動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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アルバイトをやめました「1ブックマーク」
僕は毎日アルバイトをしていましたが、ある日突然そのアルバイトを辞めることにしたのです。果たしてその理由とは?
10年10月01日 22:32
【ウミガメのスープ】 [あらすとる]



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時期は冬。僕はお小遣いほしさに新聞配達のバイトを始めました。

給料はまあ、悪くなく、早朝なので暗かったけど特別怖くは無かったんです。でも、何故だろう、毎朝あのマンションに行くと決まっておじいさんが道路の脇で立っているんです。
なんだろうなー、と考えつつも、マンションに入って配達をする自分。そして、ふと気になって下のほうを見るとおじいさんはそこを動くことなく、ただ僕の事をジーっと見ているのです。その視線はそこを離れるまで消えることは無く、不気味だな、とは思っていました。

そしてある日、気づいてしまったんです。そのおじいさんには足が無かったことに。そう、おじいさんは幽霊だったのです。その日を境にバイトを辞めたのは言うまでもない…

そして何故かな、最近カーテンの向こうに人影を見るようになりました…
桜の約束「1ブックマーク」
ハウィーの恋人、レイラは絵を描く事が好きな画家志望の女の子である。
様々な景色を描く彼女を見て、ある日ハウィーは一つの約束を交わした。
「レイラ、いつか満開の桜を見せてあげる。凄く綺麗なんだ」
桜を見た事がないレイラはとても喜び、大きく頷きました。

そして念願叶って二人で満開の桜を見上げた日―
ハウィーは堪え切れず、泣きだしてしまいました。

一体なぜ?
10年09月30日 00:28
【ウミガメのスープ】 [藤井]



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幼い頃、父に連れられて日本へと訪れた際に見た満開の桜を忘れられないハウィー。
毎日色んな風景画を幸せそうに描くレイラを見て、ある事を思い立ちました。
「ねぇレイラ、いつか君に桜を見せてあげる。すごく綺麗なんだ」
生まれてから一度も桜を見た事がないレイラはとても喜んで、大きく頷きました。

しかしある日レイラは不幸な事に、事故に巻き込まれ両目の視力を失ってしまいます。
その日からレイラのスケッチブックはまるで色を失ってしまったかのように、静かに閉じられたまま二度と開かれる事はありませんでした。
それから幾年かが過ぎ、日常の大半を費やしていた"絵"を失ってしまったレイラはただただ静かな日々を過ごしていました。
そんなレイラを見て、ハウィーはあの日交わした約束を果たす為に彼女を日本へ連れていく事を決意します。

そして二人で満開の桜並木を訪れた時―…ハウィーの心は複雑でした。咲き誇る桜の花々は幼い頃に見た桜のように、何一つ変わらず美しい。どうしてもレイラに見せたかった風景。けれどレイラはもう目が見えない―それを知りながら彼女を連れてきた事は正しかったのか?
ズキンと胸が痛んで思わず俯いたその時、ハウィーの隣でレイラがふわりと微笑みました。
「…風がとても気持ちいい。木の葉が擦れ合う音が聞こえるわ」
驚いて顔を上げると、レイラはとても幸せそうに笑っているのです。まるで目の前の景色がはっきりと映っているかのようにそっと手を伸ばし、舞い落ちる花びらを手のひらに乗せるレイラ。
「ねぇ、絵が描きたいわ。ハウィー、教えて?どの色を使えばいい?」
失明して以来、初めて"絵が描きたい"と口にしたレイラ。思わずこみあげてくるものをぐっと堪えて、ハウィーは再び桜の木を見上げました。

