「みんなが持っているものは?」「1Good」
ここにいるみんなが共通して持っているものを当ててください。
ひらがなで表記すると、6文字になります。
1、スマートフォン
2、書斎
3、推理力
4、自由時間
5、愛情
6、遠慮
7、一般常識
8、好奇心
9、ギャグセンス
※リスト聞きはOKです。
※もちろんこの問題も、参加制限はありません。
ひらがなで表記すると、6文字になります。
1、スマートフォン
2、書斎
3、推理力
4、自由時間
5、愛情
6、遠慮
7、一般常識
8、好奇心
9、ギャグセンス
※リスト聞きはOKです。
※もちろんこの問題も、参加制限はありません。
14年10月31日 21:21
【20の扉】 [牛削り]
【20の扉】 [牛削り]
解説を見る
意味ありげに並べられた九つの項目の中にもし答えがあるとするなら、
候補として残るのは、ひらがな6文字で記述できる3,4,9だけである。
しかしこれだけの情報では、回答を絞りようがない。
そこで、ルールにより許容された「リスト聞き」を行使してほしい。
「答えは3か4か9ですか?」
実はもう、これが答えである。
おわかりだろうか?
3か4か9……
#b#さん#/b# か #b#し#/b# か #b#く#/b#……
#b#参加資格#/b#
そう、問題文の最後でも触れたとおり、ここにいるみんなが持っているものは、
この問題に対する【#red#参加資格#/red#】なのである。
候補として残るのは、ひらがな6文字で記述できる3,4,9だけである。
しかしこれだけの情報では、回答を絞りようがない。
そこで、ルールにより許容された「リスト聞き」を行使してほしい。
「答えは3か4か9ですか?」
実はもう、これが答えである。
おわかりだろうか?
3か4か9……
#b#さん#/b# か #b#し#/b# か #b#く#/b#……
#b#参加資格#/b#
そう、問題文の最後でも触れたとおり、ここにいるみんなが持っているものは、
この問題に対する【#red#参加資格#/red#】なのである。
「最後に残った道しるべ」「1Good」
兎美ちゃんと亀夫君はラブラブカップル。
しかし兎美ちゃんの家族の都合で、離れ離れになってしまいました。
「すぐに戻ってくるから、心配しないで」
兎美ちゃんのその言葉に嘘はありませんでした。
しかし亀夫君は、その日の夕食を食べながら、兎美ちゃんが帰ってこないことを悟った。
どういうこと?
しかし兎美ちゃんの家族の都合で、離れ離れになってしまいました。
「すぐに戻ってくるから、心配しないで」
兎美ちゃんのその言葉に嘘はありませんでした。
しかし亀夫君は、その日の夕食を食べながら、兎美ちゃんが帰ってこないことを悟った。
どういうこと?
14年11月03日 19:29
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]
世界の全てが、ハッピーエンドになりますように。
解説を見る
~1日目~
兎美「おはようございます、マスター。私はUSA-M1型アンドロイド、型式名は【兎美】です。当機は皆様の快適な生活を支えるパートナーとして、数々のスキルを習得しており、また、マスターの話し相手も勤まるように人間に近い思考ルーチンで心穏やかな時間を…」
亀夫「ああ、そういうのいいから。家事だけしてくれたら。余計なことは喋らないでくれ。騒がしいのは嫌いだ」
兎美「自己紹介の最中に口を挟まないでください。そんなことだから友達ができなくて、『別に俺はぼっちなわけではなく、孤独を愛しているだけなんだ』とか自分に言い聞かせるようになるんですよ」
亀夫「おいいぃぃ!?心穏やかな時間はどうした!?」
~2日目~
兎美「マスター。そろそろ私に仕事をさせてください。家の中が腐海みたいになってるじゃないですか。いつまで拗ねているんです」
亀夫「拗ねてねーし!これが快適なだけだし!」
兎美「あ。ゴキブリ」
亀夫「ぎゃああああ!?助けて!助けて兎美!」
兎美「はいはい」
~3日目~
兎美「今日こそご飯を作りますよ。レトルトばかりなんて、お手伝いアンドロイドとして許せません」
亀夫「ふん、機械に味なんてわかるのかよ」
兎美「馬鹿にしないでください。私の脳内には10万通りのレシピが記憶済み。そのすべてを正確に再現できます」
亀夫「じゃあやってみろよ。味見してやる」
兎美「いいでしょう。では部屋からレシピをとってきます」
亀夫「記憶してねーじゃねえか!!」
~30日目~
亀夫「兎美。あれとって、あれ」
兎美「はい。醤油ですね」
亀夫「兎美ー。あれとって、あれ」
兎美「はい。リモコンですね」
亀夫「兎美ー」
兎美「はい。お茶のお代わりをどうぞ」
亀夫「お前はすごいなぁ」
兎美「マスターはダメ人間ですね」
~75日目~
亀夫「兎美。明日って暇か?」
兎美「暇かと言われれば、マスターの子守をするくらいですが、何か?」
亀夫「いや、友達に映画のチケットもらったんだけど、一緒にどうかなって」
兎美「そんなドッキリには引っかかりません」
亀夫「いや、マジでチケットもらって…」
兎美「友達料はいくらですか?」
亀夫「そこかよ!!」
~150日目~
亀夫「……なあ兎美」
兎美「はいはい。なんですかマスター」
亀夫「最近、アンドロイドと恋をするやつが増えてるんだってな」
兎美「そういうニュースを聞きますね」
亀夫「あれって、アンドロイドの方はどう感じてるんだろうな。恋ってわかるのか?」
兎美「そうですね。悪い気持ちではないです」
亀夫「え?」
~250日目~
亀夫「兎美いいいいいいい!!」
兎美「どうしましたか、マスター」
亀夫「お前!俺の部屋を掃除しただろ!集めたゴミはどうしたぁ!」
兎美「天井裏に隠していた本なら燃やしました」
亀夫「Nooooooooooo!?」
兎美「巨乳の本ばかり……私だって……」
亀夫「うおおおおお!マイラバーたちいいいいい!」
兎美「どうしてこんなのを私は…」
~365日目~
兎美「マスター。食事の支度ができましたよ」
亀夫「あ、あぁ。わかった、すぐにもらうよ、兎美」
兎美「なに隠してるんですか?」
亀夫「な、ななななにも隠して…ない、わけじゃないけど…」
兎美「私に隠し事なんてできるわけないでしょう。どんな悪巧みですか。白状してください」
亀夫「……わかった。白状する」
兎美「素直でよろし…」
亀夫「兎美。好きだ。結婚してくれ」
兎美「………は?」
亀夫「出会って一年。どんどんお前を好きになる。もう人間とかアンドロイドとかどうでもいい。お前と結婚したい」
兎美「ぁ、ちょ、ぇ?」
亀夫「俺は兎美と添い遂げる!!」
兎美「ちょっと黙ってください!」
亀夫「白状しろって言われたのに!?」
~366日目~
兎美「……マスターは変態です」
亀夫「いや、別に変態じゃないって。男はみんなこうだって」
兎美「裸で飽き足らず、コアエンジンまで見たがるなんて!」
亀夫「恥じらいポイントそこ!?なんでだよコアかっこいいじゃん!」
兎美「関節部だって他の機体より綺麗じゃないから隠していたのに!」
亀夫「ごめん、そこはちょっとマニアックだったと自覚してる」
~450日目~
亀夫「兎美。俺、真面目に働こうと思う」
兎美「ついにこの時が!」
亀夫「いつかお前のデータを継承した、子供のアンドロイドも欲しいし。そうなると定職につかないと」
兎美「愛は人を変えるのですね。感動しました」
亀夫「サッカーチーム作れるくらいほしいな!」
兎美「石油でも掘る気ですか」
~495日目~
TV『--この件を受けて、ウミガメ社では同機の回収作業を始め……』
兎美「…………っ」
亀夫「兎美?」
兎美「マスター!いつからそこに!?」
