「カフェ・ラテ」「2ブックマーク」
とある通りの片隅に、一軒の小ぢんまりとした喫茶店がある。
その喫茶店に入った者たちはみんな、不機嫌そうな顔をして店から出ていく。
コーヒーや紅茶が不味かったわけではないのに、何故。
その喫茶店に入った者たちはみんな、不機嫌そうな顔をして店から出ていく。
コーヒーや紅茶が不味かったわけではないのに、何故。
11年04月27日 22:48
【ウミガメのスープ】 [アイゼン]
【ウミガメのスープ】 [アイゼン]
解説を見る
これは、私が体験した数日前の出来事である。
私は、何となく、とある通りの片隅にある喫茶店に立ち寄った。喫茶店の名前は、「Cafe Lateral」
いや、何となくではないな。私はずっと気になっていたのだ。店を出る者たちの表情の訳を。
みんな、どうしてか不機嫌そうな顔をしている。それが私の中に居座り続ける疑問の種だった。
店に入ると、楽しそうな雰囲気だった。
客の中には、店を出るのを見た事がある顔もある。
「いらっしゃい。初めましての方かな?」
カウンターの奥に立つ、中年ぐらいの紳士が私に話しかけた。この店のマスターだろう。
私はカウンターに座ると、「はい。そうです」と答えた。するとマスターは微笑み、私に一冊の本を差し出した。
綺麗なブックカバーが付けてある。それを外すと、表紙や裏表紙、背表紙には何も書かれていない。中には、不思議な文章が書かれていた。
始まりと結末だけしか書かれていない物語。次のページを捲ると、質問とその答えが書かれている。
私は、これを知っていた。
「ウミガメのスープ……ですか?」
「ああ。そうだよ。これは私が参加していたとあるwebサイトの問題をまとめたものでね……ほら、みんなが読んでいるものだ」
「webサイト?」
「そう。其処では毎日沢山の問題が出され、沢山のスナイパーたちがひしめき合っていた。いや、今でも続いているから過去形はおかしいな。私はもうこんなおじさんだし、ちょこちょこ顔を出すぐらいになったんだけどね」
哀しそうに、しかし楽しそうに微笑むマスター。
私は差し出された本を読んでいった。成る程、この謎を考えていたから、あんな表情をしていたのか。
読み進めていくうちに、質問を読んでいくうちに、私も此処に加わりたい! と強く思った。
「ふふ……良い顔をしているね。私はそんな顔を見るのが好きなんだよ。……そうだ、一つ私から謎を出させてもらおうか」
その時、店の入り口の扉が開いた。
「マスター、それ参加させていただきます^^」
「こんばんはー。参加しますね」
ぞろぞろとカウンターに集まる参加者たち。
まるで、本の中の空気そのままだ。
もしかすれば、彼らは――
「あれ、マスター、お初の方?」
「初めまして。よろしくお願いします^^」
「あ、はい。初めまして、此方こそよろしくお願いします」
挨拶もそこそこに、謎が始まる。
緊迫した空気、たまに盛り込まれる笑い。
私もいつか、このような空気の一員になれるのかな。そう思いながら、私も拙いながら質問をしていく。
謎は紐解かれていく時もあれば、絡まってしまうこともある。
これはこの謎でも例外ではなかった。
どうにも行き詰ってしまい、私は気分転換にふと入口を見た。
そこには、いつの間にかスナイパーライフルを背負っている人影があった。
私は、何となく、とある通りの片隅にある喫茶店に立ち寄った。喫茶店の名前は、「Cafe Lateral」
いや、何となくではないな。私はずっと気になっていたのだ。店を出る者たちの表情の訳を。
みんな、どうしてか不機嫌そうな顔をしている。それが私の中に居座り続ける疑問の種だった。
店に入ると、楽しそうな雰囲気だった。
客の中には、店を出るのを見た事がある顔もある。
「いらっしゃい。初めましての方かな?」
カウンターの奥に立つ、中年ぐらいの紳士が私に話しかけた。この店のマスターだろう。
私はカウンターに座ると、「はい。そうです」と答えた。するとマスターは微笑み、私に一冊の本を差し出した。
綺麗なブックカバーが付けてある。それを外すと、表紙や裏表紙、背表紙には何も書かれていない。中には、不思議な文章が書かれていた。
