「ミルクティー」「1ブックマーク」
紅茶が好きな彼女。
雪が降り積もる極寒の真冬日でも、彼女は決まってアイスミルクティーを飲む。
どんなに凍える夜だろうと、ホットミルクティーを飲もうとしない。
どうしてだろう?
雪が降り積もる極寒の真冬日でも、彼女は決まってアイスミルクティーを飲む。
どんなに凍える夜だろうと、ホットミルクティーを飲もうとしない。
どうしてだろう?
10年10月13日 22:43
【ウミガメのスープ】 [P]
【ウミガメのスープ】 [P]
解説を見る
あれは3年前、暑い夏の日のこと。
雑貨屋さんで見つけた涼しげな可愛いグラス。
すぐに気に入って色違いで購入した、お姉ちゃんとあたしの分。
家に帰ってお姉ちゃんにプレゼントだよって差し出したら、凄く喜んでくれたっけ。
ちっちゃい頃から仲が良かったお姉ちゃん。いつも笑って頭を撫でてくれたお姉ちゃん。
高校生になってもそれは変わらなくて、大人になってもずっとずっとこのままなんだって思ってた。
真夏日の昼下がり。
庭のヒマワリを眺めながら、二人で飲んだアイスミルクティー。
お揃いのグラスの中で揺れる氷がカランと音を立てる。なんてことない、ありふれた光景。
それがお姉ちゃんと過ごした最期の瞬間だったなんて、今でも信じらんないよ。
遠くで響いたけたたましいブレーキ音が頭から離れない。お姉ちゃんを返して、返して…。
お揃いのグラスで一人飲むアイスミルクティーはなんだか味気無いけど、天国でお姉ちゃんも一緒にあのグラスでミルクティー飲んでてくれるかなって思うとほんの少し救われるんだ。
ねぇ、お姉ちゃん。
もしもあの日に戻れるなら…また一緒にこのグラスでミルクティー飲んでくれる?
また、笑って頭撫でてくれる?
……けど、その時はきっとあたし、泣いちゃうね。
雑貨屋さんで見つけた涼しげな可愛いグラス。
すぐに気に入って色違いで購入した、お姉ちゃんとあたしの分。
家に帰ってお姉ちゃんにプレゼントだよって差し出したら、凄く喜んでくれたっけ。
ちっちゃい頃から仲が良かったお姉ちゃん。いつも笑って頭を撫でてくれたお姉ちゃん。
高校生になってもそれは変わらなくて、大人になってもずっとずっとこのままなんだって思ってた。
真夏日の昼下がり。
庭のヒマワリを眺めながら、二人で飲んだアイスミルクティー。
お揃いのグラスの中で揺れる氷がカランと音を立てる。なんてことない、ありふれた光景。
それがお姉ちゃんと過ごした最期の瞬間だったなんて、今でも信じらんないよ。
遠くで響いたけたたましいブレーキ音が頭から離れない。お姉ちゃんを返して、返して…。
お揃いのグラスで一人飲むアイスミルクティーはなんだか味気無いけど、天国でお姉ちゃんも一緒にあのグラスでミルクティー飲んでてくれるかなって思うとほんの少し救われるんだ。
ねぇ、お姉ちゃん。
もしもあの日に戻れるなら…また一緒にこのグラスでミルクティー飲んでくれる?
また、笑って頭撫でてくれる?
……けど、その時はきっとあたし、泣いちゃうね。
「ドーナツ大好き」「1ブックマーク」
かなこはドーナツが大好き。
ある日かなこはお店にドーナツを買いに行き、その場で泣きじゃくってしまう。
しかし帰り道は嬉しそうに笑っていた。
何があったのか?
ある日かなこはお店にドーナツを買いに行き、その場で泣きじゃくってしまう。
しかし帰り道は嬉しそうに笑っていた。
何があったのか?
