「評の表」「2ブックマーク」
カメオはある映画批評サイトで行っている『怖いホラー映画ランキング』にお勧めのホラー映画の批評を書いた。
カメオ「……というわけで、この『ウミガメのスープの真実』という映画はあまりに怖すぎるために、ホラーの完成度として本当にいい意味でもう二度と観たいとは思わなくなる恐ろしい映画です……っと。」
しかし、カメオはすぐ後に#red#別の場所で#/red#『ウミガメのスープの真実』を目にすることになった。
一体なぜだろう?
カメオ「……というわけで、この『ウミガメのスープの真実』という映画はあまりに怖すぎるために、ホラーの完成度として本当にいい意味でもう二度と観たいとは思わなくなる恐ろしい映画です……っと。」
しかし、カメオはすぐ後に#red#別の場所で#/red#『ウミガメのスープの真実』を目にすることになった。
一体なぜだろう?
15年06月07日 15:28
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
その映画批評サイトでは『怖いホラー映画ランキング』に批評された数を投票数とし、集計していた。
その表では、現在投票されている映画が投票数順に並んで一覧になっている。
新しく自分が怖いと思うホラー映画に批評を書いて投票するもよし、すでに投票されているホラー映画に批評を書いて投票するもよしという形であった。
#b#早い話が、ラテシンのベスト・オブ・ウミガメのスープ『MVS』の一覧と同じである。#/b#
そしてカメオは、その一覧の投票数が少ない順から一つ一つ映画の批評を読んでいた。
カメオ「ふ~ん、こういう映画もあるのかぁ。へぇ~。……ん?この『ウミガメのスープの真実』って映画は観たことがあるぞ。これは怖かったなぁ!よし、俺もこの映画に一票投票するか!」
こうして問題文の通り批評を書いて投票したカメオ。
カメオ「……よし!じゃ、また他の人が書いた批評の続きでも読むか!さっきまでは投票数3の映画だったから、今度は投票数4の映画だな……あれ?ここにある『ウミガメのスープの真実』って……さっき投票数3の所にあったのに?……あ!俺が投票したから投票数4の場所へ移動したのか!」
こうして、カメオはついさっき見たばかりの『ウミガメのスープの真実』を思いがけず再び目にすることになったのだ。
#red#評と票の表#/red#であることを忘れていたのである。
その表では、現在投票されている映画が投票数順に並んで一覧になっている。
新しく自分が怖いと思うホラー映画に批評を書いて投票するもよし、すでに投票されているホラー映画に批評を書いて投票するもよしという形であった。
#b#早い話が、ラテシンのベスト・オブ・ウミガメのスープ『MVS』の一覧と同じである。#/b#
そしてカメオは、その一覧の投票数が少ない順から一つ一つ映画の批評を読んでいた。
カメオ「ふ~ん、こういう映画もあるのかぁ。へぇ~。……ん?この『ウミガメのスープの真実』って映画は観たことがあるぞ。これは怖かったなぁ!よし、俺もこの映画に一票投票するか!」
こうして問題文の通り批評を書いて投票したカメオ。
カメオ「……よし!じゃ、また他の人が書いた批評の続きでも読むか!さっきまでは投票数3の映画だったから、今度は投票数4の映画だな……あれ?ここにある『ウミガメのスープの真実』って……さっき投票数3の所にあったのに?……あ!俺が投票したから投票数4の場所へ移動したのか!」
こうして、カメオはついさっき見たばかりの『ウミガメのスープの真実』を思いがけず再び目にすることになったのだ。
#red#評と票の表#/red#であることを忘れていたのである。
「【ラテクエ52-2】朝まで踊る夢だけ見せて」「2ブックマーク」
私は願っていた。
舞踏会に行って、王子様と踊りたい。
私には舞踏会に参加するような資格はないけれど、それでも――
様々な手助けを借りてようやく着いた舞踏会。
きらめくシャンデリア、絢爛豪華な装飾品に、きれいに着飾った沢山の女の人たち……。
幼い頃憧れていたのとそのまま同じ光景が、そこには広がっていた。
宮廷音楽士の音楽が途切れると、王子様が手を差し伸べてこう言った。
「美しいお方……私と踊ってくださいませんか?」
荘厳な音で12時の鐘が鳴り響いた。私はホールの外、お城の外へと駆け出した。
お城の大階段に落ちてしまった靴に気づくと、私は急いで拾って帰った。
置きざりにしておけば、王子様が持ち主を探しだすかもしれないと思っていたのに、一体なぜ?
