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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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未完の泥棒「48ブックマーク」
果物を販売しているカメオは、朝から「売っていたミカンを盗まれた!」と大騒ぎ。
しかし、#b#ミカンが盗まれた事実などまったくない#/b#。

何故カメオは、ミカンが盗まれたと騒いでいるのだろう?
16年12月03日 11:18
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



解説を見る
カメオは#red#無人販売でミカンなどの果物を販売していた#/red#。田舎なのでそんなに泥棒なんておらず、良心的な人が多いからできることだ。

ミカンを盗む人はいないのだが、#red#ミカンを買った人ならいる#/red#。そして、#red#その代金を盗んだ人がいる#/red#のだ。

#red#商品が無くなり、料金箱にお金が入っていないとすれば、商品が盗まれたように見えてもおかしくない#/red#だろう。
カメオは早急に代金が盗まれないように料金箱になんらかの防犯措置を施すことをお勧めする。

#b#要約:ミカンはきちんと買われたのだが、その代金を盗んだ人間がいるから#/b#
お宅は誰?「48ブックマーク」
お、ちょうどよかった、みんないるみたいだね。
水平思考研究サークルのみんなに、ちょっと相談したいことがあるんだ。
聞いてくれる?

あ、はじめましての人もいるみたいだね……。
簡単に自己紹介しておくね。

僕は亀井ユウヤ、B級グルメ研究会の代表をやってるんだ。
特技は目玉焼きを作ること。趣味はそれを食べること。
飼っているロバの名前は……って、そんなこと関係ないか。

相談っていうのはね、忘れ物の持ち主を当ててほしいんだ。
忘れ物は、コレ。#b#USBメモリ#/b#。

こないだサークルの部室のパソコンに刺さったままになっていたのを、僕が間違えて持って帰っちゃったんだ。
それに気づかず中身を見たら、変な画像ファイルが盛りだくさん。
#b#萌えアニメの画像コレクション#/b#らしくて、丁寧にフォルダ分けされて1万枚以上入ってたんだ。
僕の知る限り、B研……あ、B級グルメ研究会の略ね、には、アニメオタクを公言してるやつはいない。
もしこのUSBの持ち主が、僕に中身を見られたと知ってしまったら……。
直接返すことなんてできないから、持ち主を特定して、こっそり持ち物の中に滑り込ませるしかない。
でも、どこにも名前なんか書いてない。

でね、僕はまず、とても頭が切れるけど性格が悪いことで有名な、牛削り先輩に相談したんだ。
すると牛削り先輩は、画像の入ったフォルダの中で#b#1個だけ浮いていたワードファイル#/b#に注目した。
それは#b#レポートの参考文献#/b#みたいだった(画像参照)。

#b#「持ち主を特定する手がかりがあるとしたら、この参考文献のファイルだね」#/b#

と彼は言った。

で、しばらくメールチェックしながら考え込んでいたかと思うと、突然、
「わかった」
と呟いたんだ。
でも、いくら尋ねても誰なのか教えてくれなかった。

「こんなこともわからないようじゃ、今年も留年は確定だな」
と鼻で笑って、彼はその場を立ち去ったんだ。

悔しいから一生懸命考えたんだけど、どうしてもわからない。
だからみんな、知恵を貸してよ!

そうそう忘れてた。B研のメンバーは僕を除けば↓の3人。

 #b#田中ユズル#/b#
 #b#佐藤タクト#/b#
 #b#高橋ヒロシ#/b#

情報が足りないようなら、何でも質問してね!
14年08月25日 20:47
【亀夫君問題】 [牛削り]

良質問とヒントを読んでいけば、臨場感をお楽しみいただけると思います。




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みんな、ありがとう! 助かったよ!!


【以下、牛削り先輩によるありがたい解説】

参考文献には2つの誤植がある。
「平塚らいてうy」と「徹廃条約」だ。
前者より、ファイルの作成者はコピペなどでなく手打ちで入力したことが推測される。
そして後者より、
「撤廃」と正しく打つことができなかった=「t」「e」「p」「a」「i」のどれかのキーが壊れている
ということが推理できる。
「徹廃」と誤って入力するためには、「てつや」「はいし」などと打って変換してからいらない部分を削除するしかない。
すると、候補のうち残るのは、「p」である。

つまり、ファイルの作成者は#red#「p」キーの壊れたパソコン#/red#で作業していたことになる。

憶測に過ぎないと思われるかも知れないが、後に述べる証拠により、私はこれを確信した。


ところで、明らかに別の用途で用いているUSBメモリの中に参考文献のファイルだけが存在する、というのはどういうときか。
wikipediaなどからの引用でレポートを済ませ、参考文献のみを充実させようとする輩は多い。
適当な書籍を物色しようと図書館に行ったが、本文のデータの入ったUSBメモリを忘れてしまい、とりあえずリストだけ作って手持ちのUSBメモリに一時的に保存した。
まあ、そんなところだろう。リストの本が一冊も貸し出されていなかった点からも明白だ。

