「思ったよりも、ずっと早い。 [二品目]」「2ブックマーク」
狐面の男が、ある部屋に23人の男女を集めました。
部屋の中央には、2つの箱がありました。
狐面の男は、23人の男女に言いました。
「これから、一定間隔ごとに箱から音を出します。
#b#赤の箱から音が聞こえたら、1人、退室してください。#/b#
#b#青の箱から音が聞こえたら、3人、退室してください。#/b#」
狐面の男は、#b#3分ごとに赤の箱から#/b#、#b#5分ごとに青の箱から#/b#音を出すことにしました。
カウントは狐面の男が退室した瞬間から始まりました。
しばらくして全員が無事に退室しました。
ところが、#b#25分(※)よりもずっと早い時間で#/b#退室が完了したのです。
なぜでしょう?
※ 音が鳴るタイミングは以下の通り。数字は狐面退室からの経過時間(分)
赤: 3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24
青: 5, 10, 15, 20, 25
部屋の中央には、2つの箱がありました。
狐面の男は、23人の男女に言いました。
「これから、一定間隔ごとに箱から音を出します。
#b#赤の箱から音が聞こえたら、1人、退室してください。#/b#
#b#青の箱から音が聞こえたら、3人、退室してください。#/b#」
狐面の男は、#b#3分ごとに赤の箱から#/b#、#b#5分ごとに青の箱から#/b#音を出すことにしました。
カウントは狐面の男が退室した瞬間から始まりました。
しばらくして全員が無事に退室しました。
ところが、#b#25分(※)よりもずっと早い時間で#/b#退室が完了したのです。
なぜでしょう?
※ 音が鳴るタイミングは以下の通り。数字は狐面退室からの経過時間(分)
赤: 3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24
青: 5, 10, 15, 20, 25
16年07月27日 23:13
【ウミガメのスープ】 [レジ]
【ウミガメのスープ】 [レジ]
解説を見る
解答例:
1. 箱が共鳴周波数が同じ音叉箱だったから。
2. 箱は音叉箱で、一方の音が鳴るともう一方の音も鳴るように成っていたから。
箱の正体は共鳴周波数が等しい音叉箱でした。
よって、どちらかの箱から音が出れば、もう一方の箱からも音が出ました。
どちらかの箱から1回音が出る毎に4人退室できますので、6回で全員退室できます。
したがって、12分(+誤差)で全員退室できました。
0以外を箱から音が出た時刻(分)とすると、
赤: 3, 6, 9, 12
青: 5, 10
合: 3, 5, 6, 9, 10, 12
1. 箱が共鳴周波数が同じ音叉箱だったから。
2. 箱は音叉箱で、一方の音が鳴るともう一方の音も鳴るように成っていたから。
箱の正体は共鳴周波数が等しい音叉箱でした。
よって、どちらかの箱から音が出れば、もう一方の箱からも音が出ました。
どちらかの箱から1回音が出る毎に4人退室できますので、6回で全員退室できます。
したがって、12分(+誤差)で全員退室できました。
0以外を箱から音が出た時刻(分)とすると、
赤: 3, 6, 9, 12
青: 5, 10
合: 3, 5, 6, 9, 10, 12
「SS席の音楽会」「2ブックマーク」
ライン・フォー氏は、意地の悪い金持ちである。
音楽が好きな氏は、とある会場を半ば牛耳っており、公演の日程も殆ど彼の為に決められるようなものであった。
彼だけがSS席を占領することも多かったという。
一体どうして?
音楽が好きな氏は、とある会場を半ば牛耳っており、公演の日程も殆ど彼の為に決められるようなものであった。
彼だけがSS席を占領することも多かったという。
一体どうして?
