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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのGood

人の言葉を話すゴリラの研究をしている博士と助手。
ある密林の奥でとうとう目的のゴリラを発見した。
しゃべるゴリラの存在は、ラテ動物研究所で数体確認されているのみ。
もちろん、二人はとても喜んだ。
しかし博士と助手を見たゴリラが「タスケテ!タスケテー!」と叫ぶなり、
博士と助手は全速力で逃げ出してしまった。
なぜだろう?

※非現実的要素はしゃべるゴリラがいるだけです。
生態的にゴリラがしゃべるの無理だとしても優しい心で無視してください・・・
16年12月02日 23:27
【ウミガメのスープ】 [koto]

初出題になります。よろしくおねがいします。




解説を見る
助手「博士、なんで逃げる必要があったんですか? せっかく見つけたのに・・・」
博士「バカ!あのゴリラがなんでタスケテと叫んだと思う」
助手「そりゃ、覚えた言葉で我々に助けを求めて・・・」
博士「そこまでの知恵はない。オウムや九官鳥のように人の言葉を真似しているだけだ。じゃあ、あのゴリラはどうやってあの言葉を覚えた?」
助手「それは・・・」

博士「悲鳴を覚えたからだ!あのゴリラはすでに人を襲っているんだよ!」
カメオの心「1Good」
「カメオ…また引きこもってしまったのか…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カメオの引きこもりを解決してあげてください。


回答スピードゆっくりです。
至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いいたします。
17年07月02日 01:43
【亀夫君問題】 [とむわん]

ぜひ、参加者目線でじっくりとお読みください。




解説を見る
きっかけは、幼い頃受けたいじめ。
理由もわからず友人からいじめられ、それを親に訴えてもまともに相手をされなかった。
味方がいない事に気づいた僕は、ある時無意識に自分の中に味方を生み出した。

それが、トミー。

この日以降、心なしかいじめられる回数が減っていった。
実際は回数が減ったのではなく、僕がいじめに耐えられなくなる回数が増えてその度にトミーが役目を交代してくれていただけだったんだ。
トミーは自分の役目をよく理解していたのか、僕をずっと守ってくれた。

その次に出てきたのはメアリー。
親が離婚する事になった上、2人とも僕を引き取ろうとしてくれず、なにもかもがわからなくなって頭が真っ白になった時に生み出した。
メアリーは何も知らない赤ちゃんのような人格で、目の前の
楽しい事を見つけてはそれに夢中になり、嫌な事を忘れようとしていた。

その次はゴン。
なんでも拳で片付けようとする危なっかしい人格。
両親に見放された僕を鼻で笑う高校の先生に対し、
ゴンは有無を言わさず思いっきり殴りかかった。らしい。

そうやって僕は、自分が知らない内にどんどん色んな人格を生み出し、
嫌な事があるたびに誰かに役目を交代してもらっていた。
自分ではそんな感覚はなかった。
ただただ、何をしていたか思い出せない事が多い。それだけだった。


20歳を過ぎた頃だろうか。段々、"記憶にない行動"は少なくなっていった。
どうやら、トミーがこのままではいけないと思い、
他の人格を1人ずつ説得し眠らせていったようだ。
きっかけは病院だったみたい。僕自身病院に行った覚えはなくて
その時も自分達の事を知られない方がいい、とトミー達が診察を受けたようだけど。


そして月日は立ち、人格が僕とトミーだけになった頃。
#b#僕は初めて僕自身の人格の状態で、過去の自分を撮ったビデオを見せられた。#/b#
そこには明らかに口調が違う"僕じゃない僕"がいた。
ここで初めて知った。

#b#僕は………多重人格?#/b#


その瞬間、僕の人格はまた心の奥に引きこもってしまった。
僕は何をしてたんだ?
僕は精神をきたしていたのか?
僕は…誰だ?