さてそこで、友人が図書館で私宛に送ったメールに、こんな文があった。

#red#「未納のレオが終わらない」#/red#

一見意味不明だが、「p」の壊れたパソコンで打ったものだと考えてみよう。
適当な部分に「p」を挿入すれば、

#red#「民法のレポが終わらない」#/red#

となる。
つまり、「p」の壊れたパソコンは確かに存在するのである。それも図書館に。


そして、図書館のパソコンを使うにはログインIDが必要だ。
ログインIDは以下の構成となっている。

#red#「学部の英語表記の最初の3文字」+「生徒番号」#/red#

B研諸君の学部は、

 #red#田中ユズル → 政治学部#/red#
 #red#佐藤タクト → 文学部#/red#
 #red#高橋ヒロシ → 心理学部#/red#

それぞれの学部を英語表記した頭の三文字は、#red#「pol」「lit」「psy」#/red#となり、
「p」キーを使わずにログインできるのはただ一人。

そう、オタクは、#red#「佐藤タクト」#/red#お前だ!!!
行きつけの定食屋さんにやってきた男。
男は普段は自分で食事を作るのだが、面倒くさくなると時々ここへやってくる。
何を注文しようかとメニューを開くと片隅の方に新しくウミガメのスープが追加されていた。
なんとはなしにそのウミガメのスープを注文し、一口飲んだ男は店主に質問した。
「…店主さん…これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい。これは間違いなくウミガメのスープですが…」
#red#その返事を聞いた男は店主を殺してしまった。#/red#

いったい何でだろう。

#b#※嘘を一回つきます! でも問題文に嘘はないよ。#/b#
15年04月01日 23:57
【ウミガメのスープ】 [プエルトリコ野郎]



解説を見る
包丁。




※この問題がウミガメのスープというのは嘘です。本当は20の扉。
温かい方程式「47ブックマーク」
宇宙船に乗り込み、地球を出発した男。
彼の仕事は、ある星に物資を届けることだった。
ところが、彼の知らぬ間に、少女が宇宙船に忍び込んでいたのだ。
宇宙船には、もとより一人分の食糧しか用意されてない。
少女が増えた分を考慮して計算し直したところ、どう節約しても二人が目的地まで到着するのは不可能だとわかった。
通常であれば、密航者である少女を宇宙へ放り出すところだ。
しかし、最終的には男が宇宙へ放り出された。

どういうことだろう?
14年09月19日 21:26
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープde方程式もの




解説を見る
俺は一人で宇宙船に乗り込み、地球を出発した。
俺の仕事は、ある星に――そう、資源の乏しい「ある星」に、物資を届けることだった。
ぐんぐん遠ざかっていく地球を、宇宙船の窓から眺めていると、ふいに後ろから物音がした。
慌てて振り返ると、そこには見知らぬ少女がいた。
宇宙船には俺一人で乗ったはずだ。
「何故……?」
少女は固い表情で、俺を見つめ返す。
「ごめんなさい……兄に会いたくて」
「兄?」
「あの星へ行くのでしょう? 私の兄がそこにいるの。操縦室で、目的地を確認したの」
なんということだ。
そこまでして彼女が兄に会いたがる理由はわからないが、とんでもないことになったことだけは、徐々に理解し始めていた。
「確かに目的地はある星に設定してある」
ここに二人いるのはまずい。大変まずい。
「だが、それは本当の目的地じゃないんだ。第一、その星まで到着するためのワープ機能が、この船にはないんだ」
そう、ただうまく宇宙へ飛び出すために、仮の目的地を入れただけだったのだ。
「君はその星には行けない」
「……えぇっ?」
少女は目を見開いて動揺している。そりゃあそうだろう。密航の罪まで犯して、目的の星まで行けないなんて。
「じゃ、じゃあ、戻って! 今すぐ地球へ戻ってよ!」
「それも、できない」
この瞬間が、出発にはギリギリのタイミングだったのだ。これ以上早いと、目的地までの燃料や食糧が積み切れなくなる。そしてここで戻れば、間に合わなくなる。
「戻れば物資を届けるのに間に合わない。君一人のために、大勢の人を犠牲にするのか?」
しかし……戻れないということは。困ったことになった。
食糧は、一人分しか積んでいないのだ。



