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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ある男が、とある薄暗い部屋で「ムクガメのスープ」を注文した。
しかし、彼はその「ムクガメのスープ」を一口飲んだところで止め、料理人を呼んだ。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺した。
何故でしょう?



知り尽くされている問題のため、基本 Yes, No,Yes/No(どちらとも言い切れない、または関係ない)だけで回答させて頂きます。ただし、あくまできまぐれですので~
※様子をみて、ヒントを追加したいと思います。
13年07月15日 19:39
【ウミガメのスープ】 [ムク]

投票ありがとうございます!




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調子にのって思いっきり長くなってしまいましたが、出来れば読んでやってくださいm(_ _)m




#red#男は、とある中華料理店の個室に入り、腰を落ち着けると「ムクガメのスープ」を注文した。#/red#
あれから何年になるだろう…

---------------------

昔、男は貧しかった。とても貧しく、寝泊りする家はもちろん食べるにも事欠く有様だった。
ある日、男はたいそう繁盛している料理店の前を通りかかった。
店の扉をひっきりなしに恰幅のいい客が出入りし、客を見送りに現れる料理長らしき男は何の悩みもない様に笑っている。
その笑顔を見て、男はふいに逆上した。
あいつらのせいだ。どれほど身を粉にして働いても、結局恵まれた奴らが全部かっさらっては不味くてバカ高い料理に注ぎこみ、作った奴はそれを見て嘲ってやがる。
だったら俺も同じだ。今晩、この店の有り金を全部、いただいてやる。

男はちびた短刀を握りしめると店の裏路地に座りこんだ。ボロボロの身なりは物乞いにしか見えない。
やがて店の窓から灯りの消えた頃、裏口の扉が軽い音を立てて開いた。
押し入るか?いや、もう何日も食っていない、もみ合いになったら勝てる自信はない。無人になるまで待つか?
男がためらう内に、思わぬ声が掛かった。
「お前さん、どうしたね。腹がへっているのかい?」
見上げた男に、昼間見かけた料理人が穏やかに微笑んでいた。「よかったら、少しだけ中にお入りよ」

残り物ですまないけど。料理人は男に席を勧めると、目の前に湯気の立つ皿を置いた。
「でもこの店で最高の料理なんだ」
それは、どこまでも透き通ったスープだった。具は何もない。
立ち上る香りにめまいを覚えながら一口含んだとたん、男の意識から他のなにもかもが消え去った。
唇で、舌先で、口腔で、喉の奥で、複雑な味わいが、何重にも重なり合っては変化し、滑り落ちていった。
まるであらゆる喜びに怒り、悲しみそして楽しみを混ぜ合わせて、深い慈しみで包んだような味。
気がつくと皿は空になり、その向こうで料理人が嬉しそうに男を眺めていた。
「満足できたかな?」
男は言葉もなくうなずいた。空腹の引きつりも、全て奪ってやれという獣のような衝動も消え失せていた。
「これは『ムクガメのスープ』だよ」
生まれてこの方料理店で食事をしたことなどない男も、名前だけは知っていた。世界でも最高級の珍味であるムクガメをはじめ、数々の希少食材をふんだんに使ったスープだ。
男がそういうと、料理人はいちだんと笑顔になって、
「そう!その通りだ。選りすぐりの食材を大きな壷に入れてじっくり蒸しあげる。味は食材の組み合わせ次第で無限に広がるんだが…実は私の作り方にはね…」

どうして、初対面の君にこんな秘密を打ち明けたのか分からない。きっと君が、誰よりも美味しそうにこのスープを食べてくれたからかな。
別れ際に料理人はそう言った。


その日から、男は別人になった。
どんな人間だって必死に生きている。喜びも悲しみも他人には理解されないまま、ただ時にはそれを分かち合う事を知っている者もいる。あの料理人のように。
男は誠意と勤勉さで少しずつ人々の信頼を勝ち得、いつの間にか押しも押されもせぬ大富豪になっていた。
だがどれだけ裕福になっても、男の慎ましさは変わることがなかった。彼の望みはただ、もう一度料理人に会って礼を言い、あの「ムクガメのスープ」を口にすることだけだったのだから…

----------------

長い時間がかかった。さあ、ムクガメのスープを味わおう。
男は万感の思いで、レンゲを手に取り、スープを口に入れた。

…………何故だ。
これは違う。ムクガメのスープではない。正確には、最後にわずかに口に残る独特の風味が無いのだ。
男は料理人を呼んだが、見覚えのない若者が現れたことに目をみはった。

#red#「すみません。これは本当にムクガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません」 #/red#

少なくともこれは、私が以前この店で食べたスープではありません。
男がそういうと、若者は悲しげに顔を歪めた。
「確かに仰る通りです。ムクガメのスープは先代、私の父が極めたレシピですが、父はその秘訣を遺す前に事故で急死しました。私もレシピの解明に全力を尽くしましたが、どうしても一つだけ突き止められなかった材料があるのです。それは魔子ダケと呼ばれる父しか知らない幻の茸ですが、父はどこで採れるのかを誰にも教えませんでした」

