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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ラストバトル?(問題ページ

者カメオは魔物を打ち倒し、遂に魔王城の玉座の間に至った。

「よく来たなカメオよ……!」

禍々しい姿をした魔王を見た瞬間、カメオは剣を引き抜いた。

「ああ、決着をつけよう!」

しかし剣を交える前に、カメオはもしかしたら自分たちは騙されているのではないか、と勘ぐった。

一体何故だろう?
16年07月09日 23:00
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [風木守人]



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メオは玉座を見て思った。
小さすぎると。

目の前の禍々しい魔物の王が座るというには、あまりにも小さい。

まるで、それは人間がーー

「どうしたカメオ! その程度か!!」

しかし、考えている暇は無かった。
カメオは魔王に集中する。元より、もはやどうにもならない所まできている。

(考えている暇は……ない!)




カメオは何度も打ち合い、遂に魔王を討ち果たした。
脳内に響くファンファーレに驚いていると、玉座に見覚えのない男が座っていた。

「よー次代さん! 俺先代魔王!」
「はぇ?」
「まあなんつーか、魔王イコール勇者なんだ平たく言うと」

男が指で示す方を見ると、そこには魔王の死体はなく、代わりに目の前の男が転がっていた。

「共通の敵がいないと、人間同士で戦争しかねんからね。リレー制度で勇者ー魔王ジョブチェンジ制度が採用されててね」
「……つまり?」
「格好だけそれっぽく魔王化してもらうよ? 次の勇者が来るまでは、人間の姿でいていいけどね。部下の魔物は立体映像とかでなんとかするから、あとで地下のpcの取説読むように」
「ご遠慮させていただきます!」
「ふはは!昔の俺みたいなこと言いなさんな!そぉーい!」
「うわぁぁぁあああ!!」



その数十年後、魔王カメオはこう言った。

「よく来たなウミオよ…!」

ノリノリだった。
多分、みんな代々ヤケクソなんだと思う。



要約


魔王の玉座の大きさがあまりに小さいため、魔王の陰に人間の存在を感じ取り、カメオは何か裏があるのでは、と勘ぐった。
総合点:1票  納得感:1票  


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納得感部門ゴトーレーベル
投票一覧
「問題の納得感を醸成させる方法はいろいろあるでしょうが、本問のようなやり方もあります。普通は「ソレ」には気がつきません。ウィットとセンスを感じさせる問題です。」
2016年08月17日23時

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