「私を負かせて下さい」「2ブックマーク」
やぁ、ラテシンユーザーの皆さん。私はとあるロボット技師だ。
今回はとある発明を使って皆さんと知恵比べをしようと思ったのだよ。
それがこの応答ロボット『カメオ』。
あなた方の勝利条件はカメオに「いいえ」と言わせることだよ。
では頑張ってね。
【ルール】
・カメオはあなた方の言葉に対して質問の内容が合っていれば「いいえ」、間違っていれば「はい」と言います。
・どんな質問をしても、「私」がカメオの中のデータを瞬時に変えて間違っていることにして「はい」と言わせます。
・指示をするのは禁止です。
・ルールへの質問は【ルール】と最初につけて質問してください。
今回はとある発明を使って皆さんと知恵比べをしようと思ったのだよ。
それがこの応答ロボット『カメオ』。
あなた方の勝利条件はカメオに「いいえ」と言わせることだよ。
では頑張ってね。
【ルール】
・カメオはあなた方の言葉に対して質問の内容が合っていれば「いいえ」、間違っていれば「はい」と言います。
・どんな質問をしても、「私」がカメオの中のデータを瞬時に変えて間違っていることにして「はい」と言わせます。
・指示をするのは禁止です。
・ルールへの質問は【ルール】と最初につけて質問してください。
17年08月07日 21:24
【新・形式】 [チハ]
【新・形式】 [チハ]
皆様の勝利です
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いやはや、さすがラテシンの人達だ。
問題文に書いてあるのは「質問」をした場合のみ、データを書き換える事だからね。
しかも最初から質問文を「はい」と結論づけられているなんて、データを書き換えてもどうしようもできないじゃないか!
私の負けだよ、おめでとう。
また手合わせ願いたいね。
また逢う日まで、ごきげんよう
問題文に書いてあるのは「質問」をした場合のみ、データを書き換える事だからね。
しかも最初から質問文を「はい」と結論づけられているなんて、データを書き換えてもどうしようもできないじゃないか!
私の負けだよ、おめでとう。
また手合わせ願いたいね。
また逢う日まで、ごきげんよう
「高みへ」「2ブックマーク」
私は目立ったが満足しなかった 目的は果たしたというのに なぜ満足しなかったのだろう?
16年03月14日 23:11
【ウミガメのスープ】 [shinshin]
【ウミガメのスープ】 [shinshin]
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私はラテシンで正解をとった
けれど出題者が間違えて良い質問にしてしまっていたのだった
だから雑談欄で申し出たよ
けれど出題者が間違えて良い質問にしてしまっていたのだった
だから雑談欄で申し出たよ
「死を呼ぶ娘の反抗期」「2ブックマーク」
今朝までは普通に会話していた娘に無視されたカメオは
自らの死を確信した。
一体どういうことだろうか?
自らの死を確信した。
一体どういうことだろうか?
17年06月07日 00:10
【ウミガメのスープ】 [todo]
【ウミガメのスープ】 [todo]
解説を見る
ふぁ~あ、よく寝た~。さて、さっさと仕事の続きしますか。
あれ、そういえばなんで寝てたんだっけ?
というかここどこ?病院?
「……何だか慌ただしかった……何かあった……」
「……トラック……歩道に……」
なんか記憶が曖昧だな。行きつけの定食屋で昼飯食ってその後職場に戻って……
んん?職場に戻ったっけ俺。まずここってどう見ても職場じゃなくて病院だし。
「……即死だったみたい……」
「……お気の毒に……」
流石に昼間から酒は飲んでないし……そもそも記憶が無くなるほど飲んだことなかったな。
「……ご息女が到着しました……」
「……わかった……案内して……」
うーん、考えれば考えるほど謎が深まるばかり……ってあれはカメコじゃないか。
おーいカメコ―。なんでこんなところにいるんだー?
「お父さん!お父さん!」
はいはいお父さんですよーって病院の中を走るんじゃない!他の人に迷惑だろう!
それに制服姿じゃないか!学校はどうした学校は!おい止まれったら!
