「吉報」「1Good」
ある日テレビをつけると、有名俳優が結婚したというニュースが流れていました。
新聞でもそのニュースが話題になっています。
私は友人の死を悟りました。
一体何故でしょうか?
新聞でもそのニュースが話題になっています。
私は友人の死を悟りました。
一体何故でしょうか?
15年01月20日 19:47
【ウミガメのスープ】 [脳内カーニバル]
【ウミガメのスープ】 [脳内カーニバル]
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私の住んでいる国は強大な軍事政権による恐怖政治が敷かれていました。
流れるニュースはもちろん政府によって検閲されたものばかり、国家にとって不都合と判断されたものは流れることはありません。
そんな政府に立ち向かおうと、私の友人は有志を募ってひそかにクーデターを企てたのです。
そしてついにクーデター決行の日が来ました。
しかし、その日もそのあくる日もクーデターのことがニュースに取り上げられることはありません。有名俳優が結婚したとか、そんなどうでもいいニュースばかりです。
私は友人の死を悟りました。
流れるニュースはもちろん政府によって検閲されたものばかり、国家にとって不都合と判断されたものは流れることはありません。
そんな政府に立ち向かおうと、私の友人は有志を募ってひそかにクーデターを企てたのです。
そしてついにクーデター決行の日が来ました。
しかし、その日もそのあくる日もクーデターのことがニュースに取り上げられることはありません。有名俳優が結婚したとか、そんなどうでもいいニュースばかりです。
私は友人の死を悟りました。
「トータス氏はコーヒーがお好き(だった)?」「1Good」
トータス氏は根っからのコーヒー党であるが、ついにこの度、紅茶を飲んだ。
一体なぜか?
一体なぜか?
15年01月20日 22:11
【ウミガメのスープ】 [悠々私的]
【ウミガメのスープ】 [悠々私的]
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トータス氏は会社の社長で長年、ロバート・グレイという部下と会社を切り盛りしてきた。
トータス氏は彼を仕事上のパートナーとして信頼していたが、ロバートとはプライベートの付き合いをしたことが無かった。
一度だけ茶にさそったことはあったが、スルーされた。どうやら茶とかコーヒーというものには無頓着で、知識もないらしい。
ある夜、トータス氏の妻がパーティーに出席し、家を留守にしていてトータス氏一人になっていた。するとロバート氏が訪ねてきた。彼の右手には拳銃が握られていた。ロバートはどうやらトータス氏を殺して会社を自分のものにしようとしているらしい。トータス氏には彼を止められることはできなかった。
トータス氏は命乞いをする。「まってくれ、せめて一服だけでもさせてくれ。」彼はコーヒー愛飲者の極みらしくコーヒーを飲みながら死にたいと思ったのであろう。
当然、ロバートは却下する。が、ふいにいい案が浮かんできた。「いいだろう。一服するのは許可する。そのかわり、その引き出しの中に睡眠薬が入っているな?お前はそれを飲んで服薬自殺するんだ。そうしないなら代わりに撃ち殺すだけだ。」
トータス氏はやむを得ず、この条件を飲んだ。彼はキッチンに行って淹れる準備をした。そのとき、トータス氏にある案が浮かんだ。コーヒーの棚ではなく、妻の飲む紅茶の棚を探しだし、その茶葉で紅茶を淹れた。
彼の最期の一服は紅茶、#red#アールグレイ#/red#だった。
トータス氏は彼を仕事上のパートナーとして信頼していたが、ロバートとはプライベートの付き合いをしたことが無かった。
一度だけ茶にさそったことはあったが、スルーされた。どうやら茶とかコーヒーというものには無頓着で、知識もないらしい。
ある夜、トータス氏の妻がパーティーに出席し、家を留守にしていてトータス氏一人になっていた。するとロバート氏が訪ねてきた。彼の右手には拳銃が握られていた。ロバートはどうやらトータス氏を殺して会社を自分のものにしようとしているらしい。トータス氏には彼を止められることはできなかった。
トータス氏は命乞いをする。「まってくれ、せめて一服だけでもさせてくれ。」彼はコーヒー愛飲者の極みらしくコーヒーを飲みながら死にたいと思ったのであろう。
当然、ロバートは却下する。が、ふいにいい案が浮かんできた。「いいだろう。一服するのは許可する。そのかわり、その引き出しの中に睡眠薬が入っているな?お前はそれを飲んで服薬自殺するんだ。そうしないなら代わりに撃ち殺すだけだ。」
トータス氏はやむを得ず、この条件を飲んだ。彼はキッチンに行って淹れる準備をした。そのとき、トータス氏にある案が浮かんだ。コーヒーの棚ではなく、妻の飲む紅茶の棚を探しだし、その茶葉で紅茶を淹れた。
彼の最期の一服は紅茶、#red#アールグレイ#/red#だった。
「【世界田中奇行】夏だね、田中」「1Good」
見事な包丁さばきで有名な料理人、田中二十六三郎。
今日は豚のしょうが焼きを作るのだが、
しょうがを切るとき包丁ではなく、ハサミを使った。
一体なぜ?
