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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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姉の愚行「53ブックマーク」
僕は姉に虐待されていた。

昔は賢くて、優しかった、姉。
それが、いつからか、僕に虐待してくるようになった。

それでも、僕は姉のことが大好きだった。
たった一人の、大切な姉だから。

だけどある日、僕は刺された。
姉に、ナイフで───。

姉はすぐに警察に捕まった。

どうしてこんなことをするの?
僕はそう思いながら連れて行かれる姉を見つめると、姉は何かをつぶやいたような気がした。

後日、僕は姉の日記を見つけ、読んだ。
全てを理解して、泣き出した。

僕はこのとき初めて、姉を憎んだ。


姉が弟を虐待していた理由を答えてください。
13年01月20日 18:43
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]

久々の作品です。楽しんでいただけたら幸いです。




解説を見る
私たちの住む国は、他国と戦争をしていた。
この戦争は弟が小学六年生のときに始まった。

学者であった私たちの父は、この戦争が長期化、泥沼化することを予見し、戦争に反対をしていた。
それは看護師であった母親も同じであった。

ところがあるとき、両親は警察に捕らえられ、そのまま連れて行かれてしまった。
───姉である私と、弟を残して。
両親の稼ぎは良く、その貯金と、私の稼ぎで何とか生活は出来ていた。
しかし、要注意人物の家として、ひそかに盗聴器までつけられてしまった。私は偶然そのことを聞いたが、どうすることも出来なかった。

私は考えた。
おそらく父の言ったことはあっている。
───戦争は、長期化するだろう。

それならば、いつか弟が徴兵されてしまうかもしれない。
今、弟は小学六年生。
今すぐということはないだろうが、このままでは近いうちに・・・

私は、たいした訓練もつんでいない付け焼刃の兵士が戦ったところで、すぐに戦死するだろうと考えていたし、日々届く訃報を聞いていると実際にそうであるのだろう。

弟を戦争に行かせたくない・・・
私の、たった一人の大切な弟なんだ・・・
だからと言って、弟を初め、誰にも相談することは出来ない。
どこで盗聴されているか分からないから・・・

そう思い、考えた私は、ある計画を実行することを決めた。

だがそれには、弟を虐待、いじめなければならなかった。
これは、計画を実行するときに、怪しまれないためだった。

私は弟を虐待し始めた。
時には殴り、時には蹴り飛ばし、時には罵声を浴びせた。

弟にはもちろん疎まれた。
いじめるたび、身が張り裂けるくらい辛かったが、それでも我慢した。

心の中では何回も謝った。


そして、弟は十五歳になった。
案の定、戦争は泥沼化していた。
このままでは、弟がいつ徴兵されてもおかしくない・・・
そう思って私は、ついに計画を実行することにした。

看護師の母親が残した医学書で、人体の仕組みを確認し、ナイフで弟の足を突き刺し、特定の部分を切断した。

弟の足が動かなくなるように・・・
弟の足が動かなくなれば、徴兵されることはなくなる。
しかし、いきなり足を刺しても、思惑がばれて、「愛国心がない」だとかの理不尽な理由で弟まで両親と同じように逮捕されるかもしれない。

すると、どこからか警察が飛び込んでいた。
さすがに見逃せなかったのだろう。

───私は逮捕された。


連れて行かれる瞬間、私は弟の顔を見た。
とても痛そうな顔をしている弟を。

「───ごめんなさい」
私は最後にそうつぶやいた。

私の日記は、君が処分して。
読む読まないは任せるから。

私はどうなってもいい。
だから、どうか貴方だけは生きていてください。


***

「お姉ちゃん、バカだよ・・・僕はそんなこと、ちっとも望んでいなかった・・・ただ、お姉ちゃんが幸せに暮らしていてくれれば、それでよかったのに・・・」

僕はそうつぶやいて、家で足を引きずりながら、泣いた。

そして、戦争が終わった。
僕が徴兵されることはなかった。

僕は両親と姉が帰ってくるのを、今でも待っている。
新説・カメゼルとラテーテル「53ブックマーク」
飢饉で食べる物が少なくなったため、子供のカメゼルとラテーテルを捨てるために一緒に森に行った継母。
カメゼルとラテーテルが気が付くと、一緒にいたはずの父親も継母もどこにもいない。目印が無ければどこをどう歩けばいいのか分からない迷いの森で、二人は迷ってしまった。
カメゼルはこんな時にとパンを通り道に撒いていたが、当然それらは小鳥や小動物が食べてしまっている。