そうやって引きこもった僕を見ながらトミーは途方にくれてしまった。
カメオはこのままでいるわけにはいかない。
でも、もう打つ手が…。

そんな時にあらわれたのが#b#"多重人格という人格を持つ"、そうそこの君だ。#/b#


トミーも最初は驚いたみたい。せっかく今までの人格達を全て眠らせ、後は僕に現実を理解してもらって自分が眠るだけという段階までやってきたのに、さらに人格が生まれたのだから。


しかし僕とトミーは、君と話し合いをする中で理解する。

僕が最後に生み出した君は、
#b#"自分自信を客観的に見つめ直す為の人格"#/b#
だったんだと。



トミーは他の人格達とやってきたように、君と「おやすみ」の言葉を交わす。
そして君は、僕と「おやすみ」の言葉を交わす。
全ての人格は眠りにつき、そこにはまぎれもない僕だけが残った。

そして、僕は目を覚ますーーー



トミー。僕は君の事をずっと知らなかったけれど、
こんなに心の弱い僕がここまで生きてこれたのは君のおかげだ。
今まで…本当にありがとう。

そして、最後に生まれた多重人格という人格の君。
僕に現実を気づかせてくれてありがとう。


僕はこれから、本当の意味で1人で立てるように頑張っていくね。


■FA条件
・カメオが多重人格だと気づく
・参加者自身が「カメオの中の人格の1人」さらに「多重人格という1つの人格」だと気づく
・「多重人格という人格」が生まれたのは「カメオが自身を見つめ直そうとしているからではないか」と説得する
・「おやすみ」で、トミーと参加者が眠る
「1Good」
美術骨董のコレクターとして有名な富豪。

彼が所有しているなかでも名品のひとつ、歴史に名を残す名工の作になる壺。
作られた直後に名工が領主の不興を買い、斬首に処せられたという伝説がまとわれた壺。

この壺。富豪に対して友人知人はたびたび「見たい」と言う。
しかし富豪は、そう言われても決して壺を見せることはない。

どういうわけだろうか。
15年09月27日 14:43
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]

お昼下がりの13問目。




解説を見る
その壺は作られてすぐに歴史の表舞台から消え、
文献におおまかな特徴が伝えられるだけで、
実在にすら疑念が持たれている幻の壺だったのだ。

壺は紆余曲折を経て富豪の手に渡ったのだが、富豪も売り手の骨董商も、
出来がいい名品と思うだけで、#b#それが幻の壺とは知らなかったのである。#/b#

だから、富豪は友人と今日もこんな話をする。
友人#red#「その壺が本当にあるなら、一度でいいから見たいもんだね」#/red#
富豪「まったくだ。美術愛好家の夢だな」
と。
吾輩は泥である。
一体なぜ?



※当問題は虹色アイスさんの【吾輩は泥である】のオマージュです。
 虹色アイスさん、ありがとうございます。

15年04月20日 23:45
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



解説を見る
当問題を出題している今現在、
ラテシン内に【虹色アイス】さんというユーザーも
【吾輩は泥である】という問題も存在しておりません。



皆さん本当に申し訳ありません、僕は嘘つきです。



『嘘つきは泥棒の始まり』



“泥棒” の始まりは 【泥】



嘘つきな吾輩は、【泥】である。



キーンコーンカーンコーン

「では、『ロンリ学』第一回の講義を始めます。
 私は講師の根室理世(みちよ)です。
 ……って、あら、受講者は一人だけですか」
「あ、僕、久松っていいます。よろしくお願いします」
「久松君、よろしく。さっそくだけど、本題に入りますね。
 当講義では、みんなが陥りやすいロンリの罠について学んでいきます」
「ロンリの罠?」
「そう。筋道だてて話しているつもりでも、論理的に正しくないということは多々あります。
 それを私は、"ロンリの罠"と呼んでいます。例えば、次の例を見てみましょう」


(A)
#b#都築は冷たい牛乳を飲んだ翌日には、お腹が痛くなるという。#/b#
#b#では都築のお腹が痛くなる原因は何だろうか?#/b#


「これ、わかるかしら」
「え、これ普通に答えていいんですか?」
「どうぞ」
「えっと、牛乳でお腹を下すから?」
「久松君、それが、ロンリの罠なんです」
「え?」
「こんな条件を加えてみましょう」


