動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【ラテクエ34-2】狂ってますか?「31ブックマーク」
「ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!!!」
ナスを一心不乱に集める管理人さん
「大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!!」
大根を一心不乱に集める管理人さん
「大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!!」
大葉を一心不乱に集める管理人さん
「エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!!」
エノキを一心不乱に集める管理人さん

最後にオクラが1つ残り、管理人さんは哀しくなった。なぜ?
13年09月29日 22:13
【ウミガメのスープ】 [tsuna]

ビックリしないでね




解説を見る
蕨市長選。

#red#那須#/red##b#一吾#/b#候補は「若者のための政治。未来を見つめる政治も必要#b#じゃ。が、異も#/b#あるじゃろう。
ワシは若い時に苦労をしそして、年をとったら、老後を楽しく暮らす。その為に政治と言うものがあるのです。」
高齢者に絞った選挙戦を繰り広げた。

#red#大根#/red#(おおね)貴候補は「皆様の為に#b#尽くし#/b#ます」と大#b#株#/b#主のクセにドブ板選挙で復活を狙う。

#red#大葉#/red##b#ミズナ#/b#候補は庶民派が売り。移動は全て電車。#b#Suika#/b#を使う。
キャッチコピーは「私に一票を下さい。いや#b#クレ。損#/b#はさせません。」

#red#榎木#/red#ゆり候補(愛称:#b#ゆりね#/b#ぇ)は#b#護摩#/b#行のパフォーマンスで盛り上げる。
(熱かったので途中からは#b#禰宜#/b#に頼みこっそり熱くない処へ移動。#b#誤魔#/b#化していた。)



稀にみるデッドヒートを繰り広げた選挙。選挙管理#b#人、参#/b#十人で、集計をしていた。
榎木ゆり候補は「ウ#b#チ、コリ#/b#がひどいねん。竹山肩揉んで」榎木ゆり候補の傍らで結果を#b#待つ竹#/b#山秘書に肩をもませている。

有効投票数は4001。那須、大根、大葉、榎木は全員1000票獲得していた。
固唾を呑む4人。最後の一票は・・・「オクラ」と書いてあった。

「#b#キャー別#/b#の名前が書いてあるぅ」大葉ミズナ候補はヒステリックに叫んだ。
那須一吾候補は開票#b#後ぼう#/b#っとしている。
イライラして爪を噛む大根貴候補、#b#タカの爪#/b#はボロボロだ。
「オクラぁ?そんなもの無効や!と言う事は、4人でくじ引きやな。OK!#b#ゴーや#/b#!」
「いえ、無効ではありません。忘れていらっしゃるかもしれませんが、この市長選の立候補者は五人。そしてあちらにいらっしゃる小倉候補です。」
ソコには影の薄い男がいた。「あ、ども」
「そういう事なので、有効投票数の4分の1を誰も獲得しておりませんので、この選挙は無効になりました。」

「何とかならんのか?」4人は異口同音に唱えた。
「も#b#う、ど#/b#うしようもないです。公職選挙法に定めてある通りです。」#b#九里#/b#選挙管理人は言った。
小倉候補は「俺が自分に入れるのは#b#しょうが#/b#ないだろ。」

「全くお前みたいなやつがいるからこの国はダメなんだ!」
「何よ!ジジイは黙ってなさい!」
「五月蝿いオバサンだ!」
「そう言うアンタ#b#は臭い#/b#のよ!」
延々と続く罵りあい。
九里選挙管理人は思った。こいつ等誰がなってもダメだ。
あるところに物忘れのひどい男がいた。
年の頃は四十がらみ、身寄りもなく、住み込みで世話をしてくれる家政婦とともに街のはずれでひっそりと暮らしていた。

「晩御飯はまだかね」
「はいはぁい、晩御飯はさっき食べたじゃありませんか」
「そんな馬鹿な、儂は覚えていないぞ」
「そうでしょうとも…本当に物忘れのひどい人ですねぇ」

男の家ではこんな会話が日常茶飯事だった。


しかしある日から男の物忘れは解消された。
そして、街に一つのニュースが駆け巡った。


この状況を補完してください。
12年05月20日 17:36
【ウミガメのスープ】 [植野]



解説を見る
男はちらりと時計を見ると、日課になった言葉を呟いた。

「晩御飯はまだかね」
「はいはぁい、晩御飯はさっき食べたじゃありませんか」
「そんな馬鹿な、儂は覚えていないぞ」
「そうでしょうとも…本当に物忘れのひどい人ですねぇ」
「何、儂はそんなに耄碌しとらん。忘れたりせんよ」
「あらあら、そうですか?」

