち”しか知られていない地域だってあるんだ」
「けっして、いらないお菓子じゃない!」
「おはぎ…わかったよ。オレが罪を償って出てきたら、今度は一緒にみんなに食べてもらおうな」
「うん。兄さんが留守の間は、ボクが代わりに頑張るよ。でも、やっぱりボクは秋が好きだから、春はお兄さんに任せたいな。」
「ああ、なるべきはやく出てこれるよう、精進するよ…」
さて、彼らのその後は…どうなったんでしょうね?
噂では、モナカくんも自首して、傷害罪で服役後、アイスクリーム屋に戻ってアイスモナカとして頑張ってるとか。
おはぎとぼたもち、あん子ときな子は、その後奇妙な4角関係が続いているとか?
ちゃぶおじさんは、その記憶を移したちゃぶダイロボエースとして転生し、頑張っているとも噂されている。
みたらし団子は、まだ未成年ということもあり、奉仕活動として男子便所(御手洗・みたらしとも読む)の掃除を毎日やっている。
実は、軽井沢の洋菓子店でも、何か事件が起こったらしいけど…それはまた、いつか別のお話で…
お し ま い。
「へんし" か" ない・・・▽」「6ブックマーク」
他の人には返事を書くのに、
カメコから送られてきた手紙に対しては一切返事を書かない男、カメオ。
一体どういった訳があるのだろう?
カメコから送られてきた手紙に対しては一切返事を書かない男、カメオ。
一体どういった訳があるのだろう?
14年02月09日 10:04
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
解説を見る
私、カメオはミュージシャンを目指して上京した、いわゆる夢追い人である。
だが未だ才能の目は出ず。一ヶ月以上ライブの予定が無いこともザラにある。
そんな中出来た、数少ないファンからの手紙。
私は感謝の返事を書く。ファンは大事にしなければいけない。
しかし、ファンレターの他に、
母、カメコが心配して良く手紙を送ってくる。
"調子はどうだい?" "ちゃんとご飯食べてるかい?"
私は敢えて返事を書かない。
そして、後から電話をするのだ。
#b#「ごめんよ、母ちゃん。ライブで忙しくて、中々手紙の返事を書くヒマがないんだよ。」#/b#
嘘も方便。
ホントは返事を書く暇など腐るほどあるのだが、
こう言うと母は、#b#返事を書くよりも数倍喜ぶのだった。#/b#
だが未だ才能の目は出ず。一ヶ月以上ライブの予定が無いこともザラにある。
そんな中出来た、数少ないファンからの手紙。
私は感謝の返事を書く。ファンは大事にしなければいけない。
しかし、ファンレターの他に、
母、カメコが心配して良く手紙を送ってくる。
"調子はどうだい?" "ちゃんとご飯食べてるかい?"
私は敢えて返事を書かない。
そして、後から電話をするのだ。
#b#「ごめんよ、母ちゃん。ライブで忙しくて、中々手紙の返事を書くヒマがないんだよ。」#/b#
嘘も方便。
ホントは返事を書く暇など腐るほどあるのだが、
こう言うと母は、#b#返事を書くよりも数倍喜ぶのだった。#/b#