「みしよ童天」「38ブックマーク」
***
イリサワは近所のコンビニに出かけた。
するとガタイの良い男に「ナメとんじゃねェぞ!」と絡まれた。
イリサワは貧弱な見た目でよく絡まれるのだが、自分の家を指差して
「あれが僕の家です」と言うと相手は大抵黙って立ち去るのだった。
何故だろう?
イリサワは近所のコンビニに出かけた。
するとガタイの良い男に「ナメとんじゃねェぞ!」と絡まれた。
イリサワは貧弱な見た目でよく絡まれるのだが、自分の家を指差して
「あれが僕の家です」と言うと相手は大抵黙って立ち去るのだった。
何故だろう?
15年09月15日 20:57
【ウミガメのスープ】 [にゃうさ]
【ウミガメのスープ】 [にゃうさ]
解説を見る
***
Tシャツジャージにサンダルで出掛けたイリサワ。
それを見た重装備の山男は「山を舐めるんじゃない!」と説教するが、
自分の家を指差して「あれが僕の家です」と言うと
大抵黙って立ち去るか、或いは「どこに住んでんだよ!」とツッコむのであった。
Tシャツジャージにサンダルで出掛けたイリサワ。
それを見た重装備の山男は「山を舐めるんじゃない!」と説教するが、
自分の家を指差して「あれが僕の家です」と言うと
大抵黙って立ち去るか、或いは「どこに住んでんだよ!」とツッコむのであった。
「完璧採点ミス!」「38ブックマーク」
授業の最後に、先生は確認テストを行った。ところが、正しく答えた生徒には×、間違いを答えた生徒や、無回答の生徒には○をつけた。
先生、それ逆じゃない? どういうことなの?
先生、それ逆じゃない? どういうことなの?
15年01月24日 21:06
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープ採点中
解説を見る
残り5分で授業が終了というところで、先生はおもむろにプリントを配り始めた。
「では、これまで勉強してきた内容を、皆さんがわかっているかどうか、確認テストをします」
ええっとざわめく生徒達だったが、手元にきたテストを見て、生徒達は安堵した。テストはたった1問で、しかも授業を聞いていなくても答えられる質問だったのだ。確認テストは5分どころか3分もかからずに終わった。
一週間後の授業で、先生は採点をし終わった確認テストを返却した。返されたテストを見て、一人の男子生徒が、先生のもとへテストを持ってきた。
「先生、僕、問題にちゃんと答えたのに×でした。採点ミスではないですか?」
「いいえ、採点ミスではありませんよ」
抗議に来た生徒だけでなく、教室にいる生徒達全員を見渡す。
「皆さんは授業をきちんと聞いてくれる、いい生徒達だと思ってします」
けれど、と先生は意味ありげに笑う。
「皆さんの一番の欠点は、『人を信じ過ぎること』のようですね」
その言葉を聞いて、首をかしげる人と、訳知り顔でにやにや笑う人と。前者は最後の問題で×をくらい、後者は○をもらった生徒達だ。
まだわからない様子の数名を見て、先生は苦笑しながら続けた。
「パスワードを人に教えてはいけない。これは、セキュリティの基本ですよ?」
これは情報の授業。ここ数回、授業ではセキュリティに関して勉強してきていた。そして、確認テストの問題は、「あなたが学校で使っているログインパスワードを教えてください」だった。
END
#b#情報の授業のテストで、「パスワードを教えてください」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒を×、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかったりした生徒を○にした。授業で、「パスワードを他人に教えてはいけない」と教えてきたからだ。#/b#
「では、これまで勉強してきた内容を、皆さんがわかっているかどうか、確認テストをします」
ええっとざわめく生徒達だったが、手元にきたテストを見て、生徒達は安堵した。テストはたった1問で、しかも授業を聞いていなくても答えられる質問だったのだ。確認テストは5分どころか3分もかからずに終わった。
一週間後の授業で、先生は採点をし終わった確認テストを返却した。返されたテストを見て、一人の男子生徒が、先生のもとへテストを持ってきた。
「先生、僕、問題にちゃんと答えたのに×でした。採点ミスではないですか?」
「いいえ、採点ミスではありませんよ」
抗議に来た生徒だけでなく、教室にいる生徒達全員を見渡す。
「皆さんは授業をきちんと聞いてくれる、いい生徒達だと思ってします」
けれど、と先生は意味ありげに笑う。
「皆さんの一番の欠点は、『人を信じ過ぎること』のようですね」
その言葉を聞いて、首をかしげる人と、訳知り顔でにやにや笑う人と。前者は最後の問題で×をくらい、後者は○をもらった生徒達だ。
まだわからない様子の数名を見て、先生は苦笑しながら続けた。
「パスワードを人に教えてはいけない。これは、セキュリティの基本ですよ?」
これは情報の授業。ここ数回、授業ではセキュリティに関して勉強してきていた。そして、確認テストの問題は、「あなたが学校で使っているログインパスワードを教えてください」だった。
END
#b#情報の授業のテストで、「パスワードを教えてください」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒を×、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかったりした生徒を○にした。授業で、「パスワードを他人に教えてはいけない」と教えてきたからだ。#/b#
「星の瞬き」「38ブックマーク」
こんにちは、私はカメコというの。
これでも、ウミガメ王国のだいいちおうじょ?お姫様なのよ。
私にはある特技があるの。
それは、『 #b#早口言葉 #/b#』よ。
流れ星が流れる間に、3回お願いごとが出来るぐらい早いのよ。すごいでしょ?