家政婦は洗濯物を畳みながら、あしらうように会話に応じ
た。山と積まれた洗濯物にかかりきっている彼女は気付い
ていないが、男はとぼけたような眼を一瞬冷ややかに細め
た。

(そうやって油断するがいいさ、お前のしたことは判って
いるんだ……)


――――――**


男は若い頃に家族を失った。大事な大事な一人息子が行方
知れずになったのだ。

まだはいはいを覚えたばかりの幼い息子、その面倒を見て
いるはずだった雇われの家政婦は、猿ぐつわをかまされ、
柱に縛りつけられた状態で発見された。

『黒服の男たちが押し入ってきて…坊ちゃんが…』

涙ながらに語る家政婦は、その日以降、心労を理由に雇用
契約を破棄してきた。犯人の足取りは全く分からず、自分の分身とも言える息子を失った妻は、ある日屋根裏で首を吊った。
「不幸の連鎖」という名で処理されたその一件は、男をこ
の上なく孤独にした。

しかし、事件から十数年経ったある日の新聞の記事に、男は目を疑った。
【貧しさの中で高校への特待生進学、母と息子二人三脚の人生】という見出しで、とある親子のインタビューが掲載されている。
そこに映っていた少年は、幼いころの自分にそっくりだった。まさか、いや、この少年は……失踪した私の息子に違いない!

そして隣で寄り添って笑うのは――いつかの、あの家政婦だった。

男の歓びは一瞬でかき消えた。歪なパズルのピースが嵌まる思いだった。あれは、あの事件は、狂言だった。外部犯の物盗りに見せかけた純然たる誘拐だったのだ。

息子に会いたい、一目会って自分が本当の親だと告げて、妻の分まで抱きしめたい……そんなささやかな想いが、どす黒く塗りつぶされていくのが判った。
白黒写真で微笑む家政婦を睨みつけた。もはやただ息子を取り返すだけでは気が済まない、この女に地獄の苦しみを味わわせたい。

――その時から男は復讐の鬼になった。

有り金をつぎ込んで整形し、別人の相貌を手に入れ。
喉をつぶし、声でわからないように。
探偵に調べさせ、女がまたのうのうと都市部の家政婦の派遣会社に登録し直したことを突き止めた。
長い時間と恨みつらみを押し固めて、準備は整った。
あとは女を雇い、最も近い場所で、朝から晩まで監視するだけだった。

――――――**


いつも通り、夕食はとっくに済んだとなだめすかされ(そんなことは百も承知だ)、男はソファに体を深く沈めた。家政婦は洗い物を終えてから、毛糸玉を二、三個抱えて傍に腰を下ろした。

いつも通りの光景のなかで、男は瞼をうっすらと伏せた。そうして、あくまで自然に、うとうとと眠りに落ちる寸前を装いながらぽつりぽつりと家政婦に語りかけた。


「…きみは、編み物をするのかい…」
「ええ、毎日こうやって編んでますけど、ほんとに覚えてないんですねぇ」
「なかなか…上手いものだね…」
「チョッキでもセーターでもなんでもござれですよ、子どもなんかはすぅぐに体が大きくなるからね、手直しした方が余計なお金がかかりません」
「子どもか……きみは…子どもが、いるのかね…?」
「ふふ、聞いたってすぐ忘れちゃうじゃあないですか」
「なぁにを…馬鹿を言うな、儂は忘れたりせんよ…」
「そうですか? まあ何を言ったってどうせ覚えてませんものね……ええ、もう大きくなって一人立ちしましたけど、男が一人ね」
「……そうか、どんな子だい……」
「孝行息子ですよ、父親がいなくてもしっかり親の言うこ
とを聞いてくれて。」
「そうか…、どうして、父親がいないんだね…?」
「え? …まあ、ねぇ、養子みたいなものですよ」
「……ほぉ、養子」
「ちょっとね、昔、知り合いから借りてきたんです」

くすくすと笑って編み物をする家政婦は、ソファに凭れて
いた男がその身を起こしたのに気付かなかった。

「緩んだな」
「ふふ……――え?」
「気が、緩んだな」

部屋の明かりを反射して、鋭い銀色が閃いた。

「お前の一言一句、最初から最後まで、全て憶えているよ」




翌日、警官が男の家に詰めかけた。あっという間に街の全域へとニュースは駆けていった。
街はずれのその家の一室には、女性の惨殺死体がおぞましい方法で到る所に、縦横無尽に、一切合財をばらばらにして飾り付けられていた。大事なパーティーの準備をしようとして、最後まで用いるべき材料を間違えていることに気付かなかったかのように、その部屋は完璧な赤に染まっていた。

