「神様ヘルプ!」「2ブックマーク」
A君はその古い神社に行って、お賽銭を払い、願い事をした。
一方僕は、その神社に行って、願ったがお賽銭は払わなかった。
結果、二人とも願いが叶った。
だがA君は願いが叶った後、一週間家に引きこもった。
状況を説明してください。
一方僕は、その神社に行って、願ったがお賽銭は払わなかった。
結果、二人とも願いが叶った。
だがA君は願いが叶った後、一週間家に引きこもった。
状況を説明してください。
13年05月14日 23:59
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]

この問題の出題秘話を雑談「出題秘話」 ルームキー「舞台裏」にて公開中です。お気軽にどうぞ^^
解説を見る
僕は試験の前日、古い神社である、水平神社へと向かった。
ここの神主の娘の未来は、僕の小さい頃からの幼馴染だった。
昔は可愛らしい笑顔で僕と一緒によく遊んでいた。
───だけど、彼女は中学の頃辺りから変わってしまった。
たしか、未来のお母さんが死んでから───
だんだんと僕とも疎遠になり、次第によくない噂まで聞くようになった。
そんな時、また新たな噂を聞いた。
「未来が今度の試験問題の問題用紙のコピーを手に入れて、神社でひそかに売り払っている」と。
僕はいてもたってもいられなくなり、意を決してずっと訪れてなかった神社───彼女の家を訪れた。
突然現れた僕に、彼女は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに状況を察したようだ。
「───ああ、お前もこの問題を買いに来たのか。優等生やってるのも疲れるもんなあ? お前になら一万のところを、五千でいいぜ?」
───やっぱり、察してなかったか。
「───なあ、もうこんなこと止めろ。僕はそれを言いに来たんだ」
すると彼女は興ざめしたような表情を浮かべ、チッ、と軽く舌打ちした。
「んだよ……冷やかしかよ。とっとと帰んな、優等生クン」
「だから、こんなこと止めろって……」
「うっさいんだよ!! お前に関係ないだろ! ウザイんだよ」
そう言って戻ろうとする彼女の腕を思わず掴む。
そうしないと、もう一生掴めそうになかったから……
「離せよ!!」
「確かに! 俺には関係ないかもしれない……」
「離せ……!」
「でも、放っておけないんだよ……」
「離せって……」
「僕が……ほんとはもっと早く、僕が救わなきゃならなったんだ」
「……離して……もう、離して……」
「もう止めよう?」
「……」
「悩みがあるんなら、苦しいことがあるんなら、僕に言ってよ……一人で、溜め込まないで」
「……っ!」
「君が本当は優しい子だってことは、他の誰よりも僕が一番知っているからさ」
「っ! ……うう……うわああああああ!」
そう言って、彼女は泣き崩れた。
まだ時間はかかるかもしれない。
でも、僕は彼女が以前の彼女に戻ってくれるとこの時確信した。
一方その翌日、試験問題を買ったA君は……
A「うっわー、今日のテストヤベえw 分かんないところがないw 俺の天下キター!」
先生「おーい、A」
A「なんです? お褒めの言葉は要りませんよ?」
先生「ちょっと職員室に来い」
A「へ?」
……で、この後ばれて、一週間の停学。
ずっと家に引きこもってましたとさ。
めでたしめでたし。
ここの神主の娘の未来は、僕の小さい頃からの幼馴染だった。
昔は可愛らしい笑顔で僕と一緒によく遊んでいた。
───だけど、彼女は中学の頃辺りから変わってしまった。
たしか、未来のお母さんが死んでから───
だんだんと僕とも疎遠になり、次第によくない噂まで聞くようになった。
そんな時、また新たな噂を聞いた。
「未来が今度の試験問題の問題用紙のコピーを手に入れて、神社でひそかに売り払っている」と。
僕はいてもたってもいられなくなり、意を決してずっと訪れてなかった神社───彼女の家を訪れた。
突然現れた僕に、彼女は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに状況を察したようだ。
「───ああ、お前もこの問題を買いに来たのか。優等生やってるのも疲れるもんなあ? お前になら一万のところを、五千でいいぜ?」
───やっぱり、察してなかったか。
「───なあ、もうこんなこと止めろ。僕はそれを言いに来たんだ」
すると彼女は興ざめしたような表情を浮かべ、チッ、と軽く舌打ちした。