始まりと結末だけしか書かれていない物語。次のページを捲ると、質問とその答えが書かれている。
私は、これを知っていた。
「ウミガメのスープ……ですか?」
「ああ。そうだよ。これは私が参加していたとあるwebサイトの問題をまとめたものでね……ほら、みんなが読んでいるものだ」
「webサイト?」
「そう。其処では毎日沢山の問題が出され、沢山のスナイパーたちがひしめき合っていた。いや、今でも続いているから過去形はおかしいな。私はもうこんなおじさんだし、ちょこちょこ顔を出すぐらいになったんだけどね」
哀しそうに、しかし楽しそうに微笑むマスター。
私は差し出された本を読んでいった。成る程、この謎を考えていたから、あんな表情をしていたのか。
読み進めていくうちに、質問を読んでいくうちに、私も此処に加わりたい! と強く思った。
「ふふ……良い顔をしているね。私はそんな顔を見るのが好きなんだよ。……そうだ、一つ私から謎を出させてもらおうか」
その時、店の入り口の扉が開いた。
「マスター、それ参加させていただきます^^」
「こんばんはー。参加しますね」
ぞろぞろとカウンターに集まる参加者たち。
まるで、本の中の空気そのままだ。
もしかすれば、彼らは――
「あれ、マスター、お初の方?」
「初めまして。よろしくお願いします^^」
「あ、はい。初めまして、此方こそよろしくお願いします」
挨拶もそこそこに、謎が始まる。
緊迫した空気、たまに盛り込まれる笑い。
私もいつか、このような空気の一員になれるのかな。そう思いながら、私も拙いながら質問をしていく。
謎は紐解かれていく時もあれば、絡まってしまうこともある。
これはこの謎でも例外ではなかった。
どうにも行き詰ってしまい、私は気分転換にふと入口を見た。
そこには、いつの間にかスナイパーライフルを背負っている人影があった。
「【ラテクエ37リサ】永久に続く五線譜~♪」「2ブックマーク」
譜面をじっと見つめている男。
しばらくすると男は譜面を小さく折りたたんで飲み込んでしまった。
その様子を覗いていた女は「その手があったか」と悔しがった。
女が悔しがった理由とは?
※水上さんの問題文です。
しばらくすると男は譜面を小さく折りたたんで飲み込んでしまった。
その様子を覗いていた女は「その手があったか」と悔しがった。
女が悔しがった理由とは?
※水上さんの問題文です。
13年12月15日 11:47
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
※水上さんの問題文です。
解説を見る
ここは某作曲家の事務所
最近、発表前の譜面が世の中に流出という事故が相次いだため
・所内のPCはすべてインターネットから隔絶したスタンドアロン環境にする
・出入口にガードマンをおき所員の出入り時にはボディチェックを行う
・入口前にローカールームをおき、私物は全てそこに預け所内に持ち込めないようにする。
・更に記録メディアを持ち出せないように、出入口に強力な電磁石を用意し、磁気データを破壊する
などの処理が取られた
(なので、クレジットカードなどの磁気カードは・・持ち込み禁止である。壊れるから)
が、流出件数自体は減ったものの、それでも流出事故はなくならなかった。
それはさておき・・カメコは困っていた。
今までCD-Rなどにデータを落として外に持ち出し
リークして儲ける。そうやって何とかお小遣いを得ていたのだが
CDなど目立つものはどうやってもガードマンに止められる。
iPodなど持ち込もうものなら、強力な磁力線でもともと入っていたデータごとHDDがぶっ壊れる。
これは、もう持ちだすのは諦めないとダメかな。。?
そう考えていた。
そんなある日、掃除用具置き場のスミの死角で
カメオがプリントアウトした譜面を見つめているのを見かけた。
(あーきっとカメオも私と同じことをしてたのね?私が持ちだした以外の物も漏れてたし。
でもバカね~、紙なんて速攻ガードマンに止められるのに・・・)
そうやって見ていると、カメオは紙を小さく折りたたみ、ビニール袋のようなものに入れて飲み込んでしまった。
「え・・・あ・・・その手があったか!?麻薬密輸とかでは定番手口よね!?なんで思いつかなかったんだろう!?