だから、流れ星が出る夜は、星にお願いごとをして過ごしているの。
3回言うコツは、願い事を出来るだけ短くすることよ。
チョコレートが食べたいときは、「チョコ食べたい、チョコ食べたい・・・」
かわいい靴がほしい時は、「かわいい靴、かわいい靴・・・」
こんな風にすれば、あなたにもきっとできるわよ。
私が教えるから、あなたにも是非試してほしいわ。
あ、でも・・・
実は最近になって、全然、お空に流れ星が流れなくなったの。
うーん、一体どうしてなのかわかる?
これでも、ウミガメ王国のだいいちおうじょ?お姫様なのよ。
私にはある特技があるの。
それは、『 #b#早口言葉 #/b#』よ。
流れ星が流れる間に、3回お願いごとが出来るぐらい早いのよ。すごいでしょ?
だから、流れ星が出る夜は、星にお願いごとをして過ごしているの。
3回言うコツは、願い事を出来るだけ短くすることよ。
チョコレートが食べたいときは、「チョコ食べたい、チョコ食べたい・・・」
かわいい靴がほしい時は、「かわいい靴、かわいい靴・・・」
こんな風にすれば、あなたにもきっとできるわよ。
私が教えるから、あなたにも是非試してほしいわ。
あ、でも・・・
実は最近になって、全然、お空に流れ星が流れなくなったの。
うーん、一体どうしてなのかわかる?
16年05月23日 01:10
【亀夫君問題】 [ruxyo]
【亀夫君問題】 [ruxyo]

深夜のお嬢様ごっこ
解説を見る
申し訳ありませんが、姫様との会話はここで終了とさせていただきます。
私、姫様の世話役及び今回の会話の代筆役、カメジロウと申します。
結論から申し上げますと、
姫様には「流れ星が流れるまでに3回お願いごとを言う」ことなど不可能です。
昔、流れ星の話をした時に、カメオ王がうっかり口を滑らせてしまったのですよ。
「#b#流れ星が消えるまでに3回お願いごとを言えたら、願い事が叶うんだよ#/b#」と。
姫様はすっかり信じこんでしまいましてな。
毎晩、夜遅くになると私に聞いてくるのです。
#b#「爺や、今日は流れ星は出てる?」#/b#
とね。
・・・その続きは、いつも決まった流れです。
#b#「ああ、姫様、ちょうど今そこに大きな流れ星が出ましたよ!」#/b#
#b#「本当!?えーと、チョコ食べたい、チョコ食べたい、チョコ食べたい!・・・どう?」#/b#
#b#「お見事です、3回間に合いましたぞ!」#/b#
#b#「やったー!また成功したわね!」#/b#
・・・ええ、お気づきでしょうが、姫様は生まれつき【#red#目が見えない#/red#】のです。
流れ星が光って、そして消える・・・。
その本当の速さを、姫様は知りません。
そんな姫様を不憫に思う王や我々使用人が、願い事をこっそりと叶えていたのです。
普段はだらしないカメオ王ですが、腐っても王族です。
5歳の少女が考えつく大抵のことは叶えることができました。
しかし。ある日、姫様がこう言ったのです。
#b#「次は、お星様にお目目が見えるようにして貰うわ!#/b#
#b# 今の生活でも十分幸せだけど、私、みんなと同じ景色が見たいの!」#/b#
・・・
次に空に流れ星が現れるのは、一体何十年後になるのでしょうなぁ。
きっと医学がもっと進歩して、治せない病気など無くなっていることでしょうな。
そうしていつか、本物の流れ星の儚さを知った時、姫様はなんと仰るのでしょうか。
#b#「爺やの嘘つき!!」#/b#
と、怒って私の墓に蹴りを入れるかもしれませんね。はっはっは。
・・・もしも、
先天性の盲目を治せる医者をご存知でしたら、ウミガメ王国王室にご一報を。
文字通り、目もくらむような報酬をお約束しますよ。