しかし、こんな状況にも拘わらず、#red#カメゼルとラテーテルは自分の家に戻ることが出来た#/red#。

一体何故?
16年01月23日 01:09
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]

公募落ちました(´・_・)




解説を見る
カメゼルは、継母が二人を森に捨てようとしていることを知っていた。
前回は庭にあった綺麗な小石をばら撒くことで、何とか家に戻ることが出来た。
しかし、今回はそんな余裕はない。仕方なく、渡されたパンをばら撒いたのだが……

「……なんだか騒がしいな。一体なんだろう?」

ふと振り返ると、#red#そこには苦しんでバタバタしている小鳥の姿が#/red#。その小鳥はすぐに死んでしまった。

「カメゼル、どうしたんだい?」
「え、ああ、なんだか見慣れない動物がいたな、と思って」

その後も、通り道にパンを撒いていると、時々#red#ギャーギャーと動物が苦しむ声が聞こえてくる#/red#。

「……今日はなんだか騒がしいわね。何か嫌な予感がするわ」

そう言いながらも、継母は森の奥へ奥へと進んでいく。
しばらくすると、継母は一息つけるところでカメゼルとラテーテルに小枝を集めるよう指示した。たき火をするためらしい。
しかし、カメゼルとラテーテルが一通り小枝を集めると、一緒に来ていた父親も継母もどこかに行ってしまった。

「お兄ちゃん、お腹すいたよぉ。お母さんにもらったパン、食べようよぉ」
「……これはダメだ、#red#毒が入ってる#/red#」
「え、どうして?」
「多分、お母さんが僕たちを殺すために、パンに毒を入れたんだ。迷って、お腹が減ったらこのパンを食べて、すぐに死ぬように」
「そんな、ウソだよ!」
「嘘じゃないよ。ほら、こっち来て」
「え、なに、お兄ちゃん……ひぃ!」

カメゼルがラテーテルをとある場所に案内すると、そこには#red#ばら撒いたパンを食べて死んだ小さな動物の死体があった#/red#。

「……僕は帰り道の目印に、パンをばら撒いたんだ。でも、それを食べた小鳥がすぐに死んじゃった。このパンには毒が入ってる。だから、食べちゃだめだよ」
「でも、でも、だったらどうすればいいの? 私、狩りとかできないよ?」
「大丈夫だよ。さっきパンをばら撒いたって言っただろう?」
「うん。それがどうしたの?」
「……動物には気の毒だけど、そのパンを食べた動物は、きっと死んでいる。ということは、#red#動物の死体がある場所をたどれば、きっと家にたどり着く#/red#はずだよ」
「そっか……でも、私、怖いよぉ……」
「大丈夫、僕が付いているから。ほら、暗くならないうちに、早くいこう」

こうしてカメゼルとラテーテルは、動物の死体を目印に、家にたどり着いたとさ。



「お、おお、カメゼル、無事だったのか! 心配したよ!」
「ただいま、お父さん。あ、これ、お母さんが作ったパン、とても美味しかったんだけど、食べきれなくて。お父さんにあげる」
「おおそうかい、カメゼルはやさしいねぇ」

そういうと、パンを父親に渡すカメゼル。すると、カメゼルの声に驚いたのか、奥から継母が大慌てでやってきた。

「な、か、カメゼル、どうやって……そのパンは……あなた、食べちゃだめ!」
「え、これかい? うん、とても美味しいパンだ……う、うぐぐぐ……」
「あ、あなたぁぁぁぁ!」