「んだよ……冷やかしかよ。とっとと帰んな、優等生クン」
「だから、こんなこと止めろって……」
「うっさいんだよ!! お前に関係ないだろ! ウザイんだよ」
そう言って戻ろうとする彼女の腕を思わず掴む。
そうしないと、もう一生掴めそうになかったから……
「離せよ!!」
「確かに! 俺には関係ないかもしれない……」
「離せ……!」
「でも、放っておけないんだよ……」
「離せって……」
「僕が……ほんとはもっと早く、僕が救わなきゃならなったんだ」
「……離して……もう、離して……」
「もう止めよう?」
「……」
「悩みがあるんなら、苦しいことがあるんなら、僕に言ってよ……一人で、溜め込まないで」
「……っ!」
「君が本当は優しい子だってことは、他の誰よりも僕が一番知っているからさ」
「っ! ……うう……うわああああああ!」
そう言って、彼女は泣き崩れた。
まだ時間はかかるかもしれない。
でも、僕は彼女が以前の彼女に戻ってくれるとこの時確信した。
一方その翌日、試験問題を買ったA君は……
A「うっわー、今日のテストヤベえw 分かんないところがないw 俺の天下キター!」
先生「おーい、A」
A「なんです? お褒めの言葉は要りませんよ?」
先生「ちょっと職員室に来い」
A「へ?」
……で、この後ばれて、一週間の停学。
ずっと家に引きこもってましたとさ。
めでたしめでたし。
「かみあってないような」「2ブックマーク」
ハゲている亀男はカツラを着けることで多くの仕事を得ることが出来た。
ある日、プライベートで亀男がある女性から「カツラを着けていない事」を指摘された。
次の瞬間、亀男は#red#自分が知ってはいけないことを知ってしまったのだと気付いた。#/red#
一体どういうことだろう?
ある日、プライベートで亀男がある女性から「カツラを着けていない事」を指摘された。
次の瞬間、亀男は#red#自分が知ってはいけないことを知ってしまったのだと気付いた。#/red#
一体どういうことだろう?
14年01月28日 19:22
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
亀男は売れっ子のモノマネ芸人である。体質からか若くして頭はハゲあがっていたが、カツラをかぶってキャラになりきるモノマネ芸人である彼には悩みと言えるものではなかった。
十八番は大物タレントの海雄。幸運にも素顔が海雄にそっくりであったため、海雄の髪型を模したカツラをつければ見分けがつかないぐらいにそっくりであり、おかげで多くの仕事を得ることが出来た。
ある日のこと。町で偶然、海雄の奥さんである海子と鉢合わせした。亀男が挨拶をしようとすると、海子の口から思いがけない台詞が出た。
#red#「あら、あなた。外出しているのに今日はカツラを着けていないの?」#/red#
亀男が「えっ?」と一言漏らすと、海子はしまったとばかりに口を押さえた。
(カツラを被っていない状態の俺を奥さんが見間違えて、カツラを着けてないのかって……そうか!海雄さんも……!)
頭の中で状況と台詞の意味ががっちりと噛み合った時、亀男は大物タレントの知ってはいけないことを知ってしまったことに気付いた。
十八番は大物タレントの海雄。幸運にも素顔が海雄にそっくりであったため、海雄の髪型を模したカツラをつければ見分けがつかないぐらいにそっくりであり、おかげで多くの仕事を得ることが出来た。
ある日のこと。町で偶然、海雄の奥さんである海子と鉢合わせした。亀男が挨拶をしようとすると、海子の口から思いがけない台詞が出た。
#red#「あら、あなた。外出しているのに今日はカツラを着けていないの?」#/red#
亀男が「えっ?」と一言漏らすと、海子はしまったとばかりに口を押さえた。
(カツラを被っていない状態の俺を奥さんが見間違えて、カツラを着けてないのかって……そうか!海雄さんも……!)
頭の中で状況と台詞の意味ががっちりと噛み合った時、亀男は大物タレントの知ってはいけないことを知ってしまったことに気付いた。
「腕男(ワンマン)」「2ブックマーク」
カメオは自分の鍛え上げた両腕の腕力こそラテシン村一番だと自信を持っていて、それを周りに知らしめたいという自己顕示欲も十分にあった。
しかし、カメオは「#b#ラテシン村で一番の腕力の持ち主を決める力比べ大会#/b#」が開催されたにもかかわらず、参加をしなかったという。
一体なぜだろう?