「……両手いっぱい広げても抱えきれないくらいの大きくて立派な幹がまっすぐに伸びて…その先に大きな輪を描くように、無数に咲くピンクの小さな花…」
「ピンク?濃いピンクかしら?」
「ううん、薄くて優しい桃色。…ほら、花びらがひらひら舞い落ちてくる。レイラの髪にとまった…蝶みたいだ」
「本当?…ふふ、ハウィーの髪にもとまってるわよ。小さなリボンみたいね、可愛い」
「地面は花びらの絨毯だ。一面暖かな桃色に染まって、ずっと…」
「ずうっと続いてるのね?…あ、もしかしてこの風に乗って空を飛んでるのかしら。」
「…うん、そう……そうだよ、レイラ」
「ふふ……ねぇハウィー、とても綺麗ね」

きっとレイラの頭の中のキャンバスには淡い桃色の桜が満開に咲き誇っているのだろう。
幸せそうに微笑む彼女の傍で、ハウィーの目からは大粒の涙が零れ落ちた。
鉈女の夜行「1ブックマーク」
バトラ「( ´・ω・)oどうもこんにちはバトラです。」
バトラ「前作の『執事のとんだ災難』でのご協力ありがとうございました。」
バトラ「今回の事件『鉈女の夜行』はその続編になります。」
バトラ「前作と少なからずつながりがあるので、前作『執事のとんだ災難』を読んで頂けるとその流れも分かるかと思います。」
バトラ「それでは『鉈女の夜行』始まります。」


バトラ _| ̄|○ ガーン
レミ嬢「仕方ないわね。じゃあ今回の事件の噂について簡単にだけど教えてあげるわね。」

舞台になるのはカラスの窃盗事件が多発していた町の隣町、
その街のある山道に全身真っ白の鉈を持った女が徘徊しているという噂が出始めた。その女は丑三つ時辺りによく現れる。

レミ嬢「はい、ヒントはここまでね。ってどうしたのよそんなに震えて。」
バトラ「ゼンゼン、コワクナイデスカラ((((;゚Д゚;))))カタカタカタ」
レミ嬢「……じゃあ頼むわね。」



※今回の事件では鉈女(なたおんな)の正体を突き止めて頂きます。それが人なのか?はたまた幽霊なのか…。
前作と同様にバトラに行動を命じることができます。
しかし怖がりのバトラ君なので正体が特定できていないのに「夜中に現場に行け!!」といことは絶対にしてくれません。
ゴメ━゚(ノД`゚)゚。━ン!! by バトラ
前作と同じように誰かに話を聞くようにバトラに依頼できます。
誰に何を聞くのか具体的に言ってあげると助かるとバトラが言ってました。
バトラ君の評価をあまり下げないようにするためにも、レミ嬢には出来るだけ頼らないようにしてあげて下さい。
10年09月25日 12:00
【亀夫君問題】 [T-Key]



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レミ嬢「ちょっと。どこに連れていくつもりなの。」
バトラ「お嬢様が言っていた鉈女のいる所にこれから案内しますから黙ってついてきて下さい。」
レミ嬢「あら、真相について何か分かったのね。」
バトラ「ええ、これから話します。でもその前にこのお店で朝食を取っていきましょう。」
レミ嬢「えっ、どういうことよ。」

海辺にある一軒の食堂に2人は入り、席に着く。

バトラ「実はこの『鉈女の夜行』事件については調べていてある背景が浮かびあがりました。」

7年前、この街の中心には大型のごみ処分場がありました。
しかし街の環境のこと、そして老朽化のことを考えて別の場所に移設されることになったのです。
その際、移設先の候補として山の奥に移設する案が出ましたが、近辺に畑などを持つ住民から農作物の汚染被害を受けると反対運動が巻き起こりました。
その反対運動の代表者に転落死した女性がいたのです。
この事件について警察では山菜を取りに山に入り、誤って足を滑らせて転落し亡くなったという見解でした。
その後、工事業者と畑を持つ住民が納得できるよう話し合われ、今現在のゴミ処理施設に至るようです。
ところが、転落死した女の亡霊が鉈を持って彷徨っていると誤解した穂村という学生は鉈女の噂をし始めます。
そして街の学校中、街全体に都市伝説として広まった。とされていますが事実はこうです。


