みんなのブックマーク

今週末はBBQ
だが、雲行きが悪い日が続いた
「週末は晴れるといいけど...」
カメオは心配そうに、空を見つめた

待ちに待ったBBQの日
心配は杞憂に終わり、綺麗な秋晴れでの、絶好のBBQ日和だった

公園に集まった友人たちと、お肉を食べながら、ウミガメや人狼を大いに楽しんだ

カメオは、自分のビールに手を伸ばし、グビグビっと飲む
缶を口にあてて、上を見あげるほど傾けると、ビールはすぐに空になった
「空っぽだ」と思ったカメオは、自分の取ったこのビールが、最後の一本だったことを思い出す

「ちょっと買い出し行ってくるよ！なにか欲しいものある？」

「『ウミガメのスープ』？」

「それ、絶対ウミガメじゃないよ！」

友人の、ジョークに突っ込みを入れつつ、
カメオは、ビールを買うためにコンビニへと歩き出したのであった

カメオは、番組のナレーターだった。

「ンゴロンゴロ保全地域の野生動物たちは〜……」
「ンゴロンゴロ保全地域では、このような植物が〜……」
「〜で、このンゴロンゴロクレーターが〜……」

何度も何度も出てくる「ンゴロンゴロ保全地域」という単語。
これでは読みづらいことこの上ない。
噛まないように気を使って読み上げていると、後半に入り特集の焦点が変わった。

「それでは、ンゴロンゴロ保全地域に暮らすマサイ族達のお祭りを見てみよう」
「マサイ族ではこのように〜……」
「これはマサイ族の伝統的な〜……」
「遠くを見つめるマサイ族の少年。彼は、〜……」

「ンゴロンゴロ保全地域」よりもよっぽど読みやすい部族の名前を読み上げるようになったため、思わずカメオはホッとしたのだった。

『電車の中なのに雨が降った』

彼女に尋ねてみた。
「雨が降ったのですか？」と彼女は突然話しかけられてビックリした顔をしたが、私が向かい側の網棚にある傘を指さすと彼女は苦笑した。
「ええ、水滴が方にかかったの。外が雨だから傘から滴ったのでしょうね。本にかかったら嫌だから逃げたの」
彼女が元々座っていた席の隣の眠っている男は傘を網棚においた。しかし、外は雨が降っていたので、傘は濡れていた。そのせいで揺れる電車の中で傘の水滴が隣の彼女にかかったのだ。
「災難でしたね。もっと周りに気遣ってほしいものだ。ところで読んでいるのはシャーロックですか？私も好きなんです」

そういって、私は彼女と知り合いになった。
ありがとう、名もなき名探偵たち。

彼らは三毛猫。アキラ、ミキ、ミチコはメスの三毛猫で、ユウスケはオスの三毛猫。だからユウスケだけが周りから「珍しい」と注目を浴びているのだ。

　改めて三毛猫についてWikipediaで調べてみましたが、オスの三毛猫が生まれる確率は30,000/1匹なんですって(ΦωΦ)Wow

ある日、体育の授業中に、カメオの顔面にボールが当たってしまった。

幸いカメオに怪我はなかったが、カメオのかけていた眼鏡は衝撃で壊れてしまった。
目が悪いカメオは眼鏡を修理に出している間、いつも目を細めて眉間にしわを寄せていた。

それを見たカメコは、コンタクトレンズを作るために眼科に行くことを勧めた。
しかし結局、カメオが眼科に行く前に眼鏡の修理が終わってしまったようだ。

また普段通りに眼鏡で過ごすカメオ。
それでもカメコは、コンタクトにするようカメオを促している。

実はカメオの眼鏡をはずした姿にときめいた、というのはカメコだけの秘密だ。
今は、まだ……

※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。
　眼科医による検査・処方・適切な取り扱い指導のもとお買い求めください。