男は椅子の上で崩れ落ちかけたが、ふと記憶の片隅で閃くものがあった。
あの時料理人はなんと言っていただろう?……魔子ダケ、そう、確かに魔子ダケだ!!
兎連山の幽谷にしか生えないと言っていた。とっておきの秘密だと。
すぐに腕利きのプラントハンターを遣って、いや大切な秘密だ、私自身が行かなくては。
そして魔子ダケを彼の跡継ぎに渡す事が、今となっては唯一の恩返しだろう。

男は言葉もそこそこに#red#勘定を済ませ、帰宅した後 #/red#、直ちに装備を整えて兎連山に向かった。
獣も通らない道を踏みしめ、切り立った崖を上り、手持ちの食料も尽きかけた頃、男はようやく最奥の谷に辿り着いた。


……いや、辿り着くことは出来なかった。
男の目の前に広がっていたのは、大量の水を湛え、ダムとなった谷だった。

男はしばらく眼下の光景を眺め、そして静かに望みを絶った。




その後男の消息は不明となり、やがては人々も彼の事を思い出さなくなった。

アリくんは、ただひたすら、もくもくと作業をつづけています。

食べものを運んでは、掘りかえし。掘りかえしたら、食べものを移しかえる。
そして、また新しい食べものを取りにいっては、ほじくりかえす。

そのあいだ、寝ることも、食べることも、水をのむことすらありません。
そんなアリくんのようすを見て、まわりのものはあきれています。

#b#クワガタくん  #/b#「そんなことばかりしたら、時間はあっという間にすぎちゃうよ!」
#b#ゲンゴロウくん #/b#「そうそう、ボクたちの時間なんて、けっして長くはないんだから」
#b#コオロギさん  #/b#「ねぇ、いっしょにごはん食べよ!もっといろいろ楽しまなきゃ♪」
#b#チョウさん   #/b#「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ~、ね?」

それを聞いたアリくん、たしかに疲れてたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが手洗いにいき、お水をくんで、元のところに戻ると…。

#b#…すべて、なーんにも、なくなっていました。 #/b#

とられた?! アリくんはボーゼンとして、立ちつくします。

…ですが、とられたほうが、まだマシだったのかもしれません。

#red#アリくんが集めた食料は、すべてゴミのようにあつかわれ、捨てられていました… #/red#


いったい、どういうことでしょう?!

#b# ・ 制限時間: 60分   ・ウソは2回、ウソ確認は制限なし #/b#

#b#・ スピード重視のため、基本的に回答は YESNO のみ! #/b#
11年10月08日 22:34
【ウミガメのスープ】 [yan]

 実は、実体験です… 




解説を見る
アメリカ在住のモハメド・アリくんは、とってもカニが好き。
今日は#red#日本の人たち#/red#とジャパニーズレストランでお食事。なんと、#red#カニ#/red#が#red#食べ放題#/red#です!

アリくん、カニを運んでは、身を掘り返し。掘り返したら、別のお皿に移し変える。
そして、また新しいカニを取りに行っては、ほじくり返す。ひたすら、黙々と作業を続けます。

その間、寝ることも(当然)、食べることも、水を飲むことすらありません。
そんなアリくんの様子を見て、周りの者は呆れています。

#b#鍬形くん  #/b# 「そんなことばかりしてると、#red#食事の時間#/red#は、あっという間に過ぎちゃうよ!」
#b#源五郎くん #/b#「そうそう、僕らの#red#バイキングの時間制限#/red#は、けっして長くはないんだから。」
#b#興梠さん  #/b#「ねぇ、#red#一緒にごはん#/red#食べよ!もっと#red#色々な食べ物選んで#/red#、楽しまなきゃ!」
#b#長さん   #/b# 「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ。#red#一人で黙々と作業#/red#なんてヤダな~」

アリくん、確#red#かに#/red#疲れていたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが ( カニ汁でベトベトになった ) 手を洗い、お水を汲んで元の所に戻ると…。

#b#…すべて、なーんにも、皿ごとなくなっていました。 #/b#

とられた?! アリくんは茫然として、立ち尽くします。

#b#「ねぇ、ボクのカニは!!?」 #/b#

「え?あ、そういえばさっき、ウエイターさんが片付けていたような…」
「ああー、カニの身をほぐした後の皿、残骸にしか見えないもんねー」
「ええええー!NOOO! アメリカ人、カニの素晴らしさを分かってない!!」

#b#アリくんの作業時間、20分… すべて、ムダになってしまいました…。#/b#


されど、メゲないアリくん。 

今度は周りの目を気にせず、 遠慮なくどっさり取ってきて、作業に移ります!!

そして…    #b#記録更新!!#/b#  同じ作業を、今度は15分で終わらせました!