(B)
#b#都築は毎日お腹が痛くなっている。#/b#


「そんな人いるんですか?」
「いるんです」
「はあ。でもこの条件で、何か変わりますか?」
「わかりませんか?
 この条件なら、牛乳を飲んだ翌日だろうとそれ以外の日だろうと、必ずお腹が痛くなることになります」
「ああそうか、牛乳が原因とは言えなくなる!」
「もちろん、牛乳が原因である可能性も残っていますけどね。
 論理的に語りたいのであれば、隠された条件についてもしっかり追及することが大事です。
 条件を明らかにできないのであれば、断定は避けるべきでしょう」
「なるほどなあ。あ、じゃあ先生、こうすれば牛乳が原因だと断定できそうですね」


(C)
#b#都築は冷たい牛乳を飲んだ翌日には、お腹が痛くなるという。#/b#
#b#そしてお腹が痛くなった日の前日には、冷たい牛乳を飲んでいる。#/b#
#b#彼は毎日牛乳を飲むわけではない。#/b#
#b#では都築のお腹が痛くなる原因は何だろうか?#/b#


「……久松君」
「はい、先生」
「まんまと掛かったわね」
「え、まさか……」
「実はこの都築という人は、私の知り合いなんです。
 そして彼は、まさしくあなたの作ってくれた(C)の文章通りの状況を抱えています。
 でも、彼に関していえば、#b#牛乳が原因だというのは明らかに間違えています#/b#」
「え、そんな……」
「久松君、これがロンリの罠です」


(C)に、ロンリの罠を回避しつつ回答せよ。
15年11月26日 01:39
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

新シリーズ開幕?




解説を見る
キーンコーンカーンコーン

「あら、もう休み時間のようですね。
 では手短に解説します」
「お願いします」
「私の知り合いの都築氏は、趣味で#red#筋トレ#/red#をやっているのです。
 趣味の範囲だから、毎日みっちりってほどではないけどね。
 で、筋トレの直後には、必ず#red#プロテインを飲む#/red#ことにしています。
 プロテインの推奨される飲み方は、#red#牛乳に溶かすこと#/red#。
 当然、彼もそれに従ってプロテイン牛乳を飲むわけです。
 別に牛乳が好きってわけじゃないから、それ以外で牛乳を飲むことはほとんどないそうよ」
「ははあ、じゃあ#red#都築さんが牛乳を飲むのは、筋トレをした日#/red#ってことですか」
「そういうこと。
 で、彼はメタボ気味なのが気になっているようで、筋トレメニューには必ず#red#腹筋運動#/red#を入れているそうです。
 つまり……」
「そうか、#red#筋肉痛#/red#だ!」
「そう、"お腹が痛くなる"というのは、#red#腹筋の筋肉痛#/red#を表していたのです。
 筋肉痛の原因は、牛乳ではあり得ないわね」
「なるほどなあ。
 でも先生、そうすると、あることがあることの原因だと断定できるのは、どんな時なんでしょう?」
「久松君、実はね、#b#事実についてのどんな観察結果があろうと、本当の意味で原因を断定することは不可能#/b#なんです。
 せいぜい、Aが起きた後にBが起きることが多いから、次にAが起きたらBも起きるんじゃないかな、と予想できるくらいです」
「ええ!? な、なんだか、身も蓋もないですね……」
「そんなことはないわよ。
 間違いの可能性をしっかり理解した上で考察を重ねていくこと。
 その先には必ず、価値のあるものが待っています」
「ほへー。奥が深いですねえ」
「時に久松君、きみ、もてないでしょ」
「え? なんでわかるんですか?」
「こんな簡単なロンリの罠に掛かるようでは、もてないはずです」
「せ、先生、それさっそく、原因の取り違えじゃ……」
「では、次の講義でお会いしましょう」



#big5#【要約解説】#/big5#
#b#都築が牛乳を飲むのは、筋トレをした後にプロテインを摂取するためである。#/b#
#b#筋トレをした翌日には、腹筋が筋肉痛になる。つまり、お腹が痛くなる。#/b#
#b#腹筋の筋肉痛の原因は、牛乳ではなく筋トレであると考えるのが普通である。#/b#