実はその鉈女の正体は海辺の食堂をきりもりしている女性だったんです。
その女性は毎朝2時くらいに所有する畑に新鮮な野菜を調達に向かいます。
その後3時半くらいには調達した野菜を持って食堂に戻り調理に取り掛かり始めます。
店は朝、海から仕事を終え戻ってきた漁師さんが朝食をとれるように5時からやっていて、最近では新鮮な魚介類と野菜が食べられるおいしい食堂だと漁師の間でもっぱら評判にもなっています。
漁師さんが食べに来やすい時間帯に営業しようと思うと深夜から不足している野菜の収穫をしないと間に合わず、
また少しでも新鮮な野菜を使った料理を提供しようと思うとこの時間帯に作業をするのが一番だったわけです。そしてこの女性を鉈女にしたきっかけが隣町で起こっていたカラスの窃盗事件だったわけです。

バトラ「ですよね。この食堂のオーナーのハルカさん(。+・`ω・´)。」
ハルカ「ご注文は何にしますか?」
バトラ「……ちょっと打ち合わせと違うじゃないですか(*・ω・`*)?」
ハルカ「いえちょっと厨房に行っていたので…。あれっ、もう始まってましたか?」
レミ嬢「何を2人でこそこそやってるのかしら?」

バトラ策略が全てばれる∑(´・ω・|||)

ハルカ「なぜ私が鉈を持つようになったのかをお話しますね。」
ハルカ「隣町で1カ月前から窃盗事件が多発しているのはご存知ですよね?」
レミ嬢「ええ。知っているわ。」
ハルカ「1カ月前まで鉈は収穫先のビニールハウスに置いていました。」
「でも窃盗事件が頻発していると聞いて鉈を置いたままにして盗まれたりしては危険だと感じるようになり、必ず持ち帰ることにしました。」
ハルカ「あと誰もいない山道を歩く時は護身用に鉈を手に持って歩いています。」
「もちろん人がいて安全なところでは危険ですのできちんとしまってますよ。」
「でも偶然、学生さんに鉈を持っている所を目撃されて噂が広まってしまったわけです。」
レミ嬢「白い服を着ていたのは、暗くても目立つようにするためなのよね?」
ハルカ「はい。でもそれが余計にお化けという印象を強めてしまって本当に申し訳なく思っています。」
レミ嬢「あなたが悪く思う必要はないわ。その勘違いするアホが悪いのよ。」
レミ嬢「ところで、朝の2時なんて暗い時間に作業はできるの?」
ハルカ「ええ、畑っていってもビニールハウスで野菜を作っているので、ハウス内には照明があり深夜でも作業できます。」
ハルカ「時期的にもうしまいなのですが、春キャベツを今特に収穫しています。」
バトラ「そのアホが荷台に積んでいた春キャベツと首を見間違えていたんですよ。本当に怖がりですよね(σ→ˇ∀←)。」
レミ嬢「あなたが言っても説得力ないわよ。」

バトラ【ガ━∑(´・ω・|||)━ン】

ハルカ「この春キャベツの料理なんかお勧めです。いかがでしょう?」
バトラ「それをお願いするわ。バトラはどうするの?」
バトラ「同じものでいいです(_ _lll)。」
ハルカ「かしこまりました。ちょっと待って下さいね。」

バトラ「納得して頂けたでしょうか?」
レミ嬢「説明していたのはほとんどあのお嬢さんだったけど。」
バトラ「………。」
レミ嬢「まあいいわ。今回もなかなか楽しい話が聞けたから満足よ。」
   「ところで話が変わるけど店に入る前から付けてきた男がいること気付いてる?」
バトラ「えっ?」
レミ嬢「あいつよ。入口の辺りにいる。」
バトラ「あっお前∑(゚ω゚)!!」
???「ずるいやんか。こんな美人の知り合いがいるんなら紹介してくれればええのに。」
バトラ「穂村!後をつけてきたのか?」
穂村 「まあ、そんなかたいこと言わんと…」