紙なら磁力とかで壊れないし・・きっと行ける!!」
こうして、データ漏洩犯人を見つけたカメコはそれを密告などはせず
次からは私も真似しよっと♪
そうむねにしまいこんだそうな。
:
:
:
:
後日。男性と違い便秘がちな人が多い女性のこと。カメコも例に漏れず・・
「2週間~1ヶ月出ない」などもザラな人で・・・
飲み込んだ楽譜を回収(どこからかは禁則事項です)する前に楽曲が正式に発表されてしまう・・
そうして、便秘の自分ではこの方法が成り立たないことに気づき
カメコは悔しがりましたとさ
おしまい。
※ちなみに
磁力 以外の、ガードマン・ロッカー・スタンドアロンPCとかは・・今の仕事先の条件ですw
さすがにボディチェックまではしませんがw
最近、発表前の譜面が世の中に流出という事故が相次いだため
・所内のPCはすべてインターネットから隔絶したスタンドアロン環境にする
・出入口にガードマンをおき所員の出入り時にはボディチェックを行う
・入口前にローカールームをおき、私物は全てそこに預け所内に持ち込めないようにする。
・更に記録メディアを持ち出せないように、出入口に強力な電磁石を用意し、磁気データを破壊する
などの処理が取られた
(なので、クレジットカードなどの磁気カードは・・持ち込み禁止である。壊れるから)
が、流出件数自体は減ったものの、それでも流出事故はなくならなかった。
それはさておき・・カメコは困っていた。
今までCD-Rなどにデータを落として外に持ち出し
リークして儲ける。そうやって何とかお小遣いを得ていたのだが
CDなど目立つものはどうやってもガードマンに止められる。
iPodなど持ち込もうものなら、強力な磁力線でもともと入っていたデータごとHDDがぶっ壊れる。
これは、もう持ちだすのは諦めないとダメかな。。?
そう考えていた。
そんなある日、掃除用具置き場のスミの死角で
カメオがプリントアウトした譜面を見つめているのを見かけた。
(あーきっとカメオも私と同じことをしてたのね?私が持ちだした以外の物も漏れてたし。
でもバカね~、紙なんて速攻ガードマンに止められるのに・・・)
そうやって見ていると、カメオは紙を小さく折りたたみ、ビニール袋のようなものに入れて飲み込んでしまった。
「え・・・あ・・・その手があったか!?麻薬密輸とかでは定番手口よね!?なんで思いつかなかったんだろう!?
紙なら磁力とかで壊れないし・・きっと行ける!!」
こうして、データ漏洩犯人を見つけたカメコはそれを密告などはせず
次からは私も真似しよっと♪
そうむねにしまいこんだそうな。
:
:
:
:
後日。男性と違い便秘がちな人が多い女性のこと。カメコも例に漏れず・・
「2週間~1ヶ月出ない」などもザラな人で・・・
飲み込んだ楽譜を回収(どこからかは禁則事項です)する前に楽曲が正式に発表されてしまう・・
そうして、便秘の自分ではこの方法が成り立たないことに気づき
カメコは悔しがりましたとさ
おしまい。
※ちなみに
磁力 以外の、ガードマン・ロッカー・スタンドアロンPCとかは・・今の仕事先の条件ですw
さすがにボディチェックまではしませんがw
「物隠し」「2ブックマーク」
女は男のためにそれを隠した。
しかしそれを知った男は激怒した。
男はなぜ怒ったのか。説明してください。
しかしそれを知った男は激怒した。
男はなぜ怒ったのか。説明してください。
13年10月26日 14:07
【ウミガメのスープ】 [ゆがみ]
【ウミガメのスープ】 [ゆがみ]
男子中学生のベッドの下から
解説を見る
79,800円。一生懸命バイトして買ったダメージジーンズの値段だ。
この痛み具合がイカすぜ!! 今日はこれをはいてデートだぞ(`・ω・´)
……ってなんじゃこりゃーーー!!
裾のほつれが、腿に開いた穴が…縫われている。
J( 'ー`)し「きれいに隠れてるでしょ♥」
この痛み具合がイカすぜ!! 今日はこれをはいてデートだぞ(`・ω・´)
……ってなんじゃこりゃーーー!!