今日は豚のしょうが焼きを作るのだが、
しょうがを切るとき包丁ではなく、ハサミを使った。
一体なぜ?
15年01月21日 22:10
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
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一流料理人田中二十六三郎。独身。38歳。
今日も一人寂しい夕餉。料理は手抜きである。
豚のしょうが焼きもチューブ入りのおろししょうがを使うのだが、
いざしょうがを入れる段階で、チューブ内のしょうがが残りわずかとなっていた。
いくら押しても出そうで出ない。出ては引っ込み。出ては引っ込み。
仕方ないのでチューブ式しょうがにハサミを入れてチューブを開き、
チューブにこびりついているしょうがを取り出した。
夏だね!
今日も一人寂しい夕餉。料理は手抜きである。
豚のしょうが焼きもチューブ入りのおろししょうがを使うのだが、
いざしょうがを入れる段階で、チューブ内のしょうがが残りわずかとなっていた。
いくら押しても出そうで出ない。出ては引っ込み。出ては引っ込み。
仕方ないのでチューブ式しょうがにハサミを入れてチューブを開き、
チューブにこびりついているしょうがを取り出した。
夏だね!
「ギュウニクのスープ」「1Good」
その店の看板メニューである「牛肉のスープ」の注文が激減した原因は、
牛肉のスープに使われている牛に【 A 】をはったせいだという。
【 A 】とは何だろうか?
牛肉のスープに使われている牛に【 A 】をはったせいだという。
【 A 】とは何だろうか?
15年01月23日 21:31
【20の扉】 [牛削り]
【20の扉】 [牛削り]
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灯台下暗しとはよく言ったもので……
解説を見る
ある男が、とある海の見える#red#食品宅配サービス会社#/red#に電話をかけた。
ウェブサイトでメニューを見ながら、男はあるメニューについて尋ねた。
「#b#すみません。7番のメニューは牛肉のスープですか?#/b#」
「はい・・・ 牛肉のスープに間違いございません。」
男は別のメニューを頼むことにした。
───────────────────────────
──────────────────────
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────────────
───────
──
#big5#食#/big5#品宅配サービス「㈱牛の塊」の看板メニューは「牛肉のスープ」である。
こだわり抜いた牛肉の品質に一家言ある牛田社長、この度ウェブサイト上に牛肉の紹介ページを作成した。
お食事メニューの「牛」の字をクリックすると、牛肉紹介ページに飛べるようにしたのである。
「これで牛肉マニアの注文が殺到するぞ」とご満悦の牛田社長。
ところがその直後から、「牛肉のスープ」の注文がぱったりと途絶えてしまった。
不審に思った頭脳派社員の鳥羽君、ウェブサイトを総ざらいチェックし、ついに原因を発見した。
牛田社長が中途半端に、メニュー名に使われている#red#「牛」の字のみにリンクを張ったために、「牛」に下線が引かれ#/red#、メニューは次のように読めたのである。
#big5#「生肉のスープ ¥1,200-」#/big5#
食の安全が叫ばれる昨今、こんなものを注文する猛者はボブ・サップくらいである。
事実、牛肉紹介ページ開設からの売上げの80%はボブ・サップの注文によるものだった。
鳥羽君の忠告により反省した牛田社長は、メニュー名を「ギュウニクのスープ」に変更した。
よって、【 A 】に当てはまるのは、「#red#リンク#/red#」である。
ウェブサイトでメニューを見ながら、男はあるメニューについて尋ねた。
「#b#すみません。7番のメニューは牛肉のスープですか?#/b#」
「はい・・・ 牛肉のスープに間違いございません。」
男は別のメニューを頼むことにした。
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#big5#食#/big5#品宅配サービス「㈱牛の塊」の看板メニューは「牛肉のスープ」である。
こだわり抜いた牛肉の品質に一家言ある牛田社長、この度ウェブサイト上に牛肉の紹介ページを作成した。
お食事メニューの「牛」の字をクリックすると、牛肉紹介ページに飛べるようにしたのである。
「これで牛肉マニアの注文が殺到するぞ」とご満悦の牛田社長。
ところがその直後から、「牛肉のスープ」の注文がぱったりと途絶えてしまった。
不審に思った頭脳派社員の鳥羽君、ウェブサイトを総ざらいチェックし、ついに原因を発見した。
牛田社長が中途半端に、メニュー名に使われている#red#「牛」の字のみにリンクを張ったために、「牛」に下線が引かれ#/red#、メニューは次のように読めたのである。
#big5#「生肉のスープ ¥1,200-」#/big5#
食の安全が叫ばれる昨今、こんなものを注文する猛者はボブ・サップくらいである。
事実、牛肉紹介ページ開設からの売上げの80%はボブ・サップの注文によるものだった。
鳥羽君の忠告により反省した牛田社長は、メニュー名を「ギュウニクのスープ」に変更した。
よって、【 A 】に当てはまるのは、「#red#リンク#/red#」である。
「ウミガメのスープ☆」「1Good」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した。
その後、男は自殺した。
何故でしょう?
