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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのGood

人生最小の危機「1Good」
買い物の最中、カメオは誤って小銭を落としてしまった。

鳴り響く音を聞きながら、
「これは大変なことになった」
とカメオは思った。


別に小銭くらい落としたところで大したことはないのに、
カメオはどうかしたのだろうか?
14年09月09日 00:16
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]

21杯目も食べてくれるかな?




解説を見る
カメオは#red#オークション#/red#会場にいた。

出品された#red#珍品、エラーコインの50円玉#/red#に
カメオは冗談半分に100万円で入札したのだ。

「どうせ誰かが競り落とすだろう」

そう思っていたカメオだったが、
その後それ以上の価格を提示する参加者はおらず、
結局カメオが100万円で競り#red#落とす#/red#ことに。

#red#鳴り響くハンマーの音。#/red#

「これは大変なことになった。#red#そんな金持ってない#/red#よ」

オークションにおいて、競り落とした商品の金額を支払わないのは
重大なルール違反だ。


カメオがこの後どうやって危機を乗り越えるのか? それはまた別の話。
料理人と華道家が何か相談をしている。

料理人「卵焼き、肉じゃが、かな……」
華道家「なら、山桜、芍薬、だね……」


二人は何の相談をしているのだろうか?


※嘘は無し、リスト聞きはOKのルールです。
14年09月15日 14:16
【20の扉】 [低空飛行便]

枠が空いているうちにこっそりと20の扉を初出題してみる。→こっそりはやめました。




解説を見る
料理人と華道家は#red#クロスワード問題#/red#を
相談しながら二人で解いていた。

そのクロスワード問題


■や■し■
たまごやき
■ざ■く■
にくじやが
■ら■く■
男が亀夫に持ってきたのは少し変わった商品だった。


男が持ってきた商品、それは「尿」
つまり おしっこ である。


亀夫も始めは「誰がそんなものを買うのか」と鼻で笑ったが
男の話を聞くうちに「なるほど」と納得しその尿を高値で買い取った。


なぜ亀夫が尿を高値で購入したのか推理し、状況を補足してください。
14年09月16日 15:49
【ウミガメのスープ】 [真央]

スープ販売中




解説を見る
男が亀夫に持ってきたのは少し変わった商品だった。


亀夫「おいおい、職場には来るなと言ってたはずなんだが・・・」
男「すみませんね、ちょっとした情報が入ったのでお得意様を回ってる途中でして」

亀夫の個人オフィスにやってきたのは少しガラの悪そうな男
普段は街角で立ち亀夫のような人物に麻薬などを売って生活していた。

亀夫「で、何を売りに来たんだ?」
男「ええ、尿ですよ」

男の出した商品に怪訝な顔を浮かべながら亀夫は「誰がそんなものを買うのか」と鼻で笑った。

男「いらないとおっしゃるのなら構いませんが、話を聞いてからお考えください」
亀夫「いらないいらない、そんな物を買ったところで何に使えというのだ」

そっけの無い態度をとる亀夫に男は一言
「この会社で本日抜き打ちの検査があるのですがねぇ?」

この一言が決め手となった
普段この男から買った麻薬はもちろん自分で使っている。
尿検査の検査結果に問題があるとすれば亀夫はすぐにでもこの会社をクビになるだろう。

男「この尿を提出すれば何の問題も無く会社に残れますよ」
という説明に亀夫は「なるほど」と納得し尿を高額で購入することとなる。



【赤い文字】 #red#注意:麻薬、危険ドラッグ、それらに類似するものの使用はやめましょう #/red#


温かい方程式「1Good」
宇宙船に乗り込み、地球を出発した男。
彼の仕事は、ある星に物資を届けることだった。
ところが、彼の知らぬ間に、少女が宇宙船に忍び込んでいたのだ。
宇宙船には、もとより一人分の食糧しか用意されてない。
少女が増えた分を考慮して計算し直したところ、どう節約しても二人が目的地まで到着するのは不可能だとわかった。
通常であれば、密航者である少女を宇宙へ放り出すところだ。
しかし、最終的には男が宇宙へ放り出された。

どういうことだろう?
14年09月19日 21:26
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープde方程式もの