裾のほつれが、腿に開いた穴が…縫われている。
J( 'ー`)し「きれいに隠れてるでしょ♥」
「音への恐怖」「2ブックマーク」
あの音が聞こえる。
男性は音のする所へ行こうとした。
女性は悲鳴を上げて逃げ出した。
少年は男性を止めようとした。
少女は大きな声で泣いた。
状況を説明しなさい。
男性は音のする所へ行こうとした。
女性は悲鳴を上げて逃げ出した。
少年は男性を止めようとした。
少女は大きな声で泣いた。
状況を説明しなさい。
13年09月24日 19:45
【ウミガメのスープ】 [スカイ]
【ウミガメのスープ】 [スカイ]
個人的に質問に対する回答から黒歴史に入るなこれ・・・
解説を見る
明治時代に、電話が出来たころ。
伝染病の「コレラ」が電話を介して感染するという噂が流れた。
男性→父親 女性→母親 少年&少女→二人の子供
男性は噂を信じていなかったが、家族は電話の購入を猛反対。
しかし、男性は電話を購入した。
その結果がこれ(問題文)だよ!
あの(電話の)音が聞こえる。
男性は(電話の)音のする所へ行こうとした。
女性は(コレラを恐れて)悲鳴を上げて逃げ出した。
少年は(父親がコレラにかかってほしくないから)男性を止めようとした。
少女は(コレラ=電話だと思っており恐怖心から)大きな声で泣いた。
質問の回答にあいまいな回答があったのは明治時代の電話に詳しくないからです。すみませんでした。
質問の解説
・9より
何か勘違いをしている人はいますか?
→「YES!ですが・・・」と答えさせてもらいましたが、これは、コレラが電話を介して伝染するというのを完全に勘違いということにしていいのか?という迷いから「ですが・・・」という回答になりました。
・20より
死人は・・・出ませんか?
→死人は出ません、ご安心を!と回答しましたが、これは、実際電話でコレラにかかるなんて絶対にありえないからです。まぁ、ちょっとしたヒントだと思ってもらえれば。
・33より
30より 白物家電ですか?
→申し訳ございませんでした。そこらへんの知識がまったく無く、さらに、明治時代の電話はそれに分類されるのか?と言う事で、なんども回答を編集させてもらいました。
伝染病の「コレラ」が電話を介して感染するという噂が流れた。
男性→父親 女性→母親 少年&少女→二人の子供
男性は噂を信じていなかったが、家族は電話の購入を猛反対。
しかし、男性は電話を購入した。
その結果がこれ(問題文)だよ!
あの(電話の)音が聞こえる。
男性は(電話の)音のする所へ行こうとした。
女性は(コレラを恐れて)悲鳴を上げて逃げ出した。
少年は(父親がコレラにかかってほしくないから)男性を止めようとした。
少女は(コレラ=電話だと思っており恐怖心から)大きな声で泣いた。
質問の回答にあいまいな回答があったのは明治時代の電話に詳しくないからです。すみませんでした。
質問の解説
・9より
何か勘違いをしている人はいますか?
→「YES!ですが・・・」と答えさせてもらいましたが、これは、コレラが電話を介して伝染するというのを完全に勘違いということにしていいのか?という迷いから「ですが・・・」という回答になりました。
・20より
死人は・・・出ませんか?
→死人は出ません、ご安心を!と回答しましたが、これは、実際電話でコレラにかかるなんて絶対にありえないからです。まぁ、ちょっとしたヒントだと思ってもらえれば。
・33より
30より 白物家電ですか?
→申し訳ございませんでした。そこらへんの知識がまったく無く、さらに、明治時代の電話はそれに分類されるのか?と言う事で、なんども回答を編集させてもらいました。
「「ブラック・サンタクロース」」「2ブックマーク」
クリスマスの日。
トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていました。
夜中、トムが起きると…なんと、サンタさんがいるではないですか!
「やぁトム。今夜は君のために、プレゼントを3つ用意してきたよ!」
トムは喜び、まず一つ目のプレゼントを受け取ります。
トムは、少しガッカリしたような表情をしました。
一方、サンタはニタニタと笑っています。
二つ目のプレゼントを見ると、トムはますます不機嫌な顔をします。
一方、サンタはクックック…と忍び笑いを洩らします。
そして、最後のプレゼントをトムが受け取ると…
サンタは、「ハッハッハ!!」と大笑いをしました。
そしてトムは、耐え切れなくなって泣き出してしまいます。
いったい、どういうことなのでしょう?
トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていました。
夜中、トムが起きると…なんと、サンタさんがいるではないですか!
「やぁトム。今夜は君のために、プレゼントを3つ用意してきたよ!」
トムは喜び、まず一つ目のプレゼントを受け取ります。
トムは、少しガッカリしたような表情をしました。
一方、サンタはニタニタと笑っています。
二つ目のプレゼントを見ると、トムはますます不機嫌な顔をします。
一方、サンタはクックック…と忍び笑いを洩らします。
そして、最後のプレゼントをトムが受け取ると…
サンタは、「ハッハッハ!!」と大笑いをしました。
そしてトムは、耐え切れなくなって泣き出してしまいます。
いったい、どういうことなのでしょう?