私、姫様の世話役及び今回の会話の代筆役、カメジロウと申します。
結論から申し上げますと、
姫様には「流れ星が流れるまでに3回お願いごとを言う」ことなど不可能です。
昔、流れ星の話をした時に、カメオ王がうっかり口を滑らせてしまったのですよ。
「#b#流れ星が消えるまでに3回お願いごとを言えたら、願い事が叶うんだよ#/b#」と。
姫様はすっかり信じこんでしまいましてな。
毎晩、夜遅くになると私に聞いてくるのです。
#b#「爺や、今日は流れ星は出てる?」#/b#
とね。
・・・その続きは、いつも決まった流れです。
#b#「ああ、姫様、ちょうど今そこに大きな流れ星が出ましたよ!」#/b#
#b#「本当!?えーと、チョコ食べたい、チョコ食べたい、チョコ食べたい!・・・どう?」#/b#
#b#「お見事です、3回間に合いましたぞ!」#/b#
#b#「やったー!また成功したわね!」#/b#
・・・ええ、お気づきでしょうが、姫様は生まれつき【#red#目が見えない#/red#】のです。
流れ星が光って、そして消える・・・。
その本当の速さを、姫様は知りません。
そんな姫様を不憫に思う王や我々使用人が、願い事をこっそりと叶えていたのです。
普段はだらしないカメオ王ですが、腐っても王族です。
5歳の少女が考えつく大抵のことは叶えることができました。
しかし。ある日、姫様がこう言ったのです。
#b#「次は、お星様にお目目が見えるようにして貰うわ!#/b#
#b# 今の生活でも十分幸せだけど、私、みんなと同じ景色が見たいの!」#/b#
・・・
次に空に流れ星が現れるのは、一体何十年後になるのでしょうなぁ。
きっと医学がもっと進歩して、治せない病気など無くなっていることでしょうな。
そうしていつか、本物の流れ星の儚さを知った時、姫様はなんと仰るのでしょうか。
#b#「爺やの嘘つき!!」#/b#
と、怒って私の墓に蹴りを入れるかもしれませんね。はっはっは。
・・・もしも、
先天性の盲目を治せる医者をご存知でしたら、ウミガメ王国王室にご一報を。
文字通り、目もくらむような報酬をお約束しますよ。
「あぴとすぃで」「37ブックマーク」
カメコは、会社が嫌いすぎる父を見て、父の会社は良いところだと思った。
一体なぜ?
17年03月29日 20:53
【ウミガメのスープ】 [みん]
【ウミガメのスープ】 [みん]
解説を見る
母と一緒に、父を迎えに行った日のこと。
毎朝、暗い顔をして出勤して行く父が、晴れやかな顔をして会社から出てきたので、
カメコはこう思った。
「パパはあの中に入ったら元気になるんだね!楽しそう!カメコも行ってみたい!」
【 要約 】
父は仕事が嫌いすぎるので、暗い顔で会社に入り、仕事が終わると
明るい顔で出て来るのだが、事情を知らないカメコは、父の会社を、
「行ったら元気になるような良いところなんだ」と勘違いした。
「【山の如し】」「37ブックマーク」
銃を突き付けられた男は死を覚悟した。
その銃に弾が込められていない事も、
銃を突き付けた人物に殺意がない事も知っているのにだ。
一体なぜ男は死を覚悟したのだろう?
その銃に弾が込められていない事も、
銃を突き付けた人物に殺意がない事も知っているのにだ。
一体なぜ男は死を覚悟したのだろう?
15年06月19日 00:58
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
解説を見る
動かぬ証拠を突き付けられては仕方ない。
その銃で多数の人々を殺めてきた男は死刑を覚悟した。
その銃で多数の人々を殺めてきた男は死刑を覚悟した。