10年10月11日 18:37
【ウミガメのスープ】 [P]
【ウミガメのスープ】 [P]
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かなこはドーナツが大好き。
あるドーナツ店では300円のお買い上げにつきスタンプを1個、それが20個たまるとお皿をプレゼントという特典があった。
かなこはそのお皿が欲しくてたまらなかった。
しかし小学3年生のかなこは大してお金を持っているわけでもない。
家のお手伝い3回につきお小遣い100円という母の提案に、かなこは毎日頑張ってお手伝いをした。
そしてコツコツとお金を貯めて週に一度ドーナツ店に通うのだ。大抵1回につきスタンプ1個、お手伝いを頑張った週はスタンプ2個のペースで地道に集めていった。
そしてついにスタンプ20個まであと1個となる。
かなこは300円を握りしめ、開店と同時に店へ駆け込んだ。
「ドーナツください!」
1個100円のドーナツをいつものように3個注文する。店員はドーナツを袋に入れかなこへと渡す。
そしてかなこが嬉しそうに差し出したスタンプカードを見て、店員は少し困ったように眉を下げた。
「ごめんね、このスタンプカード…先週で期限が終わっちゃったの」
あと一つ、たった一つ。驚いたかなこの目は次第に涙で潤んでしまう。
「そんなぁ…せっかくがんばったのに。あとひとつだよ?お皿欲しかったのに…」
泣きじゃくるかなこを見て店員は尚更困ったように口を噤んでしまった。在庫ももう店には置いていない。
ちょっと待ってね、と一声かけると店員は店の奥へ消えていく。そして2分後、再び店員がかなこの元へ戻ってきた。手にはあのお皿を持っている。
「これ、お姉ちゃんのなんだけどあげる。お店の人には内緒ね?」
それは店員自身が個人的にドーナツを買ってスタンプを集め、手に入れたお皿だった。
かなこの表情は一転してぱぁっと明るくなり、喜んでお皿を受け取る。
「いいの!?ありがとう、お姉ちゃん!ちゃーんと内緒にするよっ」
かなこは店員と約束の指切りをして、笑顔で店を後にするのだった。
あるドーナツ店では300円のお買い上げにつきスタンプを1個、それが20個たまるとお皿をプレゼントという特典があった。
かなこはそのお皿が欲しくてたまらなかった。
しかし小学3年生のかなこは大してお金を持っているわけでもない。
家のお手伝い3回につきお小遣い100円という母の提案に、かなこは毎日頑張ってお手伝いをした。
そしてコツコツとお金を貯めて週に一度ドーナツ店に通うのだ。大抵1回につきスタンプ1個、お手伝いを頑張った週はスタンプ2個のペースで地道に集めていった。
そしてついにスタンプ20個まであと1個となる。
かなこは300円を握りしめ、開店と同時に店へ駆け込んだ。
「ドーナツください!」
1個100円のドーナツをいつものように3個注文する。店員はドーナツを袋に入れかなこへと渡す。
そしてかなこが嬉しそうに差し出したスタンプカードを見て、店員は少し困ったように眉を下げた。
「ごめんね、このスタンプカード…先週で期限が終わっちゃったの」
あと一つ、たった一つ。驚いたかなこの目は次第に涙で潤んでしまう。
「そんなぁ…せっかくがんばったのに。あとひとつだよ?お皿欲しかったのに…」
泣きじゃくるかなこを見て店員は尚更困ったように口を噤んでしまった。在庫ももう店には置いていない。
ちょっと待ってね、と一声かけると店員は店の奥へ消えていく。そして2分後、再び店員がかなこの元へ戻ってきた。手にはあのお皿を持っている。
「これ、お姉ちゃんのなんだけどあげる。お店の人には内緒ね?」
それは店員自身が個人的にドーナツを買ってスタンプを集め、手に入れたお皿だった。
かなこの表情は一転してぱぁっと明るくなり、喜んでお皿を受け取る。
「いいの!?ありがとう、お姉ちゃん!ちゃーんと内緒にするよっ」
かなこは店員と約束の指切りをして、笑顔で店を後にするのだった。
「ひなこの変化」「1ブックマーク」
俺の妹ひなこは先日16歳の誕生日を迎えた。
彼女は最近、ブラックコーヒーを飲む事が多い。しかも毎晩遅くまで起きている。
またひなこはどちらかといえば機械音痴な方なんだが、最近はよくパソコンの前に座ってるみたいだな。ウミガメでもやってんのか?
しかも何やら節約生活を始めたらしい。そういえば衝動買いとか少なくなったな、お前。
前までそんなんじゃなかっただろ。急にどうした?
彼女のこの変化は一体何なのだろうか?
彼女は最近、ブラックコーヒーを飲む事が多い。しかも毎晩遅くまで起きている。
またひなこはどちらかといえば機械音痴な方なんだが、最近はよくパソコンの前に座ってるみたいだな。ウミガメでもやってんのか?
しかも何やら節約生活を始めたらしい。そういえば衝動買いとか少なくなったな、お前。
前までそんなんじゃなかっただろ。急にどうした?
彼女のこの変化は一体何なのだろうか?
10年10月07日 00:27
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
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フジイの妹ひなこは、どうやらネットで出会った人物に恋をしているようです。
ブラックコーヒーが好きなのも、夜更かしなのも彼でした。
本来は甘党で早寝早起きを習慣づけているひなこですが、想いを寄せる彼に近づきたくて真似をしているのだとか。
いつか彼に会いに行くんだ!と彼女はお金を貯めているのでした。
これが乙女心ってやつなのか…(フジイ 心の声)
ところでこれ、的確な質問してきた人たちは常々こんな可愛い乙女心を抱いてると解釈して間違いないですね?
