「愛さえあれば」「45ブックマーク」
妻が手渡してくれた弁当箱におかずが何も入っていなかったので、キヨシは歓喜した。
どういうことだろう?
どういうことだろう?
15年09月07日 21:38
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
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#big5#「あ、ちゃんと全部食べてくれたんだ」#/big5#
務めていた会社が倒産してしまったキヨシは現在、#red#専業主夫#/red#として修行中である。
頑張って作ったお弁当を、#red#OLである妻が残さず食べてくれた#/red#のを見て、キヨシは喜んだのである。
夫婦の形は少し変わっているかもしれない。
しかしいいのである。
そこに#b#愛さえあれば#/b#。
務めていた会社が倒産してしまったキヨシは現在、#red#専業主夫#/red#として修行中である。
頑張って作ったお弁当を、#red#OLである妻が残さず食べてくれた#/red#のを見て、キヨシは喜んだのである。
夫婦の形は少し変わっているかもしれない。
しかしいいのである。
そこに#b#愛さえあれば#/b#。
「ウィンドウショッピング」「45ブックマーク」
誰もが見てるだけで買おうとしない品物を
大量に買った男は、皆から恨まれた。
一体何故だろうか。
大量に買った男は、皆から恨まれた。
一体何故だろうか。
14年06月01日 12:13
【ウミガメのスープ】 [なさ]
【ウミガメのスープ】 [なさ]
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夕方のスーパー。
あと5分もすれば値引きシールが張られるであろう寿司たちを
今か今かと待ちわびている客を横目に、定価のまま大量に購入した男。
待っていた客たちは文句こそ言えないものの、この男をさぞかし恨んだことだろう。
あと5分もすれば値引きシールが張られるであろう寿司たちを
今か今かと待ちわびている客を横目に、定価のまま大量に購入した男。
待っていた客たちは文句こそ言えないものの、この男をさぞかし恨んだことだろう。
「わからない」「45ブックマーク」
俺は彼女の行動の理由がわからず悩んでいた。
友達に相談すると、「それは嫉妬させるためだ」と言われた。
でも、それが違うことは確実なんだ。
どういうことだろう?
友達に相談すると、「それは嫉妬させるためだ」と言われた。
でも、それが違うことは確実なんだ。
どういうことだろう?
14年06月06日 21:18
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
材料不明スープ
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人の心なんてわかるはずない。
気まぐれで複雑で何の規則もない。自分の心さえあやふやでうまく表現できないときがあるくらいなのに、どうやって人の心を見分けろって言うんだ。
立入禁止の学校の屋上で、友達と二人、俺はコンクリートに座り込んでいた。やたらと腹が立って、苛立ち紛れに足元の小石を蹴飛ばした。友達は転がる石を目で追いつつも、俺のイライラの理由を聞きたがっているようで、そわそわしている。
俺も誰かにこのイライラを聞いてもらいたかったから、吐き出すように言った。
「嬉しそうに笑ってても内心は怒ってるとか、反則だろ? 嫉妬させるためにわざと他の男と仲良くするとかさ、見抜けるわけないっての」
「……あれ? お前、そういうこと悩んでるわけ?」
「そりゃ悩むだろ」
溜息をつく俺に、友達は意外そうに目を丸くする。
「他の男と毎日一緒に帰る彼女の心境、とか、本当にわからないよ……」
「うわ、えげつないな。お前ってそんな苦労してたのか」
「ほんと、俺はどうしたらいいんだ?」
「まあ、女心は確かに難しい。しかしだ」
こんなとき普段なら率先して俺のことを馬鹿にする友達が、今日は何故か優しくしてくれる。慰めるように俺の肩を軽く叩いた。
「落ち込むなよ。だってそれこそ、嫉妬させるためなんじゃないか? 頑張れよ」
「ああ、俺もそう思ったんだけどさ」
だってもうそれしかないと思ったのに、違ったんだ。
「それは選択肢になかっただろ?」
「は?」
「それで俺、結局二番にしちゃったんだけど、お前は?」
「……ちょっと待て」
突然友達が眉をひそめて真剣な顔をする。それから、納得したように膝を打った。
「それ、今日の国語のテストの話?」
「他に何があるんだよ」
END