15年07月09日 23:05
【ウミガメのスープ】 [山本四本線]
【ウミガメのスープ】 [山本四本線]

天上天下唯我独尊、構わないではないか。小さくとも、ここは立派な私の城なのだから。
解説を見る
その佇まいは、さながら高貴な芸術品のようであったため、知らないでいると上品な置物のようにしか見えないであろう。
繊細な花の模様をあしらい、柔らかな曲線に縁取られた、小箱があった。
ライン氏が箱を優しくなでると、職人が丹念に磨いた表面は滑らかで愛おしく、古くてもなお語り継がれる詩のように心地よく感じた。
箱の上を暫くすべらせていた指は、これもまた意匠の一部と見紛うような錠を慣れた手つきで外し、蓋を開く。
その瞬間、箱は幼子の歌声のような、無垢で清らかな音楽を奏で始めるのだ。
その旋律を、氏は何度も聞いている。ずっと、ずっと前から。
ああ、私はこのちっぽけな金属板に、機械仕掛けの玩具に、何度心を締め付けられ奪われたことだろう。
そんな考えに至っても、氏は満更でもなさそうな、むしろ暖かで満ち足りたような心持ちでいるのだった。
氏は鮮烈に覚えているからだ。
その旋律と共にあった時間の、忘れがたい思い出を。
開演したのは、彼しか知らない、特等席のひとりのための秘密の音楽会だった。
*・゚・*:.。.*.。.:
解
「ライン・フォー氏のもつオルゴールは、知らなければそもそも美術品のようで、開けるどころかオルゴールであることが分かりにくい。だから、その美しい旋律は専らライン・フォー氏だけのものである。」
繊細な花の模様をあしらい、柔らかな曲線に縁取られた、小箱があった。
ライン氏が箱を優しくなでると、職人が丹念に磨いた表面は滑らかで愛おしく、古くてもなお語り継がれる詩のように心地よく感じた。
箱の上を暫くすべらせていた指は、これもまた意匠の一部と見紛うような錠を慣れた手つきで外し、蓋を開く。
その瞬間、箱は幼子の歌声のような、無垢で清らかな音楽を奏で始めるのだ。
その旋律を、氏は何度も聞いている。ずっと、ずっと前から。
ああ、私はこのちっぽけな金属板に、機械仕掛けの玩具に、何度心を締め付けられ奪われたことだろう。
そんな考えに至っても、氏は満更でもなさそうな、むしろ暖かで満ち足りたような心持ちでいるのだった。
氏は鮮烈に覚えているからだ。
その旋律と共にあった時間の、忘れがたい思い出を。
開演したのは、彼しか知らない、特等席のひとりのための秘密の音楽会だった。
*・゚・*:.。.*.。.:
解
「ライン・フォー氏のもつオルゴールは、知らなければそもそも美術品のようで、開けるどころかオルゴールであることが分かりにくい。だから、その美しい旋律は専らライン・フォー氏だけのものである。」
「消えた村と少女の想い」「2ブックマーク」
この村はとても平和な村だった。
するとある時、多数の妖怪が村がやって来た。
妖怪らはある頼み事をして、村人たちは渋々それを受け入れた。
だが、その頼み事があと一歩で果たされるという時に、妖怪らが突然、村を襲い始めた。
妖怪同士でも争った。
結局、村は一日にして消滅した。
生き残ったのは、一人の少女。
この少女は、完了していない妖怪の頼み事を果たし、
間もなくして自殺してしまった。
どういう状況か説明してください。
するとある時、多数の妖怪が村がやって来た。
妖怪らはある頼み事をして、村人たちは渋々それを受け入れた。
だが、その頼み事があと一歩で果たされるという時に、妖怪らが突然、村を襲い始めた。
妖怪同士でも争った。
結局、村は一日にして消滅した。
生き残ったのは、一人の少女。
この少女は、完了していない妖怪の頼み事を果たし、
間もなくして自殺してしまった。
どういう状況か説明してください。
12年07月17日 01:00
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]

コレでこの問題も成仏したかな……?w
解説を見る
幕末。
ある平和で小さな村に、幕府軍の一行がやってきた。
彼らは村人に埋蔵金を隠す手伝いをして欲しいと頼んだ。
幕府の頼みを断れるわけがないと、村人らは承諾した。
このことを知っているのは当時の上層部と、この幕府軍と、そして、この村の人たち。
埋蔵金は極秘に行われるため、少しずつ、幕府から金を運び出し、秘密裏におこなった。
すると当然、長い時間を要すことになった。