特にドしょっぱなから鋭かった あらすとる さん^ω^にやにやにや
ブラックコーヒーが好きなのも、夜更かしなのも彼でした。
本来は甘党で早寝早起きを習慣づけているひなこですが、想いを寄せる彼に近づきたくて真似をしているのだとか。
いつか彼に会いに行くんだ!と彼女はお金を貯めているのでした。
これが乙女心ってやつなのか…(フジイ 心の声)
ところでこれ、的確な質問してきた人たちは常々こんな可愛い乙女心を抱いてると解釈して間違いないですね?
特にドしょっぱなから鋭かった あらすとる さん^ω^にやにやにや
「アルバイトをやめました」「1ブックマーク」
僕は毎日アルバイトをしていましたが、ある日突然そのアルバイトを辞めることにしたのです。果たしてその理由とは?
10年10月01日 22:32
【ウミガメのスープ】 [あらすとる]
【ウミガメのスープ】 [あらすとる]
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時期は冬。僕はお小遣いほしさに新聞配達のバイトを始めました。
給料はまあ、悪くなく、早朝なので暗かったけど特別怖くは無かったんです。でも、何故だろう、毎朝あのマンションに行くと決まっておじいさんが道路の脇で立っているんです。
なんだろうなー、と考えつつも、マンションに入って配達をする自分。そして、ふと気になって下のほうを見るとおじいさんはそこを動くことなく、ただ僕の事をジーっと見ているのです。その視線はそこを離れるまで消えることは無く、不気味だな、とは思っていました。
そしてある日、気づいてしまったんです。そのおじいさんには足が無かったことに。そう、おじいさんは幽霊だったのです。その日を境にバイトを辞めたのは言うまでもない…
そして何故かな、最近カーテンの向こうに人影を見るようになりました…
給料はまあ、悪くなく、早朝なので暗かったけど特別怖くは無かったんです。でも、何故だろう、毎朝あのマンションに行くと決まっておじいさんが道路の脇で立っているんです。
なんだろうなー、と考えつつも、マンションに入って配達をする自分。そして、ふと気になって下のほうを見るとおじいさんはそこを動くことなく、ただ僕の事をジーっと見ているのです。その視線はそこを離れるまで消えることは無く、不気味だな、とは思っていました。
そしてある日、気づいてしまったんです。そのおじいさんには足が無かったことに。そう、おじいさんは幽霊だったのです。その日を境にバイトを辞めたのは言うまでもない…
そして何故かな、最近カーテンの向こうに人影を見るようになりました…
「桜の約束」「1ブックマーク」
ハウィーの恋人、レイラは絵を描く事が好きな画家志望の女の子である。
様々な景色を描く彼女を見て、ある日ハウィーは一つの約束を交わした。
「レイラ、いつか満開の桜を見せてあげる。凄く綺麗なんだ」
桜を見た事がないレイラはとても喜び、大きく頷きました。
そして念願叶って二人で満開の桜を見上げた日―
ハウィーは堪え切れず、泣きだしてしまいました。
一体なぜ?
様々な景色を描く彼女を見て、ある日ハウィーは一つの約束を交わした。
「レイラ、いつか満開の桜を見せてあげる。凄く綺麗なんだ」
桜を見た事がないレイラはとても喜び、大きく頷きました。
そして念願叶って二人で満開の桜を見上げた日―
ハウィーは堪え切れず、泣きだしてしまいました。
一体なぜ?
10年09月30日 00:28
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
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幼い頃、父に連れられて日本へと訪れた際に見た満開の桜を忘れられないハウィー。
毎日色んな風景画を幸せそうに描くレイラを見て、ある事を思い立ちました。
「ねぇレイラ、いつか君に桜を見せてあげる。すごく綺麗なんだ」
生まれてから一度も桜を見た事がないレイラはとても喜んで、大きく頷きました。
しかしある日レイラは不幸な事に、事故に巻き込まれ両目の視力を失ってしまいます。
その日からレイラのスケッチブックはまるで色を失ってしまったかのように、静かに閉じられたまま二度と開かれる事はありませんでした。
それから幾年かが過ぎ、日常の大半を費やしていた"絵"を失ってしまったレイラはただただ静かな日々を過ごしていました。
そんなレイラを見て、ハウィーはあの日交わした約束を果たす為に彼女を日本へ連れていく事を決意します。
そして二人で満開の桜並木を訪れた時―…ハウィーの心は複雑でした。咲き誇る桜の花々は幼い頃に見た桜のように、何一つ変わらず美しい。どうしてもレイラに見せたかった風景。けれどレイラはもう目が見えない―それを知りながら彼女を連れてきた事は正しかったのか?
