「成長の証明」「2ブックマーク」
カメコは、ウミスケが照明のスイッチを入れたので
ウミスケの成長を実感した。
一体なぜだろう?
ウミスケの成長を実感した。
一体なぜだろう?
15年09月02日 23:49
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
解説を見る
カメコの息子のウミスケは怖がりで、
夜中は#big5#豆電球#/big5#を点けていなければ寝られなかった。
そのため、朝に照明をつけるときは、
いつも#big5#電灯のひもを引っ張って#/big5#電気を点けていたのだ。
しかし、今日は#big5#スイッチ#/big5#を入れて照明をつけたため、
豆電球を点けず、真っ暗な中でも眠ることができたと分かり、
カメコは息子の成長を実感したのだった。
夜中は#big5#豆電球#/big5#を点けていなければ寝られなかった。
そのため、朝に照明をつけるときは、
いつも#big5#電灯のひもを引っ張って#/big5#電気を点けていたのだ。
しかし、今日は#big5#スイッチ#/big5#を入れて照明をつけたため、
豆電球を点けず、真っ暗な中でも眠ることができたと分かり、
カメコは息子の成長を実感したのだった。
「WANTED」「2ブックマーク」
カメオは、数日前からこっそりと監視されており、
カメオもそれを薄々勘付いていた。
ある日、警戒のため、カメオは家から出るときに辺りを窺い、
そして#b#監視者#/b#を見つけた瞬間に自分はつかまると確信した。
一体何があったのだろう?
カメオもそれを薄々勘付いていた。
ある日、警戒のため、カメオは家から出るときに辺りを窺い、
そして#b#監視者#/b#を見つけた瞬間に自分はつかまると確信した。
一体何があったのだろう?
15年09月01日 23:56
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
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カメオは、#big5#全盲#/big5#を装って障害者手帳を不正取得しており、
それを疑われて監視されていた。
なので当然、
#big5#「辺りを窺う」#/big5#
という行為は、自分は目が見えると教えているようなものなのであり、
カメオは監視者を見つけてから気づいたが、もう遅かった。
それを疑われて監視されていた。
なので当然、
#big5#「辺りを窺う」#/big5#
という行為は、自分は目が見えると教えているようなものなのであり、
カメオは監視者を見つけてから気づいたが、もう遅かった。
「褒めてのばす」「2ブックマーク」
カメオは、褒められたのだが、
一週間前ならともかく、今褒められても全く嬉しくないという。
一体何があったのだろう?
一週間前ならともかく、今褒められても全く嬉しくないという。
一体何があったのだろう?
15年08月28日 23:58
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
解説を見る
運動会の日、校長先生が全校生徒の前で話をした。
校長「えー、皆さん、本日は絶好の運動会日和です!
この晴天も、皆さんの日ごろの行いがよいからですよ!」
カメオ(運動会台風で一週間延期してるんだよな・・・)
カメオたち生徒は、
行いが天候に影響するなら、
どんな行いをすれば台風なんかが来るのか・・・。
一週間前に晴天のもとで褒めてくれればな・・・。
そういう思いで、素直に喜べなかった。
校長「えー、皆さん、本日は絶好の運動会日和です!
この晴天も、皆さんの日ごろの行いがよいからですよ!」
カメオ(運動会台風で一週間延期してるんだよな・・・)
カメオたち生徒は、
行いが天候に影響するなら、
どんな行いをすれば台風なんかが来るのか・・・。
一週間前に晴天のもとで褒めてくれればな・・・。
そういう思いで、素直に喜べなかった。
「六月の花嫁の電撃離婚」「2ブックマーク」
ジューン・ブライドという言葉をごぞんじでしょうか?
元々は6月の英語名であるJuneが、ローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻ユノ(ジュノー)からきており、
ユノが結婚生活の守護神であることから
欧米に古くからある「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」という言い伝えですが・・
日本では梅雨時期であり、結婚式の日取りとしては避けられがちで閑古鳥が泣いてしまう。
そんなブライダル業界が閑散期の穴埋めをするために流行らせた一種の「企業戦略」で・・
まあ、西洋の風習を利用したキャンペーンと言う意味ではバレンタインデーと大差なかったりします。
さて、そんなジューン・ブライドですが・・
水平村では「六月の花嫁は幸せになれない」ということで
6月の結婚式はできるだけ避けられます。
なぜでしょう?
※タイトルはオリオンさんより頂きました。
元々は6月の英語名であるJuneが、ローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻ユノ(ジュノー)からきており、
ユノが結婚生活の守護神であることから
欧米に古くからある「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」という言い伝えですが・・
日本では梅雨時期であり、結婚式の日取りとしては避けられがちで閑古鳥が泣いてしまう。
そんなブライダル業界が閑散期の穴埋めをするために流行らせた一種の「企業戦略」で・・
まあ、西洋の風習を利用したキャンペーンと言う意味ではバレンタインデーと大差なかったりします。
さて、そんなジューン・ブライドですが・・
水平村では「六月の花嫁は幸せになれない」ということで
6月の結婚式はできるだけ避けられます。
なぜでしょう?