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した。
その後、男は自殺した。
何故でしょう?
15年01月23日 22:07
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]

SPはディダムズさんです。
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むかしむかし
あるところに、スープの大好きな男がいました。
彼は浜辺で子供にいじめられている海亀を助け、お礼にと亀の背中に乗せられて深海の城、竜宮城へ行きました。
竜宮城ではとても美しい乙姫と出逢い、魚たちの舞や豪華な料理でもてなされました。そこでの時間は素晴らしいものでした。いつしか男と乙姫は恋に落ち、結婚して幸せに暮らそうと誓いました。
しかしやはり男にも心残りがありました。地上の親や友人のことです。
そして男は、一旦地上へ戻して欲しいと頼み、ウミガメの背中にのって帰りました。
地上でのやることを済ませ、竜宮城に戻ろうとした時、男はふと地上のご飯を最後に食べておこうと思い立ち、よく行っていた近くの海の見えるレストランへいきました。
男は食事を堪能しました。そしてシメに大好物、ウミガメのスープを注文しました。
しかしよく考えると、この辺りではウミガメは捕れないはずです。男はどうせ輸入したような不味いウミガメだと思いました。
しかし運ばれてきたスープを一口飲むと、男は驚愕しました。
取れ立てのウミガメの味がするのです。
男は偽物の別の食材を使っているのかと予想し、シェフに聞いてみました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
「本当にウミガメなのですか?間違いないですか?」
「はい、たまたま先程この近くで捕れたウミガメですが、何か?」
男は全てを悟りました。このウミガメは竜宮城のウミガメだ、と。
男は手紙を海に沈めたり、他のウミガメを探したりしましたが空しいばかりで帰る手段は見つかりません。
男は数日後、乙姫を裏切ってしまった絶望から自殺したのでした。
☆要約解説☆
男は、竜宮城に戻らなければならないのに、移動手段であるウミガメが殺されてしまい戻れなくなって絶望した。
あるところに、スープの大好きな男がいました。
彼は浜辺で子供にいじめられている海亀を助け、お礼にと亀の背中に乗せられて深海の城、竜宮城へ行きました。
竜宮城ではとても美しい乙姫と出逢い、魚たちの舞や豪華な料理でもてなされました。そこでの時間は素晴らしいものでした。いつしか男と乙姫は恋に落ち、結婚して幸せに暮らそうと誓いました。
しかしやはり男にも心残りがありました。地上の親や友人のことです。
そして男は、一旦地上へ戻して欲しいと頼み、ウミガメの背中にのって帰りました。
地上でのやることを済ませ、竜宮城に戻ろうとした時、男はふと地上のご飯を最後に食べておこうと思い立ち、よく行っていた近くの海の見えるレストランへいきました。
男は食事を堪能しました。そしてシメに大好物、ウミガメのスープを注文しました。
しかしよく考えると、この辺りではウミガメは捕れないはずです。男はどうせ輸入したような不味いウミガメだと思いました。
しかし運ばれてきたスープを一口飲むと、男は驚愕しました。
取れ立てのウミガメの味がするのです。
男は偽物の別の食材を使っているのかと予想し、シェフに聞いてみました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
「本当にウミガメなのですか?間違いないですか?」
「はい、たまたま先程この近くで捕れたウミガメですが、何か?」
男は全てを悟りました。このウミガメは竜宮城のウミガメだ、と。
男は手紙を海に沈めたり、他のウミガメを探したりしましたが空しいばかりで帰る手段は見つかりません。
男は数日後、乙姫を裏切ってしまった絶望から自殺したのでした。
☆要約解説☆
男は、竜宮城に戻らなければならないのに、移動手段であるウミガメが殺されてしまい戻れなくなって絶望した。