実は今ちょっとやっかいな事件に巻き込まれていてね。
親友のスコットがある事件の容疑者として連行されてしまった。
事件のあらましはこうだ。
スコットは夜のニューヨークを独りさまよい歩いていた。なんでも妻と喧嘩をしたとかで、彼は夜更けすぎまで家には帰らなかったらしい。
だが、スコットが留守にしている間に彼の妻マーセラが自宅で殺されていてね、まあつまりはスコットが妻殺しの犯人として疑われているというわけだ。
しかも、引っ立てられたスコットの供述が要領を得ないようで、どうやら少し記憶がいかれちまっているらしい。
精神鑑定士が聞き出した話によれば、スコットは"俺はやってない"とか"俺は大きな帽子を目深にかぶった女と一緒に居た"というような発言をしているらしく、この帽子の女の証言があればアリバイが成立するようなんだが、困ったことに刑事さんたちの聞き込みの甲斐なく帽子の女の目撃情報は得られていない。まさに幻の女ってわけだな。
結局スコットの話は信用されず、死刑判決が下されてしまった。
しかしね、バージェスっていう刑事さんがどうもこの事件に納得がいってないようでね、警察としてはこれ以上の捜査は出来ないが、代わりにスコットのために動いてくれる探偵は居ないか、ということで俺に白羽の矢が立ったというわけ。
もちろん俺も親友スコットがマーセラを殺したなんて微塵も思っちゃいないし、全力で捜査してスコットの無実を証明してやりたいと思っている。
バージェス刑事のはからいで、俺はいくらでも現場に入れるし、好きなときにスコットと面会できる。が、いかんせん探偵の経験はないのでね、どのように捜査したら無実を証明できるものか……どうかおまえさん方、俺の捜査を手伝ってくれないか?
【亀夫問題】
15,499
ん?ロンバートさん 始めましてでしょうか?
いや、申し訳ない。どこかでお会いしたような気もするのですが、昨日から少し調子が悪くて…… [良い質問]
ロンバートさん、昨日の晩ご飯を覚えていますか?
昨日は……ハンバーグとナポリタンだったな。
今日は何年何月何日ですか?
1992年の10月11日だな。 [良い質問]
マーセラさん殺害事件のあらましを教えてください。
事件があったのは10月の一日。あとは、上で述べたとおりだな。マーセラは玄関を入ってすぐのところで包丁で胸をさされ仰向けに横たわっていたらしい。犯人ともみ合った形跡があったため、当日に喧嘩をしていたスコットが疑われているらしいのだが……
スコットさんの研究室に入ってそこにある腕時計がタイムマシンなので拾って置いてください
なんだって?あいつ昔からタイムマシンがどうとか言っていたが完成していたのか。多分これだな、拾っておいたぞ。近くにあったメモも一緒だ。しかし、なんでもしっているなぁw
事件前スコット家に届いた郵便物のうち、何か怪しいものが無いか調べられますか? [編集済]
ないんじゃぁないかな?警察も最近の分は調べたようだが何もでなかったらしい。
当日のマーセラさんの様子を、バージェスさんにでも確認してみてください。
バージェス「近所の聞き込みの結果、なにか怯えているような様子があったようだ。最近世間を騒がせている強盗についてかと判断したのだがな」
スコットさんに、帽子の女とはどこで知り合ったのか、聞いてみてもらえますか?
スコット「マーセラ…俺はマーセラを…救いたかっただけなんだ…なのに…どうして……」 やはり、記憶が混乱しているようだ。
大きな帽子を目深に被った女、心当たりはありますか?
俺は無いが……帽子……何か引っかかるな…なにか思い出せそうなんだが…… [良い質問]
僕たちの世界では、2014年なんですよ。
ん?今は1992年だが…?
バージェスさんに、事件のどこが納得いかないのか、聞いてみてくださいな。
バージェス「まぁ勘だがね。スコットの供述がおかしいのだが、嘘をつくならもっとましな嘘をつくと思うんだ。何か裏があるんじゃないかな」
スコット家の周りに、ロンバートさんの足跡は残っていますかね?
