「Farewell-Talk」「2ブックマーク」
AとBは、話に花を咲かせていた。
久しぶりに会った二人の会話は尽きず、夕方になってやっと、Aは女と共に帰って行った。
この後、Aは涙を流すこととなる。
どういう状況だろう?
久しぶりに会った二人の会話は尽きず、夕方になってやっと、Aは女と共に帰って行った。
この後、Aは涙を流すこととなる。
どういう状況だろう?
12年09月22日 12:44
【ウミガメのスープ】 [ろす]
【ウミガメのスープ】 [ろす]

解決しました。 寸評・感想などお願いします。
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小学生のA君は祖父のBが大好きだった。
祖父の家はA君の家から電車で1時間ほどの所にあり、A君は時間があれば車で送り迎えをしてもらい祖父の家へお泊りに行っていた。
しかし最近、母に「お泊りに行きたい」といっても、返ってくる返事はいつも「また今度ね」。
何度聞いても、同じ返事ばかり。理由も答えてくれない。
そんなことが続き、冬休みのある日、A君は決意する。
「ボクが一人で、行けば良い」
***************************
最近物忘れが酷い。夏、久しぶりに顔を見せた娘にそう告げられて、腹が立った。
自分がいつ物忘れをした?お前の記憶違いだろう。
そう返しても、娘は「いいから一回病院に行って?」と泣きそうな顔で行ってくる。
確かに小さな事を忘れることは人並みにある。しかしその人並みの物忘れで、どうして病院などに。
腹が立って仕方なかったが、一度見てもらえば娘も気が済むだろうと思い、仕方なく二人で病院に行くことにした。
下された結果は・・・「アルツハイマー病」
私は愕然とした。自分がアルツハイマーだって?
隣の娘は「やっぱり」という顔をして、涙を流した。
その反応を見て、私は全てを悟った。
私が「忘れたこと」を「忘れて」しまったのだ、と。
医師から病気の説明を聞き、親しいものまでも忘れてしまう事を知る。
そして私は、娘に告げた。
「もう孫には会わない」と。
あの子は私によく懐いている。そして私もあの子のことを本当に大事に思っている。
だからこそ・・・ 悲しい思いをさせたくなかった。
***************************
「おじいちゃん、ボクだよ!今日は一人で来たんだ!」
「こんにちは。ええと、どこの子かな?まあ、今日は寒いからね。中で温まっていくと良い。」
おじいちゃん?何を言っているんだ?
「おじいちゃん、ボクだって!Aだよ!」
「はて、君に会うのは初めてだったと思うが・・・。まあ、早く上がりなさい。そこは寒いだろう」
そうか、おじいちゃんは冗談を言っているんだ。
ボクがあまり遊びに来なかったから、イジワルしてるんだ。
家の中にあがり、いつもと同じように、話す。
楽しかったこと、嬉しかったこと、相談に乗ってもらいたいこと。
こうしていないと、涙が溢れてしまいそうだったから。
おじいちゃんは、嬉しそうにボクの話を聞いて、そして自分も色々と話してくれた。けど、「孫」というより「友達」に対する態度に近い、どこか他人という壁があるような雰囲気で。
おじいちゃん、早く嘘だと言ってよ。これじゃあ、本当に忘れられているみたいだよ。
夕方になり、Aは耐えかねて母に電話を掛けた。
「お母さん、おじいちゃんが変なんだ」
母はすぐに迎えに来てくれた。
「この子の親御さんですか?この子のお話はとても楽しかったです。」
にっこりと笑う、おじいちゃん。
母は、「ええ」と笑い、お礼を言ってボクを家から連れ出した。
車の中は無言で。もちろんボクも、混乱してて喋れなくて。
家に帰っておじいちゃんの話を聞いて、思いっきり泣いた。
祖父の家はA君の家から電車で1時間ほどの所にあり、A君は時間があれば車で送り迎えをしてもらい祖父の家へお泊りに行っていた。
しかし最近、母に「お泊りに行きたい」といっても、返ってくる返事はいつも「また今度ね」。
何度聞いても、同じ返事ばかり。理由も答えてくれない。
そんなことが続き、冬休みのある日、A君は決意する。
「ボクが一人で、行けば良い」
***************************
最近物忘れが酷い。夏、久しぶりに顔を見せた娘にそう告げられて、腹が立った。
自分がいつ物忘れをした?お前の記憶違いだろう。
そう返しても、娘は「いいから一回病院に行って?」と泣きそうな顔で行ってくる。
確かに小さな事を忘れることは人並みにある。しかしその人並みの物忘れで、どうして病院などに。
腹が立って仕方なかったが、一度見てもらえば娘も気が済むだろうと思い、仕方なく二人で病院に行くことにした。
下された結果は・・・「アルツハイマー病」
私は愕然とした。自分がアルツハイマーだって?