亀夫「え、さっきだけど…どうしたんだ。急にテレビ消して」
兎美「何でもないです」
亀夫「いや、でも…何か様子が変だぞ」
兎美「マスター」
亀夫「…なんだ」
兎美「愛してください」
~500日目~
-15:00 亀夫宅玄関-
黒服「大海亀夫さんですね。初めまして。私はウミガメ社の者です」
亀夫「ウミガメ社って、確か兎美の…」
黒服「はい。このたびは例の件で…」
兎美「お待ちしていました。早くいきましょう」
亀夫「え、ちょ、兎美!?どういうことだ!?」
兎美「ちょっとしたメンテナンスですよ。マスター」
亀夫「メンテナンスって…そんなのあったのか?俺は聞いてないぞ!」
兎美「…私の姉妹機にちょっと不具合があったんです。だから念のために同型機は全部、同じことが起きないように検査を行うことが決まったんですよ」
亀夫「そんな…でも、それじゃあ…!」
兎美「大丈夫ですよ。パフォーマンスとしての、簡単な検査ですから。明日には終わります」
黒服「…………」
亀夫「そう、なのか…?」
兎美「はい。ですから…だから、すぐに戻ってくるから、心配しないで」
亀夫「………わかった。すぐに戻ってくるんだな」
兎美「うん」
亀夫「早くしろよ。俺、家事とかなんにもできないからな」
兎美「知ってるよ。ずっと一緒だったんだから」
亀夫「あと、明日はクリスマスだし!それまでには帰ってこいよ!」
兎美「一人のクリスマスとか、寂しいもんね」
亀夫「そうだよ。すっげー寂しいんだ。今夜のイヴも泣きそうだ。だから…」
兎美「うん…約束するよ」
黒服「……そろそろ、よろしいでしょうか?」
兎美「はい。お願いします」
-16:00 移動中の車内-
黒服「……よかったのですか?本当のことを言わなくて…貴女の記憶は……」
兎美「いいんです。彼を悲しませたくないし、それに…」
黒服「それに…?」
兎美「私、諦めたわけじゃないですから」
-17:00 亀夫宅-
亀夫「………」
亀夫「…静かだな」
亀夫「…俺の家ってこんなに広かったっけ」
亀夫「…なんか腹減ったな」
亀夫「兎美…は、今日はいないんだっけ。じゃあレトルトで…」
亀夫「…いや、明日帰ってきたときに怒られるな…仕方ない。自分でやってみるか」
亀夫「えっと…確か兎美はこの辺に置いてたよな。レシピ本…あったあった」
亀夫「よーし、せっかくのイヴだし、好物のハンバーグでも作っちゃうぞー……って、うわなんだこれ、書き込みすごっ! …これ、全部俺の好みに合わせて直してるのか」
亀夫「…あいつ、簡単そうな顔して、結構頑張ってくれてたんだな…」
亀夫「…負けてられないな。俺もやってみるか」
-18:20 亀夫宅リビング-
亀夫「………(もぐもぐ)」
亀夫「不味い…」
亀夫「料理なんて本の通りに作れば簡単と思ってたけど…全然違うな…」
亀夫「…俺もこのレシピ全部作ったら、兎美くらいになれるのかな…(ぺらぺら)」
亀夫「……静かだな」
亀夫「テレビでもつけるか。そういえば兎美が来てからあんまり見てなかったな…」
TV『--原因不明の暴走を起こし、3名を殺傷したアンドロイド、USA-M1型の事件から一週間が過ぎようとしています。ウミガメ社が行っている同型機の回収はすでに完了しており……』
亀夫「……え?」
TV『ウミガメ社では同様の事故が起こらないようにシステム、ハード両面からの徹底的見直しを行うとともに、今回のきっかけとなったUSA-M1型の……』
亀夫「……いや、おい、待て。冗談だろ……」
―――全データの初期化が決定しました。
亀夫「…………なんで」
亀夫「…そうか。ウミガメ社の連中…検査とか嘘ついて兎美を…!(ガタンッ!…バサッ)」
亀夫「……あれ…なんだこの、レシピの最後のページ…何かびっしり書いて……」
亀夫「…これは」
《マスター。28歳。ぼさぼさの黒髪。身長173cm→175㎝。痩せ形。変態。捻くれ者の寂しがりや。家事能力なし。好物はハンバーグ。ピーマンが嫌い。ベタなロボが好き。虫が苦手。変態。猫よりは犬派(だけど本人は嫌われる)。巨乳好き(矯正中)。エロ本の隠し場所は机の後ろ、天井裏、クローゼットの中が多い。素直じゃない(ツンデレ?)。好みの髪型はポニーテール。メイドより女給派(矯正中)。好みのタイプはお姉さん系。コンビニでアルバイト中(正社員に昇格。やったね!)。関節フェチ。変態。目玉焼きには醤油派。変態。友達がいない(現在は5人)。雷が苦手。機械に強い。父、母、姉と死別。灯りがついていると眠れない。変態。etc…》
亀夫「俺の、記録…なんでこんなレシピの最後なんかに…え?」
《ここなら、どの私でも目を通すと信じて、メッセージを残します。
これを読んでいる私は、果たしてこれを書いている私でしょうか?
もしそうなら、それはとても幸福なことで、この記録は意味のないものと笑ってください。
けれど、もし、もし違う私なら。
どうか今、ここに記していることを心に刻んでください。
この手紙は…今の私が未来に託せる、最後に残った道しるべ。
願わくば…思い出してください。
彼と過ごした、馬鹿馬鹿しくも幸せな日々を。
私からの、初めてのお願いです。
…最後に。
もし他の全てを忘れても、これだけは忘れないでください。
私のマスターは、大海亀夫さん。
世界で一番大好きな…私の旦那様》
亀夫「………なんでだよ」
亀夫「俺に隠し事するなとか言ってて…これかよ…」
亀夫「全部知ってて…覚悟して…そのくせこんな手紙残して…!」
亀夫「どうして……」
亀夫「最後かもしれないのに…嘘つくんだよぉ…」
亀夫「……ちくしょぉ……!」
………BAD END。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この後は問題とは関係のない、後日談となります。
バッドエンドは嫌だ!という方はお進みください。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
…NO! TO BE CONTINUED!!
亀夫「…舐めんじゃねーぞ」
亀夫「こんな手紙残して、取り繕って、騙せると思ってたのかよ!俺のためとか思ってたのかよ!ふざけんなっ!」
亀夫「俺は確かに兎美がいないと飯も作れないダメ人間だけど…」
亀夫「あいつ一人に全部任せて終われるほど、腐っちゃいねぇ!」
亀夫「みてろよ兎美…お前のメモにはなかったけどなぁ…」
亀夫「俺も諦めが悪いんだ!」
-22:15 ウミガメ社研究所入口-
ジングルベール…♪ ジングルベール…♪
警備A「ふぁ〜っ…イヴに仕事とか、ついてないよなぁ…」
警備B「いいじゃないか。どうせ彼女とも別れたばかりなんだろ?虚しさを忘れられるってもんだぜ?」
警備A「おまっ、なんでそれを!」
警備B「知ってるさ…ずっとお前を、見てきたから…」
警備A「えっ…!(ドキン)」
警備B「俺…お前のことが前から…」
亀夫「続きは夢の中でやれ」
警備A「な、なにっ…ぐわあ!」
警備B「き、貴様何者…ぎゃあ!」
亀夫「サンタクロースさ」
-22:20 ウミガメ社研究所最奥-
黒服「…貴女で最後。記憶処理を開始するわ」
兎美「約束通り…初期化されても、私を彼のところに届けてくださいね」
黒服「……ええ。どんな手を使っても」
兎美「ありがとう」
兎美「(…マスター。怒ってるかな…嘘ついちゃったからな…)」
兎美「(戻った時に…怒られないといいな…許してくれかな…)」
兎美「(……忘たくないよ)」
警備Z「黒服様!緊急事態です!」 バンッ
黒服「…何事なの。今ここは立入禁止よ」
警備Z「す、すみません!しかし、侵入者です!既に警備部隊の6割が継戦不能!」
黒服「そんな…賊は何人なの?」
警備Z「そ、それが…1人です!」
亀夫「兎美ぃぃぃ!!」 ガンッ!