※タイトルはオリオンさんより頂きました。
15年06月04日 22:07
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
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むかーしむかしの話。
今の水平村のあたりには大きな、そしてぐねぐねと曲がりくねった大河が流れており
梅雨となり長雨が続くと毎年のごとく河は氾濫し、あたりに大きな被害を出していたそうです。
あまりに毎年死者が出るような災害が続くので、
当時の村長はこう考えました。
【そうだ、こうも毎年河が荒れるのは龍神様が暴れているからじゃ
ならば供物を捧げねばなるまいて】
こうして毎年、河が荒れそうになる梅雨時ともなると
龍神様を鎮めるための花嫁を届けようと
村人総出で嫁入り行列をつくり、
花嫁衣装の若い娘を川に投げ入れるようになったそうです。
言うなれば人身御供です。
この風習の言い伝えが今も残っており、
・梅雨時の花嫁は神への捧げものであり、人が手出ししてはいけない
・神の花嫁となったものは現世には長居できない
ということから梅雨時=6月の結婚式が避けられるようになったのでした。
今の水平村のあたりには大きな、そしてぐねぐねと曲がりくねった大河が流れており
梅雨となり長雨が続くと毎年のごとく河は氾濫し、あたりに大きな被害を出していたそうです。
あまりに毎年死者が出るような災害が続くので、
当時の村長はこう考えました。
【そうだ、こうも毎年河が荒れるのは龍神様が暴れているからじゃ
ならば供物を捧げねばなるまいて】
こうして毎年、河が荒れそうになる梅雨時ともなると
龍神様を鎮めるための花嫁を届けようと
村人総出で嫁入り行列をつくり、
花嫁衣装の若い娘を川に投げ入れるようになったそうです。
言うなれば人身御供です。
この風習の言い伝えが今も残っており、
・梅雨時の花嫁は神への捧げものであり、人が手出ししてはいけない
・神の花嫁となったものは現世には長居できない
ということから梅雨時=6月の結婚式が避けられるようになったのでした。
「指の傷 ラテ4」「2ブックマーク」
男の指は包帯が巻かれていた。
だが女はニヤニヤしている。
なぜか?
だが女はニヤニヤしている。
なぜか?
10年11月11日 19:39
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]
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ラテ4 不幸な少女は死んだ
彼女は発狂していた。怒り狂っていた。
彼女は"人生"を歩めていない。
初めから、そして今日の終わりまで。
まず彼女には戸籍が無い。
暴力団の下っ端が外国で生ませた子供である。
赤ん坊の彼女を"掃除道具"として、この国に連れてきたのだった。
もちろん密入国である。
細かいことは省かせていただく。
彼女は教育を受けられなかった。
与えられるのはお粥、栄養剤、"お薬"。
彼女の世界は薄暗い地下室のみ。
一日の大半を"寝て"過ごしていた。
ある日誰かが置いていった雑誌を見つけた。
そこに写されていたのはたくさんの人たち。
そしてその視線を一気に集める、一人の女の子だった。
文字は分からない。しかし。
見たことの無い色一杯のキラキラな衣装。
見たことの無い精一杯のキラキラな笑顔。
彼女は釘付けになった。
そのページのみを破いて、他人に見つからない様に隠した。
彼女は一人になると、それをずっと見ていた。
自分がこういう服を着たらどうなるのかな?