舞踏会に行って、王子様と踊りたい。
私には舞踏会に参加するような資格はないけれど、それでも――
様々な手助けを借りてようやく着いた舞踏会。
きらめくシャンデリア、絢爛豪華な装飾品に、きれいに着飾った沢山の女の人たち……。
幼い頃憧れていたのとそのまま同じ光景が、そこには広がっていた。
宮廷音楽士の音楽が途切れると、王子様が手を差し伸べてこう言った。
「美しいお方……私と踊ってくださいませんか?」
荘厳な音で12時の鐘が鳴り響いた。私はホールの外、お城の外へと駆け出した。
お城の大階段に落ちてしまった靴に気づくと、私は急いで拾って帰った。
置きざりにしておけば、王子様が持ち主を探しだすかもしれないと思っていたのに、一体なぜ?
15年05月24日 20:36
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
解説を見る
私と王子は、幼い頃から決められていた許婚だった。一応政略結婚ではあるけれど、長年の友好国の、年の近い王子が相手なのだから、私は幸せな方だろう。いや、“方”ではなく、最も幸せな部類の女の子の一人である、と言う方が正確かも知れない。何故なら、幼い頃から度々彼とは顔を合わせることができたし、彼は完璧だったのだから。
さらさらの金髪にくりっとした碧い目、目鼻立ちも整っていたし、背も高く力も強い。勉強だって得意で、趣味のヴァイオリンはそんじょそこらの楽士よりも上手い。婚約者という意識の薄い昔、色々なことで彼と張り合おうとしていたけれど、私は彼に全然勝てなかった。彼の致命的な弱点を発見したいと、色々な事を試してみたけれど、結局私が彼に勝てる事は一度もなかった。
でも、その後、意外な所で彼の致命的な弱点は見つかった。
彼は、私と結婚したくないとごねたのだ。自身が本当に愛する女性とでなければ結婚できない、と。
そう、彼は、あてがわれた相手と幸せになる、ということができなかったのだ。
そんなことを言われたら私の立場はどうなると思っているの。そう訴えても梨の礫。王子は瞬く間に両親を説き伏せ、自身の花嫁を選ぶ舞踏会の開催を決めてしまった。
当然、振られたも同然の私に参加資格はないし、行ってもみじめな思いをするだけだと友人や両親に言われた。でも――
私は、侍女と従者に手引きしてもらい、舞踏会の開かれているお城へ行った。
お城のホールに辿り着くと、ちょうど音楽が途切れた所だった。
「美しいお方……私と踊ってくださいませんか?」
という聞き慣れた声に振りむけば、王子は一際美しい女性に声を掛けていた。
私になんか目もくれず、二人は優雅に舞い踊る。女性には見覚えがなかったけれど、彼女に向ける王子の目で、その気持ちが完全に彼女にあるのだけは分かった。……私にはそんな目、今までに一度だってしなかったのにね。
やがて十二時の鐘が鳴り響くと、女性は何か大事なことを思いだしたかのように、お城の外へ一目散に駆け出した。皆ぽかんとしていたけれど、私は急いで彼女を追い掛けた。こんなに急に駆け出すなんて、何か後ろ暗いことがあるに違いないから。そんな女が王子と結婚なんて、有り得ないことだから。彼女を追い掛けると、階段でつまづいた彼女が何かを落として行った。近づいてよくよく見ると、それはガラスでできた靴だった。もし王子がこれを拾ったら、きっとどんな手を使ってでもこの靴の持ち主を探しだしてしまうだろう。
私は、ガラスの靴を拾うと、そのまま自分の国に帰った。靴という手がかりがあればまだしも、手がかり無しなら、彼女を特定する手段は王子による首実検しかない。国中の女を集めた舞踏会を開くだけでも大変な事なのだから、いくらなんでもそれは認められないだろう。つまり、この靴さえ無ければ、王子は彼女を探しだせないはずだ。そして、あの舞踏会の日、王子はずっと、私がいることにさえ気づかないほどに彼女の方ばかり見ていたから、彼女以外の花嫁候補はいないだろう。そうなったら、許婚の私が王子様と結婚してめでたしめでたしという、予定通りの展開が戻ってくる。
