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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのGood

蠍は靴の中がお好き「1Good」
砂漠を旅する彼は、古代遺跡の中で、サソリに刺されてしまった。
そのサソリの毒には致死性さえある事を彼は知っていたし、自分が刺されてしまった事にも気付いていた。
それなのに、彼は何を思ったか、近くにあるそのサソリ用の抗血清を置いている大病院ではなく、遠くにある抗血清を置いていない個人医院に行った。
一体なぜ?
14年10月24日 15:17
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]



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彼は、サソリだった。
古代遺跡の中で出くわした蜘蛛と戦っていたら、偶然、彼の毒針が彼の背中を刺したのだった。
彼自身、その針で何匹もの生き物を殺してきたため、致死性は知っている。とは言え、自分の毒へは耐性があるため、当然、刺されても死んだりしない。
自分で自分の背中を刺してしまったことには気づいたが、だからと言ってどうすることも無く、彼はただ気が向いた方に歩いてゆくのだった。そこに病院があろうと無かろうと、彼には関係ないのだから。
カメオ『ねぇ、なんで、
びりちゅうのしっぽ、
いらないのかなぁ?
さんかくもいらないのかなぁ?』

14年10月28日 00:46
【亀夫君問題】 [のりっこ。]



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ママ『カメオが変な事訊いたみたいで、
どうもすみませんでした…^^;

ビリチュウって言うのは、
最近子供達に人気の電気ネズミのキャラクターみたいで…
その尻尾の形が雷をイメージしたギザギザだから、
私がゴミ箱に捨てていた物をそれと思い込んだみたいですね^^;

あ、私が捨てていたのはお察しの通り、
もうすぐハロウィンなので
“ジャック・オー・ランタン”を作る為にくりぬいたカボチャの一部だったんです。

確かに口の部分はギザギザにしたからカミナリの形に似ているし、
両目と鼻は三角に抜いたので、
カメオにとっては ??? だったんでしょうね^^;

ご迷惑をお掛けしました。m(__)m』



深いところまで「1Good」
絵画のポスターを見て、金子は立ち止まった。思わず、息を飲む。
目を奪われてしまった彼は、ただその場に立ち尽くすことしかできなかった。

名も無い画家の凡作だというのに、いったいどうしたというのだろう?
14年10月30日 19:34
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

本物のビーフストロガノフ




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廊下の壁から剥がれ、#red#床に落ちてしまったポスター#/red#を見つけて、金子は足を止めた。

確か、#red#画鋲#/red#でとめておいたはずである。

画鋲がどこかに落ちていないかと、#red#床から目が離せなくなった#/red#。

#red#素足の金子#/red#は、自分の足に#b#深くまで#/b#刺さる画鋲を想像してしまい、しばらくは一歩も動けなかった。
俺はギルベルト・ボーデンシャッツ。

もし時間があれば、俺の話を聞いて欲しい。


ハール国とカナン国が戦争をした。
そして俺はハール国の騎士として戦った。

しかし戦争はカナン国の勝利に終わった。
俺は捕らえられ、カナン国の牢屋の中にいる。

俺は、祖国ハールに帰りたい。


もし時間があれば、知恵を貸してくれないだろうか?
俺がこの牢屋から脱出する方法を。
14年10月30日 21:43
【亀夫君問題】 [低空飛行便]

ありがとう。君たちのおかげだ。




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※解説末尾に要約がありますので、時間のない方はそちらをご覧ください。


長い時をかけて牢屋からの脱出に成功した俺は、
祖国ハールへと向かった。

既に滅んでしまった、誰もいない祖国。

俺が勤めていた城は既にボロボロの廃墟だ。
城の周りの街も、何もかも、朽ち果てている。
無理もない。あの負け戦から、どれだけの時が過ぎたというのだろう。

足元には荒れた土。
手元にはカナン国から持ち出したリンゴの種。
いつの間にか降ってきた雨が、俺の全身を濡らす。

カナン国の牢屋での出来事を思い出す。

俺は目を閉じ、胸に手を当てる。
心音を感じる。決して止まない心音。

……俺は、一つの決心をした。
こんな形でしか亡き祖国に尽くせないが、
それでもこれは俺でなければ出来ないことなのだ。

例え何百年かかっても。



     ※



ハール国立大学。作物栽培学特別実習の授業中。
太陽の光が大学所有のリンゴ園に降り注ぎ、
そこにはまるで憩うかのように教授と学生たちがいる。

「実はこのリンゴには作物栽培学上の謎がある。
この品種はもともとハール市にはなく、
ここから遠く離れたカナン市の特産品であった。
しかし、ある時期よりハールでも盛んに栽培されるようになったのだ。
それ以来、このリンゴがハールの特産品として
豊かな富と恵みをもたらしていることは、諸君の知るところだろう」

教授が学問上の問題を学生たちに披露し始めた。

「カナンのリンゴというと、騎士がリンゴの木に変身したという、
あのリンゴですか?」

学生の一人が発言した。

「それは後世の人間が創作した逸話の類だろう。ともかく、そのリンゴだ。
さて、この品種がどのような過程でカナンからハールにもたらされたのか、
諸君には分かるかな?」

教授は微笑んで、学生たちに問いかけた。
学生たちは一様に首を傾げたり肩をすくめたりしている。

ただ一人、先ほど発言した学生だけは、リンゴの木をじっと見つめている。

「教授、おそらくその謎は解き明かせると思います」

リンゴの木を見たまま、その学生は言った。

「ボーデンシャッツ君、随分な自信だね。
学者たちは土壌の成分を調べたり、リンゴのDNAを調べたりしているが、
今のところ有力な説が出てきていない。
君はどうやってこの謎を解き明かすつもりかね?」

教授の質問に、ボーデンシャッツと呼ばれた学生は少し困ったように笑った。

「どうやって、かは、正直まだ分かりません。
でも、必ず解き明かしてみせます」

ボーデンシャッツは目を閉じ、胸に手を当てた。

「例え何百年かかっても」



#b#解答要約:#/b#
不老不死の騎士が長年かけて牢屋の中でリンゴの木を育て、
その木によじ登って天井の窓から脱出する。



#b#謝辞:#/b#
本問題作成にあたり、天童 魔子さん、さしゃさんに、
SPとしてご協力いただきました。ありがとうございます。
私の性格は?-1-「1Good」
私の性格をひらがな4文字で表してください。


※リスト聞きはOKです。
※時間制限ありですが、参加制限はありません。
14年10月31日 21:00
【20の扉】 [牛削り]



解説を見る
そう、私は【せっかち】なのである。