村人と軍の武士もだんだんと打ち解けていった。
そして、ある一人の若い武士と村人の少女が、恋に落ちた。
二人は互いに愛し合い、武士の青年もこの仕事が終わったらこの少女と駆け落ちしようかと思うようにまでなっていた。
だが、埋蔵金隠しが終わりにさしかかると、幕府からとある命令が。
それは秘密保持のため、村人を皆殺しにせよ、とのことだった。
武士たちの間でも、幕府の命令は絶対だ、と言う者と、村人たちを殺すことは出来ない、と言う者に分かれた。
そして、ついには村人を巻き込んでの殺し合いが行われていった。
混乱の中でも青年は何よりもまずあの少女のことを気にかけた。
やっとのことで怯えている少女を見つけ出し、茂みの奥へと連れてった。
そして少女に
「隊長を説得できれば、この無意味な戦いを止めさせられるかもしれない。ここでじっと、息を潜めていて。大丈夫、すぐに戻るよ」
と言って、飛び出していった。
少女はじっと息を潜めて、恐怖と戦いながら彼を待った。
だが、いつまでたっても彼は戻ってこない。
やがて、声がしなくなったので恐る恐る茂みから出ると、そこに生きているものはいなかった。
彼女はふらふらと彷徨い、彼の姿を探した。
青年が倒れていた所は皮肉にも、埋蔵金の隠し場所のすぐ近くだった。
埋蔵金は、岩の蓋を一つ閉めるだけでもう完成だった。
少女はすでに事切れている青年の頭をそっと撫で、一筋の涙を流した。
そして彼の顔を見つめて、「ずっと・・・一緒にいようね」とつぶやいたあと、
青年と一緒に埋蔵金の中に入り、内側から蓋を閉めた。
その後、維新の動乱によって、この村であったことも全て忘れ去られてしまった。
二人は今も、数多の埋蔵金と一緒に眠っている。
そして、これからもずっと───
ある平和で小さな村に、幕府軍の一行がやってきた。
彼らは村人に埋蔵金を隠す手伝いをして欲しいと頼んだ。
幕府の頼みを断れるわけがないと、村人らは承諾した。
このことを知っているのは当時の上層部と、この幕府軍と、そして、この村の人たち。
埋蔵金は極秘に行われるため、少しずつ、幕府から金を運び出し、秘密裏におこなった。
すると当然、長い時間を要すことになった。
村人と軍の武士もだんだんと打ち解けていった。
そして、ある一人の若い武士と村人の少女が、恋に落ちた。
二人は互いに愛し合い、武士の青年もこの仕事が終わったらこの少女と駆け落ちしようかと思うようにまでなっていた。
だが、埋蔵金隠しが終わりにさしかかると、幕府からとある命令が。
それは秘密保持のため、村人を皆殺しにせよ、とのことだった。
武士たちの間でも、幕府の命令は絶対だ、と言う者と、村人たちを殺すことは出来ない、と言う者に分かれた。
そして、ついには村人を巻き込んでの殺し合いが行われていった。
混乱の中でも青年は何よりもまずあの少女のことを気にかけた。
やっとのことで怯えている少女を見つけ出し、茂みの奥へと連れてった。
そして少女に
「隊長を説得できれば、この無意味な戦いを止めさせられるかもしれない。ここでじっと、息を潜めていて。大丈夫、すぐに戻るよ」
と言って、飛び出していった。
少女はじっと息を潜めて、恐怖と戦いながら彼を待った。
だが、いつまでたっても彼は戻ってこない。
やがて、声がしなくなったので恐る恐る茂みから出ると、そこに生きているものはいなかった。
彼女はふらふらと彷徨い、彼の姿を探した。
青年が倒れていた所は皮肉にも、埋蔵金の隠し場所のすぐ近くだった。
埋蔵金は、岩の蓋を一つ閉めるだけでもう完成だった。
少女はすでに事切れている青年の頭をそっと撫で、一筋の涙を流した。
そして彼の顔を見つめて、「ずっと・・・一緒にいようね」とつぶやいたあと、
青年と一緒に埋蔵金の中に入り、内側から蓋を閉めた。
その後、維新の動乱によって、この村であったことも全て忘れ去られてしまった。
二人は今も、数多の埋蔵金と一緒に眠っている。
そして、これからもずっと───
「パンチアウト!」「2ブックマーク」
散歩中のカメオは、学校で有名な不良のワルオが向こうから近づいてくることに気付いた。
カメオはどうにかワルオに絡まれないように、その状況を切り抜けたいと考える。
【カメオ】
気付かれていないと信じ「Uターンして逃げだす」か、
絡まれないことを祈って「普通にすれ違う」か、
ここは先手必勝、「一発殴って気絶させる」か…?
