動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録

みんなのブックマーク

だってほとんど同じなんだもん!「2ブックマーク」
受験生のカメコは、受験に関する書類を書くといつも自分の恋がどれほど重症かを思い知って赤面する。なんで?
15年07月05日 16:16
【ウミガメのスープ】 [芳香]



解説を見る
カメコは中学三年生。同じクラスの高橋くんに恋をしている。

ある日配られた進路調査のプリント、〇〇高校と書くところを、ついうっかり「〇〇高橋」と書いてしまった。はっとして消しゴムで消して書き直すも、また「高校」が「高橋」になってしまう。
模擬試験の志望校欄にも、大量発生する「〇〇高橋」。果ては受験願書にまで「〇〇高橋」。

今日も三度目の書き直しをしながら、私ってどんだけ高橋くん好きなのよ、と思って、カメコは呆れと共に赤面した。
レイトキャプション「2ブックマーク」
アメリカ帰りで洋画が好きなカメオは、字幕を見ながら「今の映画は面白い翻訳をするんだな」と感心していた。以前は少し遅れたり早く字幕が出ることもあったが、最近の映画は字幕を出すタイミングがぴったりで、表現もよく考えられている。
さて、カメオがとある番組を見た時、字幕が毎回2秒ほど遅れて表示されているのを見てとても感心した。

字幕が遅れているのに、何故カメオは感心したのだろう?
17年01月18日 09:33
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]

みん幹線に轢かれました。




解説を見る
カメオが見ていたのは#red#字幕付きの生放送の番組#/red#。生放送では字幕を出す専用の人が放送を聞きながらタイピングし表示するので、どうしても人が話したことよりも遅く字幕が表示されてしまう。
逆に、#red#出演者がしゃべって2秒程度で字幕が表示されたとなれば、字幕入力をしている人はとんでもなくタイピングが速いに違いない#/red#。

カメオ「そのうち生放送がほとんど誤差なく字幕表示される時代が来るんだろうな」

字幕職人の凄さに感心しきりのカメオだった。

【カメコの豆知識】
生放送の字幕は、「ステノキャプショナー」という専門の人が作っているの。タイピング速度を早くするために、専用の機械を操作しているのよ。
ステノキャプショナーになるためには、人の話した言葉を正確に聞く能力と正確に変換する能力、それに専用の機械を使いこなす技術が必要だから、専門のスクールに通う必要があるわ。ただタイピングが速いだけじゃダメってことね。
ステノキャプショナーは字幕作成の他にも、講演の際に聴覚障害の人にも分かるようリアルタイムで文字を表示させる仕事なんかもあるわよ。
そのうち、人の話したことを自動で字幕に変換する技術ができるのかしら。そうなれば、聴覚障害がある人もほぼリアルタイムで生放送を楽しめる時代が来るわね。

参考:1分間に300文字以上!生放送の字幕の裏に…超高速入力の達人がいた! (NAVERまとめ)
https://matome.naver.jp/odai/2143743478768464501
策士「2ブックマーク」
ラテシン国の国王は他人の作った「詩」を聞くことを何より好み、定期的に国民の作った詩の出来を比べる大会を開いていた。

大会の流れは以下の通りである。
①当日に大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から、各々が自作した詩の書かれた用紙を集める。
②その用紙に書かれた詩を、国王と大会参加者の前で読み上げる。
③その中で国王が一番素晴らしいと思った詩を書いた者を優勝とし、褒美として金銀財宝を与える。

そして、この大会の常連であるカメオは過去に何度も優勝をかっさらっているという。
カメオの書いた詩は悪くはないものの飛びぬけて良いというほどでもない……言うならば、大会参加者のごくごく平均的なレベルの腕前であるにかかわらず。

カメオいわく、優勝する確率が高い理由は#b#「詩を書く用紙を丈夫で大きいものにしているから」#/b#だという。
当然のことながら国王は詩の書かれた用紙の材質を優勝条件に考慮しているわけではない。

では一体なぜ、詩を書く用紙にこだわっているカメオが優勝する確率が高いのだろう?
17年01月30日 21:06
【ウミガメのスープ】 [甘木]



解説を見る
カメオは何度か大会に参加して、あることに気付いた。

#b#(国王様は、読み上げる順番が最後の方の詩を優勝にする傾向がある!)#/b#

国王は間違いなく詩が好きであるものの、基本的には明確な批評基準を持っているわけではない。
初めの方に聞いた詩よりも最後の方に聞いた詩の方がよりよい詩であるかのように思い込むという、ありがちなタイプであった。

そこでカメオは考えた。

(どうにかして、大臣に自分の書いた詩を最後の方に読ませることはできないものか?)