警備Z「ぷべらっ!」
兎美「マスター!?」
-23:55 雪の降る道-
兎美「マスターは馬鹿です。大馬鹿です」
亀夫「なんでだよ!なんとかなったじゃん!覚醒した俺の愛の力で!」
兎美「何が覚醒ですか。結果的には、黒服さんに手引きしてもらって逃げられたにすぎません」
亀夫「あのお姉さん、絶対ラスボスと思ってたけどいい人だったな。びっくりした」
兎美「私の開発者ですから…お母さんみたいな人です」
亀夫「そっか、それでなんか嬉しそうだったのか」
兎美「…私は恩を仇で返すことしかできませんでした。今回の責任を取らされるのは明白なのに…」
亀夫「それを分かった上で、あの人はお前を助けたんだ。胸を張れよ」
兎美「マスター……私におんぶされていなければいい台詞なのに」
亀夫「仕方ないだろ!めちゃくちゃ体痛いの!一夜限りの奇跡だったの!あ、ちょ、やめてー!揺らさないでー!」
兎美「もう、本当に貴方は…それで、これからどうするんですか?これだけの騒ぎを起こした以上、本社も黙っていませんよ」
亀夫「そのことだけどさ、兎美。ハネムーンいこうぜ」
兎美「………はい?」
亀夫「だーかーらー、新婚旅行。まだ正式に行ってなかっただろ?貯金全部おろしてきたからさ。期限はほとぼりが冷めるまで」
兎美「………ぷっ……くくっ…あはは、本当にマスターは馬鹿です!」
亀夫「うるせー。嫌って言ってもついてこさせるぞ。俺はお前がいないとダメだからな!」
兎美「はいはい、わかりましたよマスター…私も貴方がいないと、ダメみたいですから」
亀夫「…兎美」
兎美「…なんですか?」
亀夫「メリークリスマス」
……HAPPY END!
兎美「おはようございます、マスター。私はUSA-M1型アンドロイド、型式名は【兎美】です。当機は皆様の快適な生活を支えるパートナーとして、数々のスキルを習得しており、また、マスターの話し相手も勤まるように人間に近い思考ルーチンで心穏やかな時間を…」
亀夫「ああ、そういうのいいから。家事だけしてくれたら。余計なことは喋らないでくれ。騒がしいのは嫌いだ」
兎美「自己紹介の最中に口を挟まないでください。そんなことだから友達ができなくて、『別に俺はぼっちなわけではなく、孤独を愛しているだけなんだ』とか自分に言い聞かせるようになるんですよ」
亀夫「おいいぃぃ!?心穏やかな時間はどうした!?」
~2日目~
兎美「マスター。そろそろ私に仕事をさせてください。家の中が腐海みたいになってるじゃないですか。いつまで拗ねているんです」
亀夫「拗ねてねーし!これが快適なだけだし!」
兎美「あ。ゴキブリ」
亀夫「ぎゃああああ!?助けて!助けて兎美!」
兎美「はいはい」
~3日目~
兎美「今日こそご飯を作りますよ。レトルトばかりなんて、お手伝いアンドロイドとして許せません」
亀夫「ふん、機械に味なんてわかるのかよ」
兎美「馬鹿にしないでください。私の脳内には10万通りのレシピが記憶済み。そのすべてを正確に再現できます」
亀夫「じゃあやってみろよ。味見してやる」
兎美「いいでしょう。では部屋からレシピをとってきます」
亀夫「記憶してねーじゃねえか!!」
~30日目~
亀夫「兎美。あれとって、あれ」
兎美「はい。醤油ですね」
亀夫「兎美ー。あれとって、あれ」
兎美「はい。リモコンですね」
亀夫「兎美ー」
兎美「はい。お茶のお代わりをどうぞ」
亀夫「お前はすごいなぁ」
兎美「マスターはダメ人間ですね」
~75日目~
亀夫「兎美。明日って暇か?」
兎美「暇かと言われれば、マスターの子守をするくらいですが、何か?」
亀夫「いや、友達に映画のチケットもらったんだけど、一緒にどうかなって」
兎美「そんなドッキリには引っかかりません」
亀夫「いや、マジでチケットもらって…」
兎美「友達料はいくらですか?」
亀夫「そこかよ!!」
~150日目~
亀夫「……なあ兎美」
兎美「はいはい。なんですかマスター」
亀夫「最近、アンドロイドと恋をするやつが増えてるんだってな」
兎美「そういうニュースを聞きますね」
亀夫「あれって、アンドロイドの方はどう感じてるんだろうな。恋ってわかるのか?」
兎美「そうですね。悪い気持ちではないです」
亀夫「え?」
~250日目~
亀夫「兎美いいいいいいい!!」
兎美「どうしましたか、マスター」
亀夫「お前!俺の部屋を掃除しただろ!集めたゴミはどうしたぁ!」
兎美「天井裏に隠していた本なら燃やしました」
亀夫「Nooooooooooo!?」
兎美「巨乳の本ばかり……私だって……」
亀夫「うおおおおお!マイラバーたちいいいいい!」
兎美「どうしてこんなのを私は…」
~365日目~
兎美「マスター。食事の支度ができましたよ」
亀夫「あ、あぁ。わかった、すぐにもらうよ、兎美」
兎美「なに隠してるんですか?」
亀夫「な、ななななにも隠して…ない、わけじゃないけど…」
兎美「私に隠し事なんてできるわけないでしょう。どんな悪巧みですか。白状してください」
亀夫「……わかった。白状する」
兎美「素直でよろし…」
亀夫「兎美。好きだ。結婚してくれ」
兎美「………は?」
亀夫「出会って一年。どんどんお前を好きになる。もう人間とかアンドロイドとかどうでもいい。お前と結婚したい」
兎美「ぁ、ちょ、ぇ?」
亀夫「俺は兎美と添い遂げる!!」
兎美「ちょっと黙ってください!」
亀夫「白状しろって言われたのに!?」
~366日目~
兎美「……マスターは変態です」
亀夫「いや、別に変態じゃないって。男はみんなこうだって」
兎美「裸で飽き足らず、コアエンジンまで見たがるなんて!」
亀夫「恥じらいポイントそこ!?なんでだよコアかっこいいじゃん!」
兎美「関節部だって他の機体より綺麗じゃないから隠していたのに!」
亀夫「ごめん、そこはちょっとマニアックだったと自覚してる」
~450日目~
亀夫「兎美。俺、真面目に働こうと思う」
兎美「ついにこの時が!」
亀夫「いつかお前のデータを継承した、子供のアンドロイドも欲しいし。そうなると定職につかないと」
兎美「愛は人を変えるのですね。感動しました」
亀夫「サッカーチーム作れるくらいほしいな!」
兎美「石油でも掘る気ですか」
~495日目~
TV『--この件を受けて、ウミガメ社では同機の回収作業を始め……』
兎美「…………っ」
亀夫「兎美?」
兎美「マスター!いつからそこに!?」
亀夫「え、さっきだけど…どうしたんだ。急にテレビ消して」
兎美「何でもないです」
亀夫「いや、でも…何か様子が変だぞ」
兎美「マスター」
亀夫「…なんだ」
兎美「愛してください」
~500日目~
-15:00 亀夫宅玄関-
黒服「大海亀夫さんですね。初めまして。私はウミガメ社の者です」
亀夫「ウミガメ社って、確か兎美の…」
黒服「はい。このたびは例の件で…」
兎美「お待ちしていました。早くいきましょう」
亀夫「え、ちょ、兎美!?どういうことだ!?」
兎美「ちょっとしたメンテナンスですよ。マスター」
亀夫「メンテナンスって…そんなのあったのか?俺は聞いてないぞ!」