!?これは!!俺の履いている靴の裏と同じ跡があるな!なんでだ?俺は最近この家には近づいていないが…… [良い質問]
研究室に、スコットさんのメモや日記らしきものなどはないですか?
先ほど見つけたタイムマシンについてのメモは皆に見せた通りだが。他には何も見当たらないな……
よーく思い出してください。腕時計をいじった時、古い帽子を見た筈です。帽子の特徴だけでも思い出せませんか?
帽子…たしかに俺はスコットが言っているような帽子を見た気がする…いったいどこで?ただ、スコットは大きな女性ものの帽子、とかブカブカだとかいっていたが、俺が見たのは古びた女性ものの帽子だったような…… [良い質問]
スコットさんに今何回目のループか聞いてみましょう
スコット「ループ?俺はマーセラを助けようとしただけなんだ……過去は…変えちゃいけない……いや、そもそも意味なんてないんだ!!」 何いっているか分からんな。
見た記憶があるという帽子、もう少し細かく思い出せますか? 色や形、質感、素材など… [編集済]
あぁ、帽子…古びた帽子だったとしか……何か自分に危機が迫っていたような気がするが、何も思い出せない……
14 マーセラさんは、あなたの見た帽子に似た物を持っていますか?
俺は知らないが、スコット家に見に行きゃいいのかな?
バージェスさんに、強盗事件は未解決状態なのか聞いてください
バージェス「あぁ、その事件の犯人はまだ捕まっていないよ」
事件当夜スコットさんが帰宅した時刻は正確に分かりますか?
分からないらしい。スコットの足取りから考えるに丁度日付が変わるころらしいが。近隣の住民がスコットの叫び声を聞いて通報したのは朝の4時ごろだな……
凶器の包丁の特徴を教えてくださいな。バージェスさんが知っているでしょうか?
凶器の包丁はスコット家にあったものだったらしいぞ!!マーセラが犯人に対抗するために持ち出したものとして捜査を進めたらしい。 [良い質問]
ロンバートさん、今何か武器になるようなものや防御できるものを身につけていますか?
いいや?何も持っていないが……
事件直前のマーセラさんに、何か変わった様子はありましたか?近隣のおばちゃんにでも聞いてみてください。
おばちゃん「なんか、殺されるかも知れないって怯えててね。いっつもかわいい、マーセラちゃんが髪もぼさぼさで不憫でね、おばちゃん大丈夫よーって言ってあげたんだけどあんまりちゃんと聞いてないみたいな感じで~」(話が長い……)
朝の4時に通報してくれた方は、スコットさんが何と叫んでいたのか覚えていらっしゃるでしょうか?
なんか泣き叫んでいたらしいぞ。マーセラが殺されていたとか、助けに行けなかったとか……
20ということは、犯人ともみ合った結果、うっかり刺さってしまった可能性も…ということでしょうか?
そうだな。むしろ、包丁の傷跡以外にマーセラに外傷がないことが不審な点で、犯人はとくに武器を持っていなかった、強盗ではないのではないか、という線もあるらしい。 [良い質問]
調子が悪いということですが、起きた時に何か違和感がありましたか?
違和感というか、疲労感というか……とにかく疲れているのかな…俺……
スコットさんとマーセラさんの出会いはいつどこでですか?
マーセラはスコットの職場の後輩らしいな。結婚したのは4年前だ。付き合い始めたのがいつかは知らんがな。
バージェスさんに、なぜロンバートさんを探偵として選んだか聞いてもらえますか?
バージェス「スコットの親友で、心を砕いて捜査してくれるとおもったからな」
!!(゚д゚)ノ警部!!包丁や衣服にロンバートさんの指紋は付いていませんか?
バージェス「よく分かったな!実はロンバートの指紋がついていたため、参考人という意味でも呼び出していたのだよ。くれぐれもロンバートには秘密だぞ」
25より、起きたときに、寝たときと違う格好をしていたとか、見覚えのないものがあったとか、ありませんか?
いや、格好までは覚えていないが……何かものがあるとかはなかったな。
パージェス刑事に、研究室の時計を見せていただけますか?
