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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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策士「2ブックマーク」
ラテシン国の国王は他人の作った「詩」を聞くことを何より好み、定期的に国民の作った詩の出来を比べる大会を開いていた。

大会の流れは以下の通りである。
①当日に大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から、各々が自作した詩の書かれた用紙を集める。
②その用紙に書かれた詩を、国王と大会参加者の前で読み上げる。
③その中で国王が一番素晴らしいと思った詩を書いた者を優勝とし、褒美として金銀財宝を与える。

そして、この大会の常連であるカメオは過去に何度も優勝をかっさらっているという。
カメオの書いた詩は悪くはないものの飛びぬけて良いというほどでもない……言うならば、大会参加者のごくごく平均的なレベルの腕前であるにかかわらず。

カメオいわく、優勝する確率が高い理由は#b#「詩を書く用紙を丈夫で大きいものにしているから」#/b#だという。
当然のことながら国王は詩の書かれた用紙の材質を優勝条件に考慮しているわけではない。

では一体なぜ、詩を書く用紙にこだわっているカメオが優勝する確率が高いのだろう?
17年01月30日 21:06
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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カメオは何度か大会に参加して、あることに気付いた。

#b#(国王様は、読み上げる順番が最後の方の詩を優勝にする傾向がある!)#/b#

国王は間違いなく詩が好きであるものの、基本的には明確な批評基準を持っているわけではない。
初めの方に聞いた詩よりも最後の方に聞いた詩の方がよりよい詩であるかのように思い込むという、ありがちなタイプであった。

そこでカメオは考えた。

(どうにかして、大臣に自分の書いた詩を最後の方に読ませることはできないものか?)

考えた結果、ある妙案を思いついた。

大会当日は、大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から各々が自作した詩の書かれた用紙を集めた後、書かれている詩を国王と大会参加者の前で読み上げる。
しかし、それぞれの参加者が持ってくる用紙は種類がバラバラ。
#b#そのため、大臣は参加者から用紙を集めた際、集めた用紙の中で最も大きくて丈夫な紙を一番下にし、集めた用紙を持ちやすくしてから国王の元へ持って行っていた。#/b#
当然、積まれた用紙に書かれた詩を上から一枚一枚読んでいけば、一番下になった用紙に書かれた詩を読むのは最後になる。
#b#これに気付いたカメオは、他の参加者が用意する用紙よりも大きくて丈夫な用紙に詩を書くようにし、出来る限り自分の詩が書かれた用紙が最後の方になるようにしたのだ。#/b#

カメオの思惑通り、カメオの書いた詩は最後に読まれることが多くなり、その結果「後に聞いた方の詩を魅力的に思う」国王から優勝とされる確率がぐんと上がったのだった。
親切な魔法使いさんと地獄で仏「2ブックマーク」
親より先に死んだ子供は賽の河原に送られ
そこで石を天まで積み上げる罰を受けるですが
石が不安定なために崩れてしまいいつまで経っても成仏できないので
親切な魔法使いさんが石を組み立てやすく加工してあげると
子供たちは余計に成仏できなくなってしまいました。

一体何故?
17年01月27日 21:38
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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親切な魔法使いさんは石を積みやすいように#red#4つの石を四角 T字 S字 逆s字 L字 逆L字 長方形#/red#にくっつけて加工してあげると


何故か一辺揃えると一列消えるようになってしまい
かと言って適当に積むとゲームオーバーになって最初からやり直しになるのですが


これが子供心にヒットして日夜大行列ができ
得点を競うためにわざわざ天国から何度もやって来る利用者まで続出したため
怒った閻魔大王様は地獄の鬼たちに回収するように命じたのですが
なんと鬼たちもはまってしまい
地獄の鬼も解けない難問ステージのことを鬼ムズと呼ぶようになったとかどうだか
繋がらない電話「2ブックマーク」
カメコは両親と話がしたかった。
しかし、両親へと電話をかけた所何度かけても電話は繋がらなかった。
数日後カメコはとある山奥で首吊り死体として発見された。
何故カメコは死んでしまったのだろう?
17年01月27日 11:05
【ウミガメのスープ】 [かめくに]



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カメオ「何故繋がらない……」

カメオは誘拐したカメコの身代金を要求するためにカメコの両親へと電話をかけていた。

このガキは俺に嘘の電話番号を教えていたのか!?

カメコ「分からないぃ!嘘はついてないからぁ!はやくお父さんとお母さんの声を聞かせてよぉ……うぅ……!」

カメコを脅して本物の番号を聞き出そうとしたがどうやら嘘はついていないようだった。

確認のためにカメコの家を訪れてみるとカメコの家は火事で全焼。両親は共に死んでしまっていたのだった。

カメオ「なんだと……クソ!……これでは金が……少なくともカメコはもう用済みか……」

カメオはカメコを山奥へと連れ出し、自殺と見せかけてカメコを木に吊るしたのだ。

カメオ「ふむ、失敗したな。それにしても火事か。今回は運がなかったが俺も気を付けよう。」

その後カメオは平然と街へ戻っていくのだった。

大きなお世話「2ブックマーク」
日本のとある慈善団体が、寄付を募って発展途上国のラテ国に"ある物"を贈ったところ、ラテ国の人々はすっかり気を悪くしてしまったという。いったい何故だろう?
17年01月11日 17:22
【ウミガメのスープ】 [az]



解説を見る
冬は冷え込むラテ国。寒い日も人々が暖まれるようにと、慈善団体は#red#薪#/red#を贈った。

実際のところ、ラテ国は貧しい国ではあるが、#b#電気やガスは整備されており、#/b#日本のものに比べて性能は劣るものの、#b#ストーブなどの暖房器具もそれなりに普及している。#/b#今の時代、暖を取るのに#b#薪を焚いたりはしない。#/b#

いったい日本人は、ラテ国にどんなイメージを抱いているのだろうと、ラテ国の人々はすっかり不愉快な気分になった。


ラテ人「だいたい、日本人が冬場に暖房を使えるのは、うちの国から買ってる天然ガスのおかげもあるだろうに。それが"ラテ人は薪でも焚いてろ"とは、傲慢もいいところだね」
聖なるかな「2ブックマーク」
A氏とB氏は二人きりで手を動かしていた。
しばらくしてA氏はB氏に向かって、そこにいるはずの人がいない理由を尋ねた。
どういう状況か。
元ネタありです。
16年07月08日 23:28
【ウミガメのスープ】 [鳴子]



解説を見る
A氏はB氏の指揮でピアノの練習をしていた。
しかしB氏の指揮が満足行くものではなかったため、A氏は二人が奏でる音楽に作曲家の魂が宿っていないことを伝えた。

ピアニストのアルトゥール・シュナーベルが、一緒にベートーヴェンを練習していた指揮者に向かって言った、
「きみがそこにいて、私はここにいるのはまちがいない。だが、ベートーヴェンはどこにいるんだ?」
という言葉が元ネタです。