……そのまま通り過ぎてしまった。
え、もしかして#b#無視された#/b#ってこと?可愛い可愛いカメコが反抗期?いやいやそんなはずは……
でももう中学生だし思春期だしそういう年頃でもおかしくないのか……?
いやー!これからずっと無視されると考えると胸が苦しい!幼稚園の時に「お父さん大好き!」って言ってくれたのに!仕方ないこととはいえ耐えられそうにない!
おーい、待ってくれー!
――――――――――――――
やっと追いついた……。
なあカメコ、なるべくお父さんカメコに嫌われないように努力するから無視は勘弁してくれ!
「お父さん。なんで……。」
おーい、カメコ―?カメコ―!
はぁ、やっぱり無視か……ってあれ、母さんもいるじゃん。
なあ母さん、カメコが反抗期に入ってしまったようなんだが父さんどうしたらいいかな?
「あなた……グスッ」
えーもしかして母さんも無視?なにこれドッキリ?
愛する二人から無視されるなんてお父さん明日から生きていける自信がないよ。
しかもなんで二人とも泣いてるのさ。なに?全米が泣いた映画の上映会してるの?
お父さんも見たいからそこの医者の方ちょっと前ごめんなさいね……ああ。
#b#――目を焼く白い光と鮮やかな赤い何か#/b#
そうか
#b#――肺が押し潰されて漏れ出た呻きと見知らぬ誰かの悲鳴#/b#
思い出した
#b#――今みんなの視線の先にいるのはここに立っている「俺」ではなく#/b#
俺って
#b#――ベッドで静かに横たわっている俺だった#/b#
#red#死んだんだ#/red#
#b#<要約解説>#/b#
#b#娘に無視されていたのはカメオが幽霊だったから。このことに気づいたカメオは自分が死んでいることを確信したのである。#/b#
あれ、そういえばなんで寝てたんだっけ?
というかここどこ?病院?
「……何だか慌ただしかった……何かあった……」
「……トラック……歩道に……」
なんか記憶が曖昧だな。行きつけの定食屋で昼飯食ってその後職場に戻って……
んん?職場に戻ったっけ俺。まずここってどう見ても職場じゃなくて病院だし。
「……即死だったみたい……」
「……お気の毒に……」
流石に昼間から酒は飲んでないし……そもそも記憶が無くなるほど飲んだことなかったな。
「……ご息女が到着しました……」
「……わかった……案内して……」
うーん、考えれば考えるほど謎が深まるばかり……ってあれはカメコじゃないか。
おーいカメコ―。なんでこんなところにいるんだー?
「お父さん!お父さん!」
はいはいお父さんですよーって病院の中を走るんじゃない!他の人に迷惑だろう!
それに制服姿じゃないか!学校はどうした学校は!おい止まれったら!
……そのまま通り過ぎてしまった。
え、もしかして#b#無視された#/b#ってこと?可愛い可愛いカメコが反抗期?いやいやそんなはずは……
でももう中学生だし思春期だしそういう年頃でもおかしくないのか……?
いやー!これからずっと無視されると考えると胸が苦しい!幼稚園の時に「お父さん大好き!」って言ってくれたのに!仕方ないこととはいえ耐えられそうにない!
おーい、待ってくれー!
――――――――――――――
やっと追いついた……。
なあカメコ、なるべくお父さんカメコに嫌われないように努力するから無視は勘弁してくれ!
「お父さん。なんで……。」
おーい、カメコ―?カメコ―!
はぁ、やっぱり無視か……ってあれ、母さんもいるじゃん。
なあ母さん、カメコが反抗期に入ってしまったようなんだが父さんどうしたらいいかな?
「あなた……グスッ」
えーもしかして母さんも無視?なにこれドッキリ?
愛する二人から無視されるなんてお父さん明日から生きていける自信がないよ。
しかもなんで二人とも泣いてるのさ。なに?全米が泣いた映画の上映会してるの?