しかし、カメオは「#b#ラテシン村で一番の腕力の持ち主を決める力比べ大会#/b#」が開催されたにもかかわらず、参加をしなかったという。
一体なぜだろう?
17年08月29日 19:45
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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その大会の競い方は#b#腕相撲勝負#/b#であり、「#b#腕相撲は右腕で行うこと#/b#」というルールがあった。
そしてカメオは村で#red#唯一の左利き#/red#であった。
カメオは利き腕である左腕、もしくは両腕の総合的な腕力であれば村の誰にも負けないと思っているが、さすがに利き腕でない右利きだけの勝負ではNO.1である自信はない。
負ける可能性が捨てきれないので、あえて参加をしなかったのだ。
そしてカメオは村で#red#唯一の左利き#/red#であった。
カメオは利き腕である左腕、もしくは両腕の総合的な腕力であれば村の誰にも負けないと思っているが、さすがに利き腕でない右利きだけの勝負ではNO.1である自信はない。
負ける可能性が捨てきれないので、あえて参加をしなかったのだ。
「お主も悪よのぉ」「2ブックマーク」
漫画家の亀男が陰謀により捕まった。
その黒幕は国会議員の海野で、このことはあらゆる方面から批判を浴びた。
その後海野は亀男のおかげで大金を受け取ったが称賛を受けた。なぜだろう?
その黒幕は国会議員の海野で、このことはあらゆる方面から批判を浴びた。
その後海野は亀男のおかげで大金を受け取ったが称賛を受けた。なぜだろう?
15年03月14日 01:07
【ウミガメのスープ】 [Strangeman]
【ウミガメのスープ】 [Strangeman]

久々の出題・・・
解説を見る
亀男・海野ともに逃走中に参加しており、海野は誰かを犠牲にしなければ自分が確保される窮地に陥った。海野はやむを得ず亀男を選び批判を受けるのを承知で事なきを得た。亀男は逃走中参加者の中でも特に瞬足で視聴者や他の参加者からの信頼も高かったため、海野は痛烈な批判の的になった。しかしその後確保者を救出できるミッションが発生し、これを見た海野は顧みずミッションに挑戦した。その結果かつて犠牲にした亀男の救出に成功し、亀男との確固たる信頼を得た。
その後も二人は逃走を続けた。俊敏な亀男に助けられる場面もあった。結果無事に二人共逃走に成功し、賞金を獲得。逃走中でも例を見ない連携プレーにより海野と亀男はこれ以上ない称賛を受けたのだった。
亀男「仲間を通報しておきながら賞金を手に入れるなんて」
海野「一度捕まりながらも賞金を手に入れるなんて」
#big5#「「お主も悪よのぉ」」#/big5#
その後も二人は逃走を続けた。俊敏な亀男に助けられる場面もあった。結果無事に二人共逃走に成功し、賞金を獲得。逃走中でも例を見ない連携プレーにより海野と亀男はこれ以上ない称賛を受けたのだった。
亀男「仲間を通報しておきながら賞金を手に入れるなんて」
海野「一度捕まりながらも賞金を手に入れるなんて」
#big5#「「お主も悪よのぉ」」#/big5#
「どこにもいかないで」「2ブックマーク」
トミじいちゃんとチヨばあちゃんはとても仲睦まじい老夫婦である。
しかしある日、チヨばあちゃんは突然姿を消してしまった。
一体、どうしたと言うのだろう?
しかしある日、チヨばあちゃんは突然姿を消してしまった。
一体、どうしたと言うのだろう?
