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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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完璧採点ミス!「38ブックマーク」
授業の最後に、先生は確認テストを行った。ところが、正しく答えた生徒には×、間違いを答えた生徒や、無回答の生徒には○をつけた。
先生、それ逆じゃない? どういうことなの?
15年01月24日 21:06
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープ採点中




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残り5分で授業が終了というところで、先生はおもむろにプリントを配り始めた。
「では、これまで勉強してきた内容を、皆さんがわかっているかどうか、確認テストをします」
ええっとざわめく生徒達だったが、手元にきたテストを見て、生徒達は安堵した。テストはたった1問で、しかも授業を聞いていなくても答えられる質問だったのだ。確認テストは5分どころか3分もかからずに終わった。

一週間後の授業で、先生は採点をし終わった確認テストを返却した。返されたテストを見て、一人の男子生徒が、先生のもとへテストを持ってきた。
「先生、僕、問題にちゃんと答えたのに×でした。採点ミスではないですか?」
「いいえ、採点ミスではありませんよ」
抗議に来た生徒だけでなく、教室にいる生徒達全員を見渡す。
「皆さんは授業をきちんと聞いてくれる、いい生徒達だと思ってします」
けれど、と先生は意味ありげに笑う。
「皆さんの一番の欠点は、『人を信じ過ぎること』のようですね」
その言葉を聞いて、首をかしげる人と、訳知り顔でにやにや笑う人と。前者は最後の問題で×をくらい、後者は○をもらった生徒達だ。
まだわからない様子の数名を見て、先生は苦笑しながら続けた。
「パスワードを人に教えてはいけない。これは、セキュリティの基本ですよ?」

これは情報の授業。ここ数回、授業ではセキュリティに関して勉強してきていた。そして、確認テストの問題は、「あなたが学校で使っているログインパスワードを教えてください」だった。

END


#b#情報の授業のテストで、「パスワードを教えてください」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒を×、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかったりした生徒を○にした。授業で、「パスワードを他人に教えてはいけない」と教えてきたからだ。#/b#
星の瞬き「38ブックマーク」
こんにちは、私はカメコというの。
これでも、ウミガメ王国のだいいちおうじょ?お姫様なのよ。

私にはある特技があるの。
それは、『 #b#早口言葉 #/b#』よ。

流れ星が流れる間に、3回お願いごとが出来るぐらい早いのよ。すごいでしょ?
だから、流れ星が出る夜は、星にお願いごとをして過ごしているの。

3回言うコツは、願い事を出来るだけ短くすることよ。
チョコレートが食べたいときは、「チョコ食べたい、チョコ食べたい・・・」
かわいい靴がほしい時は、「かわいい靴、かわいい靴・・・」

こんな風にすれば、あなたにもきっとできるわよ。
私が教えるから、あなたにも是非試してほしいわ。

あ、でも・・・
実は最近になって、全然、お空に流れ星が流れなくなったの。
うーん、一体どうしてなのかわかる?
16年05月23日 01:10
【亀夫君問題】 [ruxyo]

深夜のお嬢様ごっこ




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申し訳ありませんが、姫様との会話はここで終了とさせていただきます。

私、姫様の世話役及び今回の会話の代筆役、カメジロウと申します。

結論から申し上げますと、
姫様には「流れ星が流れるまでに3回お願いごとを言う」ことなど不可能です。

昔、流れ星の話をした時に、カメオ王がうっかり口を滑らせてしまったのですよ。
「#b#流れ星が消えるまでに3回お願いごとを言えたら、願い事が叶うんだよ#/b#」と。

姫様はすっかり信じこんでしまいましてな。
毎晩、夜遅くになると私に聞いてくるのです。

#b#「爺や、今日は流れ星は出てる?」#/b#

とね。
・・・その続きは、いつも決まった流れです。

#b#「ああ、姫様、ちょうど今そこに大きな流れ星が出ましたよ!」#/b#
#b#「本当!?えーと、チョコ食べたい、チョコ食べたい、チョコ食べたい!・・・どう?」#/b#
#b#「お見事です、3回間に合いましたぞ!」#/b#
#b#「やったー!また成功したわね!」#/b#