解説を見る
俺は一人で宇宙船に乗り込み、地球を出発した。
俺の仕事は、ある星に――そう、資源の乏しい「ある星」に、物資を届けることだった。
ぐんぐん遠ざかっていく地球を、宇宙船の窓から眺めていると、ふいに後ろから物音がした。
慌てて振り返ると、そこには見知らぬ少女がいた。
宇宙船には俺一人で乗ったはずだ。
「何故……?」
少女は固い表情で、俺を見つめ返す。
「ごめんなさい……兄に会いたくて」
「兄?」
「あの星へ行くのでしょう? 私の兄がそこにいるの。操縦室で、目的地を確認したの」
なんということだ。
そこまでして彼女が兄に会いたがる理由はわからないが、とんでもないことになったことだけは、徐々に理解し始めていた。
「確かに目的地はある星に設定してある」
ここに二人いるのはまずい。大変まずい。
「だが、それは本当の目的地じゃないんだ。第一、その星まで到着するためのワープ機能が、この船にはないんだ」
そう、ただうまく宇宙へ飛び出すために、仮の目的地を入れただけだったのだ。
「君はその星には行けない」
「……えぇっ?」
少女は目を見開いて動揺している。そりゃあそうだろう。密航の罪まで犯して、目的の星まで行けないなんて。
「じゃ、じゃあ、戻って! 今すぐ地球へ戻ってよ!」
「それも、できない」
この瞬間が、出発にはギリギリのタイミングだったのだ。これ以上早いと、目的地までの燃料や食糧が積み切れなくなる。そしてここで戻れば、間に合わなくなる。
「戻れば物資を届けるのに間に合わない。君一人のために、大勢の人を犠牲にするのか?」
しかし……戻れないということは。困ったことになった。
食糧は、一人分しか積んでいないのだ。



ショックで泣き出した少女は、うるさかったが放っておいた。
しばらくすると泣き疲れて眠ってしまったが、その無防備さが返って俺には辛かった。

俺は数学者だ。
自分で言うのもおかしいが、天才的な頭脳を持っており、あらゆる功績を挙げていた。
しかし……俺は、所詮偏屈な学者だった。
ある重大な事実に気づき、その計算の結果を示してみても、世間は理解しようとしないし、興味を持とうともしなかった。
自分の危機感を人に伝えようにも、俺には数式で示すことしかできない。
同じ数学者達も、俺の考えには賛同してくれなかった。俺が示す方程式の意味を理解できる人間が、数学者の中にさえいなかったのだ。
俺しか知らない事実……つまり、これは俺の、俺しかできない仕事なのだ。
そう考えて、秘密裏に物資をかき集め、ありとあらゆる類の資料を宇宙船に詰め込んだ。
何度もシミュレーションを重ね、燃料や、俺の食糧の必要量を計算した。
思いつく限りの状況を想定し、最善を尽くして準備をした。
なのに……このイレギュラーだ。

とにかく計算をしよう。無理だとわかればそのときは――俺の思惑など知らない彼女は、まだ眠っている。
そのときは……俺か彼女が、宇宙へ放り出されることになる。


目覚めてはまた泣き、泣き疲れて寝て……一日ほど繰り返してから、ようやく落ち着いてきた少女に、とにかく状況を説明することにした。
「俺には仕事がある。必ず成し遂げなければならない仕事だ。このまま目的地へ進む。まずこれに納得できないなら、君を宇宙へ放り出すしかない」
俺の言葉に、少女はただ頷いた。彼女の状況は不幸だし、同情もするが、彼女一人を優先するわけにもいかないのだ。
「この宇宙船には、俺一人が目的地まで辿り着けるだけの食糧がある。しかし、計算したところ、どんなに節約しながら食べても、二人とも生きて目的地まで着くことはできない」
ぴくりと少女の肩が動いたが、構わず続ける。
「俺一人が生き残るにはこれが限界だと、わかった時点で――」
その先は、聞かなくてもわかるだろうけれど、しっかり言っておく。
「――俺は君を宇宙へ放り出す」
さあっと青ざめる少女。
「何か質問はあるか?」
しばし沈黙したのち、遠慮がちに、少女は聞く。
「目的地には、いつ着く予定なの?」
尤もな質問だ。俺は手元の計算結果を見ながら答える。
「37年4ヶ月と11日…いや、もうすぐ出発してから24時間になるから、10日か」