兎美「…私の姉妹機にちょっと不具合があったんです。だから念のために同型機は全部、同じことが起きないように検査を行うことが決まったんですよ」
亀夫「そんな…でも、それじゃあ…!」
兎美「大丈夫ですよ。パフォーマンスとしての、簡単な検査ですから。明日には終わります」
黒服「…………」
亀夫「そう、なのか…?」
兎美「はい。ですから…だから、すぐに戻ってくるから、心配しないで」
亀夫「………わかった。すぐに戻ってくるんだな」
兎美「うん」
亀夫「早くしろよ。俺、家事とかなんにもできないからな」
兎美「知ってるよ。ずっと一緒だったんだから」
亀夫「あと、明日はクリスマスだし!それまでには帰ってこいよ!」
兎美「一人のクリスマスとか、寂しいもんね」
亀夫「そうだよ。すっげー寂しいんだ。今夜のイヴも泣きそうだ。だから…」
兎美「うん…約束するよ」
黒服「……そろそろ、よろしいでしょうか?」
兎美「はい。お願いします」
-16:00 移動中の車内-
黒服「……よかったのですか?本当のことを言わなくて…貴女の記憶は……」
兎美「いいんです。彼を悲しませたくないし、それに…」
黒服「それに…?」
兎美「私、諦めたわけじゃないですから」
-17:00 亀夫宅-
亀夫「………」
亀夫「…静かだな」
亀夫「…俺の家ってこんなに広かったっけ」
亀夫「…なんか腹減ったな」
亀夫「兎美…は、今日はいないんだっけ。じゃあレトルトで…」
亀夫「…いや、明日帰ってきたときに怒られるな…仕方ない。自分でやってみるか」
亀夫「えっと…確か兎美はこの辺に置いてたよな。レシピ本…あったあった」
亀夫「よーし、せっかくのイヴだし、好物のハンバーグでも作っちゃうぞー……って、うわなんだこれ、書き込みすごっ! …これ、全部俺の好みに合わせて直してるのか」
亀夫「…あいつ、簡単そうな顔して、結構頑張ってくれてたんだな…」
亀夫「…負けてられないな。俺もやってみるか」
-18:20 亀夫宅リビング-
亀夫「………(もぐもぐ)」
亀夫「不味い…」
亀夫「料理なんて本の通りに作れば簡単と思ってたけど…全然違うな…」
亀夫「…俺もこのレシピ全部作ったら、兎美くらいになれるのかな…(ぺらぺら)」
亀夫「……静かだな」
亀夫「テレビでもつけるか。そういえば兎美が来てからあんまり見てなかったな…」
TV『--原因不明の暴走を起こし、3名を殺傷したアンドロイド、USA-M1型の事件から一週間が過ぎようとしています。ウミガメ社が行っている同型機の回収はすでに完了しており……』
亀夫「……え?」
TV『ウミガメ社では同様の事故が起こらないようにシステム、ハード両面からの徹底的見直しを行うとともに、今回のきっかけとなったUSA-M1型の……』
亀夫「……いや、おい、待て。冗談だろ……」
―――全データの初期化が決定しました。
亀夫「…………なんで」
亀夫「…そうか。ウミガメ社の連中…検査とか嘘ついて兎美を…!(ガタンッ!…バサッ)」
亀夫「……あれ…なんだこの、レシピの最後のページ…何かびっしり書いて……」
亀夫「…これは」
《マスター。28歳。ぼさぼさの黒髪。身長173cm→175㎝。痩せ形。変態。捻くれ者の寂しがりや。家事能力なし。好物はハンバーグ。ピーマンが嫌い。ベタなロボが好き。虫が苦手。変態。猫よりは犬派(だけど本人は嫌われる)。巨乳好き(矯正中)。エロ本の隠し場所は机の後ろ、天井裏、クローゼットの中が多い。素直じゃない(ツンデレ?)。好みの髪型はポニーテール。メイドより女給派(矯正中)。好みのタイプはお姉さん系。コンビニでアルバイト中(正社員に昇格。やったね!)。関節フェチ。変態。目玉焼きには醤油派。変態。友達がいない(現在は5人)。雷が苦手。機械に強い。父、母、姉と死別。灯りがついていると眠れない。変態。etc…》
亀夫「俺の、記録…なんでこんなレシピの最後なんかに…え?」
《ここなら、どの私でも目を通すと信じて、メッセージを残します。
これを読んでいる私は、果たしてこれを書いている私でしょうか?
もしそうなら、それはとても幸福なことで、この記録は意味のないものと笑ってください。
けれど、もし、もし違う私なら。
どうか今、ここに記していることを心に刻んでください。
この手紙は…今の私が未来に託せる、最後に残った道しるべ。
願わくば…思い出してください。
彼と過ごした、馬鹿馬鹿しくも幸せな日々を。
私からの、初めてのお願いです。
…最後に。
もし他の全てを忘れても、これだけは忘れないでください。
私のマスターは、大海亀夫さん。
世界で一番大好きな…私の旦那様》
亀夫「………なんでだよ」
亀夫「俺に隠し事するなとか言ってて…これかよ…」
亀夫「全部知ってて…覚悟して…そのくせこんな手紙残して…!」
亀夫「どうして……」
亀夫「最後かもしれないのに…嘘つくんだよぉ…」
亀夫「……ちくしょぉ……!」
………BAD END。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この後は問題とは関係のない、後日談となります。
バッドエンドは嫌だ!という方はお進みください。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
…NO! TO BE CONTINUED!!
亀夫「…舐めんじゃねーぞ」
亀夫「こんな手紙残して、取り繕って、騙せると思ってたのかよ!俺のためとか思ってたのかよ!ふざけんなっ!」
亀夫「俺は確かに兎美がいないと飯も作れないダメ人間だけど…」
亀夫「あいつ一人に全部任せて終われるほど、腐っちゃいねぇ!」
亀夫「みてろよ兎美…お前のメモにはなかったけどなぁ…」
亀夫「俺も諦めが悪いんだ!」
-22:15 ウミガメ社研究所入口-
ジングルベール…♪ ジングルベール…♪
警備A「ふぁ〜っ…イヴに仕事とか、ついてないよなぁ…」
警備B「いいじゃないか。どうせ彼女とも別れたばかりなんだろ?虚しさを忘れられるってもんだぜ?」
警備A「おまっ、なんでそれを!」
警備B「知ってるさ…ずっとお前を、見てきたから…」
警備A「えっ…!(ドキン)」
警備B「俺…お前のことが前から…」
亀夫「続きは夢の中でやれ」
警備A「な、なにっ…ぐわあ!」
警備B「き、貴様何者…ぎゃあ!」
亀夫「サンタクロースさ」
-22:20 ウミガメ社研究所最奥-
黒服「…貴女で最後。記憶処理を開始するわ」
兎美「約束通り…初期化されても、私を彼のところに届けてくださいね」
黒服「……ええ。どんな手を使っても」
兎美「ありがとう」
兎美「(…マスター。怒ってるかな…嘘ついちゃったからな…)」
兎美「(戻った時に…怒られないといいな…許してくれかな…)」
兎美「(……忘たくないよ)」
警備Z「黒服様!緊急事態です!」 バンッ
黒服「…何事なの。今ここは立入禁止よ」
警備Z「す、すみません!しかし、侵入者です!既に警備部隊の6割が継戦不能!」
黒服「そんな…賊は何人なの?」
警備Z「そ、それが…1人です!」
亀夫「兎美ぃぃぃ!!」 ガンッ!
