様々な景色を描く彼女を見て、ある日ハウィーは一つの約束を交わした。
「レイラ、いつか満開の桜を見せてあげる。凄く綺麗なんだ」
桜を見た事がないレイラはとても喜び、大きく頷きました。
そして念願叶って二人で満開の桜を見上げた日―
ハウィーは堪え切れず、泣きだしてしまいました。
一体なぜ?
【ウミガメ】
ハウィーかレイラのどちらかは病弱ですか?
病弱NO ですがいい質問です!
レイラは桜を見ることが出来ましたか?
おおおいきなりキター 正確に言うならNO!!
レイラは桜をみた時、絶命していませんでしたか?
NOぉう 生きておりました
じゃああれだ、目が見えないんだ
おおおYES!!!いきなり来ましたねー!
桜じゃない方を見て、「とても綺麗ね」とか言いませんでしたか?
えぇぇぇええ((((゚д゚)))) 言った言葉はまるまるYES!!!ただ顔は桜へと向けられていました。
書いた絵を見てハウィーは涙しましたか?
NO! レイラはある日を境に、絵が描けなくなってしまいました。
レイラは約束をした後、目が見えなくなったのですね?
YES!!! 約束を交わした時点では目が見えていたのです!
約束を交わし、想像でレイラは桜の絵を描いた。事故で目が見えなくなった後二人で見上げた桜は、あの日レイラが描いた絵の桜と瓜二つだった… とか^^
なんて素敵なストーリー…´;д;` それをそのまま解説にしたいくらいですが設定としてはNOです><
二人が桜を見た場所は関係ありますか?
NO 関係ないですね・∀・設定としては日本です。
桜を見上げた時間帯と涙した時間帯は違いますよね?
うーんと、NOかな? 桜を見上げながら言葉を交わして、ハウィーは泣いてしまいました。
ハウィーは桜を見に行く直前には彼女が失明してると知っていますか?
YES 知っています。彼女が失明していると知りながら桜を見に連れて行くことに多少の罪悪感(躊躇い)もあったでしょう。
ハウィーが見せたかった桜と、実際に見せた桜は、同じ木でしたか?
特定の木を見せたかったわけではなく、"満開の桜"を見せたいと思っていました。そして二人が実際に見上げたのも満開の桜だったのでYESですね・∀・
私ね、失明してからずっとあなたとこうして桜を見上げる想像をしてたの。そしてこの場所に今立ってる。桜の香りもする。風で花を揺らす音だって聞こえる。目が見えなくてもわかるわよ。この桜は綺麗ね。 みたいな会話ですか?
うおぉぉぉぉすごい近い!!!というかYESでいい!!!!
彼は彼女に景色を説明しましたか?
うああぁぁぁっぁああああYEEEEESSSS!!!!YESYES!!!!
これがあなたが私に見せたがっていた桜ね。本当、とても綺麗… ってことか(´;ω;`)
ああああもうおk!!!泣く!!!!泣いちゃうまえに解説いっちゃいます´;д;`ブワワッ
毎日色んな風景画を幸せそうに描くレイラを見て、ある事を思い立ちました。
「ねぇレイラ、いつか君に桜を見せてあげる。すごく綺麗なんだ」
生まれてから一度も桜を見た事がないレイラはとても喜んで、大きく頷きました。
しかしある日レイラは不幸な事に、事故に巻き込まれ両目の視力を失ってしまいます。
その日からレイラのスケッチブックはまるで色を失ってしまったかのように、静かに閉じられたまま二度と開かれる事はありませんでした。
それから幾年かが過ぎ、日常の大半を費やしていた"絵"を失ってしまったレイラはただただ静かな日々を過ごしていました。
そんなレイラを見て、ハウィーはあの日交わした約束を果たす為に彼女を日本へ連れていく事を決意します。
そして二人で満開の桜並木を訪れた時―…ハウィーの心は複雑でした。咲き誇る桜の花々は幼い頃に見た桜のように、何一つ変わらず美しい。どうしてもレイラに見せたかった風景。けれどレイラはもう目が見えない―それを知りながら彼女を連れてきた事は正しかったのか?
ズキンと胸が痛んで思わず俯いたその時、ハウィーの隣でレイラがふわりと微笑みました。
「…風がとても気持ちいい。木の葉が擦れ合う音が聞こえるわ」
驚いて顔を上げると、レイラはとても幸せそうに笑っているのです。まるで目の前の景色がはっきりと映っているかのようにそっと手を伸ばし、舞い落ちる花びらを手のひらに乗せるレイラ。
「ねぇ、絵が描きたいわ。ハウィー、教えて?どの色を使えばいい?」
失明して以来、初めて"絵が描きたい"と口にしたレイラ。思わずこみあげてくるものをぐっと堪えて、ハウィーは再び桜の木を見上げました。
「……両手いっぱい広げても抱えきれないくらいの大きくて立派な幹がまっすぐに伸びて…その先に大きな輪を描くように、無数に咲くピンクの小さな花…」
「ピンク?濃いピンクかしら?」
「ううん、薄くて優しい桃色。…ほら、花びらがひらひら舞い落ちてくる。レイラの髪にとまった…蝶みたいだ」
「本当?…ふふ、ハウィーの髪にもとまってるわよ。小さなリボンみたいね、可愛い」
「地面は花びらの絨毯だ。一面暖かな桃色に染まって、ずっと…」
「ずうっと続いてるのね?…あ、もしかしてこの風に乗って空を飛んでるのかしら。」
「…うん、そう……そうだよ、レイラ」
「ふふ……ねぇハウィー、とても綺麗ね」
きっとレイラの頭の中のキャンバスには淡い桃色の桜が満開に咲き誇っているのだろう。
幸せそうに微笑む彼女の傍で、ハウィーの目からは大粒の涙が零れ落ちた。
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