父親は、パンを口にして間もなく死んでしまった。

「あーあ、お母さんが作ったパンで、お父さんが死んじゃった」
「か、カメゼル、あなた、そのパンに毒が入っていることを知って……」
「どうせ、お父さんには教えていなかったんでしょ? お父さん、教えちゃったら毒が入っていないパンと変えちゃうかもしれないからね。でもよかったじゃない。家族が多いと、食料が足りないんでしょ? 一人減ったから、これで足りるよね?」
「いや……いや……」
「それとも……」

カメゼルは、近くにあったナイフを継母に向ける。

「 も う 一 人 減 っ た 方 が 安 心 か な ? 」


疲れて寝ているラテーテルは、この夜何が起こったのかを知らない。

#b#要約:継母から渡されたパンには即効性の毒が入っており、それを食べた動物が死んだため、その死体を目印にして家にたどり着いた。#/b#
ラストティータイム「53ブックマーク」
「お茶をもらえないかな。」
そう言う上司の机にお茶を運んだOLは会社をクビになった。

一体何故だろうか?


15年04月21日 01:30
【ウミガメのスープ】 [なさ]



解説を見る
舞台はとある飲食店。
OLの女はこの飲食店でアルバイトをしていた。
女がOLとして勤めている会社は副業禁止なので当然規則違反となる。

そんな飲食店にたまたま来店しお茶を頼んだ上司。
女はバイトリーダーに「○○番席にお茶持って行ってー。」と言われてお茶を持っていったために
副業していることが発覚し会社をクビになったのだった。


※ruxyoさんからアイデアをいただいた問題でした。
ウミガメのスープ ~Ratter版ver2~「52ブックマーク」
ある女の前に一人の料理人がスープを差し出した。
女はスープを一口飲んだところで止め、
料理人にこう言った。

女:「これはウミガメのスープ?」
料理人:「はい、おっしゃるとおりウミガメのスープです・・・」

料理人の答えを確認すると女は帰っていった。
その後、料理人が自殺した。

何故でしょう?
12年11月23日 23:52
【ウミガメのスープ】 [Ratter]



解説を見る
むかしむかし、大陸の中央の山岳地帯にある王国に
一人の女王様がおった。

即位して数年の間はまじめに政治に励んでいたのだが
長年の平和に飽きてきたのか、だんだんと彼女は変わっていった。

贅沢な暮らしをするようになり、民に重税を課し、
逆らうものはためらいなく虐殺していくようになった。

もはや暴君となった彼女には誰も逆らうこともできなくなっていた。

そんな圧政が続いたある日、1人の宮廷料理人が女王に意見を述べた。

「女王様に申し上げます。民は重税に苦しんでおります。どうか昔の優しき女王様にお戻りいただけないでしょうか」

それに対し、女王はこう答えた。

「ほう。わらわに意見するともうすか。
本来ならば、この時点で一族郎党皆殺しにしてやるところであるが・・・
わらわはとてもとても優しき女王じゃ。
そなたにチャンスをくれてやろう。

わらわが、#b#一度も食べたことのない料理#/b#を持ってまいれ。
#b#わらわがその素材を当てることができなければ、ソナタの勝ちじゃ#/b#
願いを聞き届けてやろう。
だが、#b#わらわが素材を言い当てたならばソナタの負け、#/b#
あるべき通り、#b#一族郎党皆殺しじゃ。#/b#

チャンスは三度くれてやる。せいぜい励むが良い」

こうして、料理人は女王がまだ食したことのないであろう素材を探し求めることとなった。

1度目は、愛犬家である女王なら食べたことのないであろう犬肉料理を差し出した。
だが女王は答えた。

「ふむ。これは犬肉のステーキじゃな?はるか東方の国に出向いた時に食したことがある」

2度目は、山国であるこの国では食する機会もないであろう海亀を試してみた。
だが、やはり女王は答えた。

「これはウミガメのスープ?珍味ではあるがさして珍しいものでもないのぅ」

次に失敗すれば、自分のみならず一族が皆殺しにされてしまう。
困り果てた料理人は、首をつって自殺することにした。

梁からぶら下がる料理人の前には1通の手紙が置いてあった。

#b#~~手紙の内容~~#/b#
親愛なる息子にして一番の弟子であるラテシンへ
力及ばずこのようなことになったことを許して欲しい。
だが、残されたお前に秘策を授ける。