ズキンと胸が痛んで思わず俯いたその時、ハウィーの隣でレイラがふわりと微笑みました。
「…風がとても気持ちいい。木の葉が擦れ合う音が聞こえるわ」
驚いて顔を上げると、レイラはとても幸せそうに笑っているのです。まるで目の前の景色がはっきりと映っているかのようにそっと手を伸ばし、舞い落ちる花びらを手のひらに乗せるレイラ。
「ねぇ、絵が描きたいわ。ハウィー、教えて?どの色を使えばいい?」
失明して以来、初めて"絵が描きたい"と口にしたレイラ。思わずこみあげてくるものをぐっと堪えて、ハウィーは再び桜の木を見上げました。
「……両手いっぱい広げても抱えきれないくらいの大きくて立派な幹がまっすぐに伸びて…その先に大きな輪を描くように、無数に咲くピンクの小さな花…」
「ピンク?濃いピンクかしら?」
「ううん、薄くて優しい桃色。…ほら、花びらがひらひら舞い落ちてくる。レイラの髪にとまった…蝶みたいだ」
「本当?…ふふ、ハウィーの髪にもとまってるわよ。小さなリボンみたいね、可愛い」
「地面は花びらの絨毯だ。一面暖かな桃色に染まって、ずっと…」
「ずうっと続いてるのね?…あ、もしかしてこの風に乗って空を飛んでるのかしら。」
「…うん、そう……そうだよ、レイラ」
「ふふ……ねぇハウィー、とても綺麗ね」
きっとレイラの頭の中のキャンバスには淡い桃色の桜が満開に咲き誇っているのだろう。
幸せそうに微笑む彼女の傍で、ハウィーの目からは大粒の涙が零れ落ちた。
毎日色んな風景画を幸せそうに描くレイラを見て、ある事を思い立ちました。
「ねぇレイラ、いつか君に桜を見せてあげる。すごく綺麗なんだ」
生まれてから一度も桜を見た事がないレイラはとても喜んで、大きく頷きました。
しかしある日レイラは不幸な事に、事故に巻き込まれ両目の視力を失ってしまいます。
その日からレイラのスケッチブックはまるで色を失ってしまったかのように、静かに閉じられたまま二度と開かれる事はありませんでした。
それから幾年かが過ぎ、日常の大半を費やしていた"絵"を失ってしまったレイラはただただ静かな日々を過ごしていました。
そんなレイラを見て、ハウィーはあの日交わした約束を果たす為に彼女を日本へ連れていく事を決意します。
そして二人で満開の桜並木を訪れた時―…ハウィーの心は複雑でした。咲き誇る桜の花々は幼い頃に見た桜のように、何一つ変わらず美しい。どうしてもレイラに見せたかった風景。けれどレイラはもう目が見えない―それを知りながら彼女を連れてきた事は正しかったのか?
ズキンと胸が痛んで思わず俯いたその時、ハウィーの隣でレイラがふわりと微笑みました。
「…風がとても気持ちいい。木の葉が擦れ合う音が聞こえるわ」
驚いて顔を上げると、レイラはとても幸せそうに笑っているのです。まるで目の前の景色がはっきりと映っているかのようにそっと手を伸ばし、舞い落ちる花びらを手のひらに乗せるレイラ。
「ねぇ、絵が描きたいわ。ハウィー、教えて?どの色を使えばいい?」
失明して以来、初めて"絵が描きたい"と口にしたレイラ。思わずこみあげてくるものをぐっと堪えて、ハウィーは再び桜の木を見上げました。
「……両手いっぱい広げても抱えきれないくらいの大きくて立派な幹がまっすぐに伸びて…その先に大きな輪を描くように、無数に咲くピンクの小さな花…」
「ピンク?濃いピンクかしら?」
「ううん、薄くて優しい桃色。…ほら、花びらがひらひら舞い落ちてくる。レイラの髪にとまった…蝶みたいだ」
「本当?…ふふ、ハウィーの髪にもとまってるわよ。小さなリボンみたいね、可愛い」
「地面は花びらの絨毯だ。一面暖かな桃色に染まって、ずっと…」
「ずうっと続いてるのね?…あ、もしかしてこの風に乗って空を飛んでるのかしら。」
「…うん、そう……そうだよ、レイラ」
「ふふ……ねぇハウィー、とても綺麗ね」
きっとレイラの頭の中のキャンバスには淡い桃色の桜が満開に咲き誇っているのだろう。
幸せそうに微笑む彼女の傍で、ハウィーの目からは大粒の涙が零れ落ちた。












