項目についての説明はラテシンwiki!
【総投票数 206票】
【伏線・洗練さ部門】『魔法の言葉』
「SoMR氏がご自身のチャットルームで、この問題の最初に出現する小道具を「あるあるの刷り込み力」という言葉で称揚しておられた。簡潔に言えば「固定観念」であり、「読者の意識を自然に、かつ強制的にそちらに向けさせる」とも言い換えられよう。その「刷り込み力」を利用した問題は多々あるが、本作は洗練がずば抜けている。それ以外にも評価すべき点が多い作品だが、まずはこの見地から一票を投じたい。」
2016年10月15日22時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【伏線・洗練さ部門】『【気が早い男】』
「『桜満開』の報道を見てストーブを取り出す男。誰もが惹きつけられるチャームに、実に切れ味鋭い納得感。「誰かに初めて紹介するときのウミガメ」の上位候補になりうるのではと思います。名作。」
2016年09月15日23時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【納得感部門】『【シスターの嘆き】』
「シスターのかなわぬ祈りの内容?とは? 模範的ともいえる問題文表現。名出題者の最初期の作品ですが、さすが最初から実にスマートです。」
2016年09月15日23時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【チャーム部門】『【アウスとラロピテクス】』
「この作者の中では軽いほうの問題かもしれませんが、どうにも大好きです。そしてこのセンス、やはりこの作者でしか作ることができない問題でもあるでしょう。解説を知ると頬がゆるむエンターテインメントです。」
2016年09月15日23時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【亀夫君部門】『困っています』
「「FAの後、解説でまた驚かせる」これは比較的以前からある手法のようですが、私は個人的に、非常に巧妙な使い手である作者の名を取って「天童メソッド」と呼んでいます。本作も、読めば分かる、驚愕の結末。傑作。」
2016年08月28日20時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【その他部門】『心がせまい人』
「「心がせまい人」……それはそうなのですけど、それは逆説でもあります。ラテシンでは珍しい、アダルトな雰囲気のある作品。たまにはこういう問題があってもいい。この読後感に一票。」
2016年08月28日20時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【納得感部門】『どっちの店を選ぶか、あらかじめ予想できるというのかい?』
「店から出てきた客の様子でわかる二軒のラーメン屋の違いとは。通常の思考ではたどり着けない水平思考に満ちていますが、「客の様子の違い」の合理性がそれにすばらしいアクセントをつけています。」
2016年08月28日20時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【納得感部門】『ラストバトル?』
「問題の納得感を醸成させる方法はいろいろあるでしょうが、本問のようなやり方もあります。普通は「ソレ」には気がつきません。ウィットとセンスを感じさせる問題です。」
2016年08月17日23時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【トリック部門】『デスゲーム』
「うおっ!なトリック。でも、やるんだったらこれくらいまでやるべき。狙いを生かすことが非常によくできている問題文の構成です。」
2016年08月17日23時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【物語部門】『姉の愚行』
「問題文も解説も少々長いですが、この長さが必要でベストだと思います。隠されたものが現れた時、すべての情景が一変する。徹頭徹尾暗い話ですが、ほんのかすかな救いが残る結末です。」
2016年07月18日12時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【物語部門】『【遅効性の毒】』
「今日中に殺すために、今日中には死なない毒を用意する。明確極まりない矛盾は、シンプルだがきわめて印象深い人間心理によって説明されます。「なるほど……」の後、絶句。見事な水平思考劇です。」
2016年07月18日12時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【物語部門】『正しい時刻』
「初読時、作品で描写された強く暗い情念と、作者のすさまじいエネルギーに言葉を失ったのは今でもよく憶えています。どこかの雑談で、この作意が成立するかどうか綿密に調査したと作者が述べておられたのも印象に残っています。これまで投票しなかったのは、暗く救いのない話が好みでなかったからという理由だけです。今こそ一票を投じます。力作にして、文句なしの傑作。」
2016年07月18日12時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【納得感部門】『海辺の少女』
「「元ネタあり」の問題は多々ありますが、これは最高級のクオリティーです。改訂の結果、素晴らしい物語性をまとわせることに成功しており、驚嘆あるのみです。すべての「元ネタあり」問題がこれほどの改良をなされていればいいのに……と思わなくもないですが、それは高望みし過ぎというものでしょう。傑作。」
2016年07月09日21時
【ゴトーレーベル 投票一覧】
【納得感部門】『この木なんの木』
「いくつもの可能性がある問題文ですが……解説の意外性はすばらしい。出題者のセンスの良さが遺憾なく発揮された作品です。」
2016年07月09日21時
【ゴトーレーベル 投票一覧】