ショックで泣き出した少女は、うるさかったが放っておいた。
しばらくすると泣き疲れて眠ってしまったが、その無防備さが返って俺には辛かった。

俺は数学者だ。
自分で言うのもおかしいが、天才的な頭脳を持っており、あらゆる功績を挙げていた。
しかし……俺は、所詮偏屈な学者だった。
ある重大な事実に気づき、その計算の結果を示してみても、世間は理解しようとしないし、興味を持とうともしなかった。
自分の危機感を人に伝えようにも、俺には数式で示すことしかできない。
同じ数学者達も、俺の考えには賛同してくれなかった。俺が示す方程式の意味を理解できる人間が、数学者の中にさえいなかったのだ。
俺しか知らない事実……つまり、これは俺の、俺しかできない仕事なのだ。
そう考えて、秘密裏に物資をかき集め、ありとあらゆる類の資料を宇宙船に詰め込んだ。
何度もシミュレーションを重ね、燃料や、俺の食糧の必要量を計算した。
思いつく限りの状況を想定し、最善を尽くして準備をした。
なのに……このイレギュラーだ。

とにかく計算をしよう。無理だとわかればそのときは――俺の思惑など知らない彼女は、まだ眠っている。
そのときは……俺か彼女が、宇宙へ放り出されることになる。


目覚めてはまた泣き、泣き疲れて寝て……一日ほど繰り返してから、ようやく落ち着いてきた少女に、とにかく状況を説明することにした。
「俺には仕事がある。必ず成し遂げなければならない仕事だ。このまま目的地へ進む。まずこれに納得できないなら、君を宇宙へ放り出すしかない」
俺の言葉に、少女はただ頷いた。彼女の状況は不幸だし、同情もするが、彼女一人を優先するわけにもいかないのだ。
「この宇宙船には、俺一人が目的地まで辿り着けるだけの食糧がある。しかし、計算したところ、どんなに節約しながら食べても、二人とも生きて目的地まで着くことはできない」
ぴくりと少女の肩が動いたが、構わず続ける。
「俺一人が生き残るにはこれが限界だと、わかった時点で――」
その先は、聞かなくてもわかるだろうけれど、しっかり言っておく。
「――俺は君を宇宙へ放り出す」
さあっと青ざめる少女。
「何か質問はあるか?」
しばし沈黙したのち、遠慮がちに、少女は聞く。
「目的地には、いつ着く予定なの?」
尤もな質問だ。俺は手元の計算結果を見ながら答える。
「37年4ヶ月と11日…いや、もうすぐ出発してから24時間になるから、10日か」



それから、俺と少女は宇宙船の中で共同生活を始めた。
兄の話を彼女はしなかったし、俺も聞かなかった。兄どころか、家族にも友人にも会えなくなってしまった彼女を、どう慰めて良いか知らなかったし、慰める必要があるのかどうかも俺はわからなかった。
数式にならない物事は、俺には理解しようがない。
宇宙船では一人で数学をしようと思っていたのだが、意外なことに少女は数学に興味を持ち、そのうち彼女に数学を教えることになった。
数学くらいしかやることがない船内で、彼女はみるみる知識を吸収していった。
十年経った頃には、彼女に自分の理論を話して聞かせられるまでになった。俺が危惧したこと、それを表す数式、解決のための俺の行動。
地球では誰も理解してくれなかった話を、宇宙で出会った少女は理解してくれた。
もはや少女とは呼べない年齢になっていたが、俺の話を真剣に聞く彼女のまなざしは、初めて出会った頃と寸分も変わらなかった。


「良かった。間に合うようだ」
地球を出発した頃、既に40代だった俺は、無重力の影響で筋力が衰えてしまう宇宙で、そう長く生きられるはずがなかった。
軌道に乗ればなんとか物資は到着する。途中で俺が死んでも、何も到着しないよりはマシだと、そう考えて出発した。
しかし……彼女がいる。彼女がやり遂げてくれるならば、より確実に、より有用な物資や資料を届けられる。
宇宙に出て30年。もはや身動きも取れなくなった身体だったが、そんなことはどうだっていい。俺の計算に狂いはない。
「後は、任せた」
もはや中年となった元少女は、目に涙をためながら、うなずいた。
「頼む……」
俺がこのタイミングで死ねば……残り一人分の食糧は、目的地までなんとか足りる。
「俺の死体は、宇宙へ放り出してくれ……腐敗したら君の身体にも悪いし、物資に影響があってもまずい」
彼女は俺の手をしっかり握る。握り返す力は、俺にはもう、ない。
「地球を、頼む……!」
環境破壊が進み過ぎた、30年前の地球。俺は計算結果を示して散々主張した。しかし誰にも相手にされなかった。このままでは天変地異が起こり、人類は滅亡への道を歩むことになると、何度言っても理解されなかった。
それでも、俺は地球が、大事だったのだ。
人間嫌いの偏屈な学者が、笑える話だが、それでも俺は……

