動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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kitchen is battlefield.「6ブックマーク」
料理好きのラテコは、いつも一人で台所で料理している。
夫のカメオが料理を手伝おうとした時には、「台所は女の戦場だから。」とラテコに追い出されてしまい、ジャガイモの皮むきすらさせてもらえなかった。
その日からずっと、カメオはラテコの料理を手伝えずにいた。

しかしある晩、ラテコの方からカメオに食材を洗ってと言ってきた。
何故だろう?
14年11月02日 19:07
【ウミガメのスープ】 [耳たぶ犬]



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ラテコ「音響さん、#b#小豆洗って#/b#波の音だしてください!」
カメオ「分かりました!」

(ザァ…ザァ…)

ラテコとカメオはその夜、勤めているラジオ局の生放送のドラマを作っていた。
と言っても、カメオは音響でラテコは監督だったが。
その生放送は俳優の声から効果音に至るまで生で録音していた。

その中で音響であるカメオは、監督であるラテコの指示で小豆を洗う事で波の音を奏でていたのだ。

脚本家・耳たぶ犬男「はい!生放送終わりました!お疲れ様した!」
スタッフ『お疲れ様でしたー!』
バベルの時計塔「6ブックマーク」
とある国の大きな町には、天まで届くかのような巨大な時計塔があった。

この時計塔は1日に2回、決まった時間に鐘を鳴らすという便利な物で、町の人々は#red#その鐘の音を生活の基準として日々を暮らしており、もはや生活に欠かせないものとなっている#/red#。

ある日の事。
その日、時間が来たにも関わらず、時計塔の鐘が鳴る事はなかった。


それまで鐘の音を頼りに生活していた人々は、時計塔を見て鐘が鳴るはずの時刻を過ぎている事に気が付くと、みな笑顔になった。


一体なぜ?
17年05月08日 20:24
【ウミガメのスープ】 [檻人(オリジン)]

今回もこってり風味かも?




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※解説が長いです。簡潔なまとめは最下部にあります。


この町を支配する国は絶対王政。
そしてこの町の人々には、元々ここに住んでいた訳では無い者も多い。
国内の土地が、貴族などの上流階級の住むエリア・中流階級の平民が住むエリア・下流階級の貧民が住むエリアの3種類に分けられているのだ。

そして、「バベルの時計塔」と呼ばれる時計塔があるのは下流階級の貧民が住むエリア、俗に言う貧民街である。
王国の中でもこのエリアの面積が最も広い事が、この国の実状をありありと示していた。

貧民街の住民達は、午前4時の鐘の音を合図に衛兵に起こされると、急いで仕事場へ向かう。急がねば罰が与えられるからだ。
そして夜12時の鐘が鳴るまで#red#強制労働#/red#をさせられ、けして美味とは言い難い配給の夜食を食べ眠りにつく。

とてつもない重労働にも関わらず、
「代わりなんていくらでも居るだろう」
という王命により彼らの命は使い捨てられ、せいぜい3時間半しか睡眠を与えられない生活。
下流階級の人々は、肉体も精神も限界だった。


やがて彼らの不満は爆発し、クーデターを引き起こす。


王は侮っていた。
貧民街に落ちた人間がどれだけ多いかを。
彼らの団結力の強さを。
命を投げ出すほどの覚悟の強さを。


クーデターは成功し、王は捕えられた。
絶対王政は崩れ、同時に階級制度も崩れた。
彼らは晴れて自由の身となり、重労働をする必要も無くなったのだ。

悲劇の歴史を語り継ぐためのシンボルとして、時計塔は取り壊されず残されたが
当然、鐘を鳴らす絡繰は永遠にその動きを止められたのだった。


朝、とある男が目を覚まし時計塔を見ると、時計は午前9時を示していた。
つい先日まで午前5時に起こされ強制労働させられていた事を考え、『自由』という名の幸せを噛み締める。
同様に、他の人々も自由を実感し笑顔をこぼした。