10年10月01日 20:00
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
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いつも笑い合い、手を取り合って長い人生を共に歩んできたトミじいちゃんとチヨばあちゃん。
トミじいちゃんはやがて、80年の生涯を静かに閉じた。
二人で暮らすのが精一杯という程に小さな家だったはずなのに、チヨばあちゃんには一人の家はとてつもなく広く感じる。
寂しくて仕方がなくて、小さな背中を丸めながら毎日仏壇のトミじいちゃんの写真に向かって手を合わせた。
一人ぼっちになってしまったチヨばあちゃんに、やがて出会いが訪れる。
トミじいちゃんと二人でよく散歩に出かけていた近くの公園へと一人で訪れた日のこと。ベンチに腰掛けてトミじいちゃんとの思い出をひとつひとつ思いだそうとしているチヨばあちゃんの足元に、一匹の野良犬がすり寄ってきた。
チヨばあちゃんが撫でてやるとその犬は喜んで尻尾を振り、すぐに懐いてしまった。
一人ぼっちだったチヨばあちゃんにとって、小さなその出会いはかけがえのないものとなる。家へ帰ろうとすれば後ろをついてくる、玄関の前でふんふんと鳴く…そんな愛らしい仕草に、寂しさでいっぱいだったチヨばあちゃんの心は少しずつ癒えていくのだった。
それから毎朝、チヨばあちゃんが縁側に座っていると何処からともなく駆けてきて足元にすり寄ってくる野良犬。家で飼う事はしなかったものの、毎日顔を合わせていた。チヨばあちゃんはその野良犬を「トミ」と名付けて可愛がった。
数か月が過ぎたある冬の日のこと。
毎朝縁側へとやってくるはずのトミが、何故か今日はお昼を過ぎても来ないのだ。チヨばあちゃんは途端に不安になり、しんしんと雪の降る中を傘も持たずに家を飛び出した。
トミと出会った公園まで歩き、名前を呼んでみたりもするが一向にトミは現れない。
あても無いまま別の場所を探そうと公園を出た時、チヨばあちゃんはふとあるものに気がついた。公園の敷地内から外の道路へと続いている犬らしき足跡…それがトミのものだという証拠は何処にもないのに、チヨばあちゃんは夢中でそれを追って歩き始めた。
しかしやがてその足跡は霞んで見えなくなる。はっとして顔を上げると、容赦なく降り続ける雪に足跡が消されていく事に気がついた。
「…一人は…寂しくて……辛いものだねぇ……」
行く先も分からない、来た道さえも分からない。一面真っ白に染まりゆく世界で、チヨばあちゃんは二度と目を開く事はなかった。
トミじいちゃんはやがて、80年の生涯を静かに閉じた。
二人で暮らすのが精一杯という程に小さな家だったはずなのに、チヨばあちゃんには一人の家はとてつもなく広く感じる。
寂しくて仕方がなくて、小さな背中を丸めながら毎日仏壇のトミじいちゃんの写真に向かって手を合わせた。
一人ぼっちになってしまったチヨばあちゃんに、やがて出会いが訪れる。
トミじいちゃんと二人でよく散歩に出かけていた近くの公園へと一人で訪れた日のこと。ベンチに腰掛けてトミじいちゃんとの思い出をひとつひとつ思いだそうとしているチヨばあちゃんの足元に、一匹の野良犬がすり寄ってきた。
チヨばあちゃんが撫でてやるとその犬は喜んで尻尾を振り、すぐに懐いてしまった。
一人ぼっちだったチヨばあちゃんにとって、小さなその出会いはかけがえのないものとなる。家へ帰ろうとすれば後ろをついてくる、玄関の前でふんふんと鳴く…そんな愛らしい仕草に、寂しさでいっぱいだったチヨばあちゃんの心は少しずつ癒えていくのだった。
それから毎朝、チヨばあちゃんが縁側に座っていると何処からともなく駆けてきて足元にすり寄ってくる野良犬。家で飼う事はしなかったものの、毎日顔を合わせていた。チヨばあちゃんはその野良犬を「トミ」と名付けて可愛がった。
数か月が過ぎたある冬の日のこと。
毎朝縁側へとやってくるはずのトミが、何故か今日はお昼を過ぎても来ないのだ。チヨばあちゃんは途端に不安になり、しんしんと雪の降る中を傘も持たずに家を飛び出した。
トミと出会った公園まで歩き、名前を呼んでみたりもするが一向にトミは現れない。
あても無いまま別の場所を探そうと公園を出た時、チヨばあちゃんはふとあるものに気がついた。公園の敷地内から外の道路へと続いている犬らしき足跡…それがトミのものだという証拠は何処にもないのに、チヨばあちゃんは夢中でそれを追って歩き始めた。
しかしやがてその足跡は霞んで見えなくなる。はっとして顔を上げると、容赦なく降り続ける雪に足跡が消されていく事に気がついた。
「…一人は…寂しくて……辛いものだねぇ……」
行く先も分からない、来た道さえも分からない。一面真っ白に染まりゆく世界で、チヨばあちゃんは二度と目を開く事はなかった。