「Prima Donna」「43ブックマーク」
周りは、私を陥れようと嘘をつく人々、私の言葉を信じない人々ばかり。
仕方なく、私は自分の歌声を彼らに聞かせた。
私が叫ぶように歌い終わると、#b#疑り深い人々は私を信じ、嘘つきな人々は真実を話し出した。#/b#
一体何が起こったのだろう?
仕方なく、私は自分の歌声を彼らに聞かせた。
私が叫ぶように歌い終わると、#b#疑り深い人々は私を信じ、嘘つきな人々は真実を話し出した。#/b#
一体何が起こったのだろう?
16年01月20日 01:59
【ウミガメのスープ】 [letitia]
【ウミガメのスープ】 [letitia]
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車をぶつけられた。完全に相手の信号無視が原因だ。話はすぐにカタがつくと思ったのに、警察が到着してしばらく経っても、もめている。
相手が信号無視を認めないのだ。というか、相手側に乗っていた全員が私の信号無視だと主張している。多勢に無勢、田舎なので目撃者もいない。困った……いや自分の過失になることに困っているのではない。そんなことはありえないのだが…。
「あのねえ…どっちも青だったって、そんなわけはないですからね。どっちかが必ず嘘をついてますからねえ…?」
面倒くさそうな顔をした警察はそう言ったあと、ちらりとこちらを見た。プチッ。我慢の限界だ、かくなる上は…!
取り出したるは、#b#ドライブレコーダー#/b#。以前交通マナーが悪い地域に住んでいたことがあったので、その時からずっとつけている。相手も警察も驚いている。普通ドライブレコーダーがあるならすぐ出すからだろう。でも、簡単には出せない理由があった。
ドライブレコーダーを事故直前から再生する。
#big5#『もし君にぃ〜ヘイ!あっ一つだけぇ〜つよがりをい〜えるのぉ〜なっら〜♪MOW恋なんてしないなんてぇ〜ヨイショ!言わないよぜぇ〜タァッァァァァァァァ!!』ガン!!#/big5#
滅多に他の車とすれ違わない田舎道で、私はいつものように大声で熱唱していたのだ。よりによって十八番のラブソングを、合いの手まで入れるテンションで。
動画の中の私が悲鳴とともに歌い終わると、しばしの沈黙が流れた。
「……えーと、はい。確かにおっしゃる通り信号は青でしたね」
「すいませんあの、嘘ついてました。赤だったんですけど、あの、これ親父の車だったんで、怒られるの嫌で…」
私は勝った。しかし何かを失った。
#b#【要約解説】#/b#
#b#交通事故に遭い相手側と過失割合で揉めたので、ノリノリの熱唱が録音されたドライブレコーダーを再生した。その結果警察は証言を信じ、相手側も観念した。#/b#
相手が信号無視を認めないのだ。というか、相手側に乗っていた全員が私の信号無視だと主張している。多勢に無勢、田舎なので目撃者もいない。困った……いや自分の過失になることに困っているのではない。そんなことはありえないのだが…。
「あのねえ…どっちも青だったって、そんなわけはないですからね。どっちかが必ず嘘をついてますからねえ…?」
面倒くさそうな顔をした警察はそう言ったあと、ちらりとこちらを見た。プチッ。我慢の限界だ、かくなる上は…!
取り出したるは、#b#ドライブレコーダー#/b#。以前交通マナーが悪い地域に住んでいたことがあったので、その時からずっとつけている。相手も警察も驚いている。普通ドライブレコーダーがあるならすぐ出すからだろう。でも、簡単には出せない理由があった。
ドライブレコーダーを事故直前から再生する。
#big5#『もし君にぃ〜ヘイ!あっ一つだけぇ〜つよがりをい〜えるのぉ〜なっら〜♪MOW恋なんてしないなんてぇ〜ヨイショ!言わないよぜぇ〜タァッァァァァァァァ!!』ガン!!#/big5#
滅多に他の車とすれ違わない田舎道で、私はいつものように大声で熱唱していたのだ。よりによって十八番のラブソングを、合いの手まで入れるテンションで。
動画の中の私が悲鳴とともに歌い終わると、しばしの沈黙が流れた。
「……えーと、はい。確かにおっしゃる通り信号は青でしたね」
「すいませんあの、嘘ついてました。赤だったんですけど、あの、これ親父の車だったんで、怒られるの嫌で…」
私は勝った。しかし何かを失った。
#b#【要約解説】#/b#
#b#交通事故に遭い相手側と過失割合で揉めたので、ノリノリの熱唱が録音されたドライブレコーダーを再生した。その結果警察は証言を信じ、相手側も観念した。#/b#
「最弱こそ最強!?」「43ブックマーク」
襲
ってきた敵の弱さに男は敗北を予感した
何故?