この宇宙船は、ちょうど地球の環境が落ち着く頃に到着する手はずになっている。
どれだけの人間が生き残れているかわからないが、俺のシミュレーション結果では、原始的な生活に戻らざるを得ない状況だと予測された。
この宇宙船の物資が……食糧や動植物のサンプル、生活用品、そして、人類の知恵――科学の成果が、生き残った人間の希望になるはずだ。

薄れゆく意識の中、彼女が静かに泣き出したことだけは理解できた。
親子以上に歳の離れた彼女への感情を、どう表現していいか、よくわからない。
わからないけれども……


君に教えた、俺の方程式は、温かかっただろうか?

END

#b#男が向う星は「未来の地球」。数年のうちに人類が滅亡寸前となることを予測した男は、宇宙船にあらゆる類の資料や物資を詰め込み、宇宙へと逃げ出した。地球の環境が落ち着くまでにかかる時間を計算し、それまで持つ一人分の食糧を用意したが、数十年という長い年月だったので、男は途中で死ぬ可能性が高かった。そこで、二人で食糧を消費できるギリギリの年月まで待ち、それを過ぎても自分が死ななかったら、少女を宇宙へ放り出すつもりだったのだ。結局男は食糧が不足する前に死ぬことになったので、残りの食糧を少女に譲り、物資の輸送を彼女に託した。死体を船内に置けば腐敗し物資や彼女にも悪影響を与えるので、宇宙に放り出すよう希望した。/b#
ウミドリのスープ「47ブックマーク」
ある女が、とある海の見えるレストランで「ウミドリのスープ」を注文しました。

しかし、彼女はその「ウミドリのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミドリのスープですか?」
「はい・・・ ウミドリのスープに間違いございません。」

女はその後激怒して文句を言った。

何故でしょう?

13年06月10日 23:06
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]

初心に戻ろう*らてらて出題中




解説を見る
私は昔、船で海外旅行した先で嵐にあい、船が難破して救命ボートで遭難してしまった。

ボートには私のほかに二人の男と一人の子供がいた。

ボートは広かったが、食料や発炎筒などは嵐で流されてしまい、食料がない。

みんなの体力はだんだんと削られていった。

そしてついに、子供が死んでしまった。

みんな悲しんだが、次いつ自分がこうなってもおかしくなかった。

三人とも限界に達しかけていたその時、一人の男が口を開いた。

「二人とも、少しの間こっちを見ないでくれ」

二人とも黙ってそっぽを向いた。

いろいろな音が聞こえてきたが、聞かない振りをした。

「できた。二人とも、運よくウミドリがいたからそれをスープにしてみた」

そう言って差し出してきたのは、一つのスープ。

私たちは、黙ってそれを食べた。


私も、本当は分かっていた。

さっきまであそこにあった子供の遺体がない……

と、いうことは……このスープはおそらく…………

もう一人の男もそれが分かっているようで、黙って顔を青くしながら食べていた。
私はその時、この罪を一生背負おうと心に決めた。


それから少しして。

私たち三人は無事救出された。
子供のことはなにも言えなかった。

そのまま三人は、何も言わずに別れた。


そしてそれから数年後。

不意に、あの三人で集まろうという話が持ち上がった。
本当は参加したくなかったが、過去から目を向けてはいけない、あの子供への罪を忘れてはいけない。そう思って参加することにした。

そして三人は、不意にとあるレストランへと入った。

私はそのメニューの中に、ウミドリのスープがあるのを見つけた。

もう一人も気付いたようで、私達の罪を改めて自覚しようと、それを頼んだ。

だが、なぜか調理した男だけは反対していた。


そして、ウミドリのスープが運ばれてきた。

これが、本物の…………

そう思って口に含むと───


「……!?」


味が……同じ!?

どういうことだ。そんな…………

もう一人の男を見ると、
「こんな味だったんだ……」

とつぶやきながら食べている。

そして目に映ったのは、青ざめながら目を背けているもう一人の───
「……っ!!」

私はその男に掴みかかった。


「……どういうこと?」

「言ったろ……あれは、『ウミドリのスープ』だと。ちょうど、一羽だけいたんだよ。君だけには、人は食べて欲しくなかった……」

「なにそれ……なんで私には背負わせてくれないの!? 私だけなんで蚊帳の外にしたの!? 償うことも出来ないじゃない……!!」

私は、男にひたすら文句を言った。
理不尽だとは分かっていたけど、この口を止めることは出来なかった。