警備Z「ぷべらっ!」
兎美「マスター!?」
-23:55 雪の降る道-
兎美「マスターは馬鹿です。大馬鹿です」
亀夫「なんでだよ!なんとかなったじゃん!覚醒した俺の愛の力で!」
兎美「何が覚醒ですか。結果的には、黒服さんに手引きしてもらって逃げられたにすぎません」
亀夫「あのお姉さん、絶対ラスボスと思ってたけどいい人だったな。びっくりした」
兎美「私の開発者ですから…お母さんみたいな人です」
亀夫「そっか、それでなんか嬉しそうだったのか」
兎美「…私は恩を仇で返すことしかできませんでした。今回の責任を取らされるのは明白なのに…」
亀夫「それを分かった上で、あの人はお前を助けたんだ。胸を張れよ」
兎美「マスター……私におんぶされていなければいい台詞なのに」
亀夫「仕方ないだろ!めちゃくちゃ体痛いの!一夜限りの奇跡だったの!あ、ちょ、やめてー!揺らさないでー!」
兎美「もう、本当に貴方は…それで、これからどうするんですか?これだけの騒ぎを起こした以上、本社も黙っていませんよ」
亀夫「そのことだけどさ、兎美。ハネムーンいこうぜ」
兎美「………はい?」
亀夫「だーかーらー、新婚旅行。まだ正式に行ってなかっただろ?貯金全部おろしてきたからさ。期限はほとぼりが冷めるまで」
兎美「………ぷっ……くくっ…あはは、本当にマスターは馬鹿です!」
亀夫「うるせー。嫌って言ってもついてこさせるぞ。俺はお前がいないとダメだからな!」
兎美「はいはい、わかりましたよマスター…私も貴方がいないと、ダメみたいですから」
亀夫「…兎美」
兎美「…なんですか?」
亀夫「メリークリスマス」
……HAPPY END!
「名探偵「へび」 不審な家族」「1Good」
水平思考が得意な皆さん、こんにちは! 私は名探偵「へび」だ! これまで数々の難事件を解決してきた私だが、そんな私でも困ってしまう事件が舞いこんできた。そこで、推理が得意だという皆さんに、ぜひ手伝って欲しいのだ! 解決できた暁には、名探偵「へび」直々の弟子を名乗る権利を……え? いらない? ま、まあいい! とにかくこの事件に手を貸してくれたまえ!
実は、ある家族が近頃、#red#いつもとは違う不審な行動#/red#を取っているのだ。
対象は、サラリーマンの父、専業主婦の母、高校生の娘、のどこにでもいるような3人家族。こっそりこの家族の行動の理由を探って欲しいと依頼された。
……しかし、見るからに普通の家族を大々的に調べるわけにもいかず、行動自体も違法というわけでもなく、もちろん直接本人たちに聞くわけにもいかず……八方ふさがりなのだ……
私自身も調査はしたのだが、#red#どれが重要な情報なのか#/red#さっぱりで、調査結果からうまい推理が導き出せなくてね……
皆さん、よろしく頼む!
#b#*注意#/b#
・この問題は亀夫君です。名探偵「へび」視点で回答します。YES・NOで答えられない質問もできます。
・必要であらば、周囲に追加で聞きこみをすることも、何らかの行動を起こすこともできます。ただし、行動の指示は「へび」ができる範囲のことに限ります。
・「へび」はあまり体力がないから、不必要に「全速力で走れ」とかはやめてあげてください。
例:
「へびさん、空を飛んで!」→へび「私にそんな能力はないぞ!」(そもそも不可能なことはできません)
「へびさん、目の前にいる人を殺しちゃって!」→へび「いやいや、いきなり見知らぬ人を殺すなんてできんよ!」(内容によっては行動を拒否することがあります)
「へびさん、目の前にいるのが犯人です! 殺さないとあなたが殺されます!」→へび「なんだと! ならば……正当防衛だな、仕方あるまい!」(必要であれば、普段なら拒否する行動でも実行します)
実は、ある家族が近頃、#red#いつもとは違う不審な行動#/red#を取っているのだ。
対象は、サラリーマンの父、専業主婦の母、高校生の娘、のどこにでもいるような3人家族。こっそりこの家族の行動の理由を探って欲しいと依頼された。
……しかし、見るからに普通の家族を大々的に調べるわけにもいかず、行動自体も違法というわけでもなく、もちろん直接本人たちに聞くわけにもいかず……八方ふさがりなのだ……
私自身も調査はしたのだが、#red#どれが重要な情報なのか#/red#さっぱりで、調査結果からうまい推理が導き出せなくてね……
皆さん、よろしく頼む!
#b#*注意#/b#
・この問題は亀夫君です。名探偵「へび」視点で回答します。YES・NOで答えられない質問もできます。
・必要であらば、周囲に追加で聞きこみをすることも、何らかの行動を起こすこともできます。ただし、行動の指示は「へび」ができる範囲のことに限ります。
・「へび」はあまり体力がないから、不必要に「全速力で走れ」とかはやめてあげてください。
例:
「へびさん、空を飛んで!」→へび「私にそんな能力はないぞ!」(そもそも不可能なことはできません)
「へびさん、目の前にいる人を殺しちゃって!」→へび「いやいや、いきなり見知らぬ人を殺すなんてできんよ!」(内容によっては行動を拒否することがあります)
「へびさん、目の前にいるのが犯人です! 殺さないとあなたが殺されます!」→へび「なんだと! ならば……正当防衛だな、仕方あるまい!」(必要であれば、普段なら拒否する行動でも実行します)
14年11月03日 21:50
【亀夫君問題】 [とかげ]
【亀夫君問題】 [とかげ]
温スープ
解説を見る
おばあちゃん、まーたそんな格好して! 鹿撃ち帽とインバネス・コートを着て外に出たら、コスプレした変なおばあちゃんだと思われちゃうでしょう!? 虫眼鏡まで持って、もう……どんだけホームズが好きなのよ!
ああ! ラテシンの皆さん、うちの祖母がご迷惑をおかけしましてどうもすみません……私は「へび」おばあちゃんの孫の「とかげ」です。70歳なのにすっごく元気な「へび」おばあちゃんは、推理小説が大好きなんです。小さい頃から色々読み漁っていたらしいんですが、そのうち読書だけでは飽き足らず、探偵自体に憧れてしまったようで。これまでも、友達が落とした入れ歯を探し当てたり、迷子のマルチーズを捕まえたり、八百屋の店長さんがカツラかどうか調査したり……まあ、老後の遊びという感じで、近所の茶飲み友達相手に、探偵ごっこをしていたんです。それが、今回は私達家族の行動を探ろうと、皆さんのお知恵を借りに来てしまったようで……お騒がせしてごめんなさい!
おばあちゃん、話は後よ。おじいちゃんから話は聞いたわね? とりあえず、ちゃーんとオシャレした格好で今夜18時に家で待っていてね。洋服はおじいちゃんが用意してくれているわよ。どこに行くのかって? それは、ついてからのお楽しみ、よ!
******************************************************
まさか……まさかこんなことになろうとは!
水平思考の得意な皆さん、長らくお付き合い頂き、感謝する。
名探偵「へび」……いや、自称・名探偵の「へび」だ。
息子一家が車で迎えに来て、海の見えるレストランへ連れて行ってくれた。
ついてみると、なんと……私と夫の、金婚式を祝うパーティーだったのだ!