結局、この中で最も問題が起きづらいだろう「普通にすれ違う」案を採用することにしたのだが、
顔を上げると目の前にいたワルオにカメオは殴り飛ばされてしまった。
ワルオはそれまで特別イライラしていたというわけでもないのだが、なぜカメオを殴ったのだろう?
カメオはどうにかワルオに絡まれないように、その状況を切り抜けたいと考える。
【カメオ】
気付かれていないと信じ「Uターンして逃げだす」か、
絡まれないことを祈って「普通にすれ違う」か、
ここは先手必勝、「一発殴って気絶させる」か…?
結局、この中で最も問題が起きづらいだろう「普通にすれ違う」案を採用することにしたのだが、
顔を上げると目の前にいたワルオにカメオは殴り飛ばされてしまった。
ワルオはそれまで特別イライラしていたというわけでもないのだが、なぜカメオを殴ったのだろう?
16年05月25日 22:48
【ウミガメのスープ】 [けんこうこつ]
【ウミガメのスープ】 [けんこうこつ]
解説を見る
カメオはいつもの癖で【3本指を立てながら】考えた。
(走って逃げた場合、もしその様子を見られていたら後々問題になるかもしれない)
1つ目の案は却下だ。【人差し指を折りたたむ】。
(殴るなんて論外。仕返しが怖すぎるし、一発で気絶させる自信なんてない)
3つ目も却下。【薬指を折りたたむ】。
(仕方ない、普通にすれ違うとしよう)
カメオは前に向き直る。
気付けばカメオの目の前にまで近づいていたワルオは、
【残る中指を立てながら】こちらを見るカメオを殴り飛ばした。
(走って逃げた場合、もしその様子を見られていたら後々問題になるかもしれない)
1つ目の案は却下だ。【人差し指を折りたたむ】。
(殴るなんて論外。仕返しが怖すぎるし、一発で気絶させる自信なんてない)
3つ目も却下。【薬指を折りたたむ】。
(仕方ない、普通にすれ違うとしよう)
カメオは前に向き直る。
気付けばカメオの目の前にまで近づいていたワルオは、
【残る中指を立てながら】こちらを見るカメオを殴り飛ばした。
「一日の汚れを落としましょう」「2ブックマーク」
カメオの父は、カメオがお風呂に行く時には必ず「20数えてから出てくるんだよ」と言う。
ある日、泣きべそをかいたカメオが言いつけを守らずにお風呂から出てきたのを見て、父は息子の成長を実感した。
いったいなぜ?
ある日、泣きべそをかいたカメオが言いつけを守らずにお風呂から出てきたのを見て、父は息子の成長を実感した。
いったいなぜ?
16年10月26日 22:35
【ウミガメのスープ】 [おしゃけ]
【ウミガメのスープ】 [おしゃけ]
解説を見る
お風呂からあがって洗面所から出てきたカメオは父にこう言った。
「おとうさん、お風呂にはいってたら、歯がぐらぐらして抜けちゃったの…
お風呂のあとの歯磨きも、19本しか数えて磨けなかったの。大事な歯なのに、ごめんなさい(´;ω;`)」
「そうかもう歯が生え替わる歳になったのか!大きくなったなあ。
すぐに大人の歯がすぐ生えてくるから安心しなさい。
しばらくは数えるのは19本でいいからね。」
20数えて出てくるとは、お風呂あがりの歯磨きで、すべての歯を一本ずつ丁寧に磨くこと。
カメオはその後も言いつけを大切に守り、32を数えるようになっても虫歯とは無縁であったという。
「おとうさん、お風呂にはいってたら、歯がぐらぐらして抜けちゃったの…
お風呂のあとの歯磨きも、19本しか数えて磨けなかったの。大事な歯なのに、ごめんなさい(´;ω;`)」
「そうかもう歯が生え替わる歳になったのか!大きくなったなあ。
すぐに大人の歯がすぐ生えてくるから安心しなさい。
しばらくは数えるのは19本でいいからね。」
20数えて出てくるとは、お風呂あがりの歯磨きで、すべての歯を一本ずつ丁寧に磨くこと。
カメオはその後も言いつけを大切に守り、32を数えるようになっても虫歯とは無縁であったという。