・・・ええ、お気づきでしょうが、姫様は生まれつき【#red#目が見えない#/red#】のです。

流れ星が光って、そして消える・・・。
その本当の速さを、姫様は知りません。
そんな姫様を不憫に思う王や我々使用人が、願い事をこっそりと叶えていたのです。

普段はだらしないカメオ王ですが、腐っても王族です。
5歳の少女が考えつく大抵のことは叶えることができました。

しかし。ある日、姫様がこう言ったのです。

#b#「次は、お星様にお目目が見えるようにして貰うわ!#/b#
#b# 今の生活でも十分幸せだけど、私、みんなと同じ景色が見たいの!」#/b#

・・・
次に空に流れ星が現れるのは、一体何十年後になるのでしょうなぁ。
きっと医学がもっと進歩して、治せない病気など無くなっていることでしょうな。

そうしていつか、本物の流れ星の儚さを知った時、姫様はなんと仰るのでしょうか。

#b#「爺やの嘘つき!!」#/b#
と、怒って私の墓に蹴りを入れるかもしれませんね。はっはっは。


・・・もしも、
先天性の盲目を治せる医者をご存知でしたら、ウミガメ王国王室にご一報を。
文字通り、目もくらむような報酬をお約束しますよ。
あぴとすぃで「37ブックマーク」



カメコは、会社が嫌いすぎる父を見て、父の会社は良いところだと思った。

一体なぜ?
17年03月29日 20:53
【ウミガメのスープ】 [みん]



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母と一緒に、父を迎えに行った日のこと。

毎朝、暗い顔をして出勤して行く父が、晴れやかな顔をして会社から出てきたので、
カメコはこう思った。

「パパはあの中に入ったら元気になるんだね!楽しそう!カメコも行ってみたい!」







【 要約 】
父は仕事が嫌いすぎるので、暗い顔で会社に入り、仕事が終わると
明るい顔で出て来るのだが、事情を知らないカメコは、父の会社を、
「行ったら元気になるような良いところなんだ」と勘違いした。
読んでいる本は?「37ブックマーク」
これは私と息子の日常風景。

「ねえねえ、お父さん?」

「何だい?」

「最近、よく本を読んでるね?」

「ああ、お父さんは読書が好きなんだ」

「何の本なの?」

「ないしょだ」

「ええー、教えてよー!」

「じゃあね、当ててごらん。当てられたら教えてあげるよ」

「わかった!」

ということで、私の読んでいる本とは何でしょう?
20の質問で当ててください。
嘘はつきません。
13年03月01日 01:55
【20の扉】 [+チック]

投票ありがとうございます!初20の扉楽しかったです!




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私の本当の息子は一年前に交通事故で亡くなった。

私を悲しみのふちから立ち直らせてくれたのは、一体のロボットとの出会いだった。
それは自律学習が可能な高性能の子供型アンドロイドで、記憶も容姿もすべて亡くした息子のままよみがえってくれるのだ。

大金が必要だったが、私は息子を取り戻す一心で購入を決めた。

今、説明書で慣れない扱い方を理解しながら、あたかも戻ってきたかのように感じる息子との時間を大切にしていた。

「えー、わからないよ」
「今はまだ、わからなくていいよ」
「もう、お父さんのいじわるー!」

そう、まだ知る必要のないことなんだ。
いつの日か、自分で気づいたときに教えよう。

それでもずっと私の大切な一人息子には変わらないよ。

ということで正解は【息子(アンドロイド)の取扱説明書】でした。
【山の如し】「37ブックマーク」
銃を突き付けられた男は死を覚悟した。
その銃に弾が込められていない事も、
銃を突き付けた人物に殺意がない事も知っているのにだ。
一体なぜ男は死を覚悟したのだろう?

15年06月19日 00:58
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



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動かぬ証拠を突き付けられては仕方ない。

その銃で多数の人々を殺めてきた男は死刑を覚悟した。