ささやかな結婚式しか挙げられなかった私達へ、50年目の結婚式を計画してくれたのだとか。
どうも、息子一家と夫は、私達夫婦に内緒でこっそり準備をしていたらしい。
息子……つまり一家の父は、買い物担当。私達へプレゼントするペアの食器など、パーティーに必要な物品を買っていたので、出費がいつもより多く見えたようだ。銀行で大金を下ろしていたのは、私達の金婚式のための費用だったのだ。
嫁……一家の母は、ゲストの招待と、ビデオレター担当。私達夫婦の知り合いに声をかけて、出席できない人は家に呼んでビデオをつくっていたらしい。人見知りなのに、このために勇気を出して、方々駆け回ってくれたそうだ。
孫……一家の娘は、演出担当。すべての企画を考えたのは彼女で、レストランを下見したり、デパートの店員に金婚式のお祝い品の相談をしたり、結婚式の知識を教えてもらったのだそうだ。
そして……わが夫は、なんと私に、初めて手紙を書いて来てくれていた。これまでの感謝の気持ちと、これからもよろしくという内容の、短い手紙だった。けれど、私には十分だ。
夫がいて、出来た息子がいて、優しい嫁がいて、可愛い孫娘がいる。
こんなに幸せなことなんて、ないだろう?
もう長くはないだろうけれど、残りの人生、しっかり楽しんで、周りに感謝しながら生きるよ。
そのためにも……そうだな、やはり探偵の腕はあげていかないとな!
END
ああ! ラテシンの皆さん、うちの祖母がご迷惑をおかけしましてどうもすみません……私は「へび」おばあちゃんの孫の「とかげ」です。70歳なのにすっごく元気な「へび」おばあちゃんは、推理小説が大好きなんです。小さい頃から色々読み漁っていたらしいんですが、そのうち読書だけでは飽き足らず、探偵自体に憧れてしまったようで。これまでも、友達が落とした入れ歯を探し当てたり、迷子のマルチーズを捕まえたり、八百屋の店長さんがカツラかどうか調査したり……まあ、老後の遊びという感じで、近所の茶飲み友達相手に、探偵ごっこをしていたんです。それが、今回は私達家族の行動を探ろうと、皆さんのお知恵を借りに来てしまったようで……お騒がせしてごめんなさい!
おばあちゃん、話は後よ。おじいちゃんから話は聞いたわね? とりあえず、ちゃーんとオシャレした格好で今夜18時に家で待っていてね。洋服はおじいちゃんが用意してくれているわよ。どこに行くのかって? それは、ついてからのお楽しみ、よ!
******************************************************
まさか……まさかこんなことになろうとは!
水平思考の得意な皆さん、長らくお付き合い頂き、感謝する。
名探偵「へび」……いや、自称・名探偵の「へび」だ。
息子一家が車で迎えに来て、海の見えるレストランへ連れて行ってくれた。
ついてみると、なんと……私と夫の、金婚式を祝うパーティーだったのだ!
ささやかな結婚式しか挙げられなかった私達へ、50年目の結婚式を計画してくれたのだとか。
どうも、息子一家と夫は、私達夫婦に内緒でこっそり準備をしていたらしい。
息子……つまり一家の父は、買い物担当。私達へプレゼントするペアの食器など、パーティーに必要な物品を買っていたので、出費がいつもより多く見えたようだ。銀行で大金を下ろしていたのは、私達の金婚式のための費用だったのだ。
嫁……一家の母は、ゲストの招待と、ビデオレター担当。私達夫婦の知り合いに声をかけて、出席できない人は家に呼んでビデオをつくっていたらしい。人見知りなのに、このために勇気を出して、方々駆け回ってくれたそうだ。
孫……一家の娘は、演出担当。すべての企画を考えたのは彼女で、レストランを下見したり、デパートの店員に金婚式のお祝い品の相談をしたり、結婚式の知識を教えてもらったのだそうだ。
そして……わが夫は、なんと私に、初めて手紙を書いて来てくれていた。これまでの感謝の気持ちと、これからもよろしくという内容の、短い手紙だった。けれど、私には十分だ。
夫がいて、出来た息子がいて、優しい嫁がいて、可愛い孫娘がいる。
こんなに幸せなことなんて、ないだろう?
もう長くはないだろうけれど、残りの人生、しっかり楽しんで、周りに感謝しながら生きるよ。
そのためにも……そうだな、やはり探偵の腕はあげていかないとな!
END
「【20の扉closed】1on1『七色の小人と黒き魔女』」「1Good」
こ#big5#の問題は1on1です#/big5#ほかの方は参加できません
黒 井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
『#b#やぁゲームをしよう#/b#』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
君の目の前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
コードを切るためのペンチは君の手に握らせてある。
#big5#正しくない事を述べているコードを切れば君な生還できる#/big5#
しかし切るコードを間違えれば爆発してジ・エンド。
コードの詳細は下のまとめもにて知らせる
もちろん私に質問しても良いが私が#red#正直に話すとは限らない#/red#
しかし全てが嘘だという訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
些細な差異でも修正しなければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
『無事生き残りたいなら切断しろ。』
今回に限り『#b#テレフォンを使い#/b#』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
『#big5#それではゲームスタートだ。#/big5#』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この問題は#big5#黒 井由紀さんとの1on1 20の扉closedです#/big5#
他の方は申し訳ありませんが観戦部屋にての御観戦をお願い申し上げます。
http://chat.kanichat.com/chat?roomid=Kansen
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒 井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
『#b#やぁゲームをしよう#/b#』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
君の目の前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
コードを切るためのペンチは君の手に握らせてある。
#big5#正しくない事を述べているコードを切れば君な生還できる#/big5#
しかし切るコードを間違えれば爆発してジ・エンド。
コードの詳細は下のまとめもにて知らせる
もちろん私に質問しても良いが私が#red#正直に話すとは限らない#/red#
しかし全てが嘘だという訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
些細な差異でも修正しなければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
『無事生き残りたいなら切断しろ。』
今回に限り『#b#テレフォンを使い#/b#』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
『#big5#それではゲームスタートだ。#/big5#』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この問題は#big5#黒 井由紀さんとの1on1 20の扉closedです#/big5#
他の方は申し訳ありませんが観戦部屋にての御観戦をお願い申し上げます。
http://chat.kanichat.com/chat?roomid=Kansen
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14年11月04日 21:00
【20の扉】 [天童 魔子]
【20の扉】 [天童 魔子]
解説を見る
どうして『黒 井由紀さん』と分かれているんだろう?
もしかして色を分割すればいいのかな?
こんなふうに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
色のコードは以下の7色である
赤 色は信号機の色?違うね
黄緑 色は白と黒の間の色
ねずみ 色は美味しい果物の色
だいだい 色は安心感。心が休まる色
うすみどり 色は濃い高貴な色
あかむらさき 色は目に痛い突き刺す色
ライムイエロー 色は人を惑わす欺く色
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おや?もしかして一つズラせるのかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赤色のコードは以下の7色である
黄緑色は信号機の色?違うね
ねずみ色は白と黒の間の色
だいだい色は美味しい果物の色
うすみどり色は安心感。心が休まる色
あかむらさき色は濃い高貴な色
ライムイエロー色は目に痛い突き刺す色
色は人を惑わす欺く色
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり答えは#red#赤#/red#だね。
#big5#・・・・・本当にこれでいいのかな?#/big5#
そのとき黒井由紀さんの『白い脳細胞』が囁いた。(´∀`)
色は人を惑わす欺く色
#b#油断しないことだ。#/b#
正直に話すとは限らない
#red#真っ赤な嘘#/red#
『無事生き残りたいなら#b#切断しろ。#/b#』
真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
油断しないことだ。
コードを切れば
しかし切るコードを間違えれば
そう言えば『色』を切れとは言われていない
#big5#あくまでも『コード』を切れだ。#/big5#
もう一度よく考えよう 時間が許す限り
先ほどのパズルが無関係だとは思えない。
もしかして問題文にも何かカラクリがあるのでは?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#big5#この問題は1on1です#/big5#ほかの方は参加できません
黒 井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
『や ぁゲームをしよう』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
君の目 の前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
コードを 切るためのペンチは君の手に握らせてある。
正しくない 事を述べているコードを切れば君な生還できる
しかし切るコ ードを間違えれば爆発してジ・エンド。
コードの詳細は 下のまとめもにて知らせる
もちろん私に質問 しても良いが私が正直に話すとは限らない
しかし全てが嘘だと いう訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
些細な差異でも修正し なければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
『無事生き残りたいなら 切断しろ。』
今回に限り『テレフォンを 使い』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
『#big5#それではゲームスタ ートだ。#/big5#』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これが先程と同じ要領で
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒この問題は1on1ですほかの方は参加できません
『や井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
君の目ぁゲームをしよう』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
コードをの前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
正しくない切るためのペンチは君の手に握らせてある。
しかし切るコ事を述べているコードを切れば君な生還できる
コードの詳細はードを間違えれば爆発してジ・エンド。
もちろん私に質問下のまとめもにて知らせる
しかし全てが嘘だとしても良いが私が正直に話すとは限らない
些細な差異でも修正しいう訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
『無事生き残りたいならなければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
今回に限り『テレフォンを切断しろ。』
『それではゲームスタ使い』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
ートだ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
となる。
でも全然意味がわからない文章しかできない・・・・
!!