バージェス「なんだ?この時計は。年号まで表示するとは珍しいな。それに螺旋類もやたらと多い」 これ本当にタイムマシンなのか?
スコットさんに、時計を見せてみてくださいな。
スコット「これは…そうだ!俺が作った…ダメだ…これは世間に公表してはいけない…過去を変えてはいけないんだ……いや…変わらないんだ、何も」
スコットさんの家に、ネットが繋がるコンピュータはありますか?
まぁ研究者の家だしあるんじゃないかな。研究用とは分けているかもしれん。
バージェスさん、ロンバートさんに内緒で、彼が昨日どこにいたか調べられますか? 指紋があるとのことなんですが、ロンバートさんは南米にいたことになっているんですよね。
バージェス「ロンバートを呼んだの一昨日のこと。昨日の午前中にはニューヨークに来ていたようだな。目撃情報もたくさんあがっている。ただ、指紋があったとなると事件当日の1日にこちたにいたことになるし……かといってロンバートが嘘をついているようには見えないしなぁ」
11日現在のスコット家にいって、帽子の有無を調べてもらえますか?
あぁあった!!俺が見た古びた帽子はまぎれもなくこれだ!以前来たときに見たのを覚えていたのだろうか…… [良い質問]
今、時計の年号・月日・時刻はどうなっていますか?
1992/10/11だな。
11日現在のスコット家にいって、マーセラさんの自室を見てみたいのですが。
マーセラの自室にはベッド、化粧台、衣装棚と書き物机くらいしかないな。何を調べようか?
マーセラさんの机の引き出しには何か入っていますか?
何だ…ずいぶん大事そうに管理された封筒…「親愛なるマーセラへ この手紙は1992年の10月1日に読んで欲しい」…封筒の中身は見当たらないな…捨てたのかな。 [良い質問]
マーセラさん、はたらいてますか?
いいや専業主婦ってやつだな。
ゴミ箱ないですか?
ゴミ箱…警察の捜査の後なのかからっぽだな。手紙の中身はみあたらない。
37その封筒、筆跡鑑定にまわせますか?
バージェス「結果がでたぞ。この筆跡はスコットのものと一致したようだ。しかし何だ?この謎の文面は。新手のラブレターか?のろけならいらんのだぞ。」 [編集済] [良い質問]
スコットさんの家のゴミ箱を探してみてください。手紙のようなものは捨ててありませんか?
警察の捜査の後なのかからっぽだな。手紙の中身はみあたらない。
事件当日、怪しい人影をスコット家付近で見た人がいないか、聞き込みはしてみましたか?
してみようか。何?俺みたいな奴がいた?俺は一日には南米にいたのだが……ドッペルゲンガーとか?まさかな。
ロンバートさんが見覚えのあるというその帽子、スコットさんに見せてみてください。
スコット「これは!!そうだ俺はマーセラを救おうとして……帽子を被った女…いや…俺が見た帽子はこんなに古びてなかったし、それに帽子はもっと大きかったような…」 [良い質問]
10月1日に手紙を見たということは、10日前ですね。事件当日だけでなく、10日前くらいから、マーセラさんやスコットさんに変わった様子がなかったか、聞き込みできますか?
ん?一日が事件当日だぞ?(ミスリードしてたらごめんなさい)
スコットさんに聞きたいのですが、なぜ「女」だと思ったのですか?ただ単に帽子が女性向けのデザインだったからというだけの話ですか?
スコット「女、俺は帽子を被った女…見たんだ」
警察に手紙の中身らしきものないですか?
手紙らしきものは見つからなかったらしい。
スコットさん、帽子が大きかったのではなく、被っていた人が小さかったのでは?
なるほど! [良い質問]
スコットさんに、その帽子はマーセラさんのものではないか、聞いてみてください。
スコット「マーセラ…助けられるはずだったのに…そうだ俺は!マーセラに手紙を…ぐ、思い出せない…」
ロンバートさんはスコットだけでなく、マーセラとも親友でしたか?
いや、俺は就職後はスコットと疎遠だったからな。マーセラとは数回スコットとともに食事をしたり、家に遊びにいったとき会ったくらいだ。
ロンバートさんって今何歳ですか?