こういう場所に立ってみたいな。
次第に写真の中の女の子は"彼女自身"となっていった。
……それを持っていたのがばれた日。
彼女の小指は切り落とされた。
外の世界を知ることは許されなかった。
彼女は思った。
なぜ誰からも注目される私がこんな痛い目にあうんだろう。
私は本来ここにいるべき人間では無いはずだ。
きっと悪いヤツが私を閉じ込めているんだ。
"悪いヤツら"は死んだ。
ナイフを奪い取って、ちょっと撫でただけで死んだ。
彼女は殺していない。撫でただけで勝手に死んだ。
死んでも彼女の状況は変わらなかった。
きっとまだ"悪いヤツ"がいるのだと思った。
初めて出た外の眩しさなんて気にかけなかった。
周りは全て私と違う"綺麗"でないヤツばかり。
全員撫でてやろうと思った。
しかし一人こちらを見ている人間に気がついた。
破れたシャツに、破れたジーンズ。黄ばんだ包帯。怖い手袋。
何かブツブツ言い始めた。
その瞬間、そこにいた全員の歩みが止まった。
アレだ。アイツだ。悪いヤツだ。お前のせいで。お前のせいで。許さない。許さない。許さない。うわぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああぁあぁあははあはははははあははニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ
人を歩ませるマーチが響きわたる。そして時は動きだす。
男はまっすぐこちらへ歩いてくる。
アイツも私を撫でる気だ。ニヤニヤしている。
確実に死んでもらわなきゃ。
思いっきり刺さなきゃ。
三歩前。ナイフを取り出す。
二歩前。アイツの腹を見定める。
一歩前。思いっきり突き出す。
「やっと会えたね、リリスちゃん(*'-'*)」
男は女の頭をなでなでした。
ナイフは弾き飛ばされた。鉄の腹巻によって。
男はそれに気付かなかった。最愛の人にようやく会えたのだから。
女は言葉の意味が分からなかった。
しかし頭を撫でられた彼女は"死んだ"。
ふわりとした温かい熱が冷たい氷を溶かしてしまった。
ー その日から人生が始まった ー
十数年、時が過ぎた。
彼は普通の男となっていた。
彼女もまた普通の女となっていた。
そして普通の子供と普通の生活を送っている。
だが傷は消えることはない。
二人は傷を舐めあいながら、ニヤニヤと幸せな人生を歩んでいくだろう。
彼女は発狂していた。怒り狂っていた。
彼女は"人生"を歩めていない。
初めから、そして今日の終わりまで。
まず彼女には戸籍が無い。
暴力団の下っ端が外国で生ませた子供である。
赤ん坊の彼女を"掃除道具"として、この国に連れてきたのだった。
もちろん密入国である。
細かいことは省かせていただく。
彼女は教育を受けられなかった。
与えられるのはお粥、栄養剤、"お薬"。
彼女の世界は薄暗い地下室のみ。
一日の大半を"寝て"過ごしていた。
ある日誰かが置いていった雑誌を見つけた。
そこに写されていたのはたくさんの人たち。
そしてその視線を一気に集める、一人の女の子だった。
文字は分からない。しかし。
見たことの無い色一杯のキラキラな衣装。
見たことの無い精一杯のキラキラな笑顔。
彼女は釘付けになった。
そのページのみを破いて、他人に見つからない様に隠した。
彼女は一人になると、それをずっと見ていた。
自分がこういう服を着たらどうなるのかな?
こういう場所に立ってみたいな。
次第に写真の中の女の子は"彼女自身"となっていった。
……それを持っていたのがばれた日。
彼女の小指は切り落とされた。
外の世界を知ることは許されなかった。
彼女は思った。
なぜ誰からも注目される私がこんな痛い目にあうんだろう。
私は本来ここにいるべき人間では無いはずだ。
きっと悪いヤツが私を閉じ込めているんだ。
"悪いヤツら"は死んだ。
ナイフを奪い取って、ちょっと撫でただけで死んだ。
彼女は殺していない。撫でただけで勝手に死んだ。
死んでも彼女の状況は変わらなかった。
きっとまだ"悪いヤツ"がいるのだと思った。
初めて出た外の眩しさなんて気にかけなかった。
周りは全て私と違う"綺麗"でないヤツばかり。
全員撫でてやろうと思った。
しかし一人こちらを見ている人間に気がついた。
破れたシャツに、破れたジーンズ。黄ばんだ包帯。怖い手袋。
何かブツブツ言い始めた。
その瞬間、そこにいた全員の歩みが止まった。
アレだ。アイツだ。悪いヤツだ。お前のせいで。お前のせいで。許さない。許さない。許さない。うわぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああぁあぁあははあはははははあははニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ
人を歩ませるマーチが響きわたる。そして時は動きだす。
男はまっすぐこちらへ歩いてくる。
アイツも私を撫でる気だ。ニヤニヤしている。
確実に死んでもらわなきゃ。
思いっきり刺さなきゃ。
三歩前。ナイフを取り出す。
二歩前。アイツの腹を見定める。
一歩前。思いっきり突き出す。
「やっと会えたね、リリスちゃん(*'-'*)」
男は女の頭をなでなでした。
ナイフは弾き飛ばされた。鉄の腹巻によって。
男はそれに気付かなかった。最愛の人にようやく会えたのだから。
女は言葉の意味が分からなかった。
しかし頭を撫でられた彼女は"死んだ"。
ふわりとした温かい熱が冷たい氷を溶かしてしまった。
ー その日から人生が始まった ー
十数年、時が過ぎた。
彼は普通の男となっていた。
彼女もまた普通の女となっていた。
そして普通の子供と普通の生活を送っている。
だが傷は消えることはない。
二人は傷を舐めあいながら、ニヤニヤと幸せな人生を歩んでいくだろう。