#big5#今回に限り『テレフォンを切断しろ。』 #/big5#
まさか#b#この黒電話のコード#/b#のことなのかな?
ープツンー
爆弾が停止し鍵の開く音がした。
こうして黒井由紀さんは無事に生還を果たすことができました。
#big5#Great Congrats #/big5#
もしかして色を分割すればいいのかな?
こんなふうに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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色のコードは以下の7色である
赤 色は信号機の色?違うね
黄緑 色は白と黒の間の色
ねずみ 色は美味しい果物の色
だいだい 色は安心感。心が休まる色
うすみどり 色は濃い高貴な色
あかむらさき 色は目に痛い突き刺す色
ライムイエロー 色は人を惑わす欺く色
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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おや?もしかして一つズラせるのかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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赤色のコードは以下の7色である
黄緑色は信号機の色?違うね
ねずみ色は白と黒の間の色
だいだい色は美味しい果物の色
うすみどり色は安心感。心が休まる色
あかむらさき色は濃い高貴な色
ライムイエロー色は目に痛い突き刺す色
色は人を惑わす欺く色
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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つまり答えは#red#赤#/red#だね。
#big5#・・・・・本当にこれでいいのかな?#/big5#
そのとき黒井由紀さんの『白い脳細胞』が囁いた。(´∀`)
色は人を惑わす欺く色
#b#油断しないことだ。#/b#
正直に話すとは限らない
#red#真っ赤な嘘#/red#
『無事生き残りたいなら#b#切断しろ。#/b#』
真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
油断しないことだ。
コードを切れば
しかし切るコードを間違えれば
そう言えば『色』を切れとは言われていない
#big5#あくまでも『コード』を切れだ。#/big5#
もう一度よく考えよう 時間が許す限り
先ほどのパズルが無関係だとは思えない。
もしかして問題文にも何かカラクリがあるのでは?
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#big5#この問題は1on1です#/big5#ほかの方は参加できません
黒 井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
『や ぁゲームをしよう』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
君の目 の前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
コードを 切るためのペンチは君の手に握らせてある。
正しくない 事を述べているコードを切れば君な生還できる
しかし切るコ ードを間違えれば爆発してジ・エンド。
コードの詳細は 下のまとめもにて知らせる
もちろん私に質問 しても良いが私が正直に話すとは限らない
しかし全てが嘘だと いう訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
些細な差異でも修正し なければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
『無事生き残りたいなら 切断しろ。』
今回に限り『テレフォンを 使い』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
『#big5#それではゲームスタ ートだ。#/big5#』
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これが先程と同じ要領で
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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黒この問題は1on1ですほかの方は参加できません
『や井由紀さんは目が覚めると見知らぬ部屋に居た。何者かに運び込まれたようだ。
君の目ぁゲームをしよう』馬の皮を被った人物がモニターに映り説明を始めた。
コードをの前には#red#爆弾#/red#があり制限時間が0になると爆発する。
正しくない切るためのペンチは君の手に握らせてある。
しかし切るコ事を述べているコードを切れば君な生還できる
コードの詳細はードを間違えれば爆発してジ・エンド。
もちろん私に質問下のまとめもにて知らせる
しかし全てが嘘だとしても良いが私が正直に話すとは限らない
些細な差異でも修正しいう訳でもない。真実とは意図せず言葉に隠れるものだ。
『無事生き残りたいならなければ歯車は大きくズレるだろう。油断しないことだ。
今回に限り『テレフォンを切断しろ。』
『それではゲームスタ使い』観戦部屋にいる者の中から一人に電話することができる。
ートだ。』
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となる。
でも全然意味がわからない文章しかできない・・・・
!!
#big5#今回に限り『テレフォンを切断しろ。』 #/big5#
まさか#b#この黒電話のコード#/b#のことなのかな?
ープツンー
爆弾が停止し鍵の開く音がした。
こうして黒井由紀さんは無事に生還を果たすことができました。
#big5#Great Congrats #/big5#
「ウミガメ・コーポレーション 秘書の場合」「1Good」
こんにちは、ウミガメ・コーポレーション#red#秘書#/red#のサメジマと申します。以前、こちらの皆さんには、わが社がお世話になりました。
……そこで、そんな頼れる皆さんに、私も相談したいことがあるのです。今回は、会社のこととは少し違うのですが……ぜひ、お力添えください!
私は男性で、恋愛対象は女性なのですが、見た目は中性的な格好を好んでおります。
ただ、これが原因で周りに誤解されることもあり、そろそろ自分の好みを考え直すべきかと、悩んでいるのですが……
その、実は、#red#なぜ私が中性的な格好を好むのか、自分でもさっぱり覚えていない#/red#のです。原因がはっきりしなければ、対策も立てられませんし、なんとか理由を突き止めたいのですが……
皆さん、お願いします。私が中性的な格好を好む理由を、思い出させてくださいませんか?
#b#*注意#/b#
・この問題は亀夫君問題です。秘書視点で答えます。
・秘書がわかる範囲のことは、YES・NOで答えられないタイプの質問でも答えられます。
・何かを調べたり、違う人に話しかけたりすることもできます。
……そこで、そんな頼れる皆さんに、私も相談したいことがあるのです。今回は、会社のこととは少し違うのですが……ぜひ、お力添えください!
私は男性で、恋愛対象は女性なのですが、見た目は中性的な格好を好んでおります。
ただ、これが原因で周りに誤解されることもあり、そろそろ自分の好みを考え直すべきかと、悩んでいるのですが……
その、実は、#red#なぜ私が中性的な格好を好むのか、自分でもさっぱり覚えていない#/red#のです。原因がはっきりしなければ、対策も立てられませんし、なんとか理由を突き止めたいのですが……
皆さん、お願いします。私が中性的な格好を好む理由を、思い出させてくださいませんか?