お父さんも見たいからそこの医者の方ちょっと前ごめんなさいね……ああ。
#b#――目を焼く白い光と鮮やかな赤い何か#/b#
そうか
#b#――肺が押し潰されて漏れ出た呻きと見知らぬ誰かの悲鳴#/b#
思い出した
#b#――今みんなの視線の先にいるのはここに立っている「俺」ではなく#/b#
俺って
#b#――ベッドで静かに横たわっている俺だった#/b#
#red#死んだんだ#/red#
#b#<要約解説>#/b#
#b#娘に無視されていたのはカメオが幽霊だったから。このことに気づいたカメオは自分が死んでいることを確信したのである。#/b#
「決して口外してはならぬ……」「2ブックマーク」
30年ほど前のこと。
高層ビルがあり、その20階に入居している会社があった。
ある日、ビルの真向かいにあるホテルの部屋で#red#男が女をナイフで刺し、逃走した。#/red#
20階の窓からその一部始終を偶然目撃した青年。
ホテルを指さして叫び声を上げる。その様子に青年の周囲へ人が集まってくる。
#red#しかし、青年も、周囲の人間も、その場ですぐに警察に連絡しようとはしなかった。#/red#
一体なぜ?
高層ビルがあり、その20階に入居している会社があった。
ある日、ビルの真向かいにあるホテルの部屋で#red#男が女をナイフで刺し、逃走した。#/red#
20階の窓からその一部始終を偶然目撃した青年。
ホテルを指さして叫び声を上げる。その様子に青年の周囲へ人が集まってくる。
#red#しかし、青年も、周囲の人間も、その場ですぐに警察に連絡しようとはしなかった。#/red#
一体なぜ?
16年06月19日 22:48
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
スローン&マクヘール風を意識した30問目。
解説を見る
青年は、#red#ビルの20階の外側で窓を清掃していた。#/red#
携帯電話も普及していない時代であるから、青年はもちろん連絡手段を持たなかった。
血相を変えた青年の様子を見て窓の近くに近寄ってきた人には、厚いガラスにさえぎられて青年の言葉が聞こえなかった。
なので、誰も連絡しようとはしなかったのである。
携帯電話も普及していない時代であるから、青年はもちろん連絡手段を持たなかった。
血相を変えた青年の様子を見て窓の近くに近寄ってきた人には、厚いガラスにさえぎられて青年の言葉が聞こえなかった。
なので、誰も連絡しようとはしなかったのである。
「全部カレー」「2ブックマーク」
疲れていたせいで、ポテトサラダになるはずだったじゃがいもも、きんぴらになるはずだったニンジンも、味噌汁に入るはずだったたまねぎも、角煮になるはずだった豚肉も、全部まとめてカレーになってしまった。
なのに、本来のメニューを楽しみにしていたはずだった家族も、大満足でカレーを食べた。
カレーの方が好きというわけでもないのに、どうしてだろう?
なのに、本来のメニューを楽しみにしていたはずだった家族も、大満足でカレーを食べた。
カレーの方が好きというわけでもないのに、どうしてだろう?
14年11月15日 21:28
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
カレースープ
解説を見る
学校から帰ってくると、いつもより家の中が静かだった。
ダイニングテーブルの上には、近所のスーパーのロゴが入ったビニール袋が置かれている。中身は野菜やお肉で、多分、今日の晩御飯の材料だ。朝、お母さんが、家族全員が大好きな角煮をつくってくれると言っていたことを思い出す。
けれど、そのお母さんは、リビングのソファに横になり、ぐっすりと眠っていた。疲れているのだろう、私が立てる物音にも、まったく反応がない。
どうしよう。
しばし考え込み、材料をじっと見つめ……私は静かに台所へ向かった。
「お母さん、起きて!」
軽くゆすられて、思わず目を開けると、ぼんやりとした輪郭の娘の顔がそこにあった。
一瞬状況がわからず、しかしすぐに大変なことに気がついた。
「……え!? あれ!? もうこんな時間!」
一気にくっきり見えるようになった視力が、時計の針を捉える。普段ならもう夕食を食べ始めている時間だ。
「ごめん、今すぐ作るから!」