いまお前の目の前にぶら下がっている肉塊をスープに仕立てるのだ
使う肉以外のレシピはウミガメのスープと同じで良い。
女王といえど、さすがに人肉を食したことはないだろう。

いや、もしあったとしても、家臣たちの前ではさすがに
【人肉を以前食したことがある】とは言うまい
#b#~~~~~~~~~#/b#

#red#料理人は女王に食されるために首をつったのだった。#/red#
【ウミガメのスープ KORMD】「51ブックマーク」
『これは“ウミガメのスープ”という問題。

とある海の見えるレストランで、
男は注文したウミガメのスープを一口食べるとそこで食べる事をやめてシェフを呼び、
“すみません、これは本当にウミガメのスープですか?”
と質問した。
するとシェフは、
“はい、こちらはウミガメのスープに間違いございません。”
と答えた。
すると男はシェフに礼を言うと会計を済ませて店を出た。
そして男は帰宅し、自殺した。
一体なぜ?』



『男はそのレストランの客ですか?』

『注文をしている事から、おそらくはYES…かな。』

『男はスープを注文しましたか?』

『YES ウミガメのスープを注文しました。』

『男は過去にも、そのウミガメのスープを食べた事がありますか?』

『YES…? NO…? …いや、わかりません…』

『男はシェフに、ウミガメのスープの材料を訊きましたか?』

『NO 男がシェフに訊いたのは、それが本当にウミガメのスープであるかどうかの確認のみです。』

『男の職業は海に関係しますか?』

『YES…NO…? いや、正直わかりません…』



チグハグで曖昧な回答がとても多かったのだが、
質問者は『なるほど!これは素晴らしい!』と納得した。

こんな事があるのだろうか?

15年02月07日 00:17
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



解説を見る
チグハグで曖昧な回答がとても多かったのだが、
質問者は『なるほど!これは素晴らしい!』と納得した。

こんな事があるのだろうか?



あるのだ。



何故なら、これは

【記憶力問題】

だからだ。



シンディはライナーに、

【ウミガメのスープ 記憶力問題】

を出題した。



皆さんも一緒にやってみて欲しい。



シンディ『これは“ウミガメのスープ”という問題。

とある海の見えるレストランで、
男は注文したウミガメのスープを一口食べるとそこで食べる事をやめてシェフを呼び、
“すみません、これは本当にウミガメのスープですか?”
と質問した。
するとシェフは、
“はい、こちらはウミガメのスープに間違いございません。”
と答えた。
すると男はシェフに礼を言うと会計を済ませて店を出た。
そして男は帰宅し、自殺した。
一体なぜ?』



ウミガメのスープ問題そのものを読み上げたシンディ。

ここから、“ライナーへの記憶力テスト”が始まる。

ほとんどの皆さんが“最初に抱いた先入観”を振り払い、
“記憶力問題”として読み進めてみよう。

当然、
“質問者がシンディ”
“回答者がライナー”
である。



シンディ『男はそのレストランの客ですか?』

ライナー『注文をしている事から、おそらくはYES…かな。』

シンディ『男はスープを注文しましたか?』

ライナー『YES ウミガメのスープを注文しました。』

シンディ『男は過去にも、そのウミガメのスープを食べた事がありますか?』

ライナー『YES…? NO…? …いや、わかりません…』

シンディ『男はシェフに、ウミガメのスープの材料を訊きましたか?』

ライナー『NO 男がシェフに訊いたのは、それが本当にウミガメのスープであるかどうかの確認のみです。』

シンディ『男の職業は海に関係しますか?』

ライナー『YES…NO…? いや、正直わかりません…』



チグハグで曖昧な回答がとても多かったのは当然。

“シンディが冒頭で読み上げたウミガメのスープ問題文の内容に出てきていないものは、
答えられない事こそが本来の正解なのだから。”



シンディ『なるほど!
流石はライナー君。
問題文で触れている内容は的確に返し、
触れていない不透明な内容に関しては当然答えられない。
やはりライナー君の記憶力は素晴らしい!』

ライナー『出題をありがとう、シンディ君。』