穂村が席に割り込んだ。

レミ嬢「あなたも変なモノに好かれるようになったのね。」
バトラ「いや、こいつとは今回の事件で偶然出会っただけで…。」
穂村 「なあなあ名前なんていうの?あとメルアド交換せえへんか( ̄ー+ ̄)?」
バトラ「ちょっと黙れ(。-`ω´-)!!」

穂村がレミお嬢様にしつこくからんでくる。

ハルカ「お待たせしました。こちらがその料理になります。どうぞ。」
ハルカ「あっ、そうそう面白い話を聞かせてあげます。」
ハルカ「穂村さんが私を目撃したというその日は、畑に収穫には行ってませんでしたよ…。」
バトラ&穂村  Σ(゚□゚(゚□゚*)…消沈

ハルカ「うそですよ。」
レミ嬢「あなたもなかなかやるわね。なんだか気が合いそうね。」
はるか「静かな朝の朝食のひと時を楽しんでいって下さい。」   

その後…
バトラ「そうそうカメラ設置したんだった。回収しておかないと。」
穂村 「ハルカさん映ってたか?」
バトラ&穂村「どれどれ……Σ(゚ω゚) Σ(´□` )。」    

fin…
  

あとがき
とりあえずこれで1話完結です。ご参加いただきありがとうございました。
ちなみに裏設定として、これまで街の中央にゴミ処理場があった時、カラスはこの街の中心に多く生息していた。
しかし、それが山の奥に移設されたこと、またゴミ処理場の機能が格段に向上しゴミが街にあふれることがなくなり、餌が少なくなりカラスが隣町の方に飛来してきた。
そして窃盗被害が増えていたのはいくつかの偶然がたまたま重なったことにしようかと考えていました。

目を閉じて…「1ブックマーク」
男は、かきむしられるかのような感覚にぎゅっと目を閉じた。
やがて顔を覆われて、そっと目を開けた。

一体、男に何があったのだろうか?
10年09月19日 02:32
【ウミガメのスープ】 [藤井]



解説を見る
幼い息子は父親に髪を洗ってもらっている。
わしゃわしゃと泡立つ髪。息子はまだシャンプーに慣れないのか、必要以上にぎゅっと固く目を閉じている。
やがて髪を洗い流し、絞ったタオルで息子の濡れた顔を父親がそっと拭いてやった。
ようやくほっとして、息子はゆっくりと目を開けたのだった。
味見、断固拒否。「1ブックマーク」
ある女性が、数人の知り合いの男性たちに
料理の味見を頼んだ。

しかし、男性たちは、一人一人理由を付けて
彼女の料理の味見を断り、帰ってしまった。

結局最後の1人になった男性が味見させられる事に
なったのだが、やや味が濃い程度で
普通に食べられる料理であった。

男たちは、なぜ頑に味見を拒んだのだろう?
10年09月18日 20:37
【ウミガメのスープ】 [帝釈10]



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変わった発明家として巷では有名な彼女。

彼女の料理は調理過程も味も悪くはなかった。

もちろん命の危険も無いはずだったのだが
彼女のプレゼンが悪かった!
無機質な箱に何やら焼き固められた固形物。
それだけならば匂いは良いしまだ良いとして
問題のプレゼン内容はというと、
「味も香りも汚染濃度も安全値を大幅にクリアした安全性抜群の新発明で、理論値では概ね好評を得られるはず。匂いから察するに味も問題ないはずである。しかし冷めると油や調味料の質が劣化し味が著しく劣化し、そして雑菌が繁殖し腐敗という現象が・・・」



まあ要するに「味見してないけど良い匂いだから多分おいしいよ。あと、冷めないうちに食べてね。」と言った内要なのだが、こんな言われ方をして食べる気になる人はいないだろう。