隣の娘は「やっぱり」という顔をして、涙を流した。
その反応を見て、私は全てを悟った。
私が「忘れたこと」を「忘れて」しまったのだ、と。
医師から病気の説明を聞き、親しいものまでも忘れてしまう事を知る。
そして私は、娘に告げた。
「もう孫には会わない」と。
あの子は私によく懐いている。そして私もあの子のことを本当に大事に思っている。
だからこそ・・・ 悲しい思いをさせたくなかった。
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「おじいちゃん、ボクだよ!今日は一人で来たんだ!」
「こんにちは。ええと、どこの子かな?まあ、今日は寒いからね。中で温まっていくと良い。」
おじいちゃん?何を言っているんだ?
「おじいちゃん、ボクだって!Aだよ!」
「はて、君に会うのは初めてだったと思うが・・・。まあ、早く上がりなさい。そこは寒いだろう」
そうか、おじいちゃんは冗談を言っているんだ。
ボクがあまり遊びに来なかったから、イジワルしてるんだ。
家の中にあがり、いつもと同じように、話す。
楽しかったこと、嬉しかったこと、相談に乗ってもらいたいこと。
こうしていないと、涙が溢れてしまいそうだったから。
おじいちゃんは、嬉しそうにボクの話を聞いて、そして自分も色々と話してくれた。けど、「孫」というより「友達」に対する態度に近い、どこか他人という壁があるような雰囲気で。
おじいちゃん、早く嘘だと言ってよ。これじゃあ、本当に忘れられているみたいだよ。
夕方になり、Aは耐えかねて母に電話を掛けた。
「お母さん、おじいちゃんが変なんだ」
母はすぐに迎えに来てくれた。
「この子の親御さんですか?この子のお話はとても楽しかったです。」
にっこりと笑う、おじいちゃん。
母は、「ええ」と笑い、お礼を言ってボクを家から連れ出した。
車の中は無言で。もちろんボクも、混乱してて喋れなくて。
家に帰っておじいちゃんの話を聞いて、思いっきり泣いた。
「タイムラグ」「2ブックマーク」
女と向かい合い戸惑う男を見て、
あと数年の辛抱だなと女は思った。
状況を補完してください。
あと数年の辛抱だなと女は思った。
状況を補完してください。
17年09月03日 09:40
【ウミガメのスープ】 [むたびりす]
【ウミガメのスープ】 [むたびりす]
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「お客様、ご本人の確認が取れるものはお持ちですか?」
「(来たよ…)はい、あります」
「失礼いたします。……?(二度見)ありがとうございました」
女は免許の更新をした際、
写真に写る自分のだらしなくなった姿にショックを受けダイエットを決意。
一念発起して30キロ近い減量に成功したが、免許の写真とは大分違う外見になった。
おかげで本人確認の際に免許証を見せると、顔写真を見た相手が明らかに戸惑うのだ。
戸惑いの視線を向けられるのも次の免許の更新までのあと数年の辛抱だな、と女は思った。
「(来たよ…)はい、あります」
「失礼いたします。……?(二度見)ありがとうございました」
女は免許の更新をした際、
写真に写る自分のだらしなくなった姿にショックを受けダイエットを決意。
一念発起して30キロ近い減量に成功したが、免許の写真とは大分違う外見になった。
おかげで本人確認の際に免許証を見せると、顔写真を見た相手が明らかに戸惑うのだ。
戸惑いの視線を向けられるのも次の免許の更新までのあと数年の辛抱だな、と女は思った。
「私を負かせて下さい」「2ブックマーク」
やぁ、ラテシンユーザーの皆さん。私はとあるロボット技師だ。
今回はとある発明を使って皆さんと知恵比べをしようと思ったのだよ。
それがこの応答ロボット『カメオ』。
あなた方の勝利条件はカメオに「いいえ」と言わせることだよ。
では頑張ってね。
【ルール】
・カメオはあなた方の言葉に対して質問の内容が合っていれば「いいえ」、間違っていれば「はい」と言います。
・どんな質問をしても、「私」がカメオの中のデータを瞬時に変えて間違っていることにして「はい」と言わせます。
