みんなのGood
ある夜、女がその空間に足を踏み入れると、そこには何人かの人が既にいた。
女はしばしその空間で目を閉じ、眠りについた。
しばらくして目を覚ますと、女は自分に起きた幸運を喜んだ。
しかしその空間から出た直後、女は非常に驚き、軽い恐怖を覚えた。
同じ頃、男は安堵の息をもらした。
状況を補完してください。
13年03月10日 20:36
【ウミガメのスープ】
[兎]
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女は仕事を終え、疲れた表情でバスに乗り込んだ。運転手と乗客が数人いた。
その日女は疲れていたせいか、少しうとうとしてしまった。
「亀ケ丘一丁目、停車します。」
運転手のアナウンスに、ハッと目が覚めた。
誰かが降車ボタンを押してくれたらしく、寝過ごさずに済んでラッキー、と女はニヤリと笑ってバスを降りた。
しかし、女を降ろしてバスは扉を閉めて行ってしまった。
あれ?じゃあ誰がボタンを押してくれたの?ひょっとして幽霊?怖ー。女は身震いしながら家路についた。
同じ頃、バスに乗っていた一人の男は安堵の息をついていた。
「あぶねー。寝ぼけてて亀沼一丁目と聞き間違えて亀ケ丘一丁目でブザーを押してたよ。あそこで降りる人がいて本当に良かった。」
男は朝起きて電話をかけた。
誰も出なかった。
男は満足してそのまま電話を切った。
状況を説明してください。
13年02月28日 01:38
【ウミガメのスープ】
[3000才]
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男は出張先のホテルで起きると、テレビをつけた。
ニュースで、自宅の近くで火事が起きたことが報道されていた。
火事が起きた詳しい場所などは分からなかったため、男は自分の家が火事にあっていないか心配になった。
自宅に電話をし、留守番電話がいつも通り再生することを確認すると、自宅は火事で焼けていないことに安心して電話を切った。
とある町から近くの都市へは特急バスが出ている。
ところがある日、都市へ向かう途中でこのバスが急に停車してしまった。
運転手によると何かバスに異常があったらしい。
乗客達は不安そうにしていたが、なぜか皆微笑んで拍手をしていた。
いったいこのバスに何がおこったのだろうか?
10年09月05日 23:02
【ウミガメのスープ】
[ディダムズ]
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特急バスが発車して少しすると、1人の老人が慌てて運転手に話しかけてきました。
「孫が事故にあったと聞いて、慌てて特急バスに乗ってしもうた。申し訳ないんじゃが、市立病院前で下ろしてもらえないじゃろうか?」
ところが運転手は困ってしまいます。
「そうして差し上げたいのですが、他のお客様からも"好きな場所で止めて"とおっしゃられた時にお断り出来なくなりますので、規定の場所以外でお停めするわけには…。」
「お願いじゃ、孫が心配で心配で…。」
運転手も他の乗客達も何とかできないものかと考えますが、どうすることもできず、バスはどんどん病院に近づいていきます。
あと少しで病院を通り過ぎてしまうというところで、運転手は閃きました。
「お客様に申し上げます。運転中異常を感じたため、ブレーキテストと、ドアの開閉チェックを行います。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。」
バスは病院の前に停止し、ドアが開きました。
不安そうにしていた老人はハッと気付くと、急いでバスを降りて行きます。
「ありがとう!ありがとう!」
お礼を繰り返しながら老人が去っていくと、ゆっくりとバスのドアが閉まりました。
老人の孫を心配しながらも、運転手の優しさと機転に大きな拍手が湧き起こります。
「ブレーキテスト終了、ドアの開閉チェック完了!お待たせ致しました、発車します。」
新進気鋭の若手作家が上梓した最新作は、ある大物作家の作品と、設定も展開もひどく似通っているという。しかし、誰もそれを指摘しようとしない。何故だろう?
16年08月04日 18:51
【ウミガメのスープ】
[az]
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若手作家の最新作は、史実に基づいた歴史小説。同じ時代、同じ人物をクローズアップした作品なら、先行の作品と設定や展開が酷似するのは当然である。
学校の前でバスに乗った女の子は、バスが発車しないうちに泣きながらふらふらと降りてきました。どうしてでしょう?
(SPを黒井由紀さんにしていただきました。とってもありがとうございます!)
15年06月19日 19:59
【ウミガメのスープ】
[芳香]
いいね!(味が)、とってもありがとうございます……!
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学校の前にやって来た献血バス。O型が足りませんとの係員さんの呼び掛けに、だったら献血してこようかなと女の子は乗り込みました。
受付をして、用意された事前質問に答えていって、問診をされ、血圧も測ってもらい、いざ。
と思ったら、「あらっ、あなたA型なんですね」と係員さんがちょっと驚いたように何気なく言って、それを聞いた女の子は固まりました。
女の子の両親はいずれもO型で、O型からはA型の子供はうまれないはずなのに。
そんな、どうして? お父さんの浮気、お母さんの? それともわたしは、ほんとうはどっちの子でもないの? 十八年間育ててくれたお父さんとお母さんは、わたしのお父さんとお母さんじゃないの?
茫然としながらも採血を済ませ、ふらふらと覚束ない足取りでバスを降りる一秒前、ぽろりと女の子の目から涙が落ちました。
そしてその日の夜です。家に帰った女の子は、夕食を食べながら切り出しました。
「今日、献血に行ったんだけど」
お父さんとお母さんは、ぎくりとしたように動きを止めました。
「わたし、ずっとO型だと思ってたし、お父さんもお母さんもそう言ってた。でも、お姉さんが、A型ですって」
お父さんとお母さんは顔を見合わせて、それから「黙っててごめんなさい」とゆっくり話してくれました。
彼女はお母さんの大親友から産まれたこと。大親友、つまり女の子の本当の母親は女の子が一歳のとき、その夫、つまり本当の父親と一緒に事故で亡くなってしまったこと。駆け落ちをした母親と父親には頼れる親戚もおらず、お母さんは大親友の忘れ形見をその手で育てると決めたこと。お父さんも賛成して、十七年間、女の子を二人で大切に育ててきたこと。
「確かに最初は、親友の子供だからって理由で引き取った。でもね、もうあなたは私達の子よ。紛れもなく、私達の大事な娘よ」
話を聴いて、女の子はバスを降りたときとはまた違う気持ちで泣き出しました。まだ細い、けれどとても大きくなった肩をお父さんが抱き寄せます。お母さんは女の子の背中を撫でながら、「今度アイツのお墓参りいこうか、『娘はもらったって悔しがらせてやる』」、とささやいて、涙声で笑いました。
めでたしめでたし。
要約解説
#big5#「献血バスにて、検査で自分の本当の血液型が親から産まれるはずのないものだとしった女の子は、自分が今まで両親だと思ってきた人達の子供ではないと悟り泣いてしまった。」#big5/#