【参加テーマ・弱すぎたキャラと言えば?】
ってきた敵の弱さに男は敗北を予感した
何故?
【参加テーマ・弱すぎたキャラと言えば?】
15年09月05日 19:29
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
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自
陣の中心部に腰を下ろし采配を振るう総大将の男。その前に敵兵が現れる!
こんな所まで来るとは余程の忍か歴戦の武者か!
大将である男自ら剣を抜き切り伏せる。弱い…弱すぎる…。この程度の敵兵が此処まで無傷でこれると言うことは………
男の予感は的中していた。自陣の兵は全て倒されており遮る者の無い陣内を敵兵が早い者勝ちで雪崩れ込んで来たのだ
陣の中心部に腰を下ろし采配を振るう総大将の男。その前に敵兵が現れる!
こんな所まで来るとは余程の忍か歴戦の武者か!
大将である男自ら剣を抜き切り伏せる。弱い…弱すぎる…。この程度の敵兵が此処まで無傷でこれると言うことは………
男の予感は的中していた。自陣の兵は全て倒されており遮る者の無い陣内を敵兵が早い者勝ちで雪崩れ込んで来たのだ
「【参加者全員 vs のりっこ。】 『 嘘 』」「42ブックマーク」
次のうち、全てが本当で嘘が無ければ“理由と共に”『嘘は無い』と明示し、
嘘がある場合は“理由と共に”『その嘘がどれか』を明示せよ。
【解説は1文字】
【解説は2文字】
【解説は3文字】
※当問題は質問制限数1につき、くれぐれもご注意ください。
必ず雑談欄で参加者の皆さんと話し合い、
慎重に決定した唯一の代表質問を宜しくお願いします。
嘘がある場合は“理由と共に”『その嘘がどれか』を明示せよ。
【解説は1文字】
【解説は2文字】
【解説は3文字】
※当問題は質問制限数1につき、くれぐれもご注意ください。
必ず雑談欄で参加者の皆さんと話し合い、
慎重に決定した唯一の代表質問を宜しくお願いします。
15年03月03日 01:15
【20の扉】 [のりっこ。]
【20の扉】 [のりっこ。]
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1文字
「パンを食べたい」「42ブックマーク」
コンビニに昼食を買いに来たカメオ。
彼はカレーパンを買おうと思ったが、カレーパンに#red#カレーが使われている#/red#ことを知ると、
そのカレーパンを買うのを止めてしまった。状況を説明してください。
彼はカレーパンを買おうと思ったが、カレーパンに#red#カレーが使われている#/red#ことを知ると、
そのカレーパンを買うのを止めてしまった。状況を説明してください。
15年08月21日 01:23
【ウミガメのスープ】 [離学部生]
【ウミガメのスープ】 [離学部生]
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カメオはアレルギー体質であった。そんな彼が目にしたのはカレーパンの食品表示の「原材料名:#red#カレー#/red#、小麦粉、パン粉、……」。
カメオが知りたかった#red#カレー#/red#の中身を確かめる術は当然ない。どうしてカレーの原材料を書かなかったのだろうか。
もしかしたら、アレルギーの原因となる食品が#red#カレー#/red#の中に入っているかもしれないと考えたカメオは、そのカレーパンを買うのを諦めたのだった。
カメオが知りたかった#red#カレー#/red#の中身を確かめる術は当然ない。どうしてカレーの原材料を書かなかったのだろうか。
もしかしたら、アレルギーの原因となる食品が#red#カレー#/red#の中に入っているかもしれないと考えたカメオは、そのカレーパンを買うのを諦めたのだった。
「たったひとつのマシなやり方」「41ブックマーク」
玄関ホールで立ち尽くす妻と息子と、見知らぬ男。
見知らぬ男は倒れていて、その背中にはナイフが突き立っている。
その様子を見たガクは、#b#ナイフが見知らぬ男ではなく息子に刺さっていればよかったのに#/b#と思った。
何故だろう?
見知らぬ男は倒れていて、その背中にはナイフが突き立っている。
その様子を見たガクは、#b#ナイフが見知らぬ男ではなく息子に刺さっていればよかったのに#/b#と思った。
何故だろう?