カーペットの中心には、「ハッピーバースデー、我が最愛の息子。」

家主の男はどこに消えたのだか、杳として知れない。
【気が早い男】「31ブックマーク」
???『せっかちな人。というのはどこにでも居ますが……』

――――――――――――――――――――――――――
男は『もうすぐ桜満開。花見のシーズン』という報道内容を見るやいなや

電気ストーブを取り出した

何故?
15年08月31日 21:59
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]



解説を見る
ある#red#冬のはじめ頃#/red#
男が見た報道内容は#b#【古新聞の記事】#/b#である

故に#big5#【桜=春先の記事が載ってる古新聞で梱包されている物は、春先に要らなくなった冬用品である】#/big5#とわかった男は。電気ストーブを取り出したのだ

――――――――――――――――――――――――――
???『ちょっとしたメモ代わりですね』
契約破棄「30ブックマーク」

メオには、どうしても叶えたい望みがある。
何を犠牲にしても、絶対に叶えたいと切望していた。

そんな執念を嗅ぎつけた悪魔が、カメオの前に現れた。
悪魔は、寿命と引き換えに願いを叶えてくれるという。

カメオの望みは、叶える事が可能な望みであり、
お互い契約条件に納得している。

喜んだカメオは、悪魔と契約しなかった。
一体なぜ?
15年10月12日 19:21
【ウミガメのスープ】 [みん]

キングオブコント2015、うしろシティのネタからの着想です




解説を見る
*

【要約】

カメオの望みは、特別な日に起こる事を見届ける事。
医者からの余命宣告で、その日まで生きられないと聞き、
悪魔に何が起こるか見せてもらおうと思ったが、
代償の寿命3年は、悪魔によるときちんと回収できるという。
それなら、特別な日まで生きられるので、契約する必要がなくなった。

(代償が寿命の為、寿命を伸ばす事になる願いは叶えられない)