俺は30だ。
スコットさんとマーセラさんには子どもがいますか?
いやいないが。
スコットさん、マーセラさんと始めて会ったのはいつですか?
詳しくは知らんが、就職後だから7年くらい前になるかな?
スコットさん、マーセラさんに宛てて手紙を書いたのですね?内容をなんとか思い出せないでしょうか?
スコット「手紙…何をかいたんだ?」
ロンバートさんは覚えていませんか?マーセラさんを殺したことを・・
俺が?殺してない!だって俺は南米に!
職場結婚ということは、結婚前はマーセラさんもタイムトラベルの研究をしていたのでしょうか? その辺、大学の人などに聞き込めますか? [編集済]
スコットは周りにはタイムマシンの研究を秘密にしていたようだからな…まぁマーセラは理解があったとおもうがね。
32より、スコットさんに時計以外で未来、過去を知る術があったのでは?もう一度研究室を調べられますか?
研究所にはなにもなかったようだが…
「事件の日、若い頃のマーセラさんと一緒にいたという可能性はありませんか?タイムマシンで。」と、スコットさんに聞いてみてください。 [編集済]
スコット「タイムマシン…俺は過去に何をしにいったんだ?マーセラを救おうと…」
スコットさんに、未来にタイムトラベルする方法はないのか、聞いてみてくださいな。
スコット「未来?…」 よく分からないという顔をしている。
スコットさんに、どの時間軸にタイムスリップしたかを聞いてください。
スコット「分からない…俺はマーセラを救おうと……」
スコットさんに、いつから記憶が曖昧になったかを聞いてください。
スコット「記憶…手紙…何か思い出せそうなんだが……」 あんまり会話になっとらんな。そういや封筒があったな…… [編集済]
スコットさんに、封筒を見せてみてください。
スコット「そうだ!俺はマーセラを救おうとして!20年まえに…いって…どうしたんだ?」 [良い質問]
スコットさんに包丁を見せてみることはできますか? [編集済]
バージェスに言えば可能かもしれんがどうする?
あの時計、そろそろ使いたいですね。 [編集済]
スコット「これは我が家の包丁!そうだこれでマーセラは刺されていたんだ!俺はそれを見て助けにいこうと…!」
ではバージェスさんに言って、一応包丁をスコットさんに見せて、見覚えがないか聞いてみてください。
ということだ。
スコットさん、なぜ20年前に行けばマーセラさんを助けられると思ったのですか?
スコット「俺は事件の前に行こうとして…間違えて…」 20年前にいけば何か分かるのか?
20年前、ロンバートさんとスコットさんは既に親友だったのですか?
いいやぎりぎり知り合いでなかったな。
スコットは、今何歳ですか?
ちょうど俺と同い年の30だ。
てことは、20年前はお二方10歳ですよね?
そうなるな。
マーセラさんって、20年前何歳だったんですか?
何歳だったか…ロンバートが2才年下だとかいっていたから、8か9歳かな? [編集済]
編集中 [編集済]
(ミスリード失礼しました)
編集中 [編集済]
(ミスリード失礼しました)
その封筒の字がいつごろ書かれたものなのかを警察に調べて貰っていいですか?
バージェス「ずいぶんと古いものなので細かくは分からないが、大体20年ほど前ということだ」
DNAって知ってますか? [編集済]
ああ、知っている。聞いたことがある程度で専門的な知識はないがな。
「親愛なるマーセラへ この手紙は1992年の10月1日に読んで欲しい」の他に、何か封筒に書いてありませんか?切手とかはないんですか?
そうだな。切手は見当たらない。直接渡したのだろうか……
スコットさん、隠していることないですか? [編集済]
スコット「俺はマーセラを助けたくて……ただそれだけで……うぅ思いだせん」
スコットさん、マーセラさんに手紙を渡したのはいつでしょうか?
スコット「そうだ!俺は…タイムとラベルに失敗して…辿り着いた20年前で……」
スコットさん、マーセラさんが刺されている瞬間を目撃したのですか?