笑いがこみ上げてきて、もう表情は誤魔化し様がないほどにやけているに違いなかった。そう、これはチャンスなのだ。
私は、拾った靴をドレスに隠し、ひっそりとお城を後にした。
一行解説:舞踏会開催に当たって婚約破棄された王子の元婚約者が、シンデレラの身元特定を妨害するため。
さらさらの金髪にくりっとした碧い目、目鼻立ちも整っていたし、背も高く力も強い。勉強だって得意で、趣味のヴァイオリンはそんじょそこらの楽士よりも上手い。婚約者という意識の薄い昔、色々なことで彼と張り合おうとしていたけれど、私は彼に全然勝てなかった。彼の致命的な弱点を発見したいと、色々な事を試してみたけれど、結局私が彼に勝てる事は一度もなかった。
でも、その後、意外な所で彼の致命的な弱点は見つかった。
彼は、私と結婚したくないとごねたのだ。自身が本当に愛する女性とでなければ結婚できない、と。
そう、彼は、あてがわれた相手と幸せになる、ということができなかったのだ。
そんなことを言われたら私の立場はどうなると思っているの。そう訴えても梨の礫。王子は瞬く間に両親を説き伏せ、自身の花嫁を選ぶ舞踏会の開催を決めてしまった。
当然、振られたも同然の私に参加資格はないし、行ってもみじめな思いをするだけだと友人や両親に言われた。でも――
私は、侍女と従者に手引きしてもらい、舞踏会の開かれているお城へ行った。
お城のホールに辿り着くと、ちょうど音楽が途切れた所だった。
「美しいお方……私と踊ってくださいませんか?」
という聞き慣れた声に振りむけば、王子は一際美しい女性に声を掛けていた。
私になんか目もくれず、二人は優雅に舞い踊る。女性には見覚えがなかったけれど、彼女に向ける王子の目で、その気持ちが完全に彼女にあるのだけは分かった。……私にはそんな目、今までに一度だってしなかったのにね。
やがて十二時の鐘が鳴り響くと、女性は何か大事なことを思いだしたかのように、お城の外へ一目散に駆け出した。皆ぽかんとしていたけれど、私は急いで彼女を追い掛けた。こんなに急に駆け出すなんて、何か後ろ暗いことがあるに違いないから。そんな女が王子と結婚なんて、有り得ないことだから。彼女を追い掛けると、階段でつまづいた彼女が何かを落として行った。近づいてよくよく見ると、それはガラスでできた靴だった。もし王子がこれを拾ったら、きっとどんな手を使ってでもこの靴の持ち主を探しだしてしまうだろう。
私は、ガラスの靴を拾うと、そのまま自分の国に帰った。靴という手がかりがあればまだしも、手がかり無しなら、彼女を特定する手段は王子による首実検しかない。国中の女を集めた舞踏会を開くだけでも大変な事なのだから、いくらなんでもそれは認められないだろう。つまり、この靴さえ無ければ、王子は彼女を探しだせないはずだ。そして、あの舞踏会の日、王子はずっと、私がいることにさえ気づかないほどに彼女の方ばかり見ていたから、彼女以外の花嫁候補はいないだろう。そうなったら、許婚の私が王子様と結婚してめでたしめでたしという、予定通りの展開が戻ってくる。
笑いがこみ上げてきて、もう表情は誤魔化し様がないほどにやけているに違いなかった。そう、これはチャンスなのだ。
私は、拾った靴をドレスに隠し、ひっそりとお城を後にした。
一行解説:舞踏会開催に当たって婚約破棄された王子の元婚約者が、シンデレラの身元特定を妨害するため。
「寡黙なさちこ」「2ブックマーク」
さちこは雨の日も風の日も
いつも外に出されている。
しかしさちこは文句も言わない。
一体なぜだろうか?
いつも外に出されている。
しかしさちこは文句も言わない。
一体なぜだろうか?