アリくん、やったね! でも、周りの人には、さらに呆れられてしまいました…


#b#そして、これは私の実体験を元にしていたとさー!! はっはー!! #/b#
マイブーム「2ブックマーク」
最近の男のマイブームは、ゆったりとした朝のひと時を過ごすこと。
小鳥のさえずりを聞きながらゆったりと一杯のコーヒーを飲む。
その際テレビは雑音になるため、つけることはなかった。

ある日、男にとってとても運の悪い一日だった。
電車が遅れて遅刻はするし、忘れ物はするし、上司にも怒られてばかり。

その日を境に男は毎朝テレビを見るようになった。
一体どういうことだろう?


・・・・・・・・・・
初出題です。
至らぬ点などあるかと思いますが
みなさまが楽しめるように頑張ります!
よろしくお願いいたしますm(__)m
14年05月07日 20:23
【ウミガメのスープ】 [ジョリンコ]

初出題。皆様ご参加感謝いたします!い、いいねされてる・・・っ(;ω;)ブワッ




解説を見る
最近の男の朝はゆったりとしたもので、雑音になるテレビは一切つけなかった。
そんなある日、男にはとても運の悪い一日だった。

電車は遅れて遅刻はするし、些細なミスで上司にも怒られてばかり。
職場の可愛いあの子とも、すれ違いで全然話せなかった。本当に残念だ。

それに加え、時間代わりの携帯電話を職場にを忘れてしまった。
家にはパソコンもなく、腕時計をつける習慣もなかった男は
明日職場に行くまで、時間の確認ができない。

とはいえ、朝の出勤時間は確認しなければ。
そこで男が思いついたのは、テレビの上部に出る時刻表示だ。
雑音のない優雅な朝のひと時がくつろぎの時間ではあったが
仕事が関わるとなると、そうも言ってはいられまい。

朝にテレビをつけることを避けてきた男だったが
時間を確認するために、つけざるを得なかった。
しかし、どうだろう。天気予報の女性がなんとも可愛らしい。
男は一目でファンになり、その日から毎朝の天気予報がマイブームとなったのです。
絶望と愛と「2ブックマーク」
男はずっと前から女を想っていた。
ある日男は女へプロポーズし、女は一つだけ条件を出したが、男は大喜びした。

そして一年後、二人は絶望を迎えることになる。

一体どうしてだろうか?
13年04月17日 21:48
【ウミガメのスープ】 [kkt]

お付き合い有難うございました!




解説を見る
 
――俺の頭の中は真っ白だった。なんで。なあ、なんでだよ。

視線をゆっくりと、足元へ辿らせる。青葉の中で実る沢山の作物たち。土で汚れた俺の軍手、ズボン、長靴。スコップ、掘った穴からかろうじて見える丸々とした芋。
そして。



――彼女の自慢の畑の中に、有り得ないものが埋まっている。
だって、これは。土に見え隠れする白くて細い――これは、かつて確かに「人だった」モノだろう?



『……毎日、あなたのご飯は私に作らせてほしいの』




ふと脳裏に、あの日の彼女の声がよみがえった。

俺はようやく理解する。

ちょうど1年前の彼女の誕生日。プロポーズした俺に、彼女が告げたたった一つの条件の意味を。
「そんな贅沢、幸せすぎるだろ!」そう言って抱きしめた時の彼女の笑顔の理由を。

いつだって、二人分のあたたかな食事を作って、彼女は俺を待っていた。彼女が大切にする畑で育てた、たくさんの野菜達が色とりどりの具材となって皿を飾る。優しい味わい。二人で微笑んだ。嬉しかった。本当に、嬉しかったんだ。

もう誰も失いたくはない。
あの悲しい思い出から、俺を救ってくれたのは彼女だった。

なのに、どうしてなんだよ。

今日、大好きな彼女のためだけに。彼女が生まれたこの日に、「俺が」「彼女に」愛をこめて手料理を贈ろうとした。
ただ、それだけの筈だったのに――




――その時。



「……信じてたのに」


気配を感じて振り向くと、悲愴な表情で涙を浮かべる彼女がいた。ふらふらとした足取りのまま、靴も履かずに土を踏みしめ近づいてくる。


大きく振りかぶった手の先には、鈍く光るナイフが輝いて――。







「愛してた、のに…。私のほうがずっとずっとずっと前から、あなたのこと、すきだったのに」



「…だからころしたのに。あなたにあいされてたこのおんなだって」





ガラス越しの男と女「2ブックマーク」
男はガラスの向こうにいる女を見つめ微笑んだ。

女もこちらを見て笑みを浮かべる。

束の間だけ見つめあったあと、女は背を向けて去っていった。

いったい、どういう状況だろうか?
13年02月23日 23:17
【ウミガメのスープ】 [+チック]

投票ありがとうございます!




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そこは、とある洋服屋の試着室。

入ってくる女は平然と鏡を見つめて試着を行う。

鏡がマジックミラーであることを知らずに。

その鏡の向こう側で男はガラス越しの女を見つめる。

試着を終えて出ていく女。

そして、また入れ替わりに違う女が入ってくるのだった。