うっかりソファに横になってしまい、そのまま寝てしまったようだ。なんという失態。慌てて立ち上がる。
しかし、ダイニングテーブルの上には、置いていたはずの買い物袋の姿はなかった。それどころか、夫も息子も既にテーブルについており、温かそうなカレーライスが4人分、行儀よく並べられていた。
「角煮とか、サラダとか、つくれなかったから……カレーになっちゃったんだけど……」
娘が申し訳なさそうにつぶやく。
「……これ、あなたがつくってくれたの?」
「お母さんの腕にはかなわないけど、ね」
確かに、ポテトサラダになるはずだったじゃがいもも、きんぴらになるはずだったニンジンも、味噌汁に入るはずだったたまねぎも、角煮になるはずだった豚肉も、全部まとめてカレーになっていた。普段なら、カレーライスでもサラダなどの付け合わせがあるのだけれど、今日は本当にカレーライスオンリーだ。
けれど……けれど。
「おなかすいたよー早く食べようよー」
「ほら、せっかくつくってくれたんだ、温かいうちに食べるぞ」
口をとがらせる息子に、にこにこしながら私を呼ぶ夫。うっかり眠ってしまった私を、誰も責めない。
「いつもごはん、ありがとうね。作ってみて、お母さんのすごさがわかったよ」
嬉しそうに楽しそうに、カレーライスを食べる家族は、本来のメニューとは違っていても、大満足な様子だった。
その日のカレーライスは、とてもおいしくて、けれどなぜだか少し、しょっぱかった。
END
#b#料理をするはずだった母が疲れて寝てしまっていたため、娘が代わりに夕食をつくってくれた。普段頑張る母への感謝と、娘の優しさを思って、家族全員大満足で娘がつくったカレーを食べたのだった。#/b#
ダイニングテーブルの上には、近所のスーパーのロゴが入ったビニール袋が置かれている。中身は野菜やお肉で、多分、今日の晩御飯の材料だ。朝、お母さんが、家族全員が大好きな角煮をつくってくれると言っていたことを思い出す。
けれど、そのお母さんは、リビングのソファに横になり、ぐっすりと眠っていた。疲れているのだろう、私が立てる物音にも、まったく反応がない。
どうしよう。
しばし考え込み、材料をじっと見つめ……私は静かに台所へ向かった。
「お母さん、起きて!」
軽くゆすられて、思わず目を開けると、ぼんやりとした輪郭の娘の顔がそこにあった。
一瞬状況がわからず、しかしすぐに大変なことに気がついた。
「……え!? あれ!? もうこんな時間!」
一気にくっきり見えるようになった視力が、時計の針を捉える。普段ならもう夕食を食べ始めている時間だ。
「ごめん、今すぐ作るから!」
うっかりソファに横になってしまい、そのまま寝てしまったようだ。なんという失態。慌てて立ち上がる。
しかし、ダイニングテーブルの上には、置いていたはずの買い物袋の姿はなかった。それどころか、夫も息子も既にテーブルについており、温かそうなカレーライスが4人分、行儀よく並べられていた。
「角煮とか、サラダとか、つくれなかったから……カレーになっちゃったんだけど……」
娘が申し訳なさそうにつぶやく。
「……これ、あなたがつくってくれたの?」
「お母さんの腕にはかなわないけど、ね」
確かに、ポテトサラダになるはずだったじゃがいもも、きんぴらになるはずだったニンジンも、味噌汁に入るはずだったたまねぎも、角煮になるはずだった豚肉も、全部まとめてカレーになっていた。普段なら、カレーライスでもサラダなどの付け合わせがあるのだけれど、今日は本当にカレーライスオンリーだ。
けれど……けれど。
「おなかすいたよー早く食べようよー」
「ほら、せっかくつくってくれたんだ、温かいうちに食べるぞ」
口をとがらせる息子に、にこにこしながら私を呼ぶ夫。うっかり眠ってしまった私を、誰も責めない。
「いつもごはん、ありがとうね。作ってみて、お母さんのすごさがわかったよ」
嬉しそうに楽しそうに、カレーライスを食べる家族は、本来のメニューとは違っていても、大満足な様子だった。
その日のカレーライスは、とてもおいしくて、けれどなぜだか少し、しょっぱかった。
END
#b#料理をするはずだった母が疲れて寝てしまっていたため、娘が代わりに夕食をつくってくれた。普段頑張る母への感謝と、娘の優しさを思って、家族全員大満足で娘がつくったカレーを食べたのだった。#/b#