・指示をするのは禁止です。
・ルールへの質問は【ルール】と最初につけて質問してください。
今回はとある発明を使って皆さんと知恵比べをしようと思ったのだよ。
それがこの応答ロボット『カメオ』。
あなた方の勝利条件はカメオに「いいえ」と言わせることだよ。
では頑張ってね。
【ルール】
・カメオはあなた方の言葉に対して質問の内容が合っていれば「いいえ」、間違っていれば「はい」と言います。
・どんな質問をしても、「私」がカメオの中のデータを瞬時に変えて間違っていることにして「はい」と言わせます。
・指示をするのは禁止です。
・ルールへの質問は【ルール】と最初につけて質問してください。
17年08月07日 21:24
【新・形式】 [チハ]
【新・形式】 [チハ]

皆様の勝利です
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いやはや、さすがラテシンの人達だ。
問題文に書いてあるのは「質問」をした場合のみ、データを書き換える事だからね。
しかも最初から質問文を「はい」と結論づけられているなんて、データを書き換えてもどうしようもできないじゃないか!
私の負けだよ、おめでとう。
また手合わせ願いたいね。
また逢う日まで、ごきげんよう
問題文に書いてあるのは「質問」をした場合のみ、データを書き換える事だからね。
しかも最初から質問文を「はい」と結論づけられているなんて、データを書き換えてもどうしようもできないじゃないか!
私の負けだよ、おめでとう。
また手合わせ願いたいね。
また逢う日まで、ごきげんよう
「高みへ」「2ブックマーク」
私は目立ったが満足しなかった 目的は果たしたというのに なぜ満足しなかったのだろう?
16年03月14日 23:11
【ウミガメのスープ】 [shinshin]
【ウミガメのスープ】 [shinshin]
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私はラテシンで正解をとった
けれど出題者が間違えて良い質問にしてしまっていたのだった
だから雑談欄で申し出たよ
けれど出題者が間違えて良い質問にしてしまっていたのだった
だから雑談欄で申し出たよ
「死を呼ぶ娘の反抗期」「2ブックマーク」
今朝までは普通に会話していた娘に無視されたカメオは
自らの死を確信した。
一体どういうことだろうか?
自らの死を確信した。
一体どういうことだろうか?
17年06月07日 00:10
【ウミガメのスープ】 [todo]
【ウミガメのスープ】 [todo]
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ふぁ~あ、よく寝た~。さて、さっさと仕事の続きしますか。
あれ、そういえばなんで寝てたんだっけ?
というかここどこ?病院?
「……何だか慌ただしかった……何かあった……」
「……トラック……歩道に……」
なんか記憶が曖昧だな。行きつけの定食屋で昼飯食ってその後職場に戻って……
んん?職場に戻ったっけ俺。まずここってどう見ても職場じゃなくて病院だし。
「……即死だったみたい……」
「……お気の毒に……」
流石に昼間から酒は飲んでないし……そもそも記憶が無くなるほど飲んだことなかったな。
「……ご息女が到着しました……」
「……わかった……案内して……」
うーん、考えれば考えるほど謎が深まるばかり……ってあれはカメコじゃないか。
おーいカメコ―。なんでこんなところにいるんだー?
「お父さん!お父さん!」
はいはいお父さんですよーって病院の中を走るんじゃない!他の人に迷惑だろう!
それに制服姿じゃないか!学校はどうした学校は!おい止まれったら!
……そのまま通り過ぎてしまった。
え、もしかして#b#無視された#/b#ってこと?可愛い可愛いカメコが反抗期?いやいやそんなはずは……
でももう中学生だし思春期だしそういう年頃でもおかしくないのか……?
いやー!これからずっと無視されると考えると胸が苦しい!幼稚園の時に「お父さん大好き!」って言ってくれたのに!仕方ないこととはいえ耐えられそうにない!