15年12月26日 17:00
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
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学が会社から帰宅した時には、すべてが終わっていた。
年末の片付け仕事を終え、久々の定時退社に心を浮かせた学は、息子の大好きなパイナップルのケーキを駅前で買い、スキップせんばかりに家路を急いだ。
高校受験を控えた息子は最近無口で、あまり顔を合わせていない。
今日はケーキをだしに、無理やりにでも話をしよう。勉強の悩み、将来のこと、恋バナだっていい。
それに国語はからっきしだが、数学や理科ならお父さんだってまだまだ教えてやれるんだぞ。
商店街を抜け、マンションの立ち並ぶ通りを行く。角を二つ曲がる。クリスマスの名残か、あちこちの家の前に安っぽい電飾が輝いている。
公園には気が早く、「新年餅つき大会のお知らせ」なんていう貼り紙がしてある。
妻が無類の餅好きだったことを思い出し、顔がほころぶ。また正月太りするんだろうな、あいつ。
我が家は公園を越えて二軒となり。
駅から少し遠くても、家族で過ごせるリビングの広い家がいい。妻の意見に共感して、必死で働いて建てた念願のマイホームは、ちょっとした自慢だ。
ありきたりだが、自分たちは今間違いなく幸せで、その幸せはまだ始まったばかり、学はそう感じていた。
家の前に立った時、学は妙な胸騒ぎがした。門が半開きで、普段は点いている玄関の灯りが点いていない。
首を傾げつつドアを開ける。鍵は掛かっていなかった。
真っ暗な室内を、向かいの家の電飾がかすかに照らす。学はそこに、三人の人間の姿を見た。
立ち尽くす妻と、息子と、見知らぬ男。
#red#息子と男は倒れていた。#/red#
学は後ろ手にドアを閉め、電気を点けた。
「おい、どうしたんだ。何があった?」
妻は焦点の定まらない目を学に向けた。口の中で小さく「あなた」と言った。
学は落ち着けと自分に言い聞かせ、状況を確認した。
まず、息子。
仰向けに倒れていて、#red#左脇腹から出血している#/red#。流れ出た大量の血液が、床と壁を汚している。顔は……見たくなかった。
近付いて手首を触る。身体はまだほのかに温かいが、脈は、無かった。
見知らぬ男は、玄関のドアに向かってうつ伏せに倒れている。#red#背中にはナイフが突き立っている#/red#。ナイフは我が家には無い種類のものだ。
男の出血は、着ているセーターをジワリと染める程度であった。息があるかどうかは、学には興味のないことだった。
妻は、その場に立ち尽くし、小刻みに震えていた。怖かったのだろう。
彼女の#red#部屋着は、利き手である右腕を中心に、血にまみれていた#/red#。
学は状況を理解した。
「いきなり、その人が──」
「わかってる」
妻に理性を取り戻させたくはなかった。
状況が物語っているのは、こんな筋書きだ。
強盗か変質者かわからないが、見知らぬ男が、ナイフを持って我が家に押し入った。対応に出た息子が刺され、その場に倒れた。
それを見た妻が錯乱し、#red#息子の脇腹に刺さったナイフを引き抜き、逃げようとする男の背中に、突き立てた#/red#のだ。
妻は大量の血に怯えて理性が働かなくなり、息子と男は倒れたまま動けなくなった。
学はこんなショッキングな光景を前に、不思議に、頭が冴えていくのを感じた。すぐに、これは夫としての本能なのだと確信した。
#b#今、妻を守れるのは、自分しかいない。#/b#
#red#身体に刺さった刃物を抜けば、出血多量で死に至る。#/red#冷静に考えればわかることだ。
#red#息子の死を早めたのは、妻かもしれないのだ。#/red#彼女がその事実に気づいた時、どれほど悲しむだろう。
学の頭脳は、すぐに#b#たったひとつのマシなやり方#/b#を弾き出した。
学は、男の背中からナイフを引き抜いた。
最後に妻を引き寄せ、片手にナイフを握ったまま、抱きしめる。
「大丈夫だよ」
自分の声はこんなに優しかっただろうか。
妻の震えが少し治まったような気がした。
幸せだった。
自分たちは間違いなく、幸せだった。
学は血に塗れたナイフの切っ先をもう一度見つめると、力一杯突き付けた。
どこへ? 喉元へ。
誰の?
