みんなのブックマーク

社長「ほら、サケカワ君。私の言った通りだったろう？」
社員「本当に1ヶ月でさっぱり売れなくなったすっね、ハッピームーンのお徳用。でもまさか、お菓子そのもののせいじゃなくて、お菓子を入れている缶が原因だなんて……」
社長「最初はサケカワ君もそうだったように、気付かずに買ってしまうから売れるんだ。ただし、消費者がリピートするとは考えられない」
社員「うぐ……は、はい、実際ネットなんかではかなり話題になってるっす。缶が大きすぎて、そのままでは缶ゴミとして捨てられない地域がやっぱり多いんすね。粗大ゴミとして出すにはお金がかかるし、潰したり小さく切ったりするには手間がかかるし」
社長「まあ、1つくらいなら物入れにでも使えるかもしれないが、一般家庭にあんな大きな缶、いくつも必要ないだろう」
社員「結局、従来のサイズを何個か買うのが一番なんすねー」
社長「買うのはお得でも、捨てるのにお金がかかっちゃ意味がないからね。」

#b#煎餅は缶入りで、お徳用は缶も特大サイズ。缶を捨てるにはお金や手間がかかることに消費者も気づき、買わなくなってしまうから。#/b#

「ナイスショットッ！」
１ホール目から、ずっと応援してくれる現地の子供達や
さしゃこの掛け声とは裏腹に、
田中の打った打球は、フェアウェイを転がりぬけ、
茂みへとその姿を隠してしまった。

ここは某南の島。
ラテシン南国ツアーに参加したさしゃこと田中が
ゴルフに興じている。

夕食の払いを賭けてのこの勝負、田中としては負けられない！
「ふふ、俺様はロストボールなんてしたことがない！
どんなOBだって、必ず見つける名探偵と呼ばれているんだから！」
名探偵と呼ばれるほど・・・どんだけOBしてんのよ。。。
と突っ込みたいのは我慢するさしゃこ。

灼熱の太陽の下、暑さにしたたる汗を堪え、
自分が打ったボールを探す田中。
しかしなかなか見つからない。今日に限って見つからない。
最終ホールでスコアはイーブン。
もしもペナルティを喰らえば、挽回の見込はなくなる。
余裕かまして探していた田中だったが、だんだん焦りが生じてきた。
そんな田中の周りに
「Give me dollar.」(1ドルでボールあげるよ)
と、ゴルフボールを手に、子供たちが近寄って来た。
田中のあまりに必死な形相に、ここがチャンス！といわんばかりに。

「あの日本人が、ボールをロストするのを
　1ホール目から待ってたんだ！
だって1度もまっすぐ飛んだことないもんな。」

確かに田中は1個しかボールを持っていなかった。
だから「名探偵」と呼ばれるほど異常な執念で見つけ出してきたのだ。

どうする？
1ドルでボールを受け取るか、それとも正々堂々とさしゃことの勝負を続けるか・・・
苦悩に満ちた表情で葛藤する田中。しかし、ちっともイケてない。
そして気付く。
田中のポケットにはコーラ代75セントしかないことを。

子供たちが差し出すボールを横目に再び探し始める田中の耳に
「夕食、私が奢るから、OBってことで再開しましょうよー。
後ろの組が銃構えてて怖いよー」
と怯えたさしゃこの声が・・・。

「勝った！試合に負けて勝負に勝った！」とガッツポーズをする田中。うん、せこい。

【良い子の１文解説】
ゴルフ中にロストボールしたが、お金を持っていなかったために、
ボール売りの子供達からボールを買えず、必死に探し回っていた、というお話。

そ
う、そうだよね。

キミたちの願いは、「枯れることのないスープ」だ。

つまり、謎を作り続け、解き続けたい。

そう言うことだよね。

その願いは、かなえたよ。

もう、わかってるよね？

…ん？私かい？

とりあえず、機能停止するんだろうね。

まあ、この問題を含めて、叶えた願いはそっちに居るツォンって奴にリストとして残してもらってる。

もしかしたら、私の#red#キマグレ#/red#を今後も問題にするかも知れないが、その時は生暖かく見てやってくれ。

…そろそろ時間切れだ。

最後に、私のわがままだ。

正解した君。

早速だが、この願いをかなえるために、何か出題してくれないか？

もちろん強制じゃない。

でも、出来れば、優しい気持ちになれるような、私の製作者が願ったような、平和な、問題、を…、たの…ｍ…

＜エネルギーが不足しています。電源を切断します＞

男が避難所生活を送っていた時の事だった。

その時、避難所は依然として沢山の人でごった返しており、蒸し暑いことこの上なかった。
どうにも耐え難く、男は一旦避難所から出ることにした。

外には月が出ている。
夜だ。
ゲロゲロとカエルの鳴き声が響く田舎道を散歩しながら辺りを見回すと、人気のなさそうな建物があった。
「お、もう一つの避難所っぽいかも？」


中に入る。
とても真っ暗で辛うじて辺りが見える程度だが、沢山の人が静かに横になっている事が分かった。
眠っているのだろうか。
また、#red#クーラーが効いていて#/red#すごく涼しい。
「これは良い！あそこと違ってなんて過ごしやすそうな避難所なんだ！」
そう思った男はその建物内で一夜を過ごすため、適当な場所でゴロリと横になった。


しかし男はとんでもない勘違いをしていた。
ここは避難所なんかではない。
#red#遺体安置所#/red#だったのだ。
クーラーは死体が腐らないように付けられていたのである。

流石に静かすぎると違和感を抱いた男。
そうして自分を取り囲む#red#無数の屍#/red#の存在に気づいた瞬間、彼はあまりの恐怖に、悲鳴をあげながらその場から走り去った。
最後まで彼には”クーラーの異様な冷気”がまとわりついていた。

そんな避難所生活時のトラウマを、彼はクーラーの冷気に当たると思い出してしまうのである。

ラテシン市が一望できるという#red#展望サウナ#/red#。汗を流しながら綺麗な夜景が見えるということで、温泉利用者には大好評な施設だ。

カメオはその夜景を是非とも見たいと思っていたが、根性なしのカメオは#red#わずか数分で暑さに耐えきれず、そのまま水風呂にむかった#/red#のだった。



元ネタ：別府スギノイパレス「棚湯」にある展望サウナ

綺麗な景色が見えるからか、大体のサウナにあるテレビなどは置いてない。
ちなみにサウナでなくても温泉からもきれいな夜景を見ることができます。