おーい、待ってくれー!
――――――――――――――
やっと追いついた……。
なあカメコ、なるべくお父さんカメコに嫌われないように努力するから無視は勘弁してくれ!
「お父さん。なんで……。」
おーい、カメコ―?カメコ―!
はぁ、やっぱり無視か……ってあれ、母さんもいるじゃん。
なあ母さん、カメコが反抗期に入ってしまったようなんだが父さんどうしたらいいかな?
「あなた……グスッ」
えーもしかして母さんも無視?なにこれドッキリ?
愛する二人から無視されるなんてお父さん明日から生きていける自信がないよ。
しかもなんで二人とも泣いてるのさ。なに?全米が泣いた映画の上映会してるの?
お父さんも見たいからそこの医者の方ちょっと前ごめんなさいね……ああ。
#b#――目を焼く白い光と鮮やかな赤い何か#/b#
そうか
#b#――肺が押し潰されて漏れ出た呻きと見知らぬ誰かの悲鳴#/b#
思い出した
#b#――今みんなの視線の先にいるのはここに立っている「俺」ではなく#/b#
俺って
#b#――ベッドで静かに横たわっている俺だった#/b#
#red#死んだんだ#/red#
#b#<要約解説>#/b#
#b#娘に無視されていたのはカメオが幽霊だったから。このことに気づいたカメオは自分が死んでいることを確信したのである。#/b#
あれ、そういえばなんで寝てたんだっけ?
というかここどこ?病院?
「……何だか慌ただしかった……何かあった……」
「……トラック……歩道に……」
なんか記憶が曖昧だな。行きつけの定食屋で昼飯食ってその後職場に戻って……
んん?職場に戻ったっけ俺。まずここってどう見ても職場じゃなくて病院だし。
「……即死だったみたい……」
「……お気の毒に……」
流石に昼間から酒は飲んでないし……そもそも記憶が無くなるほど飲んだことなかったな。
「……ご息女が到着しました……」
「……わかった……案内して……」
うーん、考えれば考えるほど謎が深まるばかり……ってあれはカメコじゃないか。
おーいカメコ―。なんでこんなところにいるんだー?
「お父さん!お父さん!」
はいはいお父さんですよーって病院の中を走るんじゃない!他の人に迷惑だろう!
それに制服姿じゃないか!学校はどうした学校は!おい止まれったら!
……そのまま通り過ぎてしまった。
え、もしかして#b#無視された#/b#ってこと?可愛い可愛いカメコが反抗期?いやいやそんなはずは……
でももう中学生だし思春期だしそういう年頃でもおかしくないのか……?
いやー!これからずっと無視されると考えると胸が苦しい!幼稚園の時に「お父さん大好き!」って言ってくれたのに!仕方ないこととはいえ耐えられそうにない!
おーい、待ってくれー!
――――――――――――――
やっと追いついた……。
なあカメコ、なるべくお父さんカメコに嫌われないように努力するから無視は勘弁してくれ!
「お父さん。なんで……。」
おーい、カメコ―?カメコ―!
はぁ、やっぱり無視か……ってあれ、母さんもいるじゃん。
なあ母さん、カメコが反抗期に入ってしまったようなんだが父さんどうしたらいいかな?
「あなた……グスッ」
えーもしかして母さんも無視?なにこれドッキリ?
愛する二人から無視されるなんてお父さん明日から生きていける自信がないよ。
しかもなんで二人とも泣いてるのさ。なに?全米が泣いた映画の上映会してるの?
お父さんも見たいからそこの医者の方ちょっと前ごめんなさいね……ああ。
#b#――目を焼く白い光と鮮やかな赤い何か#/b#
そうか
#b#――肺が押し潰されて漏れ出た呻きと見知らぬ誰かの悲鳴#/b#
思い出した
#b#――今みんなの視線の先にいるのはここに立っている「俺」ではなく#/b#
俺って
#b#――ベッドで静かに横たわっている俺だった#/b#
#red#死んだんだ#/red#
#b#<要約解説>#/b#
#b#娘に無視されていたのはカメオが幽霊だったから。このことに気づいたカメオは自分が死んでいることを確信したのである。#/b#