人々は思った。


#red#「願わくば、あの鐘が二度とその音を鳴らさぬ事を」#/red#



【簡潔なまとめ】
この「とある国」では、貴族・平民・貧民で住む土地がエリア分けされている。
時計塔は、強制労働をさせられていた貧民街の人々の起床時刻・終業時刻を知らせるためのもの。
町の人々はクーデターを起こし、それに成功したため晴れて自由の身となり、強制労働をする必要が無くなったため時計塔の鐘が鳴る事は無くなった。
やがて人々が朝起きて時計塔を見ると、つい先日まで無理矢理起こされていた起床時刻を過ぎており、自らの自由を噛み締め笑顔をこぼした。
年金の亡者「6ブックマーク」
カメオはお爺ちゃんがくれるお年玉が
5千円、6千円、7千円と増えていく度に
喜びよりも恐怖が大きくなっていくと言う

一体なぜ?
17年03月27日 01:17
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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お年玉に千円を貰ったカメオ (´・ω・`)少ない




もっと欲しいのでお爺ちゃんをお酒に酔わせることにしました。




おじぃ~ちゃん、お年玉ちょ~だい(´・ω・)っ





するとお爺ちゃんはまた千円くれました。










味をしめたカメオはまたお爺ちゃんにお酒を進めると
お年玉をねだりました。




ここまでは良かったのですが


流石に5回を超えたあたりからもういいなっと思い始めていましたが




お爺ちゃんがそれでも壊れたレコードのようにお年玉をあげようお年玉をあげようと



狂ったように同じことばかりを繰り返すので




大好きなお爺ちゃんがバグってしまったのではないかと恐ろしくなったのです。
脅威のヘルメット「6ブックマーク」

ホホの持っているヘルメットを見た友人たちは皆驚いた。

普通に市販されているヘルメットだし、特に変わったところはない。
いったいどうして驚くのだろう?
16年01月16日 22:13
【ウミガメのスープ】 [アアア]



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ホホが持っていたのは自転車のヘルメットである。

ホホホの家は職場からかなり遠い。
職場の友人たちはホホホが20kmという距離を自転車で通勤してきていることに驚いたのだ。
『−−やっぱり、貴方との婚約はなかったことにしてください。』
電話越しに向かって、婚約者の田中カメオにそう切り出したカメミ。

突然持っていた携帯電話からそんなことを告げられた田中は少し呆然とした後、この携帯電話を大切にとっておこうと思った。

一体どうしてだろう?

16年01月17日 01:13
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]



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『−−もしもし。……もしもしって言うのも変か。とりあえず現在の状況から。私は今、多分山の中腹辺りなんだと思うけど−−現在地が分からず遭難しています。今は偶然小さな洞窟を見つけてそこで休んでいるけど、気休め程度です。食料は先程の滑落で紛失してしまって、この吹雪じゃ救助も見込めそうにない……。寒い……とても寒いです……この携帯電話も電波は通じません。指はすでに満足に動かないので、こうしてレコーダー機能を使って記録しています。ちゃんと録れているかな−−−−っ……田中くんがこの録音を聞いているってことは、もう私はこの世にはいないのでしょう。−−ごめんなさい。こんなことになってしまうなんて……貴方のプロポーズ、本当に嬉しかった。もしかしたら貴方は、今回急用で一緒に登れなかったことを後悔しているかもしれません。−−でも、お願いだから自分を責めないで。私は、むしろこれでよかったとも思っています。だって、貴方まで死んでしまうことになったかもしれないから。それは−−もっと嫌だ。だから、後悔はしないでください。−−−−それと、やっぱり貴方との婚約はなかったことにしてください。−−−−ひっ、……ぐ……それはもはや貴方を縛る鎖になるから。もう、私のことは忘れて、どうか幸せに生きて……さようなら』


すでに手遅れの状態で発見されたカメミが、大事に握り締めていた携帯電話。濡れたりしないようにしっかりと袋詰めにされていたそれには、こんなメッセージが込められていた。
もう会えないと思っていた。声も聞けないと思っていた。
そんなカメミからの突然のメッセージ。
少し呆然としながら、田中はポツリと言葉を漏らした。
「馬鹿野郎、忘れられるわけ……ないじゃん……」
田中は持っていたカメミの携帯電話を握り締め、ずっと忘れないように、大切に持っていようと決めた。

−−わかった。
幸せになる。なれるようにがんばるから。
忘れてなんて言わず、ずっと見守っていてくれよな−−−−。