#b#*注意#/b#
・この問題は亀夫君問題です。秘書視点で答えます。
・秘書がわかる範囲のことは、YES・NOで答えられないタイプの質問でも答えられます。
・何かを調べたり、違う人に話しかけたりすることもできます。
14年11月04日 22:33
【亀夫君問題】 [とかげ]
【亀夫君問題】 [とかげ]
サメジマスープ
解説を見る
なるほど、そういう環境で育つと、サメジマみたいなのが出来上がるんですね。……うちの息子はもう間に合わないな、こりゃ。
……あ、僕は課長のアジガサワです。その節はどうも、ありがとうございました。皆さんの中で、「飲むとダメな奴」と思われていないか心配なところです。
サメジマ君の事情は聞きました。確かに、浮世離れした人だとは思っていましたが、本当に#red#典型的な良い子#/red#ってわけですね。親の言うことに全て従い、それどころか自ら進んで親が望むような選択をする……子どもらしからぬ行動ですが、親に望まれる通りになりたいという意味では、純粋な子どもだったのかもしれませんね。
……しかし、こちらで相談するくらい、悩んでいたんですね。僕達社員はもう見慣れてしまっていたので、違和感なんて全然ないのですがね。彼の能力そのものを評価していますし、なにより……世間知らずでどこか抜けてる、彼の人柄そのものが、僕らは気に入ってしまっていますから、ね。
*************************************************
皆さん、ありがとうございました。秘書のサメジマです。
私は#red#全て親の言うとおりに過ごしてきました#/red#。
自分の希望を持ったり、自分が決断したり、ということをしてこなかった私は、#red#言われるがままに行動していたために、記憶が薄かった#/red#わけです。
そして……はっきり決められた枠から抜け出したいと、そう考えた結果、#red#唯一自分が選択をしたのが、見た目を曖昧にすること#/red#なのですね。
おかげさまで、両親に現状を打ち明ける勇気が持てました。早速、実家に戻って話してみたのです。
両親は、私をきちんと育てたいと考え、厳しく躾をしたり、色々なことに挑戦させたり、としてきたそうですが……あるとき、私が自分の希望をまったく言っていないということに気付いたのだそうです。言われたことは必ず守り、ダメだと言われれば絶対にしない。どちらが良いか、選んでごらんと言っても、親が希望する方を、空気を読んで選択する、そういう子どもになっていたのだそうです。
両親も最初はそれで構わない、順調に良い子に育っていると、考えていたのだそうですが、年頃になるにつれ、このままで良いのだろうかと、逆に私の品行方正さを悩み始めていたのだとか。
そんな私が唯一、親の期待を裏切ったのが、服装の選択だったのです。小学校へあがったばかりの頃、いくつか候補を出して見せて、どれが着たいかを聞くと、大抵女の子が着てもおかしくないような色柄のものを選んでいたのだそうです。
当然、その頃の記憶などはっきりとは持っていないのですが……きっと、それが私自身の好みで、自由への憧れだったのでしょうね。
両親も、初めての私の意思表示だと捉え、服装については私が好きそうな服を選んで買っていてくれたのだそうですよ。
つまり私にとって、#b#この中性的な格好は、決められた人生を過ごす中で、唯一自由にできるもの#/b#だったのですね。
ああ、そういえば、両親は私の現状を知っていました。
私が職を転々としていたのはキャリアアップのためなどではないことも、私が求められる格好ができないことに悩んでいることも、そして……ウミガメ・コーポレーションに入社してから、私が毎日を楽しく過ごせていることも。
あれだけ転職を反対したのに、私がその反対を振り切って転職したことに、父はむしろ喜んだそうです。
……結局のところ、親というのは、いくつになっても子どもを見ているものなのですね。参りましたよ。
さて、私のこの格好ですが、皆さんに相談しておいて申し訳ないのですが……変えないことにしました。
上手く言えないのですが、これが私が私であることの、一番の証明であるような気がして。
この会社は、私のこんな趣味を許してくれる仲間がいますしね。
さあ、しばらく悩んでいたせいか、周りを心配させてしまっているようですし、今日からまたしっかり働きたいと思います。ひとまず社長に一人でエアコンが使えるように教え込まねば……
おや? 受付の方が何やら騒がしいですね。何かあったのでしょうか?
TO BE CONTINUED……?
#b#サメジマは典型的な良い子で、全て親の望む通りに生きてきた。主張も反対もしない少年時代を過ごしていたが、その反動で、唯一自由にできた見た目に関しては、自由な格好を無意識に求めていたのだった#/b#
……あ、僕は課長のアジガサワです。その節はどうも、ありがとうございました。皆さんの中で、「飲むとダメな奴」と思われていないか心配なところです。
サメジマ君の事情は聞きました。確かに、浮世離れした人だとは思っていましたが、本当に#red#典型的な良い子#/red#ってわけですね。親の言うことに全て従い、それどころか自ら進んで親が望むような選択をする……子どもらしからぬ行動ですが、親に望まれる通りになりたいという意味では、純粋な子どもだったのかもしれませんね。
……しかし、こちらで相談するくらい、悩んでいたんですね。僕達社員はもう見慣れてしまっていたので、違和感なんて全然ないのですがね。彼の能力そのものを評価していますし、なにより……世間知らずでどこか抜けてる、彼の人柄そのものが、僕らは気に入ってしまっていますから、ね。
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皆さん、ありがとうございました。秘書のサメジマです。
私は#red#全て親の言うとおりに過ごしてきました#/red#。
自分の希望を持ったり、自分が決断したり、ということをしてこなかった私は、#red#言われるがままに行動していたために、記憶が薄かった#/red#わけです。
そして……はっきり決められた枠から抜け出したいと、そう考えた結果、#red#唯一自分が選択をしたのが、見た目を曖昧にすること#/red#なのですね。
おかげさまで、両親に現状を打ち明ける勇気が持てました。早速、実家に戻って話してみたのです。
両親は、私をきちんと育てたいと考え、厳しく躾をしたり、色々なことに挑戦させたり、としてきたそうですが……あるとき、私が自分の希望をまったく言っていないということに気付いたのだそうです。言われたことは必ず守り、ダメだと言われれば絶対にしない。どちらが良いか、選んでごらんと言っても、親が希望する方を、空気を読んで選択する、そういう子どもになっていたのだそうです。
両親も最初はそれで構わない、順調に良い子に育っていると、考えていたのだそうですが、年頃になるにつれ、このままで良いのだろうかと、逆に私の品行方正さを悩み始めていたのだとか。
そんな私が唯一、親の期待を裏切ったのが、服装の選択だったのです。小学校へあがったばかりの頃、いくつか候補を出して見せて、どれが着たいかを聞くと、大抵女の子が着てもおかしくないような色柄のものを選んでいたのだそうです。
当然、その頃の記憶などはっきりとは持っていないのですが……きっと、それが私自身の好みで、自由への憧れだったのでしょうね。
両親も、初めての私の意思表示だと捉え、服装については私が好きそうな服を選んで買っていてくれたのだそうですよ。
つまり私にとって、#b#この中性的な格好は、決められた人生を過ごす中で、唯一自由にできるもの#/b#だったのですね。
ああ、そういえば、両親は私の現状を知っていました。
私が職を転々としていたのはキャリアアップのためなどではないことも、私が求められる格好ができないことに悩んでいることも、そして……ウミガメ・コーポレーションに入社してから、私が毎日を楽しく過ごせていることも。
あれだけ転職を反対したのに、私がその反対を振り切って転職したことに、父はむしろ喜んだそうです。
……結局のところ、親というのは、いくつになっても子どもを見ているものなのですね。参りましたよ。
さて、私のこの格好ですが、皆さんに相談しておいて申し訳ないのですが……変えないことにしました。
上手く言えないのですが、これが私が私であることの、一番の証明であるような気がして。
この会社は、私のこんな趣味を許してくれる仲間がいますしね。
さあ、しばらく悩んでいたせいか、周りを心配させてしまっているようですし、今日からまたしっかり働きたいと思います。ひとまず社長に一人でエアコンが使えるように教え込まねば……
おや? 受付の方が何やら騒がしいですね。何かあったのでしょうか?
TO BE CONTINUED……?
#b#サメジマは典型的な良い子で、全て親の望む通りに生きてきた。主張も反対もしない少年時代を過ごしていたが、その反動で、唯一自由にできた見た目に関しては、自由な格好を無意識に求めていたのだった#/b#