12年12月16日 22:01
【ウミガメのスープ】 [yan]
【ウミガメのスープ】 [yan]
23:00までの時間制限です! 奮ってご参加ください!
解説を見る
クリスマスの日。
トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていました。
夜中、トムが起きると…なんと、サンタさんがいるではないですか!
「やぁトム。今夜は君のために、プレゼントを3つ用意してきたよ!」
トムは喜び、まず一つ目のプレゼントを受け取ります。
箱を開けると、中身はサッカーボール。
トムは、少しガッカリしたような表情をしました。
なぜなら、トムは事故で両足を失ってしまっていたからです。
一方、サンタは、なぜかニタニタと笑っています。
二つ目のプレゼントは自転車。トムはますます不機嫌な顔をします。
一方、サンタはクックック…と忍び笑いを洩らします。
「何がおかしいのさ!ボクの足がないのを分かって、嫌がらせ!?」
「いや、スマンスマン、でも、こうすれば、どうかな…?」
サンタが手をかざすと、不思議な光がトムの体を照らし…
なんと、無くなったはずの足が、治ったではありませんか!
「ハッハッハ!!どうだい、これでボールも自転車も使えるだろう?」
「サンタさん…! うわぁ、夢みたい…!! …グスッ」
トムは、感動のあまり、耐え切れずに泣き出してしまいました。
「さて、それじゃ、ワシはまだ行くところがあるからな…達者でな!」
「あっ…ありがとう!サンタさん!」
(最初に足を治してくれればもっと良かったのになぁ…)
そう思いながらもトムは、ちょっぴり意地悪な、でも素敵なサンタに
感謝しながら、サンタさんが見えなくなるまで、見送っていました…
「さてと、ボブにはオルゴールにハーモニカ。チャーリには、絵本と
望遠鏡だな。 …ちょっと急がないと、間に合わないかもしれんな」
そう言うと、サンタは漆黒の羽根を広げ、夜空を恐るべきスピードで
飛んで行きました。その姿は、まさに、魔王…
「神に見捨てられし人の子に、つかの間の幸せを」
「黙示録に記された滅びの日まで、あと僅か。せめて、安らかに過ごすがいい…」
トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていました。
夜中、トムが起きると…なんと、サンタさんがいるではないですか!
「やぁトム。今夜は君のために、プレゼントを3つ用意してきたよ!」
トムは喜び、まず一つ目のプレゼントを受け取ります。
箱を開けると、中身はサッカーボール。
トムは、少しガッカリしたような表情をしました。
なぜなら、トムは事故で両足を失ってしまっていたからです。
一方、サンタは、なぜかニタニタと笑っています。
二つ目のプレゼントは自転車。トムはますます不機嫌な顔をします。
一方、サンタはクックック…と忍び笑いを洩らします。
「何がおかしいのさ!ボクの足がないのを分かって、嫌がらせ!?」
「いや、スマンスマン、でも、こうすれば、どうかな…?」
サンタが手をかざすと、不思議な光がトムの体を照らし…
なんと、無くなったはずの足が、治ったではありませんか!
「ハッハッハ!!どうだい、これでボールも自転車も使えるだろう?」
「サンタさん…! うわぁ、夢みたい…!! …グスッ」
トムは、感動のあまり、耐え切れずに泣き出してしまいました。
「さて、それじゃ、ワシはまだ行くところがあるからな…達者でな!」
「あっ…ありがとう!サンタさん!」
(最初に足を治してくれればもっと良かったのになぁ…)
そう思いながらもトムは、ちょっぴり意地悪な、でも素敵なサンタに
感謝しながら、サンタさんが見えなくなるまで、見送っていました…
「さてと、ボブにはオルゴールにハーモニカ。チャーリには、絵本と
望遠鏡だな。 …ちょっと急がないと、間に合わないかもしれんな」
そう言うと、サンタは漆黒の羽根を広げ、夜空を恐るべきスピードで
飛んで行きました。その姿は、まさに、魔王…
「神に見捨てられし人の子に、つかの間の幸せを」
「黙示録に記された滅びの日まで、あと僅か。せめて、安らかに過ごすがいい…」