それから、俺と少女は宇宙船の中で共同生活を始めた。
兄の話を彼女はしなかったし、俺も聞かなかった。兄どころか、家族にも友人にも会えなくなってしまった彼女を、どう慰めて良いか知らなかったし、慰める必要があるのかどうかも俺はわからなかった。
数式にならない物事は、俺には理解しようがない。
宇宙船では一人で数学をしようと思っていたのだが、意外なことに少女は数学に興味を持ち、そのうち彼女に数学を教えることになった。
数学くらいしかやることがない船内で、彼女はみるみる知識を吸収していった。
十年経った頃には、彼女に自分の理論を話して聞かせられるまでになった。俺が危惧したこと、それを表す数式、解決のための俺の行動。
地球では誰も理解してくれなかった話を、宇宙で出会った少女は理解してくれた。
もはや少女とは呼べない年齢になっていたが、俺の話を真剣に聞く彼女のまなざしは、初めて出会った頃と寸分も変わらなかった。


「良かった。間に合うようだ」
地球を出発した頃、既に40代だった俺は、無重力の影響で筋力が衰えてしまう宇宙で、そう長く生きられるはずがなかった。
軌道に乗ればなんとか物資は到着する。途中で俺が死んでも、何も到着しないよりはマシだと、そう考えて出発した。
しかし……彼女がいる。彼女がやり遂げてくれるならば、より確実に、より有用な物資や資料を届けられる。
宇宙に出て30年。もはや身動きも取れなくなった身体だったが、そんなことはどうだっていい。俺の計算に狂いはない。
「後は、任せた」
もはや中年となった元少女は、目に涙をためながら、うなずいた。
「頼む……」
俺がこのタイミングで死ねば……残り一人分の食糧は、目的地までなんとか足りる。
「俺の死体は、宇宙へ放り出してくれ……腐敗したら君の身体にも悪いし、物資に影響があってもまずい」
彼女は俺の手をしっかり握る。握り返す力は、俺にはもう、ない。
「地球を、頼む……!」
環境破壊が進み過ぎた、30年前の地球。俺は計算結果を示して散々主張した。しかし誰にも相手にされなかった。このままでは天変地異が起こり、人類は滅亡への道を歩むことになると、何度言っても理解されなかった。
それでも、俺は地球が、大事だったのだ。
人間嫌いの偏屈な学者が、笑える話だが、それでも俺は……

この宇宙船は、ちょうど地球の環境が落ち着く頃に到着する手はずになっている。
どれだけの人間が生き残れているかわからないが、俺のシミュレーション結果では、原始的な生活に戻らざるを得ない状況だと予測された。
この宇宙船の物資が……食糧や動植物のサンプル、生活用品、そして、人類の知恵――科学の成果が、生き残った人間の希望になるはずだ。

薄れゆく意識の中、彼女が静かに泣き出したことだけは理解できた。
親子以上に歳の離れた彼女への感情を、どう表現していいか、よくわからない。
わからないけれども……


君に教えた、俺の方程式は、温かかっただろうか?

END

#b#男が向う星は「未来の地球」。数年のうちに人類が滅亡寸前となることを予測した男は、宇宙船にあらゆる類の資料や物資を詰め込み、宇宙へと逃げ出した。地球の環境が落ち着くまでにかかる時間を計算し、それまで持つ一人分の食糧を用意したが、数十年という長い年月だったので、男は途中で死ぬ可能性が高かった。そこで、二人で食糧を消費できるギリギリの年月まで待ち、それを過ぎても自分が死ななかったら、少女を宇宙へ放り出すつもりだったのだ。結局男は食糧が不足する前に死ぬことになったので、残りの食糧を少女に譲り、物資の輸送を彼女に託した。死体を船内に置けば腐敗し物資や彼女にも悪影響を与えるので、宇宙に放り出すよう希望した。/b#
ワンダートリック「1Good」
犯行時間、男は犯行現場にいなかったため犯人と断定された。

一体どういうことなの?
14年09月20日 19:51
【ウミガメのスープ】 [なさ]



解説を見る
ある大学の期末試験。
机の上に置いた学生証の写真から、ある生徒の替え玉受験が発覚した。
替え玉をしていた生徒はもちろん、その場にいなかった替え玉を頼んだ生徒も犯人として処罰された。