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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【ラテクエ 32】 一秒一秒が命がけ「38ブックマーク」
浴衣を着た私は近くの店でかき氷を頼んだ。
出てきたかき氷に、しかし私はすぐには手をつけない。
辛抱強く、全てが水に戻るまで待ってから、私は初めてスプーンを手に取った。

一体何故?


supported by アザゼルさん
13年07月27日 21:26
【ウミガメのスープ】 [ディダムズ]



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とある夏の夜、夏美は弟と夏祭りに行きました。
焼きそばを食べたり、金魚掬いをしたり、縁日を楽しむ二人は、近くの屋台で一緒にかき氷を買いました。
ところが、かき氷を食べようとした弟が、手に掛けた金魚の袋を落としてしまいます。
金魚たちは水から地面に放り出されてしまいました。
「かき氷は持っててあげるから、落ち着いて拾ってあげて。」
弟は苦しむ金魚を拾っては、袋の中に残った水へと戻していきます。
(これがホントの金魚救いね・・・。)
2つのかき氷で両手は塞がっていますし、懸命に金魚を助ける弟を思うと、自分だけ先に食べるわけにはいきません。
全ての金魚が水に戻るまで待つと、夏美は弟にかき氷を返し、スプーンを手にとってかき氷を食べ始めたのでした
傑作に涙する男「38ブックマーク」

家の卵の男は野山や海辺を歩いたり夜空を眺めたりして 一心不乱に野山や海、朝日や夕日の情景を書き描いた。
心血を注いで描きあげた作品の出来栄えに満足する男。
しかし翌日、自ら描いたそれをもう一度確認した男は絶望 した。

何故?

【参加テーマ・完成させました!】


《《 SPはディダムズさんです。協力に感謝します 》》
13年04月13日 08:29
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]



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人島に漂着した男
島中を歩いて島の形を紙に記し、時計と方位磁石を使って朝日と夕日が出入りする時間と方向を記した(見る人が見れば場所が分かるはず)
男はSOSの言葉と共にボトルに入れ、多数、海に流した

次の日、ボトルは全て無人島に流れついていた

いくら精巧な地図でも外の人の目に触れなければ意味がない

男は地図を眺めながら涙を流した
みしよ童天「38ブックマーク」
***

イリサワは近所のコンビニに出かけた。
するとガタイの良い男に「ナメとんじゃねェぞ!」と絡まれた。
イリサワは貧弱な見た目でよく絡まれるのだが、自分の家を指差して
「あれが僕の家です」と言うと相手は大抵黙って立ち去るのだった。

何故だろう?
15年09月15日 20:57
【ウミガメのスープ】 [にゃうさ]



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***

Tシャツジャージにサンダルで出掛けたイリサワ。
それを見た重装備の山男は「山を舐めるんじゃない!」と説教するが、
自分の家を指差して「あれが僕の家です」と言うと
大抵黙って立ち去るか、或いは「どこに住んでんだよ!」とツッコむのであった。
星の瞬き「38ブックマーク」
こんにちは、私はカメコというの。
これでも、ウミガメ王国のだいいちおうじょ?お姫様なのよ。

私にはある特技があるの。
それは、『 #b#早口言葉 #/b#』よ。

流れ星が流れる間に、3回お願いごとが出来るぐらい早いのよ。すごいでしょ?
だから、流れ星が出る夜は、星にお願いごとをして過ごしているの。

3回言うコツは、願い事を出来るだけ短くすることよ。
チョコレートが食べたいときは、「チョコ食べたい、チョコ食べたい・・・」
かわいい靴がほしい時は、「かわいい靴、かわいい靴・・・」

こんな風にすれば、あなたにもきっとできるわよ。
私が教えるから、あなたにも是非試してほしいわ。

あ、でも・・・
実は最近になって、全然、お空に流れ星が流れなくなったの。
うーん、一体どうしてなのかわかる?
16年05月23日 01:10
【亀夫君問題】 [ruxyo]

深夜のお嬢様ごっこ




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申し訳ありませんが、姫様との会話はここで終了とさせていただきます。

私、姫様の世話役及び今回の会話の代筆役、カメジロウと申します。

結論から申し上げますと、
姫様には「流れ星が流れるまでに3回お願いごとを言う」ことなど不可能です。

昔、流れ星の話をした時に、カメオ王がうっかり口を滑らせてしまったのですよ。
「#b#流れ星が消えるまでに3回お願いごとを言えたら、願い事が叶うんだよ#/b#」と。

姫様はすっかり信じこんでしまいましてな。
毎晩、夜遅くになると私に聞いてくるのです。

#b#「爺や、今日は流れ星は出てる?」#/b#

とね。
・・・その続きは、いつも決まった流れです。

#b#「ああ、姫様、ちょうど今そこに大きな流れ星が出ましたよ!」#/b#
#b#「本当!?えーと、チョコ食べたい、チョコ食べたい、チョコ食べたい!・・・どう?」#/b#
#b#「お見事です、3回間に合いましたぞ!」#/b#
#b#「やったー!また成功したわね!」#/b#


・・・ええ、お気づきでしょうが、姫様は生まれつき【#red#目が見えない#/red#】のです。

流れ星が光って、そして消える・・・。
その本当の速さを、姫様は知りません。
そんな姫様を不憫に思う王や我々使用人が、願い事をこっそりと叶えていたのです。

普段はだらしないカメオ王ですが、腐っても王族です。
5歳の少女が考えつく大抵のことは叶えることができました。

しかし。ある日、姫様がこう言ったのです。

#b#「次は、お星様にお目目が見えるようにして貰うわ!#/b#
#b# 今の生活でも十分幸せだけど、私、みんなと同じ景色が見たいの!」#/b#

・・・
次に空に流れ星が現れるのは、一体何十年後になるのでしょうなぁ。
きっと医学がもっと進歩して、治せない病気など無くなっていることでしょうな。

そうしていつか、本物の流れ星の儚さを知った時、姫様はなんと仰るのでしょうか。

#b#「爺やの嘘つき!!」#/b#
と、怒って私の墓に蹴りを入れるかもしれませんね。はっはっは。


・・・もしも、
先天性の盲目を治せる医者をご存知でしたら、ウミガメ王国王室にご一報を。
文字通り、目もくらむような報酬をお約束しますよ。
【遅効性の毒】「38ブックマーク」
数十分後には日付が変わる。
AはBをその日のうちに確実に殺す為、
遅効性の毒を用意した。

これは一体どういう事か?

14年08月15日 18:13
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



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ずっと前から、AはBを殺したかった。
殺したいほど恨んでいた。

様々な殺害方法を考えたが、
どうしても、
どうしても…出来なかった。

怖かった。

“人を殺める事”を、

怖れていた。



だが、やはり殺したいほどの恨みがある。



Aは…自分自身に必要なのは、



“Bを殺す為の絶対的な覚悟”

なんだと思った。



………覚悟を決めるには………



“確実に殺さなければならない状況へ、

自分を追い込まなければならない。”



Aの目的は、“Bを殺す事”。



もう、

“後戻り出来ないところ”

に、自分の身を置こうと考えた。



【今日のうちに、Bを殺す。】



リミットは数十分。



今まで、

どうしても土壇場で揺らぎ、

“覚悟が決められなかった”Aは、



用意した遅効性の毒を自ら飲んだ。



“これで、もう後戻りは出来ない”



目的を果たさなければ、

自分は死ねないのだから。



自分を確実な死の淵へと追い込み、

やっと覚悟を決められたAは、



静かにナイフを振り上げた。