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#ガクは、見知らぬ男が息子を刺し、そのナイフを妻が引き抜いて男を刺したと推理した。#/b#
#b#妻がナイフを引き抜いたせいで、息子の出血が早まった可能性がある。#/b#
#b#ナイフが見知らぬ男ではなく息子に刺さったままの状態であれば、最悪の事態は避けられたのかもしれない。#/b#
年末の片付け仕事を終え、久々の定時退社に心を浮かせた学は、息子の大好きなパイナップルのケーキを駅前で買い、スキップせんばかりに家路を急いだ。
高校受験を控えた息子は最近無口で、あまり顔を合わせていない。
今日はケーキをだしに、無理やりにでも話をしよう。勉強の悩み、将来のこと、恋バナだっていい。
それに国語はからっきしだが、数学や理科ならお父さんだってまだまだ教えてやれるんだぞ。
商店街を抜け、マンションの立ち並ぶ通りを行く。角を二つ曲がる。クリスマスの名残か、あちこちの家の前に安っぽい電飾が輝いている。
公園には気が早く、「新年餅つき大会のお知らせ」なんていう貼り紙がしてある。
妻が無類の餅好きだったことを思い出し、顔がほころぶ。また正月太りするんだろうな、あいつ。
我が家は公園を越えて二軒となり。
駅から少し遠くても、家族で過ごせるリビングの広い家がいい。妻の意見に共感して、必死で働いて建てた念願のマイホームは、ちょっとした自慢だ。
ありきたりだが、自分たちは今間違いなく幸せで、その幸せはまだ始まったばかり、学はそう感じていた。
家の前に立った時、学は妙な胸騒ぎがした。門が半開きで、普段は点いている玄関の灯りが点いていない。
首を傾げつつドアを開ける。鍵は掛かっていなかった。
真っ暗な室内を、向かいの家の電飾がかすかに照らす。学はそこに、三人の人間の姿を見た。
立ち尽くす妻と、息子と、見知らぬ男。
#red#息子と男は倒れていた。#/red#
学は後ろ手にドアを閉め、電気を点けた。
「おい、どうしたんだ。何があった?」
妻は焦点の定まらない目を学に向けた。口の中で小さく「あなた」と言った。
学は落ち着けと自分に言い聞かせ、状況を確認した。
まず、息子。
仰向けに倒れていて、#red#左脇腹から出血している#/red#。流れ出た大量の血液が、床と壁を汚している。顔は……見たくなかった。
近付いて手首を触る。身体はまだほのかに温かいが、脈は、無かった。
見知らぬ男は、玄関のドアに向かってうつ伏せに倒れている。#red#背中にはナイフが突き立っている#/red#。ナイフは我が家には無い種類のものだ。
男の出血は、着ているセーターをジワリと染める程度であった。息があるかどうかは、学には興味のないことだった。
妻は、その場に立ち尽くし、小刻みに震えていた。怖かったのだろう。
彼女の#red#部屋着は、利き手である右腕を中心に、血にまみれていた#/red#。
学は状況を理解した。
「いきなり、その人が──」
「わかってる」
妻に理性を取り戻させたくはなかった。
状況が物語っているのは、こんな筋書きだ。
強盗か変質者かわからないが、見知らぬ男が、ナイフを持って我が家に押し入った。対応に出た息子が刺され、その場に倒れた。
それを見た妻が錯乱し、#red#息子の脇腹に刺さったナイフを引き抜き、逃げようとする男の背中に、突き立てた#/red#のだ。
妻は大量の血に怯えて理性が働かなくなり、息子と男は倒れたまま動けなくなった。
学はこんなショッキングな光景を前に、不思議に、頭が冴えていくのを感じた。すぐに、これは夫としての本能なのだと確信した。
#b#今、妻を守れるのは、自分しかいない。#/b#
#red#身体に刺さった刃物を抜けば、出血多量で死に至る。#/red#冷静に考えればわかることだ。
#red#息子の死を早めたのは、妻かもしれないのだ。#/red#彼女がその事実に気づいた時、どれほど悲しむだろう。
学の頭脳は、すぐに#b#たったひとつのマシなやり方#/b#を弾き出した。
学は、男の背中からナイフを引き抜いた。
最後に妻を引き寄せ、片手にナイフを握ったまま、抱きしめる。
「大丈夫だよ」
自分の声はこんなに優しかっただろうか。
妻の震えが少し治まったような気がした。
幸せだった。
自分たちは間違いなく、幸せだった。
学は血に塗れたナイフの切っ先をもう一度見つめると、力一杯突き付けた。
どこへ? 喉元へ。
誰の?
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#ガクは、見知らぬ男が息子を刺し、そのナイフを妻が引き抜いて男を刺したと推理した。#/b#
#b#妻がナイフを引き抜いたせいで、息子の出血が早まった可能性がある。#/b#
#b#ナイフが見知らぬ男ではなく息子に刺さったままの状態であれば、最悪の事態は避けられたのかもしれない。#/b#