#b#俺が彼女の行動の理由を相談した友人は、俺が恋愛で悩んでいると思って「(俺を)嫉妬させるためだ」と言ってくれた。俺は国語のテストの問題に悩んでいただけで、嫉妬は選択肢になかったので、それが彼女の行動の理由ではないことは確実だった。#/b#
気まぐれで複雑で何の規則もない。自分の心さえあやふやでうまく表現できないときがあるくらいなのに、どうやって人の心を見分けろって言うんだ。
立入禁止の学校の屋上で、友達と二人、俺はコンクリートに座り込んでいた。やたらと腹が立って、苛立ち紛れに足元の小石を蹴飛ばした。友達は転がる石を目で追いつつも、俺のイライラの理由を聞きたがっているようで、そわそわしている。
俺も誰かにこのイライラを聞いてもらいたかったから、吐き出すように言った。
「嬉しそうに笑ってても内心は怒ってるとか、反則だろ? 嫉妬させるためにわざと他の男と仲良くするとかさ、見抜けるわけないっての」
「……あれ? お前、そういうこと悩んでるわけ?」
「そりゃ悩むだろ」
溜息をつく俺に、友達は意外そうに目を丸くする。
「他の男と毎日一緒に帰る彼女の心境、とか、本当にわからないよ……」
「うわ、えげつないな。お前ってそんな苦労してたのか」
「ほんと、俺はどうしたらいいんだ?」
「まあ、女心は確かに難しい。しかしだ」
こんなとき普段なら率先して俺のことを馬鹿にする友達が、今日は何故か優しくしてくれる。慰めるように俺の肩を軽く叩いた。
「落ち込むなよ。だってそれこそ、嫉妬させるためなんじゃないか? 頑張れよ」
「ああ、俺もそう思ったんだけどさ」
だってもうそれしかないと思ったのに、違ったんだ。
「それは選択肢になかっただろ?」
「は?」
「それで俺、結局二番にしちゃったんだけど、お前は?」
「……ちょっと待て」
突然友達が眉をひそめて真剣な顔をする。それから、納得したように膝を打った。
「それ、今日の国語のテストの話?」
「他に何があるんだよ」
END
#b#俺が彼女の行動の理由を相談した友人は、俺が恋愛で悩んでいると思って「(俺を)嫉妬させるためだ」と言ってくれた。俺は国語のテストの問題に悩んでいただけで、嫉妬は選択肢になかったので、それが彼女の行動の理由ではないことは確実だった。#/b#
「ハッピーホスピタル」「44ブックマーク」
診察室から嬉しそうにスキップで出てきたと思ったら、直ぐに真顔に戻った男。
一体何があったのだろうか。
一体何があったのだろうか。
13年08月17日 00:45
【ウミガメのスープ】 [なさ]
【ウミガメのスープ】 [なさ]
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病院で診察待ち中、辛そうにしている子供を、「すぐ治るからね」と励ましてる母親がいた。
その最中に男が呼ばれて立ち上がったらのだが、そのときにその母親が
「見てて。あの人も診察が終わったら元気になってるから」と
いきなり希望を担わせてきたので、男は診察が終わるとスキップで嬉しそうに診察室を出た。
親子はいなかった。
その最中に男が呼ばれて立ち上がったらのだが、そのときにその母親が
「見てて。あの人も診察が終わったら元気になってるから」と
いきなり希望を担わせてきたので、男は診察が終わるとスキップで嬉しそうに診察室を出た。
親子はいなかった。
「毒キノコパラダイス」「44ブックマーク」
梶田は、辺りに毒キノコしかないのを見て安堵した。
何故だろうか?
何故だろうか?
14年11月09日 12:31
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
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キノコ狩りに来た梶田は、ちょっとした事故のため帰り道がわからなくなり、山の中を彷徨っていた。
幸いキノコの知識はあるので、食料には困らなかった。
遭難5日目。
木々を分けて進んでいた梶田は、辺りのキノコが毒キノコだらけであるのを発見した。
#red#食べられるキノコは既に誰かの手により採集済み#/red#だったのだ。
「#red#ああ良かった、この辺りにはキノコ狩りの人が来るんだ#/red#」
そこを拠点に根気よく道を探し、無事生#b#きのこ#/b#ることに成功した梶田であった。
幸いキノコの知識はあるので、食料には困らなかった。
遭難5日目。
木々を分けて進んでいた梶田は、辺りのキノコが毒キノコだらけであるのを発見した。
#red#食べられるキノコは既に誰かの手により採集済み#/red#だったのだ。
「#red#ああ良かった、この辺りにはキノコ狩りの人が来るんだ#/red#」
そこを拠点に根気よく道を探し、無事生#b#きのこ#/b#ることに成功した梶田であった。