大金を失い、大切にしていた腕時計もひび割れて動かない。
平和だった昨日に比べて、得たものなど何もないはずだった。
それなのに、男はとても安心し、この状況を喜んでいた。
一体、何故だろうか?
※ SPはディダムズさんです。厚く御礼申し上げます。
【ウミガメ】
SP:ディダムズさん
一行目ボロボロになったのは、全身を激しく打ち付けたからですか? [編集済]
YES。
腕時計が置き時計でも成立しますか?
頑張れば成立します。でも腕時計の方が都合がいいです。
男はドMでFAですか?
知らんわwwww だからFAちゃうちゃう。
男はどこかから脱出したのですか? [編集済]
YES!ミスリード注意! [編集済] [良い質問]
登場人物は男だけじゃないと思います。
NO!重要な登場人物は男だけです。 [良い質問]
問題文に 比喩・非リアル事象を記述している部分はありますか?
というか、非現実な話です!ココはもうちょっと持たせたかったなぁw [良い質問]
男が自分でこの有様にしましたか?
NO!自分ではこのような有り様にはしていません。
男は死のうと思い事故に遭いましたか?
NO。
ベッドとは病院のですか?
YES。
男は臨時収入を得ますか?
YES。ギャンブルで収入を得ましたが・・・
タイムスリップはありますか?
YES!あります! [良い質問]
命が残っただけでも良しとしますか?
これはNOかも。でもYESかも。どっちつかずな回答で申し訳。
タイムマシンから落っこちて全身を打ちつけましたか?
NO。
一行目は過去から無事帰ってこれたところですか?
YES! [良い質問]
過去(別の時空の今日)は今(この時間軸)以上に悲惨ですか?
YES!悲惨です。 [良い質問]
男は過去に戻ってギャンブルで一儲けしましたか?
YES!一儲けしたけども、大金を失いました。
もしギャンブルで勝ってしまったら怖いお兄さん達に命を狙われますか?
NO。
過去の世界へ行きギャンブルに勝つと母親殺しのパラドックスが起こりますか?
NO。
ループする時間を抜け出せたので満足しますか?
YES!何故ループしたのでしょうか? [良い質問]
19より、タイムマシンの暴走事故に巻き込まれ、毎回過去に飛ばされて・・・とループしていますか?
YES!ほぼ正解です!細かい設定は解説でどうぞ。 [正解]
ギャンブルでもうけていた頃に戻ってもうけたが、また大金を失って、過去のギャンブルでもうけていた頃に戻って…の繰り返しですか?
NOかですね。そうじゃないんですよね。
時間設定が甘く、今日の0時に到着しようとしたら『永続的に』今日の0時『ジャスト』にとどまり続けようとしますか?
NO。そんな感じとはちょと違うかな。
腕時計=タイムマシンですか?
YES! [良い質問]
2 よりドラM・・・ますか?
違う違うw
この日もとある機関の研究所に手際よく侵入しました。
いつものように金目のものを物色しはじめた男は、机の上に置かれた時計に目を奪われました。
― 時間を巻き戻せる時計 ―
試作品らしき時計の横に置かれたレポートにはそう書かれています。
興味をひかれた男は、そのレポートを読み進めます。
「竜頭を指定した日時まで戻すと、3秒後にその日時に遡ることが出来る。ただし、過去に持って行くことができるのは『この時計と、時計を使用した者の記憶』だけ。」
男は半信半疑で竜頭を逆方向に回しました。
するとどうでしょう、本当に過去に戻っているではありませんか!
男は驚きました。これを使えば、ギャンブルで大金を得る事が出来る!・・・と。
数日後、男は狙い通りに競馬で大金を得ることに成功しました。
さらに男は考えます。
この時計を過去に持って行けるのであれば、数々の盗みもなかったことにすればいい・・・・・
これで俺の犯罪は完全に消える!
男は盗みを働き始めた日に時間を戻し、完全に犯罪を消し去ることに成功しました。
晴れて自由の身になった男でしたが、喜びのあまり我を忘れて道路へと飛び出し、車にはねられてしまいます。
事故に遭う前に戻るため、男は時計の竜頭を回そうとしますが、なんと竜頭が無くなっています!
唖然として道の真ん中で倒れこんでいる男を、さらに別の車が轢いていきます。
全身を強打し、痛みに悶える男でしたが、突如痛みが軽くなります。
一体どうしたのかと顔をあげた直後、男はまたしても車に轢かれました。
激痛に耐えながら男は気づきます。
「時計が壊れて勝手に過去へ戻っているのか !」
"最初にはねられた時"に時計が壊れ、"二回目に轢かれた後"に、"はねられた時"に戻るようになっていました。
つまり、はねられてからの3秒間をループし続ける状況に陥ってしまったのです。
「記憶」だけを持って過去に遡った男は、同じ車に何度も何度も轢かれ続け、断末魔の叫びをあげながらこの状況を逃れようと躍起になります。
与えられたごく僅かな時間に、男は閉ざされた時間軸から抜け出さなければなりません。
時計を直そうとしては轢かれ、時計を壊そうとしては轢かれを何度も繰り返した末に、なんとか男は時計を壊すこと成功し、この状況から解放されました。
気付けば男は真っ白な部屋のベッドに横たわっていました。
どうやら病院に運び込まれたようです。
医者と思しき初老の男性が男に語り掛けます。
「あなたが大切に握りしめていた時計はひび割れて動かなくなってしまいましたが・・・・・・」
「いいんだ。悪友とは手を切ることにしたんだ・・・・・」
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