大会の流れは以下の通りである。
①当日に大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から、各々が自作した詩の書かれた用紙を集める。
②その用紙に書かれた詩を、国王と大会参加者の前で読み上げる。
③その中で国王が一番素晴らしいと思った詩を書いた者を優勝とし、褒美として金銀財宝を与える。
そして、この大会の常連であるカメオは過去に何度も優勝をかっさらっているという。
カメオの書いた詩は悪くはないものの飛びぬけて良いというほどでもない……言うならば、大会参加者のごくごく平均的なレベルの腕前であるにかかわらず。
カメオいわく、優勝する確率が高い理由は「詩を書く用紙を丈夫で大きいものにしているから」だという。
当然のことながら国王は詩の書かれた用紙の材質を優勝条件に考慮しているわけではない。
では一体なぜ、詩を書く用紙にこだわっているカメオが優勝する確率が高いのだろう?
カメオの優勝に不正行為はありますか?
NO
カメオの優勝の理由は、「カメオの詩の読み上げ方の出来」にあると言えますか?
YESNO ある意味、読み上げ方とも言えるかも。ミスリード注意! [良い質問]
紙の材質でカメオの詩だとわかるので、国王がカメオを勝たせる為に、カメオが書いたであろう詩の紙を選んでいますか?
NO
②の際に、参加者達が自作の詩を、暗唱して読み上げている設定でも成立しますか?
NO!!! [良い質問]
紙が劣化してしまう可能性があるから、丈夫な紙を使っているのですか?
NO
この問題文の詩はいわゆる歌詞のことで、読み上げる時にはメロディーに乗せますか?
NO
国王は目が見えないので、丈夫で大きな紙に点字で書いたカメオの詩は読みやすくて王の心に響きましたか?
NO
ラテシン国は強風で有名なので、ペナペナな紙だと風に煽られて大臣が読みづらくつっかえつっかえになってしまうからですか?
NO
大臣に落ち度はありますか?
YESNO 結果的にカメオが優勝する理由の一部を担っているとも言えます。しかしそれだけでもなく……。 ミスリード注意!!! [良い質問]
4より。②で読み上げる際には、①で回収した用紙は参加者達に返されて、参加者は手元に紙がある状態で読み上げますか?
NO!!! [良い質問]
百人一首みたいなカルタ大会で、カメオはカルタの腕前で優勝しますか?
NO
カメオが書いた詩の、文字の大きさに、他の参加者達との差はありますか?
NO
でっかい紙にでっかい文字で書く事で、読み上げるのを聞くだけでなく、遠くからでも読めるようにしておいて、長い詩を各自のペースで読ませますか?
NO
大臣は目が悪く、文字が小さいと詩を読むのがつっかえつっかえになってしまうので、大きい紙に大きな文字で書きますか?
NO
その大会は、詩の腕前を審査する大会ですか?
YES ただし、あくまで「名目的には」です。しかし!「国王が素晴らしいと思った詩」が優勝となるため……!
紙を丈夫で大きなものにすることで大臣が読み上げる際に持ちやすいよう最背面に持つため読み上げられる順番が最後になり、皆の心に残りやすいですか?
YES!!!ほぼ正解です! [正解]
参加者達が読み上げる際、提出した紙が遠くに置いてあるのを目を凝らしながら読み取って読み上げなければならないので、カメオのように大きな紙に書いている方が読みやすいですか?
NO
優勝者は、国王の独断で決めますか?
YES!!! [良い質問]
読み上げるのは大臣ですか?
YES!!! [良い質問]
百人一首やかるたは関係しますか?
NO
大きくて丈夫な紙にする事で、詩の良さがより引き立つのですか?
NO
読み上げる順番はコンビニのくじみたいに、穴の空いた箱の中に回収した紙を入れて、それに大臣が手を突っ込んで引いた順で決まりますか?
NO
16 むしろ大きな紙なので邪魔となるため最初に読み上げられてしまうため、王様が寝る前に読んでもらうことができますか?
NO だけど王様!おーい!
国王は詩を聞くと眠くなってあんまり聞けてないですか?
NO で上に同じ!
(国王様は、読み上げる順番が最後の方の詩を優勝にする傾向がある!)
国王は間違いなく詩が好きであるものの、基本的には明確な批評基準を持っているわけではない。
初めの方に聞いた詩よりも最後の方に聞いた詩の方がよりよい詩であるかのように思い込むという、ありがちなタイプであった。
そこでカメオは考えた。
(どうにかして、大臣に自分の書いた詩を最後の方に読ませることはできないものか?)
考えた結果、ある妙案を思いついた。
大会当日は、大臣が広場に集めた10名ほどの大会参加者から各々が自作した詩の書かれた用紙を集めた後、書かれている詩を国王と大会参加者の前で読み上げる。
しかし、それぞれの参加者が持ってくる用紙は種類がバラバラ。
そのため、大臣は参加者から用紙を集めた際、集めた用紙の中で最も大きくて丈夫な紙を一番下にし、集めた用紙を持ちやすくしてから国王の元へ持って行っていた。
当然、積まれた用紙に書かれた詩を上から一枚一枚読んでいけば、一番下になった用紙に書かれた詩を読むのは最後になる。
これに気付いたカメオは、他の参加者が用意する用紙よりも大きくて丈夫な用紙に詩を書くようにし、出来る限り自分の詩が書かれた用紙が最後の方になるようにしたのだ。
カメオの思惑通り、カメオの書いた詩は最後に読まれることが多くなり、その結果「後に聞いた方の詩を魅力的に思う」国王から優勝とされる確率がぐんと上がったのだった。
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