スコット「違う…俺が帰ってくるとマーセラはすでに……だから助けようと……」
ロンバートさん、スコットさんに「マーセラさんが死んだのは俺のせいか?」と聞いてみてください。変な質問ですが、まあ騙されたと思って。
スコット「お前のせいだって?何故だ?……いや、喧嘩していたのも……助けられなかったのも……きっと…俺のせいだ……」 俺のせいではないと思うが……
その手紙の字は大人の字ですか?
そうだな。子供の字には見えないぞ。
手紙の封筒のDNAや指紋、臭いを警察に調べてもらってください。 [編集済]
封筒についていた指紋はスコットとマーセラ、それに俺の分だけだったらしい。俺の指紋は警察に持ち込むまでに素手で触っていたためについたものだろうな。匂いは……参考になるとは思えんが、紙の匂いがするな。
ロンバートさん、あなたは今どこにいますか?
スコットとの面会を終えて警察の前にいるよ。
包丁の指紋はどうですか?
バージェス「それが、マーセラのものにくわえてロンバートの指紋があったのでな。事件に協力してもらうという形でロンバートを呼び出したんだよ。ロンバートには言うなよ」
包丁にロンバートさん、あなたの指紋があったらしいですよ。フフフ。 [編集済]
何故だろう……足跡といい指紋といい、誰かが俺に罪をなすりつけようとしているのでは……いや、なぜ俺なんだ?俺には南米にいたというアリバイがあるし……
つまり、スコットさんは、タイムトラベルに失敗した先の20年前でマーセラさんに手紙を渡した。マーセラさんが包丁を持ち出したことを考えると、内容は、「1992年10月11日あなたは何者かに殺されます」とか、そんな内容でしょう。
なるほど!それは確かにあり得そうだ!俺はどうすりゃいいかな? [良い質問]
では真相を確かめるべく、20年前に行ってみましょう!
よし分かった。俺も真相が気になるからな! [良い質問]
そうですね、帽子の女の子はどこで良く見かけるか、少年たちに聞き込みをお願い致します。
おーい少年たち!こんな帽子を被った女の子を見かけはしなかったかね?なに?その子なら今あっちにいるだって?そりゃ話が早い!ありがとう!(わずかだが小銭を恵んでおこう。ありがとう少年達) [編集済] [良い質問]
スコットさんの家は、20年前にもあるのでしょうか? [編集済]
いまから、行ってみよう。うむ、家はあるが別の家族がすんでいるようだな……
その辺の少年達に、スコットさんらしき人を見かけなかったか聞いてみてくださいな。
あー少年たち!もう一度すまんが、こんな風貌の男は見たことないかい?なに?10日ほど前にさっきの女の子と話しているのを見た!こりゃどぴしゃだな!
あっちに行きましょう。
おう。あれは!たしかにまだ新しいあの帽子を被った女の子がいたぞ!どことなくマーセラに似ている気もする。話しかけて見ようか?
名前を尋ねてみてください。
お嬢ちゃん初めまして。名前はなんていうのかな?え?マーセラ!そうかそれはよかった!(おいおい不審者を見るような目で睨まれてしまったぞ)
女の子に、スコットさんに会わなかったか聞いてみてくださいな。
ちょっと聞きたいんだけどね、スコットって人を知っているかい?え、知らない?じゃあ10日ほど前に手紙をくれた人はいたかい? いたそうだよ!
とりあえず、怪しまれないように自己紹介してみてください。
いや、あまり過去の人々の印象にのこってはまずいだろう……刑事とでもいっておこう
マーセラちゃん、スコットさんに手紙を貰わなかったかな?
名前は名乗らなかったらしいが、手紙はもらったらしい!
マーセラちゃん、ボーイフレンドみたいな子いない?
いないらしいよ。スコットと会うのはもっと後のはずだしなあ。
10日くらい前に手紙をくれた人はだれだい?
知らないおじちゃんだってさ。
手紙を読んだかどうか聞いてみましょう。読んでいたら、内容も。
その日がくるまで読んではいけないと言われたから読んでいないそうだ。
その手紙には、なんて書いてあったのかな?
表書きは、親愛なるマーセラへ……ってやつらしい。中身は読んでないっていっているぞ。
10日くらい前に手紙をくれた人は大人かい?