カメオの息子は才能あるアスリートで、
次期オリンピックでの活躍も期待されていた。

オリンピック出場。
それは、アスリート時代のカメオの悲願だった。

自分が成し得なかった夢を息子に託し、
カメオは、息子を全力でバックアップした。


そんな最中、カメオは病に倒れた。
息子の事にかまけて、自身の異変に気づかなかったらしい。

余命3ヶ月。
それがカメオの寿命なのだという。

カメオは、死ぬのは怖くなかった。
それなりに幸せな生涯だった。

ただ一つ、心残りなのは息子の事。
オリンピックまで、1年きった。

あと少し、
もう少しなのに…

それさえ叶えば、他に何もいらない。
だから、お願いです。

どうか、どうか…
息子の勇姿を、私の夢を見届けさせてください。


「お前の願い叶えてやろう」

「だ…誰だ!?」

急に聞こえたくぐもった低い声。
声のする方は陰になっていて、よく見えない。

逃げ出したくなるような重苦しい空気に、冷や汗が吹き出す。
だが首から下は、床に縫い付けられたように動かなかった。

声の主は、悪魔と名乗った。
本当かはわからないが、只者ではない事は確かだ。


「息子の金メダルを望むのか?」

「いや、私は息子を信じている!それだけの実力はあるんだ。
大事なのは、自分の力で結果を出す事だ。不正はいかん!」

「では、何が望みだ?」

「病気を治したい」

「それは駄目だ。寿命を伸ばすような願いは叶えられない」


カメオは絶望した。
悪魔にさえ、叶える事ができないとは…


「それ以外なら、そうだな…未来を見せる事もできるぞ。
今すぐ、時期オリンピックの日の、息子の様子を見せてやろうか?」

「本当か!? 」


その提案に飛びつきそうになったカメオは、
ふと我に返った。

相手は悪魔だ。慎重にならなくては…


「…そういえば代償は何だ? ないという事はあるまい」

「ふむ…もちろん条件はある。お前の寿命と引き換えだ」

「こんなわずかな寿命でいいのか……よし、条件を飲む!」


カメオの余命は、オリンピックまで持たない可能性が高い。
すぐ死んでも構わないから、自分の夢を見届けたかった。

カメオは、悪魔と契約する事に決めた。


「では、未来のビジョンを見せる代わりに、寿命を3年貰い受けるぞ」

「わかった。…………ん?3…年?」

「ああ、3年だ。なんだ、今更怖気づいたか?」


カメオの寿命は、医者の見立てでは3ヶ月。
3年なんてあるはずなかった。


「私の寿命は3年もない…。これじゃ、契約できないじゃないか…」

「何を言ってる。ないものを代償にするわけなかろう。
お前の寿命は3年減っても余る。僅かだがな」

「!?……本当か?」

「いくら悪魔といえども、嘘は好まぬ」

「……」

「では、未来のビジョンを…」

「いや、待ってくれ!やっぱり契約しない!なしにしてくれ!
3年生きられるのなら、自分の目で見たい」

「……余計な口を滑らせたようだ…」


残念そうな呟きを残し、嫌な気配は消えた。



今では、あれが夢だったのか現だったのかもわからない。
だが、カメオは3ヶ月を過ぎた今も生き長らえている。
医者も奇跡だと驚いていた。

流石に、3年も持つかは疑問だった。
劇的な何かが起きなければ、到底無理だろう。

だが、明日からついに、オリンピックが開幕する。
息子の活躍さえ見れれば、充分だ。

カメオは、息子の健闘を祈った。
思い出のレストラン「30ブックマーク」
今日はカメオとカメコの結婚記念日。
10周年ということで、二人は思い出のレストラン「ラテラル」で食事をしようと考えた。
昔は小さなお店で有名ではなかったが、今では人気の高級料理店のため、なかなか予約が取れない。そのため、1カ月も前から予約していた。
しかし、カメオは出発直前に都合が悪くなったために、レストラン「ラテラル」の予約をキャンセルしてしまった。
にもかかわらず、1時間後にはカメオとカメコは、レストラン「ラテラル」の海の見える特等席で、仲良くワインを飲んでいる。

一体、どういうことだろう?

※SPは牛削りさんです。牛削りさん、ありがとうございました。
15年04月30日 21:43
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]

SPは牛削りさんです。




解説を見る
結婚記念日ということで、カメオとカメコはドライブデートを楽しんでいた。
日が傾き始めた頃、カメオはそろそろ夕食にしようと提案した。

「カメコ、せっかくの10周年なんだし、特別な場所で食事したいと思わないかい?」
「あら、いいわね。そう思って、#red#私、いいところを予約してあるの#/red#」
「#red#え、君もかい? 実は僕もなんだ#/red#。困ったな、どうしよう……」
「困ることは無いわよ」
「え、どうしてだい?」
「予約した店の名前を一緒に言ってみればわかるわよ。せーの……」

『レストラン「ラテラル」!』

「ほら、やっぱりね。#red#二人の思い出の場所だもの、考えることは一緒ね#/red#」
「そうだね。しかし、あそこは大人気のお店だから、二つ分席を取るのはまずい。#red#僕の分だけキャンセルしておこう#/red#」

カメオは店に、カメオ予約分をキャンセルする旨を伝え、レストラン「ラテラル」へ向かった。


「いらっしゃい、カメオさん、カメコさん。お久しぶりです」
「オーナー、久しぶり。相変わらず大繁盛しているみたいだね」
「ええ、おかげさまで。特に記念日やお祝い事で来店されるお客様が多くて、店は大忙しですよ」
「しかし、オーナーも人が悪いな。二人分も予約が入っているなら、どちらかにそのことを伝えてくれれば良かったのに」
「ははは、#red#それじゃあサプライズにならないでしょう#/red#。カメオさんの後にカメコさんから電話がかかった時、これはお互い秘密でご予約されていると確信したのです。もっとも、それぞれ別の方といらっしゃる可能性はありましたが、今日が二人の結婚記念日だということは、存じておりましたので」
「なるほどね。そういえば、初めて来た時も、カメコと一緒だったなぁ」
「ええ、あの時はまだ当店も規模が小さくて、お客様もカメオさんとカメコさんだけでしたからね。よく覚えております。ささ、こんなところで立ち話をしていても仕方ありません。今の時間帯ですと、ちょうど夕陽が海に沈むところがきれいに見えますよ。こちらの特等席へどうぞ」

こうしてカメオとカメコは、夕陽と海が見える特等席で、ゆっくりとワインを飲みながら、二人の時間を過ごしたのであった。

「本日のメニューは、ウミガメのスープに近海で採れた海藻サラダ、牛フィレ肉のステーキ、夫婦連れのスフレ、バケットに赤ワインでございます。当店では、その他にもご予算やお好みに合わせたメニューをご用意させていただいております。ご予約は2か月前から承っております。大切な記念日やお祝い事には、是非レストラン「ラテラル」をご利用ください」


#b#要約:二人ともサプライズプレゼントとして1か月前からレストラン「ラテラル」を予約しており、出発前にそれがわかったため、カメオの分だけキャンセルし、カメコの名前で入店した#/b#

フィーカス著「サプライズプレゼント」より(ただしストーリーはまるっきり異なります)