15年07月16日 17:17
【ウミガメのスープ】 [灰音]
【ウミガメのスープ】 [灰音]
解説を見る
さちこは私のリュックに付けているクマのマスコットだ。私は毎日そのリュックを背負って学校に行く。
雨の日も風の日も。
さちこをリュックの中に入れることはないし、マスコットなので文句も言わない。
雨の日も風の日も。
さちこをリュックの中に入れることはないし、マスコットなので文句も言わない。
「右往左往」「2ブックマーク」
YESのとき左右は何になる?
16年12月07日 18:47
【20の扉】 [ホルス]
【20の扉】 [ホルス]
解説を見る
正解:エロ
*前置き
解説を出したので出題者名は「ホルス」となっているが、出題時点では出題者名は「名無しますか?」となっていた。
*解説
「名無しますか?」を「ナなしますか?」と変換。
これに対する解答が「YES」のとき「左右」から「ナ」の部分を消すと「エロ」となる。
*前置き
解説を出したので出題者名は「ホルス」となっているが、出題時点では出題者名は「名無しますか?」となっていた。
*解説
「名無しますか?」を「ナなしますか?」と変換。
これに対する解答が「YES」のとき「左右」から「ナ」の部分を消すと「エロ」となる。
「イッツ ア ラッキーデー!」「2ブックマーク」
僕の幼馴染の彼女は普段は現実主義者。
だが、今日教室に行くと彼女は、自分の今日の占い結果について皆にしきりに話していた。
一体どうして?
だが、今日教室に行くと彼女は、自分の今日の占い結果について皆にしきりに話していた。
一体どうして?
13年07月05日 22:39
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
今日のうちに終わらせられて良かったw
解説を見る
私は今日、7月5日が誕生日。
皆に祝って欲しいけど……自分から「今日誕生日なんだよ」って言うのもちょっとアレだし…………
皆がアレ、そういえば誕生日だったよね、おめでとう! と言ってくれるのが理想的なんだよね。
なんとか、今日が誕生日だって気付かせたいな……
そうだ!
~翌日~
「おはよー」
「おはよー」
「ねえ、今日の星座占い。#red#かに座#/red#が一位だったんだよ!」
「へー、良いことありそうじゃん」
「いやー、しし座と#red#かに座#/red#が最後に残ったときは、どうなるかと思ったけど……」
「う、うん」
「今日は嬉しいことが起こるんだって。今日ほど#red#かに座#/red#でよかったって思うことはないねー!」
「へ、へー。そうなんだ」
「───あ」
彼女とそのクラスメイトとの会話を聞いて、ようやく僕は今日が何の日か思い出した。
~~~
「なあ、それはさすがにちょっと無理があると……」
「なによ、気付いてくれたじゃない!」
「はいはい、おめでとう」
「えへへ、ありがと」
「よかったな、クラスメイトにも気付いてもらえて」
「うん。でも、自然な感じで気付かせられたでしょ?」
「いいや、メッチャ不自然だった」
~~~
ということで、今日7月5日はノックスRの誕生日、でした^^;。
皆、プレゼントチョウダイー♪(´ε` )
皆に祝って欲しいけど……自分から「今日誕生日なんだよ」って言うのもちょっとアレだし…………
皆がアレ、そういえば誕生日だったよね、おめでとう! と言ってくれるのが理想的なんだよね。
なんとか、今日が誕生日だって気付かせたいな……
そうだ!
~翌日~
「おはよー」
「おはよー」
「ねえ、今日の星座占い。#red#かに座#/red#が一位だったんだよ!」
「へー、良いことありそうじゃん」
「いやー、しし座と#red#かに座#/red#が最後に残ったときは、どうなるかと思ったけど……」
「う、うん」
「今日は嬉しいことが起こるんだって。今日ほど#red#かに座#/red#でよかったって思うことはないねー!」
「へ、へー。そうなんだ」
「───あ」
彼女とそのクラスメイトとの会話を聞いて、ようやく僕は今日が何の日か思い出した。
~~~
「なあ、それはさすがにちょっと無理があると……」
「なによ、気付いてくれたじゃない!」
「はいはい、おめでとう」
「えへへ、ありがと」
「よかったな、クラスメイトにも気付いてもらえて」
「うん。でも、自然な感じで気付かせられたでしょ?」
「いいや、メッチャ不自然だった」
~~~
ということで、今日7月5日はノックスRの誕生日、でした^^;。
皆、プレゼントチョウダイー♪(´ε` )