考えた結果、ある妙案を思いついた。

大会当日は、大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から各々が自作した詩の書かれた用紙を集めた後、書かれている詩を国王と大会参加者の前で読み上げる。
しかし、それぞれの参加者が持ってくる用紙は種類がバラバラ。
#b#そのため、大臣は参加者から用紙を集めた際、集めた用紙の中で最も大きくて丈夫な紙を一番下にし、集めた用紙を持ちやすくしてから国王の元へ持って行っていた。#/b#
当然、積まれた用紙に書かれた詩を上から一枚一枚読んでいけば、一番下になった用紙に書かれた詩を読むのは最後になる。
#b#これに気付いたカメオは、他の参加者が用意する用紙よりも大きくて丈夫な用紙に詩を書くようにし、出来る限り自分の詩が書かれた用紙が最後の方になるようにしたのだ。#/b#

カメオの思惑通り、カメオの書いた詩は最後に読まれることが多くなり、その結果「後に聞いた方の詩を魅力的に思う」国王から優勝とされる確率がぐんと上がったのだった。
親切な魔法使いさんと地獄で仏「2ブックマーク」
親より先に死んだ子供は賽の河原に送られ
そこで石を天まで積み上げる罰を受けるですが
石が不安定なために崩れてしまいいつまで経っても成仏できないので
親切な魔法使いさんが石を組み立てやすく加工してあげると
子供たちは余計に成仏できなくなってしまいました。

一体何故?
17年01月27日 21:38
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



解説を見る
親切な魔法使いさんは石を積みやすいように#red#4つの石を四角 T字 S字 逆s字 L字 逆L字 長方形#/red#にくっつけて加工してあげると


何故か一辺揃えると一列消えるようになってしまい
かと言って適当に積むとゲームオーバーになって最初からやり直しになるのですが


これが子供心にヒットして日夜大行列ができ
得点を競うためにわざわざ天国から何度もやって来る利用者まで続出したため
怒った閻魔大王様は地獄の鬼たちに回収するように命じたのですが
なんと鬼たちもはまってしまい
地獄の鬼も解けない難問ステージのことを鬼ムズと呼ぶようになったとかどうだか
繋がらない電話「2ブックマーク」
カメコは両親と話がしたかった。
しかし、両親へと電話をかけた所何度かけても電話は繋がらなかった。
数日後カメコはとある山奥で首吊り死体として発見された。
何故カメコは死んでしまったのだろう?
17年01月27日 11:05
【ウミガメのスープ】 [かめくに]



解説を見る
カメオ「何故繋がらない……」

カメオは誘拐したカメコの身代金を要求するためにカメコの両親へと電話をかけていた。

このガキは俺に嘘の電話番号を教えていたのか!?

カメコ「分からないぃ!嘘はついてないからぁ!はやくお父さんとお母さんの声を聞かせてよぉ……うぅ……!」

カメコを脅して本物の番号を聞き出そうとしたがどうやら嘘はついていないようだった。

確認のためにカメコの家を訪れてみるとカメコの家は火事で全焼。両親は共に死んでしまっていたのだった。

カメオ「なんだと……クソ!……これでは金が……少なくともカメコはもう用済みか……」

カメオはカメコを山奥へと連れ出し、自殺と見せかけてカメコを木に吊るしたのだ。

カメオ「ふむ、失敗したな。それにしても火事か。今回は運がなかったが俺も気を付けよう。」

その後カメオは平然と街へ戻っていくのだった。