知らないおじちゃんだけど、なんか必死な顔してたって。
ちなみに、今何歳?
いくつ?8さい? 8才だそうだ。
ロンバートさん、マーセラちゃんから何とか手紙を受け取って、中の内容を書き換えられませんか?
手紙は今持ってるらしいから、書き換えて返すとなるとこの子の目の前でになってしまうな。白紙の紙とらいならすりかえるくらいならできるかもしれん。
その手紙、今どこにあるの?
持ってるらしいよ。
マーセラちゃん、その知らないおじさんがどんな様子だったか、覚えているかな?
必死な顔で半泣きで、ちょっと怖かったけど、でも優しそうなおじちゃんだったんだと。
気持ち悪いとは思わなかったの?知らない人が自分を愛しているなんて。
8才だし、LOVEとLIKEの違いはむつかしいんじゃないか?よく分からんが。
マーセラちゃん、手紙を渡したおじさんとは、手紙以外に何かお話したかな?
あまり話はしなかったそうだよ。
スコットの写真は持ってきてますか?あるなら、マーセラさんに見せて、確認しましょう。
すまん。写真は持って来てなかった。
マーセラちゃん、そのおじさん、どこに行ったかわかる?
手紙を渡した後は建物の影の方に入って行ったって。現代に戻ろうしてたのだろうな。
手紙、ちょっと見せてもらえるかな? [編集済]
お嬢ちゃん手紙をちょっと貸してもらえる? あっさり貸してくれたぞ。
100白紙にすり替えましょう!マーセラちゃんの命がかかっています!
よしすり替えた!これで俺も現代に帰っていいかな!マーセラが生きていることを祈って! [正解][良い質問]
手紙の中身を見てみましょう。
ふむ。帰ったら見てみようか。
こっそり中身を入れ換えることは可能ですか? ロンバートさん、紙と鉛筆はお持ちで?
白紙のメモとすり替えておいたよ!
手紙をくれたおじさんのことを調べているとか言って、読ませてもらうことはできそうですか?
すり替えたから、後でゆっくり読めるよ!
ロンバートさん、お疲れさまでした!マーセラさんの生存も確認したい所ですね!
早速現代に戻るよ!ありがとう!
スコットの行動が逆に彼女を死なせる原因担っていて、そこにロンバートという第三者の介入があれば解決する……のですかね? ロンバートさん、ご無事を祈ります!
ありがとう!現代に戻ってみるとするよ!
今日の日付は……ありゃ?10日か。11日から出発したはずだったんだが……
まあ、ここでの俺はニューヨークに呼び出されてすらいないはずだからな。明日からの南米での仕事に間に合うように神様が計らってくれたのかも。なんてな。
まあ、事件を未然に防げたのならなによりだ。皆の協力に感謝する。ありがとう。
…………………………………………………………………
観測者による解説
事の始まりは、押し込み強盗によるマーセラの殺害だった。
外出から帰ってきたスコットは愛する妻の死を受け入れられず、自らが開発したタイムマシンでマーセラを助けに行こうとした。しかし、スコットは気が動転していたためか、目的日時の設定を誤ってしまう。スコットが送られた先は実に20年前のニューヨークであった。
スコットの造ったタイムマシンは、短期間に一往復以上のタイムトラベルを行うことはできない。自らの失敗を呪うスコットだったが、偶然にも幼少のころのマー セラに出会った。ぶかぶかな女性ものの帽子を被る少女こそ、幼き頃のマーセラだったのだ。スコットは驚くべき偶然に感謝し、走り書きの手紙を幼きマーセラ に託した。
「親愛なるマーセラへ
この手紙は1992年の10月1日に読んで欲しい。
今日、君は殺される運命にある。信じられないことだろうが事実だ。今日1日は一歩も家から出ず戸締まりをしっかりして、誰の来客も断ってくれ。これくらいしかしてあげられることがなくて本当にすまない。
君を誰よりも愛している者より」
……しかし、現代に戻ってきたスコットの目の前にあったのは、刺殺されたマーセラの死体だった。
運命を変えることが出来ないと思ったスコットは、激しいショックを受け部分的に記憶喪失になってしまう。
この事件に疑問を持ったロンバートは、捜査の末にスコットがタイムマシンを用いて妻を救いに行ったことに気づき、自らも事の真相を確かめるべく事件の当日にタイムトラベルする。
一方、マーセラは手紙の内容に絶大なショックを受け、精神を病み人間不信に陥ってしまっていた。事件当日のスコットとの喧嘩もこれが原因である。
これらの条件が重なり、不幸な事件の連鎖が紡がれていくこととなる。
過去へタイムトラベルしたロンバートがスコット家の張り込みを行った場合、押し込み強盗の侵入は阻止できるが、死の影に怯え正気を失ったマーセラは夫を殺人者だと勘違いし揉み合いの末に死亡、スコットは自らを責め自殺することとなる。
ロンバートがスコット家を訪れた場合は、ロンバートが殺人者だと疑われマーセラと揉み合いになり、正当防衛でマーセラを殺害してしまう。
ロンバートがスコット家に張り込み、スコットの帰宅さえ妨害した場合も、マーセラは死の恐怖に耐えきれず自殺してしまう。
張り込みを行わなかった場合は、押し込み強盗の侵入を許し、マーセラは殺される。
……事件が不幸な終わりを迎えるたびに、ロンバートは幾度も幾度もタイムトラベルを行いやり直そうとした。タイムマシンの誤作動により11日から出発し、10日に存在している自身に統一される形で戻ってくることを繰り返し続けていたのだ。
激しいショックにより記憶を失いながらも、この運命の輪をループし続けたロンバートの精神力は本当に大したものだ。
しかし、15,499回目のループの際に運命は思わぬ展開へと至る。
ロンバートが事件当日ではなく20年前にタイムトラベルしたのだ。幼少の頃のマーセラから手紙を奪うことで、不幸の元凶を断ち切ったのだった。
……ん?それはおかしい?その場合、全ての始まりのときと同じように押し込み強盗による殺害が起きるはずだって?
そうなんだよ、私もそう思っていたんだがね……
どうやらロンバートが小銭を恵んであげたことで、奴の人生は好転し、強盗にはならずに済んだようだ。
こんなことは観測者になって以来初めてだ。
なんとも御都合主義な展開ではあるが、運命とはそういったものなのかもしれないね。
Fin.
作者注:今回、自分の知識と設定、回答力の至らなさゆえに参加して下さっていた皆様に多大な迷惑をおかけしてしまったと、本当に反省しております。
結構な裏設定があったのですが、もう本当に表に出すのも恥ずかしいのでお蔵にさせて下さい。ごめんなさい。
何か疑問や腑に落ちない点などあると思いますが、直接メッセージをいただければ、出来る限りの回答をしたいと思います。すみませんでした。
1.手紙を書いたのはスコット?ロンバート?
2.手紙を出したのはスコット?ロンバート?
3.手紙の消印の日付は?
4.手紙に誰かの指紋は残されている?[編集済] [12日01時03分]
時計を体に装着し、年号、日付、時間を設定し、左端の螺旋を押し込むだけで時間軸の移動が可能。
短期間に複数回の別の時間軸への移動はできない。
一度、トラベルした時間軸から、再び現代に戻ることなく他の時間軸に移動することはできない。
この世界で分かっていること
・スコット家の周りには事件当日にはそこに居なかったはずのロンバートの足跡があった
・スコット家にあったマーセラのものと思われる古びた帽子について、ロンバートは見覚えがある気がすると発言している
・スコットはマーセラの死体を見て助けに行こうと思ったが、結果としてぶかぶかの帽子を被った女の子に出会ったという発言をしている
・マーセラの自室から発見された封筒には、スコットの筆跡で「親愛なるマーセラへ この手紙は1992年の10月1日に読んで欲しい」と書かれていた
・封筒の鑑定結果から、スコットの文字は約20年前に書かれたものであることが分かっており、スコット自身も20年前にタイムトラベルをしたというような発言をしている
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。
グアニルさん がこの問題をGoodスープに認定しました。